川南町への移住に関する情報

宮崎県川南町への移住!自然豊かな暮らしと充実した支援制度

この記事では、地方への移住を検討している方に向けて、宮崎県の川南町(かわみなみちょう)の魅力をご紹介します。

川南町は、宮崎県中央部の海岸沿いに位置しています。東にはサーファーが集まる日向灘が広がり、西には九州の山々が連なる景色が見られる自然豊かなまちです。一方で町内には数件大きな企業があること、日々の買い物には困らないほどのスーパーや薬局もあるため、不便を感じない田舎暮らしが実現するでしょう。

また、川南町で本格的に農業を始めたいと思っている若い世代向けのサポートや、子育て世帯に向けた手厚い支援を実施しています。

それでは早速、川南町の特徴や暮らしに関する情報、支援制度について詳しくご紹介していきます。

川南町の移住相談を担当される笹川さん

川南町での暮らし:自然・グルメ・子育て支援の3つの魅力

宮崎県の川南町での暮らしの特徴

川南町は、年間の平均気温が約17.4度とあたたかく、1年を通して晴れの日が多いのが特徴です。また、川南町は災害が少ないエリアとしても知られています。町の中心地のすぐ後ろは30〜40mの高台となっているため、津波などの心配も軽減されます。

宮崎県川南町にある茶畑の風景
▲県内有数のお茶の生産地でもある川南町。茶畑の風景は美しく、丘の上からは茶畑越しに海まで見渡せる。

また、宮崎県外から川南町へ移住すると、最大で15万円の補助が受けられる支援も実施しています。移住にかかる初期費用を抑えられる嬉しい支援ですよね。

川南町での暮らしは、下記のような方にぴったりです。

  • スポーツやレジャーが大好き
  • 毎日おいしいごはんを食べたい
  • 自然のある環境で子育てがしたい
  • 農業に興味があり、本格的に学びたい

それではここからは、川南町の特徴について詳しく紹介していきます。

特徴1:海と山のアクティビティを日常的に楽しめる豊かな自然環境

川南町の伊倉浜でサーフィンをする人の写真
▲JR川南駅から徒歩5分の伊倉浜。海岸の目の前に無料駐車場もあるので利用しやすい。

宮崎県といえば“サーフィン”をイメージする方が多いのではないでしょうか。ここ川南町にも人気のサーフスポット「伊倉浜」があります。

県外から定期的に川南町にサーフィンに訪れていた方が「いっそのこと住んだ方が早い」と移住してきたケースもあるそうですよ。波が良いことはもちろん、サーフィンを通して川南町で出会う方たちの人柄や雰囲気に惹かれて移住に踏み切ったという声も聞かれました。

また、川南町ではサーフィンのほかにも、海岸線に沿ってまっすぐに伸びる県道302号線をランニングやサイクリング、ツーリングで楽しむ方が多くいます。

バーベキューやキャンプなど、気軽に体験できる施設がすぐ近くにあるので、アウトドアやレジャーが好きな方にも最適な移住地といえるでしょう。

特徴2:新鮮な魚介類とブランド肉が豊富なグルメの宝庫

川南町は、グルメ通の方にも嬉しい食材の宝庫でもあります。宮崎県内でも大きな漁港「川南漁港」では、タイやフグ、アジにハマチなど、豊富な種類の魚が水揚げされます。

夕方にあるせりで買い付けられた魚介類は、その日の夜に地元の飲食店で提供されます。

また、畜産のまちでもある川南町には「あじ豚」「いぶさな牛」「宮崎地頭鶏(じとっこ)」といった自慢のご当地ブランド肉があり、直売所等で購入できます。町内の飲食店でもブランド肉が楽しめますよ。

新鮮なうちにブランド肉が直売所等で購入できるのは、川南町で暮らす大きなメリットといえるでしょう。

特徴3:妊娠から高校生まで幅広い子育て支援制度が充実

川南町では、あらゆる視点から子育て世帯をサポートしています。

川南町総合福祉センターや、町民に親しまれている町立図書館など、親子で遊べるスポットをはじめ、乳幼児から小中学校の児童に関する子育て相談の場も設けています

宮崎県川南町にオープンした総合福祉センターで遊ぶ子供たちの様子
▲2022年10月にオープンした「川南町総合福祉センター」。平日に休館日を設け、土日に開館している。

また、妊娠・出産・子育て中の世帯に向けて、金銭面でのサポートも多数実施しています。簡単に表にまとめてみました!

