上毛町で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報|縁結び大学

この記事では、地方への移住を検討している方に向けて、福岡県築上郡上毛町(こうげまち)の魅力や支援情報をご紹介します。

上毛町には、高速道路にスマートIC、さらに国道10号が通っています。そのため、九州各地へアクセスしやすいのが魅力です。

就農や起業のほか、住まいに関する補助金も充実していることから、移住者も増加傾向にあります。とくに、新婚さんや子育て世帯に嬉しい支援がたくさんありますよ。

そんな上毛町について、上毛町役場 企画開発課 企画情報係の職員さんに魅力や支援についてお話を伺ってきたので、順にご紹介していきます。

上毛町での暮らし:4つの特徴

福岡県築上郡上毛町の暮らしの特徴

福岡県の最東端に位置する上毛町(こうげまち)は、山や川などの自然資源に恵まれたまちです。1年を通して晴れの日が多く過ごしやすい点も、移住希望者に人気の理由でしょう。

福岡県築上郡上毛町の田園風景
▲のどかな田園風景は見ているだけで癒される

福岡県築上郡上毛町に生息するホタル
▲毎年5月下旬〜6月中旬にかけてたくさんのほたるが見られる

上毛町での暮らしは、下記のような希望を持っている方に向いています。

  • 自然に囲まれながらも、都市部へ気軽に行きたい
  • 週末に遊べる定番スポットがあるまちがいい
  • 子どもたちがのびのびと暮らせるまちに住みたい
  • 結婚を機に新たな地で暮らしてみたい

それではここからは、上毛町の暮らしの特徴についてご紹介していきます。

特徴1:ショッピングにも行きやすい!アクセスのよさが自慢

上毛町には、高速道路にスマートIC、国道10号が通っています。そのため、九州各県へのアクセスが良好です。東九州自動車道を利用すれば、福岡市内まで約1時間20分、北九州市内までは約1時間ほどで移動できます。

また、最寄り駅である中津駅(上毛町から車で約10分)までいけば、博多駅まで特急で約1時間20分、北九州市にある小倉駅までは約30分でアクセスできます。

博多駅周辺や小倉には大型商業施設などが点在しているので、「自然に囲まれて暮らしたいけど、ファッションや流行りのグルメも大好き」という若者世帯に適した移住地ではないでしょうか。

特徴2:魅力的なスポット多数!宿泊や体験イベントもあり

上毛町には、カップルや家族連れまで幅広く楽しめるスポットが多くあります。

まず紹介したいのが、上毛PA・スマートICに隣接している「大池公園」です。アスレチック広場や遊歩道などが整備され、週末には多くの家族連れが訪れます。緑豊かな環境の中にある宿泊施設「ふれあいの里ログハウス」も大人気ですよ。

上毛町の大池公園で開催されたキッチンカーイベントの様子
▲さまざまなキッチンカーが集結したイベントも開催

上毛町大池公園で開催されるイルミネーション
▲「こうげ大池 灯りの祭典」ではイルミネーションが点灯される

大池公園で開催されるイルミネーションの一部
▲自然の中のイルミネーションは見ごたえあり

こうげ大池灯籠祭での燈籠が並んでいる写真
▲「こうげ大池 灯りの祭典」。竹灯籠が幻想的な明かりを灯す

大池公園の夜。ライトアップされた様子
▲ライトアップされた大池公園

また、国指定の史跡である「大ノ瀬官衙遺跡」に隣接している道の駅「しんよしとみ」もおすすめのスポットです。上毛産の新鮮な野菜や果物がたくさん並んでいますよ。

道の駅しんよしとみに併設されているピザ専門店「PIZZERIA FIERO」の外観
▲道の駅しんよしとみに併設されているナポリピッツァの専門店「PIZZERIA FIERO」

PIZZERIA FIEROの窯で焼きあがられたピザの写真
上毛町の旬の食材を使ったピザは絶品!

道の駅しんよしとみから車で約10分ほど走ると見えるのが、「西友枝体験交流センターゆいきらら」です。廃校を利用した宿泊施設で、柚子胡椒や豆腐作りなどの体験ができます。

西友枝体験交流センターゆいきららで開催されたスイートコーン狩りの様子
▲夏にはスイートコーン狩りのイベントも開催される

上毛町には、ワクワクするようなスポットがたくさんあります。季節ごとに多彩なイベントも開催されているので、何度行っても新鮮な気持ちで楽しめるはず。

特徴3:のびのび子育て!教育環境にも力を入れている

上毛町は、子育て支援センターの設置や、一時保育、子育てサポート事業などを行なっています。また、小学生のための放課後児童クラブも開設されています。

上毛町の放課後児童クラブ「南吉富放課後児童クラブ館」の外観
▲まちのシンボルになりつつある「南吉富放課後児童クラブ館」ユニークで魅力的な建物

上毛町について調べていると、「地域のみなさんが親切で、子どもたちがのびのびと暮らせる」という声も多く見つけました。

まちにある子育て施設はもちろん、地域の方が子どもたちを見守ってくれる環境は、「移住したいけど、まわりに頼れる人がいなくて不安」という方の安心材料となるのではないでしょうか。

