三重県亀山市で暮らすよさとは?移住のための仕事・住居・支援情報|縁結び大学

この記事では、地方への移住を検討している方のために、三重県亀山市(かめやまし)の魅力を紹介していきます。

亀山市は、三重県の中北部に位置する人口約49,500人のまちです。県内の主要都市である津市や鈴鹿市までは車で約25分、隣県の名古屋市までは約1時間のところに位置しています。夏場の平均気温は26.7℃、冬場の平均気温は4.3℃と温暖で過ごしやすい気候の地域です。

このような特徴を持つ亀山市での暮らしはどんなものか、亀山市役所の方に伺ったお話とあわせて、詳しく解説していきます。

本日お話を伺った方
亀山市政策部政策推進課政策調整グループ・主査の佐瀨 晃平さん

亀山市政策部 政策推進課
政策調整グループ 主査

佐瀨 晃平さん

亀山市定住支援員の中沢 礼子さん

定住支援員

中沢 礼子さん

三重県亀山市の暮らし、4つの特徴

三重県亀山市・暮らしの特徴

東海道五十三次の宿場町の一つである関宿を有する亀山市は、自然の豊かさと歴史の両方を兼ね備えたまちです。古来より交通の要衝であったことから、近隣都市や大都市圏へのアクセスも良く、買い物や遊びにも困らない地域と言えます。また、出産から子育てまでの支援が非常に手厚く、仕事と子育てを両立したい世帯にぴったりのまちです。

そんな亀山市は以下のような人におすすめです。

  • 自然が豊かでありながらも、歴史を感じるまちに住みたい方
  • 近隣都市のみならず、大都市圏へのアクセスが良いところに住みたい方
  • 出産から就学までの制度のみでなく、サポートが手厚い地域に住みたい方

それではここから、亀山市の魅力や特色について掘り下げていきたいと思います。

特徴1:豊かな自然と古い町並みが調和するまち

東海道の宿場町の一つである関宿の様子
▲東海道の宿場町の一つである関宿は多くの観光客で賑わう

三重県の内陸部に位置し、市の面積の半分以上が森林である亀山市は、北西部に鈴鹿山脈、南西部に布引山地を臨む自然豊かなまちです。その一方で、産業団地があり製造業が活発でありながら、東海道の宿場町であった関宿が今でもその風情ある街並みを残しています。

関宿祗園夏まつりの様子
▲4台の山車が練り歩く圧巻の関宿祗園夏まつり

現在でも関宿には江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町家が200棟以上残っています。その古き良き街並みは昭和59年に「重要伝統的建造物群保存地区」に、昭和61年には「日本の道百選」にも選定されました。最近では「インスタ映え」スポットとして、観光客にも人気を博しているんですよ。

自然と歴史が調和するまち、それが亀山市です。

特徴2:大阪まで車で2時間足らず。各地へのアクセスが良好

亀山市を中心とした近隣都市へのアクセスの図
▲亀山市は名古屋・京都・大阪へのアクセスも良いところに位置している 引用:亀山市(交通アクセス)

亀山市は古くから東海道の交通の要衝として栄えた地域であり、近隣都市のみならず、名古屋・京都・大阪などの大都市へのアクセスも良い場所に位置しています。

各地域の主要スポットまでの所要時間をまとめてみました。

カテゴリ 主要スポット 所要時間(電車は亀山駅から)
三重県内 鈴鹿市 車:約25分
電車:約32分(鈴鹿駅)
津市 車:約25分
電車:約23分(津駅)
四日市市 車:約40分
電車:約28分(四日市駅)
伊勢市 車:約1時間(伊勢自動車道 経由)
電車:約1時間24分(伊勢市駅)
近隣大都市 愛知県名古屋市 車:約50分(東名阪自動車道・伊勢湾岸自動車道)
電車:約1時間11分(名古屋駅)
京都府京都市 車:約1時間(新名神高速道路 経由)
電車:約2時間(京都駅)
大阪府大阪市 車:約1時間40分(阪神高速道路 経由)
電車:約2時間40分(大阪駅)
空港 中部国際空港 車:約1時間15分(東名阪自動車道・伊勢湾岸自動車道)
電車:約2時間(中部国際空港駅)
名古屋空港 車:約1時間10分(東名阪自動車道)
電車:約2時間(名古屋空港)