対象者や申請方法は、川南町の自治体ホームぺージをチェックしてくださいね。

一般不妊治療費等助成

①一般不妊治療等:⾃⼰負担額(上限1年に10万円まで。最⻑2年間)

②生殖補助医療費:⾃⼰負担額から県の助成⾦を差し引いた額(上限10万円)

③不妊検査費:検査費用の全額(上限3万円)

妊婦健康診査助成 無料で妊婦検診が受けられる妊婦健康診査助成券を交付
未熟児の養育費用支援 未熟児として生まれ、入院が必要とされた家庭に医療費の支援を実施
保育料軽減 所得制限なく国の基準額の5割程度まで引き下げている
第二子は半額、第三子以降は無料
医療費助成 0歳から18歳までの子どもは無料で診察が受けられる。
ひとり親家庭の医療費助成 親も子どもも無料で診察が受けられる。※申請が必要です
予防接種無料または一部負担 定期接種は無料、任意の接種については一部負担で受けられる
子育て支援センター こどみん

子育て支援や育児についての相談等を行い、地域ぐるみで子育てをサポートする施設。小学6年生までの子どもが利用可能。保護者等おとなの同伴が必要。
利用料金:町内の方は無料、町外の方は一人につき1,650円(年間利用料)
利用日時:金曜~火曜 午前9時~午後5時
※一時保育もあり(日祝日のみ) 午前9時~午後5時(3時間以内)利用料金あり。

病児病後児保育施設 ケアルームこどみん

生後6か月から小学6年生までの子どもが病気や病気回復期で、保護者の方が家庭で保育できない場合に利用できる。保護者の子育てと就労の両立を支援する。
利用日時:月曜~金曜 午前7時~午後6時
※利用料金あり(川南町⺠は利⽤料の助成があり、実質無料。)

さらに川南町では海外留学をサポートする支援や、高校生への就学支援金(高校生ひとりにつき月額5,000円の支給)も給付しています。

川南町が実施している授業以外の学習活動サポート公営塾を受ける生徒の様子
▲町内の中学生を対象に開催中の公営塾は、私営塾の講師が指導してくれるそう。授業以外のサポートが魅力的。

町をあげての支援からは、子どもたちの「やりたい」を応援する姿勢が伝わります。

川南町では、子育てに関する情報をまとめた電子BOOKがあります。子育て支援の詳細や実際に川南町へ移住した先輩パパママのインタビューなども掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

公式URL:川南合衆国子育て情報誌:コソダテ

 

川南町の暮らし:人口・学校・遊び場・アクセス情報

川南町に移住するなら知っておきたい暮らしに役立つ情報をご紹介します。

人口 人口:14,400人(世帯:6,054世帯)
(令和6年4月1日時点)
学校 保育所:6所
幼稚園:2園
小学校:5校
中学校:2校
遊ぶところ 青鹿キャンプ場
伊倉浜自然公園
川南湿原
かわみなみPLATZ
アクセス 【航空機】
東京(羽田空港)から宮崎空港まで約1時間50分
大阪(伊丹空港)から宮崎空港まで約1時間15分
名古屋(中部空港)から宮崎空港まで約1時間10分
福岡(福岡空港)から宮崎空港まで約45分
※宮崎空港から川南町内まで車で約50分

【鉄道】
宮崎駅から川南駅まで約40分
※川南駅から川南中心部までは車で約5分

川南町は保育所、幼稚園も数件有しており、待機児童がゼロ!また、キャンプ場や自然公園など、休日に思いっきり身体を動かせるスポットがあるため、子育て世帯には魅力的なまちです。

また、交通アクセスも良く、空の便を利用すれば首都圏からのアクセスもスムーズですよ。

さらに、川南町では毎月第4日曜日にユニークなイベントを開催しています。その名も「川南トロントロン軽トラ市」!地元の名物はもちろん、グルメや雑貨など約130ものお店が軽トラックで集結するイベントです。

お楽しみ抽選会や生ライブなどの催し物も開催しており、町内外からも多くのお客さんが訪れるそうですよ。

川南町で開催する軽トラ市の様子
▲トロントロン商店街の約600mが歩行者天国と化す。

毎年2⽉頃には、児湯郡5町を⾃転⾞で周り各町の⾷を堪能し⾃然と触れ合える「ディスカバリーグルメライドin児湯・⻄都」も開催されています。

2022年に開催された「ディスカバリーグルメライドin児湯・⻄都」の集合写真
▲過去に開催された「ディスカバリーグルメライドin児湯・⻄都」の集合写真

地元の人たちが協力して行うイベントなどが豊富にあるので、お祭り好きの方にもぴったりの移住地といえそうです。

仕事情報:町内就業者向け生活支援制度と豊富な求人

川南町は町内に大きな企業が数件あるので、昼間人口が多いのも特徴的。大手求人情報サイトで川南町の仕事情報を調べると、約540件がヒットしました。※縁結び大学調べ(令和4年11月時点)

