福岡県桂川町の魅力を紹介!移住に役立つ仕事・住宅・支援の情報
この記事では、地方への移住を検討している方に向けて「福岡県桂川町(けいせんまち)」をご紹介します。
桂川町は田園風景が広がるのどかな町です。気軽に登れる山や特別史跡「王塚古墳」もあり、自然の中で子育てをしたい方には特におすすめのエリアです。
また、博多まで電車で約30分とアクセスが良く、通勤圏内の雇用も充実しているため、働き盛りの子育て世帯の移住先としても注目されています。
今回は桂川町役場の移住支援担当者へ行ったインタビューを元に、まちの魅力や暮らし・仕事の環境、移住に役立つ支援制度などを解説します。
桂川町の暮らしの特徴3選
桂川町の暮らしの特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 豊かな自然&県内のアクセス良し。災害リスクも低いまち
- 独自の子育て支援が好評!自然の中の「セカンドスクール」も
- 地域で親しまれる特別史跡「王塚古墳」
まずはこうした特徴について、詳しく見ていきましょう。
豊かな自然&県内のアクセス良し。災害リスクも低いまち
桂川町は、田園風景が広がる自然豊かなエリアです。
特に「弥山岳(ややまだけ)」は季節ごとの草花が美しいスポットです。登山道が整備されており、約30分で手軽に登れることから、家族でのおでかけにもおすすめです。
また、山間部にある「ゆのうら体験の杜」では、自然豊かな環境でキャンプやBBQを楽しむことができ、1年を通して満天の星や、春には桜のライトアップを見ることができます。
公式:ゆのうら体験の杜
一方で桂川町は、福岡県の中央付近に位置しているため、車を利用すれば1時間以内で県内の各所へアクセスできます。
基本的には車が必須の地域ですが、博多駅まで約30分のJR桂川駅があり、町が運営し無料で利用できる福祉バスや買い物・通院バスなども走っているため、住む場所によっては車がなくても生活できます。
また、まち自体がコンパクトにまとまっているため、晴れている日は自転車を利用する人も少なくありません。
桂川駅から最も遠い住宅エリアでも、自転車で約30分ほどです。
さらに桂川町は、大きな川がないため水害の心配が少ないことから、災害のリスクが低いまちだと言えるでしょう。
参考:桂川町(桂川町ハザードマップ)
田舎のゆったりとした空気の中で暮らしたいという方に、特におすすめの地域です。
独自の子育て支援が好評!自然の中の「セカンドスクール」も
桂川町では、子育て・教育環境の充実を町の政策の中に盛り込み、重点的に進めています。
特に人気の「ブックスタート事業」では、3歳の検診までに計8冊の絵本をプレゼントしています。成長に合わせた絵本を通して、子どもたちの想像力を育むことを目指しています。
また、子育て支援センター「ひまわりのたね」では、親子向けの講座や楽しく遊べるイベントを開いており、経験豊富なスタッフが対応しています。
教育面では小中学校で、1クラス30人以下の少人数学級制を採用しています。さらに教師の数も規定より多く配置されています。
加えて、各学校には町独自の「学力アップ推進講師」が配置されており、習熟度別授業などを行って、学力の底上げに貢献しているそうです。
さらに、小中学校では、希望する生徒に対し「土曜学習教室」をおこなっており、「日本英語検定協会」の検定試験合格に向けたオンライン学習も実施しています。
また、桂川町では、豊かな自然を生かした体験学習「セカンドスクール」を実施しています。
小学5年生を対象として、夏休み期間中の2泊3日に「ゆのうら体験の杜」で行われており、プログラム中の野外体験などを通じ、普段の学校生活では体験できない総合的な学習活動を体験できます。また、中学1年生を対象とした、2泊3日のセカンドスクールも実施しています。
▲自然の中での「セカンドスクール」では、普段は体験できないことを学べる
このように桂川町には、子どもたちが豊かな自然にふれながら、きめ細かい教育を受けられる環境があると言えるでしょう。
参考:桂川町(けいせんで子育て)
地域で親しまれる特別史跡「王塚古墳」
▲王塚古墳の前室後壁に描かれた絵画や文様
桂川町で外せないスポットの一つが、特別史跡「王塚古墳」。6世紀に造られたとされる前方後円墳です。
石室の壁面に描かれた鮮やかな絵画や文様は、特に希少価値が高いとされており、春と秋の特別公開の際には、大勢の観光客が訪れます。
秋の公開に合わせては「王塚古墳まつり」が開かれ、古代文様の組み木づくり体験や古代衣装体験、古代おはじきの絵付けなどを通して、来場者は古代の雰囲気を楽しむことができます。
