【京都府】亀岡市の住み心地はどう?暮らしの特徴・仕事・支援情報

この記事では、京都府亀岡市への移住を考えている方に向けて、まちの特徴や暮らしに関する情報をご紹介します。

亀岡市は、京阪神の都市圏と隣接しており、京都駅から快速電車で20分、大阪梅田から約1時間でアクセスできる好立地にあります。ゆとりのある住環境と生活に必要な買い物は市内で完結するなど、利便性の高さがある一方で、美しい山々に囲まれているため、自然を身近に感じることもできます。

また、「子どもファースト」を宣言しており、ファミリー世帯へのサポートが充実しているのもポイント。環境先進都市を目指す亀岡市の魅力的な取り組みも、移住する際の決め手となるかもしれません。

今回は、亀岡市の政策企画部企画調整課 SDGs・企画推進係の係長である橋本さんに、まちの魅力や暮らしについてお伺いしました。

本日お話を伺った方
政策企画部企画調整課 SDGs企画推進係長の橋本さん

政策企画部企画調整課 SDGs・企画推進係長

橋本さん

亀岡市の暮らしの特徴3つ

亀岡市の暮らしの特徴

亀岡市の特徴としてとくにご紹介したいのが下記の3つです。

  • 子育て世帯を全力サポート!子どもファースト宣言
  • 仕事を変えずに移住しやすい!アクセス良好&土地の価格が安いまち
  • 移住・定住する価値あり!まち全体で環境先進都市を目指す

これらの特徴について、具体的にご紹介していきます。

特徴1:子育て世帯を全力サポート!子どもファースト宣言

亀岡市のファミリー写真

亀岡市では、「子どもファースト」を宣言し、子育てしやすい環境づくりに力を入れています。子どもたちがのびのびと遊べる施設はもちろん、楽しく学べる教育の工夫や医療費補助にわたるまで手厚いサポートが用意されています。

自然環境、公園、木育ひろばあり!子どもたちが遊ぶ場所に困らない

亀岡市のかめきたサンガ広場であそぶ子ども達

亀岡市には豊かな自然環境があるため、里山や川など、身近な自然が子どもたちの遊び場になります。市内には親子で楽しめる公園や広場も点在しているので、週末に家族で出かける場所にも困りません。

とくにおすすめなのが、雨の日でも思いっきり遊べるJR亀岡駅北側広場にある複合施設サンガスタジアム内の木育ひろば「KIRI no KO」(きりのこ)です。

亀岡市にあるKIRI no KOの木の遊具で遊ぶ子ども達

2023年のオープン以来、木のぬくもりを感じながら、おもいっきり身体を動かせる施設として子育て世帯に大人気のスポットとなっています。

公式:KIRI no KO

小学校に人型ロボットを配備するなどユニークな取り組みあり!食育にも注力している

亀岡市の小学校にいるPepperくん

亀岡市の複数の小学校には、外国語活動や環境学習、SDGsについてのプログラムが組まれた、人型ロボットのPepperが配備されており、子どもたちの新しい発見や豊かな発想を生み出し、楽しみながら学べる取り組みを実施しています。

中学校ではユニクロの「届けよう、服のチカラ」プロジェクトに参画し、着なくなった服を難民の方に届ける支援をするなど、環境や社会問題に関する特別授業を実施しているそう。

また、食育にも力を入れており、学校給食には「オーガニック米」をはじめとし「オーガニック野菜」を導入するといった取り組みが進んでいます。

家計に嬉しいサポートあり!医療費・保育料・おむつ提供、処理の無料化

亀岡市では、入院・通院にかかる医療費が18歳まで無料です。また、所得制限、きょうだいの年齢制限なしの「保育料第2子以降全て無料」も実施しています。

さらに、保育所(園)・幼稚園・認定こども園などで使用するおむつの提供と処理も無料です。おむつは日々使用するものなので、家計も大助かりなうえ、園用におむつの名前書きに追われたり、おむつを持ち帰る必要がないのは嬉しいポイントではないでしょうか、

そのほかにも亀岡市には、子育てに関する手厚いサポートが盛りだくさん!詳細は下記URLをご確認ください。

公式:子どもファースト宣言 

遊び場や教育面だけでなく、補助制度も充実している亀岡市は、子育て世帯にとってとても魅力的な移住地といえるでしょう。

特徴2:仕事を変えずに住まいを変える!アクセス良好&土地の価格が安いまち

亀岡駅周辺(保津川水辺公園周辺)の空撮写真

亀岡市は、京都市や大阪方面へのアクセスが良く、「ベッドタウン」として注目を集めています。「仕事を変えるのはハードルが高いが、都市部ではなく静かな場所で暮らしたい」という方にぴったりのエリアです。

また、亀岡市は、京都の中心部と比べて土地の価格が安いため「広々としたマイホームがほしい」「お庭でBBQがしたい」といった夢をお持ちの方にもおすすめ!亀岡市から30分圏内にある都市の土地価格を調べると、同じ値段で2倍の広さの土地が手に入るそう。

亀岡市の住環境についての詳細は下記をチェックしてみてください。

公式:ゆったりライフスタイル

特徴3:移住することでより良い未来づくりに貢献できる!環境先進都市を目指すまち

環境先進都市(FLYBAG)

「補助金が出るから」と移住に踏み切っても、住んでいて魅力を感じなければ定住には結びつきません。亀岡市は、まち全体で「世界に誇れる環境先進都市」を目指しており、さまざまな取り組みを実施しています。

