河内町移住のすすめ:充実の子育て環境と便利な立地の魅力

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「茨城県河内町」をご紹介します。

河内町は子育て世帯の方から特に注目を集める移住先です。

育児支援制度が手厚いため家庭の経済的な負担が軽減され、教育環境面では、少人数制の良さを活かし一人ひとりに目が行き届いた保育・教育が受けられます。

また、自然が豊かで釣りやスカイスポーツなど多彩なアクティビティが楽しめたり、近隣都市へのアクセスが良く、生活利便性が高いところも魅力的。

そんな河内町について、移住を検討するために役立つ情報をお届けします。

本日お話を伺った方
企画財政課の木村さん

河内町 企画財政課

木村さん

河内町の暮らしの魅力:移住者に人気の3つの特徴

河内町の暮らしの特徴

河内町は、次のような特徴のあるまちです。

  • 育児支援制度と教育環境が充実し、子育て世帯の方からの注目度が高い
  • 農業が盛んでのどかな風景が広がる。豊かな自然の中でのびのびと暮らせる
  • 人気の釣りスポットやスカイスポーツのメッカがあり、屋外でのアクティビティを楽しめる
  • 近隣エリアに商業施設や医療施設がそろい、利便性が高い。さらに、東京まで車で2時間、成田空港まで車で30分

ここからは、これらの特徴について、詳しく紹介していきます。

特徴1:「子育てするならかわち」充実の支援制度と質の高い教育環境

河内町は「子育てするならかわち」をスローガンに、のびのびと育児のできる環境づくりに力を入れています。

実際に、その支援制度や教育環境の充実ぶりは人気が高く、河内町への移住者の約7割が子育て世帯だそう。そんな、河内町の魅力的な子育て施策の一部をご紹介します。

子育て世帯向け:充実の経済的支援制度

出産・子育て応援事業 妊婦さんや子育て家庭が安心して出産・育児できるよう、出産や育児についての相談の実施と、出産応援ギフト(合計10万円分)の支給
次世代育成支援金制度 第2子以降のお子さんを出産した方に支援金を交付

第2子:50万円(出産時に11万円、以降1歳から6歳までそれぞれの誕生日を迎える毎に6万5000円)
第3子以降:100万円(出産時に22万円、以降1歳から6歳までそれぞれの誕生日を迎える毎に13万円)
学校給食費無償化 町内在住の小中学校在学児童・生徒の学校給食費を無償化(※町外校利用の場合は、負担額生じる可能性あり)
河内町入学祝品支給事業 小学校1年生にランドセル、体操服一式及び学用品(10万円相当)を支給
新中学1年生制服等購入費補助制度 中学1年生に制服等購入費として3万円分のクーポンを助成
幼児教育・保育の無償化 町内在住すべての園児等の保育料を第1子から無償化
こども園給食費無償化 町内在住すべての園児等のこども園等の給食費を無償化(町外施設利用の場合は負担額が生じる場合あり)

サポートは、妊娠時から、お子様の小学校・中学校入学時までと長期にわたります。子育てにかかる経済的負担が大きく軽減されると好評です。

企画財政課の木村さん
木村さん

支援に加えて、河内町には地域全体で子どもを大切にする雰囲気もあります。「近所の人が声をかけてくれたり、さりげなく見守ってくれたりするので居心地が良い」という声も聞かれますよ

質の高い教育:小中一貫校と特色あるカリキュラム

河内町では小中学校の統廃合を進め、町内唯一の義務教育学校として「かわち学園」を開校。さらに、令和5年には、2つの認定こども園を統合し、かわち学園に隣接する認定こども園を新設しました。

こういった環境の中、少人数制のメリットを活かし、一人ひとりに目が行き届いた保育・教育を行う河内町。子ども達に段差のない学びの機会を提供しています。

特徴的なカリキュラムとしては、以下のようなものがあります。

かわち学 地域の方たちと交流しながら、ふるさと河内町の郷土について学ぶ
中学生英語研修事業 国際感覚と広い視野を持つ人材の育成を目的とした中学生と国内在住の留学生等との交流
英語検定等受験奨励事業 英検、漢検、数学・算数検定受検料を最大4,000円補助(検定毎に1年度1回)

今後には、地域おこし協力隊の方による公営塾の開校も予定されています。人生経験豊かな協力隊の方々が、河内町の新しい生涯学習スタイルの確立や、休日の子ども達の居場所づくりに取り組みます。

