岐阜県川辺町への移住!自然豊かな環境と都市アクセスの良さを両立
川辺町は、町域の約7割を山林が占め、まちの中央を「飛騨川」が流れる、自然豊かなまち。そしてその川の流域ではボート競技が行われ、山々では軽登山を楽しむことができます。自然の中で体を動かすことが好きな方には、ピッタリの移住先ではないでしょうか。
さらに、地域色の豊かな行事が多数あり、昔ながらの“田舎”の魅力をたくさん備えている川辺町ですが一方で、都会へのアクセスも良好。通勤やレジャーの選択肢が多く、暮らしやすいという特徴もあります。
そんな川辺町について、暮らしの特徴や仕事・住まい探しなど、移住を検討するために役立つ情報をたっぷりとお届けします。
川辺町の魅力:移住前に知っておきたい3つの特徴
地方移住を検討している方の中でも、特に次のような方には川辺町がおすすめです。
- 川でのアクティビティ、特にボートが好き
- 気軽に登山やトレッキングを楽しみたい。または、これから始めたいと思っている
- お祭りなど、地域のつながりと伝統を感じる行事やイベントが好き
- 都会へのアクセスが良いところに暮らしたい
なぜこのような方に川辺町が向いているのか、その理由を踏まえつつ、川辺町の暮らしの特徴を紹介していきます。
自然を満喫:川と山に囲まれた美しい風景と充実のアクティビティ
川辺町は町域の約7割を山林が占め、まちの中央を飛騨川が流れる、自然の豊かなまちです。その美しい風景はもちろん、川と山それぞれで楽しめるアクティビティが、川辺町の大きな魅力になっています。
川の魅力:全国有数の「ボートのまち」としての特色
▲水面を颯爽と進む時の風や音は、陸上では感じられないボート競技ならではの魅力
川辺町はその名前のとおり、まちの中央に川(飛騨川)があり、そのほとりで栄えてきたまちです。飛騨川は川幅があり、流れもゆるやかでボート競技に適していることから、「ボートのまち」として知られています。
飛騨川を堰き止めてできた川辺ダム湖は全国有数のボートコースで、大会やイベント、選手の合宿などが行われます。また川辺町は、小・中学校の授業でカヌーやボート体験が実施されるなど、子どもの頃から川やボートに親しむことができる環境です。
ダム湖周辺の「湖岸遊歩道」では、四季折々の自然の中、ボートを眺めながらジョギングやウォーキングを楽しむことができます。
▲6~8月はボートのイベントシーズン。「マリンスポーツフェスティバルinかわべ」では、カヌーやSUP(サップ)、バナナボートの体験ができる
山の魅力:気軽に挑戦できる7つの低山と豊かな自然
▲山裾が伸びやかで美しい稜線を描く「米田富士」と、ボートのコラボレーションは、川辺町を象徴する風景
川辺町には、まちのシンボル「米田富士(正式名称:愛宕山)」をはじめ、登山のできる山が、なんと7つもあります。
7つの山はすべて低山。「岐阜のグランドキャニオン」で注目を集めている「遠見山」にはかつて山城が存在し、付近で多くの史跡を見ることができます。また「権現山」は山頂付近に“夫婦岩”があり、夫婦円満や恋愛成就のパワースポットと言われるなど、それぞれが個性豊かで魅力的です。
▲遠見山の見晴らし岩から見える景色が「岐阜のグランドキャニオン」として大注目
▲権現山の中腹の「星神社」は、かつて天体を祀った珍しい神社だったそう。現在では、星の神様「香々背男命」が祀られている
地域ボランティアの方々の精力的な活動により、各山の登山道などが整備され、初心者や子どもでも気軽に登山を楽しめます。道中には気持ちがほっこりするような手作りの看板も多く、川辺町の人たちの温かみを感じられます。
川で遊びたい方も、山に親しみたい方も、川辺町の豊かな自然はどちらの希望も叶えてくれます。
地域の絆:四季折々の伝統行事と地域色豊かなイベント
▲花火大会では、約3000発の打ち上げ花火と水中スターマインが、夜空と川面を彩る
川辺町では、年間を通じ、川辺町らしさを感じられるお祭りやイベントが多く行われます。
中でも、一番の盛り上がりを見せるのは、真夏に開催される「川辺おどり・花火大会」です。夜の花火大会では、ダム湖の中央に浮かべられた花火台から花火を打ち上げます。
見どころは水面で半円状に開く、川辺町名物「水中スターマイン」です。打ち上げ花火と併せて、美しい花火が鮮やかに水面に映り込むのも、水上で実施する川辺町ならではの魅力です。