高速道路を活用すれば、電車よりも車の方が早く行くことができそうですね。近隣都市に買い物に行く際も、遠くの場所に遊びに行く際も、移動がしやすいことは亀山市の大きな魅力の1つと言えそうです。

特徴3:子育てを全力でサポート。制度も設備も万全の構え

保育施設で子育てのサポートをする様子
▲子育てを支援するための各種施設が充実している

「自然環境の豊かな場所で子育てをしたい」と考えると、その自治体の子育てへのサポートの手厚さも気になるところです。亀山市ではそんな子育て世帯を応援するべく、さまざまな制度を取り入れています。

出産・子育て支援の各種制度

制度名 概要
亀山市子どもの出生祝金  3人目以降の子どもの出生時に祝金30,000円を贈呈
乳児訪問 乳児のいる全家庭に対し、助産師または保健師または看護師が家庭訪問を行い、子どもの身体計測や育児に関する相談等を行う
予防接種(任意)費用助成制度 水ぼうそうやおたふくかぜなどの予防接種費用の一部を助成
子ども医療費助成制度 出生後~中学校修了までの児童を対象に、保険診療分の医療費全額を助成(所得制限なし)

亀山市では出産時のお祝い金から日頃の医療費の助成まで、子どもの健康をしてしっかりサポートできるような体制を取っています

仕事と子育てを両立したい世帯の保育をサポート

仕事と子育てを両立したい子育て家庭を支援するため、保育施設ではさまざまな取り組みを行っています。例えば保育所では、延長保育や休日保育、一時預かりなどを実施していますし、待機児童館「ばんび」を開設し、待機児童対策にも取り組んでいます。

また、登録している会員同士が子どもを預けることができるような「ファミリーサポートセンター」制度を導入しているほか、放課後児童クラブや放課後子ども教室の設置率は三重県内トップクラスです。

子育て支援センターの「あいあいっこ」と「あすれっこ」は子どもを遊ばせながら、育児に関する相談もできるとあって、子育て世帯にとってありがたい施設となっているそうです。

仕事と子育ての両立をするにあたっては、地域のサポートが欠かせません。亀山市の支援はかなり手厚いと言えるでしょう。

特徴4:教育にも特色あり。地域全体で子どもの成長を支援

親子で自然を楽しむ姿
▲キャンプを楽しむ親子。自然が豊かで子育てにも嬉しい

ここでは、亀山市の教育の特徴についてご紹介します。

  • 少人数教育:少人数教育推進教員を市単独で追加配置し、児童・生徒へのきめ細やかな授業を実施
  • かめやまっ子給食:地産地消の取り組みとして、亀山市内産の食材を多く使った給食を実施
  • 防犯ブザーの配布:市内小中学校の新1年生を対象として、防犯ブザーを無料配布
  • ファミリー読書リレー:家族間のコミュニケーション向上や読書習慣を身につけることを目的とし、家族間で本を読み継ぐ取組み

他にも、住民ボランティアが登下校の時間に通学路に立ち、子ども達を見守る「愛の運動」を行っており、防犯意識も高いと言えます。亀山市は地域全体で子どもの成長を支えていることがよくわかりますね。

三重県亀山市の暮らしに関する情報

透明な水と美しい景観が楽しめる石水渓
▲市内を東西に流れる鈴鹿川の支流である石水渓には、美しい景観を求めて市内外から人が訪れる

ここからは亀山市での生活に関する情報を、データとともに紹介します。

気候 ・夏(8月):平均気温26.7℃
・冬(1月):平均気温4.3℃(最低気温が氷点下を下回ることはほとんどない)
※参考:気象庁ホームページ
人口 人口:約49,500人
世帯:約22,200世帯
(令和4年12月1日時点)
病院 個人経営のクリニックを含め、市内には51の医療機関が存在
学校 認定こども園2園(市立1園、私立1園)、保育所12園(市立8園、私立4園)、幼稚園5園(市立4園、私立1園)、小規模保育事業所(私立)2園、小学校11校、中学校3校、高校1校
文化・芸術 ・亀山城跡:亀山市本丸町にある城跡。天正18年(1590)に築城されたが、三重県内で唯一現存する城郭建造物として多門櫓(たもんやぐら)のみが残っている。多門櫓は当初は武器庫として建造され、明治期に入ってからは士族授産の木綿段通(もめんだんつう)工場として使用されていた。そのため、現在でもその姿を見ることができる県史跡及び県有形文化財(建造物)である