また、川南町内で働き、民間の賃貸住宅に住んでいる方は生活費の一部支援を受けられる制度があります。

町内雇用者等生活支援助成制度 申請月から3年間、月額15,000円が助成される。

対象者や申請方法については下記URLよりご確認ください。

公式URL:町内雇用者等生活支援助成

川南町は町内で働いている方が多いですが、中には車で約50分ほどの距離に位置する宮崎市に通勤している方もいるそうですよ。

ちなみに川南町だけに限らず30分圏内で通える都市を含めると1,896件と求人数の数も大幅に増えました。30分の通勤時間が許容範囲であれば、仕事探しもスムーズにできるかもしれませんね。

住まい情報:空き家バンクと住宅取得・賃貸の補助金制度

川南町では空き家バンクを運営しています。調べた時点では、家庭菜園ができる農地付きの戸建てが900万円で売買されていました。※令和4年11月時点

都心部では考えられない価格に驚く方も多いのではないでしょうか。「広々とした敷地でのんびりと暮らしたい」「空き家物件を購入して自分好みにリフォームしたい」と思っている方は、空き家バンクをこまめにチェックするのが良いでしょう。

公式URL:空き家バンク

「空き家を待っていられない」という方は、まずは賃貸やアパートに住んで、ゆっくりと住まい探しをするのもひとつの手です。最初から物件を購入せず賃貸で暮らすことで、川南町と自身の相性を確認する時間も確保できますよ。

住まいの補助金:新婚世帯と持家取得者向け支援制度

川南町では結婚を機に移住する方、そして町内に家を購入する方へ助成金を交付しています。

新婚家庭家賃助成 結婚して3年以内の新婚世帯(夫婦の合計年齢が80歳以下)に、36カ月間、月額15,000円が助成される。

また、川南町外の事業所に勤務する正規雇用者には通勤費の助成もあり。
持家取得助成 川南町内に家を購入・建築する方に最大100万円の助成金を交付。

夫婦の合計年齢によって助成額が異なる。
合計100歳以下:50万円
合計80歳以下:60万円
合計70歳以下:70万円
合計60歳以下:100万円

支援に関する詳細は、川南町の自治体ホームぺージをチェックしてください。

川南町移住者の声:自然・人々の温かさ・サポート体制の魅力

川南町に移住した人の声

川南町へ移住した先輩方の声をご紹介します。

  • 自然で遊ぶ子供たちが生き生きとしていて、どんなテーマパークよりもたのしい!
  • 川南町の南東に開けた一直線の海岸沿いは最高のサーフスポット
  • 近所の人が野菜を差し入れてくれたり、声をかけてくれたり、人の良さに触れられる
  • 就農に向けて日々がんばっている。まわりのひとのサポートが心強い

サーフスポットや自然が身近にある環境に魅力を感じている方が多くいました。また、地域の人々との交流が盛んなことについてもたくさんの声が上がっていましたよ。

知らない土地での暮らし、また農業研修を受けている方は、なかなか思うようにはいかないこともあると思います。不安になったり、落ち込んだりしているときに、周囲との交流、声かけがあるのはとても心強いですよね。

川南町は人の優しさに触れられるまちでもあります。

川南町の移住支援:お試し滞在制度と相談窓口の案内

川南町へ移住を希望している方が利用できる支援制度についてご紹介します。

お試し滞在:リフォーム済み空き家で川南町の暮らしを体験

川南町で実施しているお試し滞在の施設

川南町での暮らしを実際に体験したい方には「お試し滞在」がおすすめです。川南町のお試し住宅は、空き家をリフォームした広々としたおしゃれな空間です。1⼈1泊1,500円とリーズナブルな価格で体験できるので、お休みが取れたらぜひ利用してみてくださいね。未就学児は無料です。

インターネット上や話を聞くだけでは分からないリアルな体験を通して、自分と相性の良い移住地なのかを見極めてくださいね。

お試し滞在の詳細は下記URLをチェック!

公式URL:お試し滞在施設

移住相談窓口:川南町役場まちづくり課の連絡先情報

川南町への移住について、「まずはお話を聞いてみたい!」という方は、以下からお問い合わせください。

担当課 川南町役場
まちづくり課
住所  〒889-1301
宮崎県児湯郡川南町川南13680-1
電話番号 0983-27-8002
移住定住サイト 川南合衆国