たとえば、2030年までに使い捨てプラスチックゴミをゼロにするというプロジェクトでは、2年半ほど前から市全体の店舗で「プラスチック製レジ袋を渡さない」を徹底しているそう。(※取材は2024年7月)

また、アメリカのサーファーが始めた海の環境を守るプロジェクト「オーシャンフレンドリーレストラン」から着想を得た「リバーフレンドリーレストラン」というプロジェクトも実施しています。

亀岡市が実施するリバーフレンドリーレストランの旗

このプロジェクトは、発砲スチロール容器や使い捨て食器などを使用しないといった一定の基準を満たした飲食店とともにプラごみゼロを実現するという環境保全の取り組みです。

公式:リバーフレンドリーレストランのご紹介

世界に誇れる環境先進都市を目指して行動する亀岡市の取り組みからは、「ただ移住してほしい」という思いだけではなく、「亀岡市を好きになってほしい」という自治体の想いが伝わります。

亀岡市への移住は、より良い未来づくりに貢献できる決断といえるのではないでしょうか。

亀岡市の暮らしに関する情報

亀岡盆地を包む丹波霧による雲海
▲亀岡盆地を包む丹波霧による雲海

つづいては、亀岡市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。

気候 1月:平均気温:4.8℃
8月:平均気温:28.5℃
※参考:気象庁(京都)
人口 86,516人
(2024年7月1日時点)
病院 病院:4、診療所:58、歯科:34
学校 小学校:14、中学校:5、義務教育学校:2、高校:2
交通 【電車】
JR京都駅から快速で約20分
JR嵯峨嵐山駅から約8分

【バス】
阪急桂駅から京阪京都交通バスで約40分
JR京都駅から京阪京都交通バスで約60分

【車】
京都市から亀岡市・加塚交差点まで約50分
大阪市内から亀岡市・加塚交差点まで約90分
近隣都市  京都市、南丹市 大阪府:茨木市、高槻市など

亀岡市は、交通手段をはじめ、スーパーやドラッグストアなどが点在し、大型ショッピングセンターもあるため生活インフラが整っています。市内には居酒屋や飲食店も多くあるので、充実した日々が過ごせるでしょう。

亀岡駅から電車で気軽にアクセスできる京都市内や大阪方面に遊びにいく若者も多いようです。

【仕事】アクセスの良さから市外への通勤者も多数!

大手求人情報サイトで亀岡市の求人を検索したところ、約3,000件以上が見つかりました。また、車で30分の通勤圏まで広げると約192,000件に増加。(2024年7月時点)

参考:求人情報の一例(亀岡市のみ
参考:求人情報の一例(亀岡市から25キロ圏内

亀岡市内にも十分に働き口がありますが、京都の中心部や大阪へのアクセスも良いため、約6割の方が市外へ通勤しているそうです。

亀岡市の移住者の中にも、「仕事は変えずにのどかな暮らしを実現したい」と引っ越してきた方が多くいます。

【住まい】物件多数!空き家に関する補助金制度にも注目

大手住宅情報サイトで亀岡市の物件を検索すると、約3,700件がヒットしました。(2024年7月時点)
※参考:物件情報の一例

田舎過ぎないまちであるため、移住を検討する際に住まいに困ることはないでしょう。

また、亀岡市空き家・空き地バンクに登録されている空き家を取得・貸借した場合、改修にかかる費用を支援する「移住促進住宅整備事業(1戸あたり上限180万円)」を実施しています。

新婚世帯向けの補助金制度もあるので対象の方は要チェックです。条件や申請方法については、下記URLをご覧になるか亀岡市の建築住宅課へお問い合わせください。

公式:移住促進特別区域内の空き家活用などを支援します
公式:新婚世帯等を支援する補助金について

亀岡市へ移住した人の感想や口コミ

亀岡市の移住者の声

ここでは、実際に亀岡市へ移住した方の声をご紹介します。

  • 広い庭のあるマイホームで子どもたちとのびのび過ごせる
  • 地域の方が優しく、自分の店に遊びに来てくれたり宣伝してくれたりと楽しい毎日を送っている
  • 近所の河川敷で遊ぶなど、子どもたちに自然を体験させられるのが魅力
  • リモートで働きながら時間にゆとりのある生活ができている
  • アクセスが良いので、フットワーク軽く動ける
  • 都会と田舎のバランスがちょうど良い。移住してよかった

都会の利便性と田舎の心地よさを併せ持つ亀岡市の魅力を実感している移住者が多くいました。

移住希望者向けの支援:宿泊施設を利用しよう

亀岡市では、移住定住促進施設「離れ」にのうみで宿泊体験を実施しています。亀岡市へ移住を考えている方であれば、2,750円(一人あたり)で宿泊が可能です(上限:2泊3日)。また宿泊利用期間中には、亀岡市の職員さんが現地案内をしてくれるといううれしいサポート付き

移住定住促進施設(「離れ」にのうみ)
▲移住定住促進施設「離れ」にのうみ

明智光秀が礎を築いた旧亀山城下町の一角にある古民家で、移住前に亀岡市の魅力を存分に体感してください。

公式:亀岡市移住・定住促進施設「離れ」にのうみ

亀岡市の移住に関するお問い合わせ

亀岡市への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。

担当課 亀岡市
政策企画部・企画調整課
住所 〒621-8501
京都府亀岡市安町野々神8
電話番号  0771-22-3131
公式サイト https://www.city.kameoka.kyoto.jp/