▲さまざまな手づくり体験を楽しめる「王塚古墳まつり」の様子
「王塚古墳まつり」は、地元の子どもたちも楽しみにしているイベントです。
また、周辺には王塚古墳公園や、石室のレプリカを見学できる王塚装飾古墳館などがあり、親子連れにも人気のエリアとなっています。
このように身近なところで古代のロマンを感じられることも、桂川町の大きな魅力だと言えるでしょう。
参考:王塚装飾古墳館
桂川町の暮らしに関する情報
それでは次に、桂川町の暮らしに関する情報を見てみましょう。
気候 | 1月:平均気温5.3℃ 8月:平均気温27.3℃ ※参考:気象庁(飯塚) |
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人口 | 12,832人 (2024年1月末現在) |
病院 | 病院:1、診療所:5、歯科:5 |
学校 | 小学校:2、中学校:1、高校:1 |
交通 | 【鉄道】 JR筑豊本線/篠栗線(福北ゆたか線):桂川駅 【路線バス】 ・西鉄バス筑豊 ・嘉麻市バス ・飯塚市コミュニティバス ・桂川町福祉バス、買い物・通院バス |
近隣都市 | 飯塚市、嘉麻市 |
桂川町では、桂川駅を中心に住宅街が広がっており、役場の近くを通る県道66号(桂川下秋月線)沿いに商業施設が集中しています。
日常的な買い物には不自由しない一方で、医療機関では産婦人科など一部の科がないため、隣接する飯塚市や嘉麻市を受診することもあるようです。
また、子どもたちの遊び場としては、役場に隣接する住民センター前の広場がよく利用されていると言います。
仕事:通勤圏内に豊富な求人あり
大手の求人情報サイトで桂川町の正社員求人を検索したところ、約100件が見つかりました。また、車で約30分の通勤圏(25キロ圏内)まで広げると、約37,000件の求人がありました(2024年3月時点)。
※参考:求人情報の一例(桂川町のみ)
※参考:求人情報の一例(桂川町から25キロ圏内)
桂川町で暮らしている人は、隣接する飯塚市や嘉麻市で働くケースが多いそうです。また電車で約30分の福岡市も、十分に通勤圏内です。
近隣エリアで勤める場合、主な通勤手段は車です。
また町内の働き口は限られているものの、スーパーや工場などがあり、正社員やパートの求人がありました。
なお、東京圏や大阪圏、名古屋圏から移住する場合は「移住就業支援補助金交付事業」の対象となる可能性があります。
世帯で移住した場合は最大100万円が交付され、さらに18歳未満の子どもがいる場合、一人につき100万円が加算されるので、該当しそうな方はぜひ活用を検討してみてください。
公式:桂川町(移住支援制度)
住宅:選べる賃貸物件。新築も人気
大手の住宅情報サイトで桂川町の賃貸物件を探したところ、約100件が見つかりました。一定の選択肢があると言えるでしょう(2024年3月時点)。
※参考:物件情報の一例
また、桂川町が運営する空き家バンクには、2件の宅地が登録されていました(2024年3月時点)。
公式:桂川町(空き家バンク)
髙山さんによると、桂川町への主な移住者は近隣で働いている人であり、新築を建てるケースも多いそうです。
また、住宅関連の支援制度では「結婚新生活支援事業」や「住宅ローン金利優遇措置」がよく活用されています。
詳細やその他の支援制度については、下記の公式サイトをご確認ください。
公式:桂川町(移住支援制度)
桂川町へ移住した人の口コミ・体験談
ここで、実際に桂川町へ移住した人の口コミや体験談を見てみましょう。
- 博多駅まで約30分というアクセスの良さが、移住の決め手になりました。
- 妻の実家が桂川町だったことから、移住に興味を持ちました。
- 自然が豊かで、のどかなところです。
- 車は一人一台あると便利です。
桂川町への移住者は、豊かな自然と周辺エリアを含めた雇用、また博多へのアクセスの良さなどに魅力を感じているようです。
桂川町への移住に関するお問い合わせ
▲インタビューに応じてくださった髙山さん(写真右)
桂川町への移住については、下記の担当課までお問い合わせください。
担当課 | 桂川町役場 企画財政課 企画広報係 |
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住所 | 〒820-0696 福岡県嘉穂郡桂川町大字土居424番地1 |
電話番号 | 0948-65-1085 |
公式サイト | https://www.town.keisen.fukuoka.jp/ |
公式移住サイト | https://www.town.keisen.fukuoka.jp/anniversary80/ |