川辺町は、飛騨川の伏流水を活かした地酒がおいしい、酒どころでもあります。太部古天神社の祭礼で行われる「酒買い儀式」では、天神様の使いが造り酒屋へお神酒を買いに行くというストーリーがパントマイムで演じられます。
地域色の豊かな“このまちならでは”の行事を体験できることは、移住の醍醐味の1つと言えるかもしれません。移住をしたら、こういった行事に参加することで、まちに溶け込み、まちへの愛着をより一層感じられるのではないでしょうか。
▲酒蔵とともに歩んできた川辺町らしい「酒買い儀式」は、江戸時代から続く伝統行事
利便性:都市部へのアクセスの良さとテレワークの可能性
自然に囲まれた川辺町ですが、一方で、周辺都市へのアクセスのしやすさも魅力的です。
県庁所在地である岐阜市や、中部地方最大の都市である名古屋市までは、それぞれ車で約1時間。家族でのお出かけなど、週末の過ごし方の幅も広がるでしょう。
また、岐阜市や名古屋市の企業に在籍して、ゆったりと暮らせる川辺町でテレワークというライフスタイルも叶いそうです。
さらに、近隣の土岐市へは車で約30分です。土岐市は「土岐プレミアムアウトレット」を有し、ショッピングが楽しめるほか、陶磁器の「美濃焼」の産地としても有名なまち。食器やインテリア、焼き物などが好きな方にとっては、頻繁に通える距離感が嬉しいところですね。
静かな住環境と都会へのアクセスの良さを兼ね備えた川辺町は、暮らしやすさ抜群の「ほどよい田舎」なのです。
川辺町での生活:移住後の暮らしに役立つ具体的情報
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、川辺町の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | 1月:平均気温3.1°C 8月:平均気温27.5°C (川辺町内に観測地点がないため、美濃加茂地点を参照) ※参考:気象庁ホームページ |
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人口 | 人口:9,861人 世帯数:4,006世帯 (2023年8月現在) |
近隣都市 | 美濃加茂市、加茂郡七宗町、八百津町 |
公共交通 | 鉄道:JR東海 バス:川辺町福祉バス、コミュニティバス802(八百津町のコミュニティバス) |
大都市へのアクセス | 岐阜市へ:車で約1時間 名古屋市へ:車で約1時間30分 |
病院 | 診療所5、歯科2 |
学校 | 中学校1、小学校3、保育施設3 |
名産・特産 | 日本酒、みりん、しいたけ |
川辺町は温暖な気候で、冬場の積雪もあまりありません。また自然災害による被害が少ないことも特徴です。
食料品など、日常に必要なものは町内で購入することができます。まちの特産品は、飛騨川の伏流水を活かして仕込まれた地酒や、原木栽培にこだわって育てられた生しいたけなど。町内の直売所「川湊の里」では、それらの特産品に加え、新鮮野菜や果物、お米といった地元の新鮮食材が手に入ります。
そのほか、車で15分程度で美濃加茂市や可児市へ行くことができるので、買い物をする場所の選択肢は多いと言えるでしょう。同じく美濃加茂市には、地域の中核病院である「中部国際医療センター」もあります。
川辺町は、人口約1万人の小さな町で、豊かな自然が魅力!町域の約7割を山林が占め、町の中央には雄大な飛騨川が流れているよ。しかも、名古屋市や岐阜市まで1~2時間程度でアクセスできて、生活の利便性が高いから、移住先として選ばれているんだ。
仕事事情:近隣エリアを含めた豊富な求人と起業支援
2023年8月現在、大手求人情報サイトで川辺町内の正社員求人を検索すると、約110件がヒットしました。
次にこの検索範囲を、通勤約30分のエリア(川辺町から25km圏内)まで広げると、約19,000件と大幅に増加。お仕事を選びたい方には、近隣地域を含めた仕事探しをおすすめします。
参考:正社員求人情報の一例(川辺町内)
参考:正社員求人情報の一例(川辺町から25km圏内)
また川辺町では、町内外の小規模事業者や新たに創業される方を対象にした「川辺町小規模事業者事業所等整備補助金」制度を設けています。移住を機に独立や起業にチャレンジする予定のある方は、こちらも参考にしてみてください。
対象者 | 小規模事業者や新たに創業される方のうち、川辺町内にて事業所等(店舗・事務所・工場など)の新築 ・改修を、町内施工業者に依頼して行う方 |