特徴2:豊かな自然を活かした多彩なアウトドアレジャー

利根川の河川敷一面に菜の花が咲いている

河内町は豊かな自然に囲まれたまちです。

まち全体が農業振興地域に指定され、農業が盛ん。田園風景が広がるのどかな眺めは、都会の慌ただしさに少し疲れた心も癒してくれそうです。

田園風景

そして町内を流れる利根川と新利根川の流域では、さまざまなアクティビティも楽しめます。

土手をサイクリングする人

サイクリングロードが整備された利根川沿いでは、筑波山をのぞみながらのさわやかなサイクリング。新利根川はフナやコイなどさまざま魚が釣れるスポットとして知られ、釣り好きな人々でにぎわいます。

新利根川の夕焼け風景
▲大きな富士山も眺められる、新利根川の夕焼け風景

利根川の夕焼け風景
▲こちらは利根川の夕焼け。それぞれに印象的な風景

また、利根川河川敷にある「大利根飛行場」はスカイスポーツのメッカです。軽飛行機・モーターグライダーそれぞれのライセンスの取得や体験搭乗ができるので、町外から訪れる人も多いそう。

非日常感たっぷりのスカイスポーツを気軽に楽しめるのは、河内町の大きな魅力の1つ。家族の記念日に体験飛行をしたり、家族や知人が遊びに来た時に案内したりと、楽しみもふくらみそうです。

大利根飛行場
▲大利根飛行場での体験搭乗は、ふるさと納税の返礼品にも採用され、人気を博している

空を飛ぶ飛行機

特徴3:都心や空港へのアクセス良好な立地条件

河内町には大型商業施設はありませんし、鉄道も通っていません。ですが、生活に不便を感じない地理条件がそろっています。

南北に短く東西に長い河内町では、西側の地区であれば隣接する龍ケ崎市、東側の地区であれば千葉県成田市が生活圏に入ってきます。

この両市へのアクセスの良さから、車で10~20分の範囲で一通りの生活用品は購入が可能。医療機関についても、両市それぞれに総合病院があります。

また「あみプレミアム・アウトレット」や「酒々井(しすい)プレミアム・アウトレット」へも車で30分程度の距離です。ショッピングが趣味の方にも嬉しい環境ではないでしょうか。

さらに成田空港へも車で30分程度なので、国内・海外への旅行や出張にも便利です。

河内町での生活:移住後の暮らしに関する具体的情報

ここでは、移住を検討するうえで重要となる、河内町の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。

気候 1月:平均気温3.3°C
8月:平均気温25.8°C
(河内町内に観測地点がないため、近隣の龍ケ崎地点を参照)
※参考:気象庁ホームページ
人口 人口:7,953人
世帯数:3,386世帯
(2023年12月末時点)
近隣都市 龍ケ崎市、稲敷市、北相馬郡利根町
千葉県:成田市、印旛郡栄町、香取郡神崎町
公共交通 バス:河内町コミュニティバス
大都市へのアクセス 東京へ:車で約2時間
病院 歯科1
学校 義務教育学校1
行事、イベント 長竿の祇園祭、かわちドリームフェスティバル、かわちイルミネーション

河内町は、東京と大差のない温暖な気候のまちです。都心部からの移住であれば、気候面のギャップを感じることなく暮らすことができそうです。

交通面では、コミュニティバスが運行。料金は、町民であれば1回100円、未就学児は無料などリーズナブルです。ただし本数は多くなく、生活には基本的にマイカーが必須といえるでしょう。

町内は大きく4つのエリアに分かれます。それぞれに魅力的な特色があるので、ライフスタイルや移住の希望条件にあわせて検討してみてください。

生板(まないた)地区 町内の最も西側に位置する。大利根飛行場やゴルフ場が立地する、スポーツアクティビティのメッカ。隣接する龍ケ崎市へのアクセスも良好
源清田(げんせいだ)地区 河内町役場や商業施設などがある、町の中心地。新利根川の釣りスポットには、年間を通じて釣り人が訪れる
長竿(ながさお)地区 義務教育学校「かわち学園」などが位置し、近年文教地区として整備が進む。「かわち水と緑のふれあい公園」は、町の一大イベント「かわちドリームフェスティバル」の会場となるなど、町民が集う賑わいのエリアでもある
金江津(かなえつ)地区 町内の最も東側。米作やレンコンの栽培が盛んな地域。大きな葉が茂るハス田と稲穂が揺れる水田など、のどかで美しい風景が広がる

