千葉県鴨川市で暮らす良さとは？移住のための仕事・住居・支援情報
この記事では、地方移住を検討している方に向けて、千葉県鴨川市の魅力や生活情報についてご紹介します。
千葉県の南東部に位置し、東京都心部からは車で約90分の距離にある鴨川市。都心へのアクセスが良好なため、二拠点居住する移住者も増加傾向にあります。
海と山に囲まれた自然環境豊富な鴨川市では、多数のアクティビティが楽しめるだけでなく、人気の観光スポットもたくさん！大きな病院もあり、買い物も市内ですべて完結できる点も移住地として人気の理由です。
農業や里山暮らしにまつわるコミュニティがあり、移住者を積極的に受け入れてくれる環境も整っていますよ。
それでは早速、鴨川市の特徴や移住に役立つ情報をご紹介していきます。
鴨川市での暮らし：3つの特徴
鴨川市は海と山の両方を満喫できる、自然環境が豊富なまちです。一方で、生活利便性にも優れているため、ほどよい田舎暮らしが実現します。
海側や山側、駅周辺の市街地と、理想の暮らしに応じて住む場所が選べるのも特徴です。そんな鴨川市への移住は、下記のような方にぴったりです。
- サーフィンや釣り、キャンプなどのアクティビティが趣味
- 自然環境の中でのびのびと子育てがしたい
- 都市部と自然のバランスがちょうどよいまちがいい
- 農業に興味があり、里山暮らしに憧れている
- 人との交流が好き
なぜ上記のような方に適しているのか、鴨川市の特徴に触れながら解説していきます。
特徴1：観光スポットが豊富！海・山で楽しめるアクティビティも揃っている
海も山もある鴨川市には、その自然環境を活かした有名な観光スポットが揃っています。とくに人気があるのは「海の世界との出会い」がコンセプトの「鴨川シーワールド」です。
▲海の王者シャチの迫力あるショーは必見！ほかにも愛くるしい生き物たちに出会える。
鴨川市の海側には海水浴やマリンスポーツが好きな方、そしてサーファーたちが集結します。実際に、サーフィンがきっかけで移住を決意した方もいるほどなので、鴨川市の海はとても心地よく、離れたくない魅力があるのでしょう。
▲鴨川市は、多くのプロサーファーも輩出している。
また、港には複数の釣りスポットがあります。イワシやアジ、クロダイやアオリイカも狙えるそうですよ。初心者の方やファミリー連れに人気がある「太海フラワー磯釣りセンター」では、キャッチ＆リリース方式で釣りが楽しめます。
▲「太海フラワー磯釣りセンター」貸し竿があるので、気軽に釣りが体験できる。
また、山側には初日の出の名所としても知られる清澄山清澄寺「旭が森」や、日本の原風景が魅力的な大山千枚田「展望広場」があります。
▲水鏡のように辺りの景色を映しこむ美しい棚田。この景観を見に市外からも多くの人々が訪れる。
みどり豊かな森の中、オーシャンビュー、温泉付きなどそれぞれ異なる特徴を持つキャンプ場も点在しています。
海側、山側ともに魅力的なスポットを有している鴨川市は、遊ぶ場所にも困ることがなさそうです。
特徴2：買い物・病院・福祉施設の充実！ほどよい田舎暮らしが叶う
海や山での田舎暮らしは不便というイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし鴨川市は、買い物環境、医療機関、福祉・商業施設などの都市機能が充実しているので便利な暮らしが実現します。
千葉県の中で一番大きな病院を有していることも、小さなお子さんをお持ちのファミリー世帯や、高齢の移住者にとって安心材料となっているでしょう。
都会暮らしが長い方にとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、その分暮らしのすぐそばに自然のある生活が手に入ります。鴨川市は、ほどよい田舎暮らしを望む方にぴったりな移住地と言えるでしょう。
特徴3：鴨川市の先輩移住者、移住検討者、地域住民と交流できるコミュニティあり！「かもくら」セミナー参加で移住準備がスムーズに