国際的な視野と物の見方・考え方ができる青少年を育てる!タイとの国際交流事業あり

上毛町は、タイ・バンコクのチュラローンコーン大学附属小学校と姉妹校提携を結んでいるんです。1年に1度、上毛町の小学6年生児童がバンコクでの渡航研修を行い、チュラローンコーン大学附属小学校児童も上毛町での訪日研修を行う「相互交流」の形をとっているんだとか。

異なる文化や社会環境のもとに実際に暮らし、学ぶ体験は、子どもたちにとって有益な時間となることでしょう。上毛町が行うグローバルな取り組みは、子育て世帯の移住希望者にも魅力的ですよね。

特徴4:若い世帯の移住が増加中!充実した支援金の数々

上毛町は、移住支援金が充実しているまちです。とくに新婚世帯や子育て世帯へのサポートが手厚いですよ。表にまとめてご紹介します。

定住促進結婚祝金 婚姻後3か月以内に移住し、1年以上住んだ夫婦に112,200円の祝い金を交付。
新婚世帯・子育て世帯新生活応援補助金 引っ越し費用や敷金礼金などの初期費用を補助。上限は112,200円。
最長3年間にわたって、月々11,220円の家賃補助あり。
定住促進奨励金 住宅を新築・購入または建替えた場合に固定資産税の相当額を3年間交付。
赤ちゃん祝い金 第一子に5万円、第二子に7万円、第三子以降は10万円の祝い金を交付。

ほかにも第3子以降の保育料無償化や副食費(おかず代等)の助成など、子育て世帯に大助かりな支援ばかりです。支援の詳細は下記URLをご覧ください。

公式URL:補助金・助成金

上毛町での暮らしの情報

上毛町にある牛頭天王公園の桜の木
▲大分県との県境にある牛頭天王公園。春には満開の桜を楽しめる

次に、上毛町での暮らしに役立つ情報をご紹介していきます。

天候 年間平均気温15.9度
・8月の平均気温27.3度
・1月の平均気温5.3度
※参考:気象庁ホームページ/行橋気象観測所
人口

人口:7,147人
世帯数:3,213世帯
(令和6年10月31日時点)

病院 ・病院・クリニック:4か所
・歯科:1か所
教育 ・保育所:3か所
・小学校:4校
・中学校:1校
歴史
文化財

百留横穴墓群、有野弘法窟、岩屋の滝、国史跡友枝瓦窯跡、松尾山のお田植祭、護摩壇、土佐井磨崖仏、国史跡穴ヶ葉山古墳、木造薬師如来坐像、輪蔵附護符等張紙、国史跡大ノ瀬官衙遺跡、上毛町歴史民俗資料館、上毛町の史跡・文化財関係施設

遊ぶところ 道の駅しんよしとみ、牛頭天王公園、大平樂、さわやか市「大平」、大池公園ふれあいの里「ログハウス」、九州自然歩道、西友枝体験交流センター「ゆいきらら」、ほたるの里、岩屋の滝
近隣都市 ■福岡県
・豊前市
・築上郡:吉富町
■大分県
・中津市

上毛町では、商店や直売所、道の駅などで日々の食材が手に入ります。スーパーはありませんが、商店などで新鮮な野菜や果物が安く購入できる点は大きなメリットですよね。

日用品の買い物をしたい場合は、隣接している中津市や吉富町へ行くといいですよ。中津市までは車で約10分、吉富町までは車で約6分ほどの距離です。隣町といえど無理なく行ける距離なので、さほど問題はないはずです。

また、上毛町には、神楽をはじめとした伝統的なお祭りや文化も根付いています。

上毛町のお田植え祭りの様子
▲天下泰平、五穀豊穣を祈る「お田植祭」。松会保存会により保存・継承されている

友枝神楽講の巫女舞の写真
▲明治20年代から継承されている友枝神楽講。長い歴史を重ね育まれてきた神楽は町の誇れる宝

歴史好きやお祭り好きの方にも適した移住地ではないでしょうか。

【仕事】求人数は多め。就農や起業者に嬉しい補助金あり

大手求人情報サイトで上毛町の求人を調べてみたところ、約700件がヒットしました。また、30分以内で通える範囲まで広げると、約10,000件まで増えました。

※求人情報の一例

上毛町内の大きい企業に勤めている方もいますし、北九州市などへ通勤している方もいるそう。北九州市までは、特急電車に乗れば約30分の距離です。

上毛町に移住しても、働き口に困ることはなさそうですね。

リモートワークにおすすめ。サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」

上毛町サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」の外観▲上毛町サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」