・能褒野(のぼの)神社:亀山市田村町にあるヤマトタケルノミコトを主祭神とし、その墓を有する神社。墓は全長約90m、高さ約9mにおよぶ三重県北部最大の前方後円墳である

・野村一里塚:亀山市野村3丁目にある一里塚。徳川幕府が江戸自体の始めに江戸日本橋を基点とし、諸国の街道に沿って一里ごとに設けさせたものの一つ。三重県内では旧東海道に沿って、12ヶ所に一里塚が設置されていたが、現存するのはこの野村一里塚のみ。国の指定文化財で、塚の傍に樹齢400年の椋の巨木がそびえたっている
観光スポット ・石水渓(せきすいけい):亀山市安坂山町にある安楽川上流の渓谷。4月から10月末まではキャンプ場も利用することができ、県内外からたくさんの観光客が訪れる

・天文台「童夢(どーむ)」:「鈴鹿峠自然の家」内にある天文台。口径400mm反射望遠鏡と口径115mm屈折望遠鏡各1台を備えており、毎月1回無料開放も行っている

・亀山サンシャインパーク:東名阪自動車道の亀山パーキングエリアに隣接する公園。2本の滑り台を有する大型アスレチックや、水辺の景観を楽しめる舗装された遊歩道、芝生広場やBBQを楽しめるウッドデッキスタイルの施設がある
食べ物 亀山茶、亀山紅茶、亀山みそ焼きうどん、亀山ラーメン、関の戸(和菓子)、山菜佃煮
交通 【鉄道】
・東海旅客鉄道(JR東海):関西本線(亀山駅と名古屋駅間)、紀勢本線(亀山駅と新宮駅間)
・西日本旅客鉄道(JR西日本):関西本線(亀山駅と難波駅間)

【高速バス】
・長距離夜行:三重交通(いが号:横浜・東京・大宮方面)、青木バス(横浜・東京方面)
・近距離:三重交通、近鉄バス
・一般路線バス:三重交通
・コミュニティバス:さわやか号
・関南部スクールバス活用バス(スクールバスの空き時間を利用した無料バス)

【高速自動車国道】
・東名阪自動車道:亀山JCT、亀山PA、亀山IC、亀山直結線、伊勢関IC
・伊勢自動車道:伊勢関IC
・新名神高速道路:亀山西JCT、亀山JCT
近隣都市 津市、鈴鹿市、伊賀市、滋賀県甲賀市

亀山駅の周辺に住む場合は、スーパー、コンビニ、郵便局、市役所などが徒歩圏内にあるため車はなくても問題がないそうです。

【仕事】製造業も農業も盛ん。正社員の求人数も多い

亀山茶を生産している茶畑の様子
▲「亀山茶」の産地である亀山市には茶畑も広がっている

大手求人サイトで「亀山市×正社員」で検索したところ、約4,200件の求人情報が見つかりました。車で30分程度の通勤圏(亀山市から15km以内)を含め検索すると、結果は約16,000件となりました。(2022年12月末時点)
※参考:求人情報の一例

産業団地「亀山・関テクノヒルズ」もあることから、工場での製造の仕事などが多い傾向にあります。また、亀山市が県内有数のお茶の産地であることから農業も盛んです。
参考:亀山・関テクノヒルズ

鈴鹿市・津市までは車で約25分、四日市までは約40分、名古屋市までは約1時間ほどで通えることから、市外で働く人もいるそう。市内外を合わせ求人数は十分な数があるので、選択肢が多いと言えそうです。

【住まい】家賃相場は近隣都市よりもやや安め。空き家バンク制度も有

人口約49,000人が暮らす亀山市を空撮した写真

大手賃貸サイトで亀山市の物件を探したところ、賃貸が可能なアパート・マンションは約600件が見つかりました。家賃相場は4.0万円で、近隣都市と比べると安い傾向にあります。(2022年12月末時点)

近隣都市名 家賃相場
津市 5.0万円
鈴鹿市 4.9万円
伊賀市 5.3万円
滋賀県甲賀市 5.4万円

※参考:賃貸物件情報の一例

ただ、移住者の傾向としては賃貸物件よりも安い空き家を買いたいと希望する人の方が多いそうです。そのため、亀山市では空き家バンク制度も取り入れていますが、いい物件に巡り合うためには、情報は小まめにチェックした方が良いとのことでした。

亀山市としても空き家バンクのマッチングをサポートしており、登録物件の売買契約や賃貸借契約が成立した際に仲介手数料の一部の補助する「亀山市空き家情報バンク制度活用促進事業補助金」制度もあります。