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補助金額 | 創業及び重点事業(活力あるまちづくりを推進するための事業) 補助率:工事費の【3分の2】の額、備品購入費の【3分の1】の額 |
住まい探し:充実の空き家バンクと住宅補助金制度
2023年8月現在、大手住宅情報サイトで川辺町の賃貸物件を検索すると、約30件がヒットしました。
参考:賃貸物件情報の一例
戸建てを検討している方には、新築のほか空き家バンクもおすすめです。現在、新築住宅が増えているのは中心市街地ですが、空き家は町内全域に点在。すぐに住める状態の物件もあり、高い成約率となっています。
参考:空き家バンク登録物件一覧
空き家バンク物件を改修する場合には下記の補助金も利用できるので、あわせてチェックしてみてください。
対象者 | 空き家バンク事業を活用して、売買または賃貸借契約を締結した方 |
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補助内容 | 対象物件の増築、修繕、設備改善費などの2分の1以内の額(上限:100万円) |
子育て環境:充実の支援制度と自然豊かな遊び場
川辺町では、子育て世帯の方をサポートする、さまざまな支援や環境づくりに力を入れています。
まず、支援制度としては以下のようなものがあります。
川辺町定住促進助成金 | 川辺町内に新築、もしくは建築後3年以内の住宅を取得し、かつ、入居された方を対象に、以下の助成金を支給 ○基準額:10万円 ○子育て応援加算…18歳までの子ども1人につき5万円 |
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出産祝金 | 2人目からの出産に対し、以下のお祝い金を支給 第2子:5万円 第3子:10万円 第4子以上:20万円 |
ブックスタート事業 | 子どもが生まれた世帯に絵本2冊をプレゼント |
定住促進助成金は子どもの数に比例した加算金があったり、出産祝い金も子どもの数が増えるごとに高額になったりと、特に多子家庭に優しい点が特徴的です。またブックスタート事業は、赤ちゃんと保護者が心を触れ合わせるきっかけ作りになると評判です。
自然の豊かな川辺町では、まちのあちこちが子どもの遊び場になります。公園では、広い芝生広場やせせらぎを備えた「山楠公園」と、町のイメージキャラクター「ぼ〜とん君」の遊具がある「東光寺公園」が人気です。
どちらも春には桜が咲き誇り、東光寺公園からは米田富士が眺められるなど、ゆったりとした風景を楽しむことができます。
▲「山楠公園」には遊歩道や東屋もあり、家族で1日のんびりと過ごすのにもオススメ
▲「東光寺公園」は、川辺町のイメージキャラクター「ぼ~とん君」の遊具が目印の、のどかな公園
この他にも、近年では「防災・災害対策」「移住・定住」「子育て・教育」を重点施策として取り組んでいるんだ。今後もみんなに「住んでみたい」「ずっと住み続けたい」と思ってもらえるまちづくりを進めていくよ!
川辺町移住者の声:自然の豊かさと暮らしやすさを実感
ここでは、実際に移住して川辺町に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。
- 地名通りの川辺のまちで、豊かな自然のなか静かに暮らせるところが気に入っている
- 町内である程度の買い物ができるし、近隣の市にも出やすいので便利
- 地域の人が収穫した野菜を分けてくれ、人の温かさを感じるまち
豊かな自然と、そこで楽しめるアクティビティが人気の川辺町。
また“ほどよい田舎”で交通アクセスが良いことや、地域の人の温かさにも、暮らしやすさを感じている方が多いようです。
川辺町への移住相談:役場担当課の連絡先情報
担当課 | 川辺町役場 企画課 |
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住所 | 岐阜県加茂郡川辺町中川辺1518-4 |
電話番号 | 0574-53-7213 |
対応時間 | 8:30~17:15(土・日 ・ 祝日と年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.kawabe-gifu.jp/ |