鴨川市には、地域の人や先輩移住者と交流できるコミュニティがいくつかあります。月に1回の頻度で行われる「鴨川暮らしセミナー（かもくらセミナー）」では、農業体験や自家製味噌づくり、DIY体験のほか、先輩移住者の自宅訪問するなどさまざまな催しを開催しています。
▲鴨川暮らしセミナー（かもくらセミナー）での土いじり体験。セミナーはアットホームな雰囲気で進行する。
「家族や友達のいない地に移住するのは不安」「移住地に馴染める自信がない」という方も、移住前にセミナーに参加することで、気の合う仲間に出会えるかもしれません。また、参加回数を重ねることで地域の方とも顔見知りとなり、鴨川市のリアルな情報も手に入りますよ。
実際に、鴨川市へ移住してきた方は、鴨川暮らしセミナーへの参加がきっかけという方が多いそうです。セミナーの詳細は、下記URLをチェックしてくださいね。
公式URL：鴨川暮らしセミナー（かもくら）
そのほか、里山エリアのコミュニティでもさまざまな体験プログラムが開催されています。まずは、興味のある体験を見つけて参加することからはじめてみませんか？
| コミュニティ名 | 体験プログラム |
|---|---|
| 一般社団法人鴨川市農林業体験交流協会 | いちご狩り・みかん狩り・陶芸・ガラス細工など |
| NPO法人大山千枚田保存会 | 棚田オーナー制度・酒づくり・棚田の田植えや草刈り・藍染体験など |
| 農事組合法人鴨川自然王国 | 季節に応じた農業体験や収穫祭を開催 |
コミュニティの体験に何度も足を運べば、周辺の環境も知ることができるので、移住後に「こんなはずじゃなかった…」といったギャップも軽減できます。
鴨川市での暮らしに関する情報
鴨川市へ移住した後の暮らしに役立つ情報をご紹介します。
| 人口 | 人口：31066人 世帯：14489世帯 (令和5年1月1日現在) |
|---|---|
| 病院 | 病院・クリニック：13件 歯科：12件 |
| 教育 | 認定こども園：公立6園、私立1園 小学校：7校（うち1校は小中一貫校） 中学校：3校（うち1校は小中一貫校） 高等学校：県立1校、私立1校 大学：私立1校 |
| 食べ物 | おらが丼（ご当地グルメの丼） 鯛せんべい 鴨川エナジー |
| アクセス | 【鉄道路線】 中心となる駅：安房鴨川駅 東日本旅客鉄道（JR東日本） ・内房線 ・外房線 【バス路線】 ■高速バス ・東京湾アクアライン経由 ・館山自動車道経由 ■路線バス 日東交通鴨川運輸営業所（旧：鴨川日東バス） ■コミュニティバス 鴨川市コミュニティバス |
鴨川市は、病院や教育施設も充実していますが、近年人口減少の影響で、幼稚園と保育園が合併している状況にあります。住むエリアによっては、最寄りの園が遠くバスで通うことになるので、移住前に距離感などをしっかり把握しておく必要があります。
鴨川市から東京へのアクセスは、高速バスの場合、鴨川市が始発・終点なのでとても便利です。2時間20分ほどかかりますが、時間に余裕があるときには、のんびりバスの旅が楽しめるでしょう。電車の場合は、乗り換えなしで約2時間、車なら約90分です。
二拠点居住、テレワークで定期的に東京方面へ出社する方も、移動の選択肢が多いのは嬉しいポイントではないでしょうか。毎回、交通手段を変えることで、出社も楽しくなりそうです。
【仕事】観光・飲食・医療の求人が多い。市外へ通勤する方もいる
鴨川市での仕事を大手求人情報サイトで調べたところ、約2100件ほどがヒットしました。※求人情報の一例
先輩移住者の声からは、土日休みや事務職が少なかったという意見も見かけました。職種や勤務日などを限定すると仕事を見つけるのがやや難しいかもしれません。
鴨川市で目立った求人は、観光業や飲食、福祉、医療関係です。大きな総合病院には、近隣市町村から訪れる方も多いとか。また、市外で仕事を探すなら、車で40分の君津や、1時間ほどで到着する木更津が人気だそうです。