仲介手数料の1/2(上限は5万円)を補助してもらえるので、空き家の情報と合わせて確認してみて下さいね。

公式:亀山市(空き家情報バンク)

三重県亀山市に暮らす先輩移住者の声

三重県亀山市・移住者の声

「他所に住んでいたが、やっぱり亀山市に戻りたい」という方が多く、Uターン者が多い亀山市ですが、実際に住んでいる人はどのようなところに魅力を感じているのでしょうか。ここでは実際に移住した先輩移住者のリアルな声を紹介します。

亀山市の良いところ

  • 穏やかな風土と豊かな食材、人の優しさでのんびりとした雰囲気がある
  • 市が主催する家族向けのイベントがとても多いので、いろいろな人と交流もできる
  • 「ほどよい田舎のまち」っていう感じが良い。安全で、住みやすく、周りの人が優しい
  • 新しいお店も増えつつあるので、これからもまちが発展していくであろうワクワク感がある
  • まちとして出産や子育てに優しい。子育ての悩みを相談できる助産師さんがいたり、支援センターがあるので、何かあった時に頼れるのはありがたい

「生活する上でバランスの良い」という声が多く聞かれました。その理由は、都会すぎず、田舎すぎず、近隣都市へのアクセスが良い、仕事が見つけやすい、子育てがしやすいなどなど、亀山市の暮らしに多くのメリットを感じているようです。

亀山市で意外だったこと

  • 出張が多いので、JRの駅が市内にあることに助けられている
  • 小学校は、都会より学級数が少ない。けれど、その分子どもたちがのびのびと過ごせている
  • 坂が多い。また、公共交通機関(バス)の運行本数は少なめなので、移動にはマイカーが必須

移住ご担当者の方に聞いた際にも「亀山市は車社会ですね」とおっしゃっていたため、マイカーがあった方が良さそうです。

公式:住めば、ゆうゆう。亀山(私たちのライフスタイルインタビュー)

三重県亀山市への移住ステップ

野登山麓で見られる群生するミツマタの様子

「亀山市での生活に興味がわいて来たけど、まずは何から始めたらいいだろう」そんなあなたに、ここからは、亀山市に移住するためのステップをご紹介します。

  • STEP1:亀山市のInstagramをフォローしてみる
  • STEP2:「かめやま暮らしめぐり」に参加してみる

STEP1:亀山市のInstagramをフォローしてみる

亀山市では市の公式Instagramを運用しています。投稿内容も亀山市のことについて知れる内容なので、フォローしてまずは気軽に情報を得るようにしてみましょう。

自治体が運営するSNSでは、ダイレクトメールが送れなかったり、コメントを受け付けていないところも多いですが、亀山市は「DMもコメントもWELCOME!」だそうなので、気軽にメッセージを送ってみて下さいね。もちろん相談を送るのも大丈夫ですよ。

公式:亀山市移住情報の公式Instagram

STEP2:「かめやま暮らしめぐり」に参加してみる

「亀山市での暮らしをイメージするためにも、実際に市内を巡ってみたい」そんな方に強くおすすめしたいのが、「♪いつでもご案内♪かめやま暮らしめぐり~亀山市内ガイド~」への参加です。

基本コースは3時間で、車窓から地域の主要地点を見学したり、公共施設を実際に見てみたり、スーパーや公園などに立ち寄ったりする、正に「亀山市の暮らし」を知ることができるツアーなんです。

知りたい情報や行ってみたい場所によっても行程・時間はカスタマイズできる上に、参加費は無料です。出発希望日の20日前までに申し込めば良いので、まずは遊びに行きがてら、ぜひ利用してみて下さいね。

公式:亀山市(【移住体験】♪いつでもご案内♪かめやま暮らしめぐり~亀山市内ガイド~)

亀山市への移住に関するお問い合わせ

亀山市に興味を持った方は、まずは、亀山市政策部 政策推進課 政策調整グループに問い合わせてみてくださいね。移住について親身に相談に乗ってくれますよ。

担当 亀山市政策部 政策推進課 政策調整グループ
住所 〒519-0195 
三重県亀山市本丸町577番地
電話 0595-84-5770(移住窓口)
公式サイト https://www.city.kameyama.mie.jp/
移住サイト https://www.city.kameyama.mie.jp/kosodate_yuyu/
移住パンフレット https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2017033100032/