町では、地域のオリジナリティを活かしたさまざまなイベントも催されています。子ども達を対象とした、田植え体験やボート体験もその一例。

こういった取り組みも、地域の人々のつながりが豊かで、地域全体で子どもを育てる風土がある河内町ならではです。

田植え体験をする子ども達

親水イベントでボートに乗る子ども達

スクロールで写真がご覧いただけます→

仕事情報:近隣エリアを含めた豊富な就業機会

2024年1月現在、大手求人情報サイトで河内町の正社員求人を検索すると、約110件がヒットしました。

次に、検索範囲を通勤30分程度の範囲(河内町から25km圏内)まで広げると、約70,000件と大幅に増加。より幅広い選択肢からのお仕事探しのためには、近隣エリアを含めて検討することがおすすめです。

参考:正社員求人情報の一例(河内町内)
参考:正社員求人情報の一例(河内町から25km圏内)

また、町内西側、龍ケ崎市に近い地区では、JR常磐線の「龍ケ崎市駅」を利用して都内へ通勤する方もいらっしゃいます。

龍ケ崎市駅から東京駅までは、乗り換えなしで約1時間。現在都内の職場にお勤めの方であれば、転職なしの移住も選択肢に入れられるでしょう。

住まい情報:充実の住宅取得支援制度

河内町では、住まいに関する支援として、住宅を建築・購入した際の補助金が充実しています。

新築・中古・空き家バンク物件それぞれが対象となり、年齢や家族構成によっても加算があるので、住宅購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

河内町定住促進事業補助金 町内に住宅を建築・購入した方に補助金を支給

【基本額】新築30万円、中古20万円
【特例加算額】※基本額とあわせて最大50万円(町外からの転入の場合最大80万円)
  • 空き家制度の登録物件を取得した場合10万円
  • 申請者もしくはその配偶者が45 歳未満の場合10万円
  • 申請日において中学生以下の子がいる場合10万円
  • 世帯員が2名以上の場合10万円
  • 住宅建築もしくは改修の一部を町内業者に依頼した場合10万円
  • 1年以上町内の借家に居住していた後の取得の場合10万円
  • 町内で事業を営む場合または勤務先が町内である場合10万円
  • 金融機関より融資を受けて新築・改修をする場合10万円
  • 成田国際空港の防音工事対象エリア内に取得する場合10万円
河内町空き家活用促進奨励金 空き家登録制度を活用した方へ補助金5万円を支給

子どもの遊び場:自然豊かな公園と季節のイベント

水と緑のふれあい公園

近隣都市へのアクセスが便利な河内町。子連れでのお出かけに町外に出かける方も多いそうですが、町内にも魅力的な公園があります

かわち学園の近くにある「水と緑のふれあい公園」は、四季折々の植物が楽しめる公園。サッカーやフットサルができるグラウンドも近隣に新設されます。

冬には園内がイルミネーションで彩られ、その数は約50万球と県下一の規模です。さらにクリスマスシーズンには、花火を打ち上げるイベントも開催されます。

河内町移住者の声:実際の暮らしぶりと感想を紹介

河内町へ移住した人の体験談

ここでは、実際に移住して河内町に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。

  • 育児支援が手厚く、自然豊かな環境の中でのびのびと子どもを育てられるまち
  • 地元でとれるお米や野菜がおいしく、四季折々の田園風景も美しい
  • 町内にお店などは少ないけれど、近場でなんでも手に入るので不便は感じない
  • 成田空港へのアクセスが良く、各地の親戚との行き来が便利

育児支援制度の充実や自然環境、また地域の人々の温かさなどがあり「子育てをするのに最適」という声が多く聞かれました。

河内町への移住ステップ:問い合わせから支援制度活用まで

移住先候補として河内町が気になってきた方には、町役場へのご相談がおすすめです。

自然が豊かでほど良い利便性もあり、特に子育て世帯にとっての“暮らしやすさ”が抜群の河内町。ぜひ、まちのことを詳しく知ってみてください。

移住相談窓口:河内町企画財政課の連絡先情報

担当課 企画財政課
住所 茨城県稲敷郡河内町源清田1183
電話番号 0297-84-6970
対応時間 8:30~17:15(祝日・年末年始を除く)
公式サイト https://www.town.ibaraki-kawachi.lg.jp/page/dir001756.html