上毛町でリモートワークをするなら、サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」の利用がおすすめです。

全館フリーWi-Fiなのはもちろん、テレワークを実践している法人や個人事業主などが活用できる「固定席」や、18歳以上(高校生を除く)であれば短時間から利用できる「フリーデスク」が用意されているので、「リモートワークしているけど自宅以外で仕事をした方が捗る」という方にはぴったり。

上毛町サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」の固定席▲仕切りに囲まれ、プライベート空間を確保できる「固定席」

上毛町サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」の内観▲「フリーデスク」は1時間から利用できるので、気分転換の活用もOK

平日の9:00~17:00まで利用できるので、移住後にリモートワークを考えている方は、公式サイトで詳細をチェックしてみてください。

公式:上毛町(上毛町サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」)

上毛町サテライトオフィス「THE THINK FACTORY, KOGE」1Fのラウンジ
▲1Fラウンジで地元の方と交流すれば、移住後の生活もより楽しくなるはず

就農支援が人気!相談から補助金支援まで

上毛町は、コメや豆、とうもろこしといった穀物類や柿、レモン、かぼちゃの農業も盛んなまちです。「本格的に農業を始めたい!」という方は、上毛町が実施している就農支援を利用するのがおすすめです。

49歳以下の新規就農者を対象とした制度で、年間最大150万円(最長3年間)の補助金が出ます。農地の紹介や斡旋などの相談にも応じてくれますよ。詳細は下記URLをご確認ください。

公式URL:就農準備資金・経営開始資金

上毛町で起業したい方に嬉しい補助金制度あり

上毛町では、町内で新しく事業をスタートする方のサポートも行なっています。対象経費の2分の1以内、上限200万円まで助成金が出ます

起業への背中を押してくれる頼もしいサポートです。

公式URL:創業促進支援事業助成金

【住まい】空き家バンクも人気!マイホームが建てやすい

上毛町の空き家バンクを調べていたら、駐車場や車庫付きの2階建て物件が200万円~で売買されていました。

(※2022年11月時点、縁結び大学調べ)

空き家バンクの物件はとても人気があり、募集があるとすぐに決まってしまうそう。興味のある方はこまめにチェックしてくださいね。

公式URL:空き家・空き地検索(上毛町)

「空き家を購入してリフォームしたい!」という方や、「空き家を解体して新たに家を建てたい!」という方には、ぴったりな支援もありますよ。

空き家改修事業補助金 空き家バンクに賃貸物件として登録した住宅の改修費用を助成。対象経費の2分の1以内、上限50万円。
空き家解消事業補助金 空き家を購入後に解体し、戸建て住宅を建築した場合に解体費用の一部を助成。上限100万円。

マイホームの夢が叶えられる

上毛町は「コモンパーク上毛彩葉(いろは)」という分譲地を整備しています。

上毛町が分譲しているコモンパーク上毛彩葉の全貌
▲電柱をなくし、緑化された街並みが魅力

販売価格の8%を補助する「定住促進補助金」や、浄化槽・太陽光設置に関する補助金も用意されています。

気になった方はぜひ下記URLをチェックしてみてください。

公式URL:コモンパーク上毛彩葉

上毛町の移住者の声

上毛町の移住者の声

実際に上毛町に移住された方の体験談を紹介します。

  • 上毛町の方たちはとてもフレンドリーで接しやすい
  • 子育て支援センターで出会った方たちと長い付き合いができている
  • 自然と触れ合えるスポットがたくさんあって子どもたちが活き活きしている
  • ほどよい田舎がとても住みやすく気に入っている
  • 支援金が充実していたので移住の際に背中を押してもらえた

上毛町の人々のあたたかさや自然に触れることができているという声を多く見かけました。きっと上毛町には、移住者を快く受け入れてくれる雰囲気があるのでしょうね。

また、移住したきっかけは、引っ越しや家賃補助など、住まいにまつわる補助金が多い点が魅力的だったという声もありました。

上毛町の手厚いサポートをうまく活用してスムーズに移住しましょう。

移住に関する問い合わせ

上毛町のゆるキャラコスミー&チェリー姉妹の写真
▲上毛町のゆるキャラ「コスミー&チェリー」

上毛町への移住に興味をお持ちの方は、まずは下記に問い合わせてみてください。移住について直接お話することで、次に何をすればいいのか明確なプランが立てられることでしょう。

気になる点や、不安な点を解消して、素敵な移住ライフを送ってくださいね。

担当課 上毛町役場 企画開発課 企画情報係
住所 〒871-0992
福岡県築上郡上毛町大字垂水1321番地1
問い合わせ

電話:0979-72-3112(直通)
FAX:0979-72-4664

受付時間 8時30分から17時15分まで
定休日 土曜日、日曜日、祝日
年末年始(12月29日から翌年1月3日)
公式サイト https://www.town.koge.lg.jp/ijyu_teiju/index.html