東京圏からの移住で、起業やテレワークなど、規定の条件を満たしている方には最大で200万円の移住支援金が支給されます。詳細は下記よりご確認ください。
公式URL：鴨川市移住就業支援金
移住すると決めたら早めに仕事探しをしておくのが吉といえるでしょう。
【住まい】コミュニティでの物件紹介が狙い目！空き家バンクの新着情報もチェック
これまでの移住者は、コミュニティ繋がりで住まいを見つけたケースが多いようです。賃貸アパートはそれなりにあるので、「今すぐ移住したい」という方は、賃貸物件に暮らしながら理想の住まいを見つけるという手もあります。
また、鴨川市では空き家バンク制度も実施しています。空き家バンクをチェックしつつ、コミュニティの人に協力してもらいながら探すのがベストな方法といえるでしょう。
物件一覧は下記よりご覧ください。
公式URL：「かも住」
空き家バンクの新着情報をLINEで配信中！
鴨川市では、公式LINEで空き家バンクの新着情報を発信しています。見逃したくない！という方は登録しておくと良いでしょう。
公式URL：空き家物件新着情報！公式ライン友だち登録で受け取れます！
鴨川市へ移住した方の声
実際に鴨川市に移住した方の声をご紹介します。
- 東京へ行きやすくて田舎過ぎないところが好き
- とても開放的な人々に囲まれていて、人付き合いが楽しい
- 自然の景観が素晴らしくて、気に入っている
- 仕事に追われている毎日から抜け出し、暮らしに重きを置けるようになった
- サーフィン終わりに飲める生活がお気に入り
- 満員電車に乗らなくてよくなったのが嬉しい
- 人との縁がどんどん広がっていく
自然環境やアクセスの良さ、人との交流に魅力を感じている声がとても多かったです。コミュニティに参加した方からは、移住までの準備期間中に地元の人の協力があり、スムーズに移住ができたこと、暮らしにもすぐに馴染めたと喜びの声もあがっていました。
一方で、下記のような声があるのも事実です。
- 車の運転に慣れるのに時間がかかる
- コンビニが遠い
駅の周りであれば、車の免許がなくても生活は可能ですが、自然豊かな海、山エリアだとやはり利便性は欠けてしまいます。
とくに、東京圏からの移住であると「免許がない」「車がない」「ペーパードライバー」という方も多いでしょう。主な移動手段が車となるエリアへの移住を望むなら、しっかりとした計画や対策を考える必要があります。
メリットだけではなく、デメリットもしっかり把握したうえで移住に踏み切りましょう。
鴨川市が実施する移住支援
鴨川市では、移住・定住の応援サイト「かも住」を運営しています。このサイトを見れば、支援や仕事、住まいの情報をまるっと知ることができますよ。
また、鴨川市に関するコラムや移住者のインタビューも掲載されています。自分と似た境遇の方がいれば、移住までの準備など、参考にできることがあるはず。ぜひチェックしてみてくださいね。
公式URL：「かも住」
オンライン移住交流会や体験イベントに参加して鴨川市を知ろう
上記で紹介した鴨川暮らしセミナー（かもくらセミナー）のほかにも、鴨川市では、オンライン交流会や空き家の参観日、稲刈り体験などをスピンオフ企画として開催しています。
あらゆる切り口で鴨川市を知り・訪れるきっかけとなるイベントが盛りだくさんですよ。
興味のあるイベントには積極的に参加して、鴨川市の人々と交流を持ち、移住への不安を解消していきましょう。体験イベントは下記URLをご覧ください。
公式URL：「かも住」
鴨川市への移住に関するお問い合わせ
鴨川市への移住を検討しているなら、まずは下記へ問い合わせることから始めてみましょう。
| 担当課 | 鴨川市ふるさと回帰支援センター事務局 |
|---|---|
| 住所 | 〒296-8601 千葉県鴨川市横渚1450番地 |
| 電話 | 04-7094-4600 |
| 公式サイト | 「かも住」 |