嘉麻市で暮らす魅力とは?移住に役立つ仕事・住まい・支援の情報

この記事では、地方移住を検討している方に向けて、福岡県嘉麻市の魅力や移住情報についてご紹介していきます。

嘉麻市は、市内の約72%が森林を占める自然豊かなまちです。遠賀川の源流が通っていることから、水もきれいでおいしく、たくさんの特産品にも恵まれています

子育て世帯への支援も充実しているので、ファミリーでの移住者も増加傾向にあります。それでは早速、嘉麻市の特徴や仕事・住まいについての情報を見ていきましょう。

本日お話を伺った方
女性スタッフのアイコン

株式会社嘉麻スタイル
地域おこし協力隊

藤堂 恵さん

嘉麻市での暮らし:3つの特徴

嘉麻市の暮らしの特徴

嘉麻市は、遠賀川の源流や嘉穂アルプスに囲まれた自然環境豊富なまちです。福岡県の真ん中に位置しており、北九州市や天神、博多などの都市部まで車で1時間半もあればアクセスできる点も魅力的。

嘉麻市への移住は下記のような希望をお持ちの方に適しています。

  • 自然環境に恵まれたまちに住みたい
  • おいしいものに囲まれて生活したい
  • 子ども達がのびのびと過ごせる環境が良い

なぜ上記のような方が嘉麻市への移住に適しているのか、特徴を交えながらご紹介していきます。

特徴1:水とみどりに囲まれたまち!アウトドアシティ宣言が話題

嘉麻市にある嘉麻アルプスの全貌
▲馬見山・江川岳・屏山・古処山からなる「嘉穂アルプス」

嘉麻市は、みどり豊かで遠賀川の源流点があることでも知られています。実際、嘉麻市の自然景観のすばらしさに魅了され、移住された先輩たちも多いそうです。

令和3年には、アウトドアの先進地とされるデンマークをモデルにした「アウトドアシティ宣言」を発表した嘉麻市。自然環境を活かし「心地よい体験と時間を提供する」体験型の観光地を目指す取り組みを実施しています。

嘉麻市で開催しているヒュッゲ体験・森林の中での焚火を囲んでいる
▲森林の中で「ヒュッゲ体験」を開催。ヒュッゲとはデンマーク語で家族や親しい人と心地よい時間を過ごすこと

嘉麻市が開催しているシャワークライミング
▲トレッキングとシャワークライミング体験。夏場は涼しくて大人気

どこにいても、自然を身近に感じることのできる嘉麻市では、こころ穏やかな暮らしが実現するのではないでしょうか。ぜひ一度、嘉麻市の自然を感じに足を運んでみてください。

特徴2:グルメ通にも嬉しい!新鮮でおいしい食べ物がいっぱい

嘉麻市にある道の駅うすいの外観
▲「道の駅うすい」県外からのお客さんも多い

新鮮な食べ物が手軽に手に入ることも、嘉麻市が移住希望者に人気の理由です。たまごや野菜、お米など、日々の暮らしに欠かせない食材は市内の道の駅や直売所で生産者の顔出しで売られています。

また、「嘉穂牛」と「赤崎牛」という2大ブランド牛のほか、桃や梨、りんごなどの果物の生産も盛んです。

嘉麻市にある九州りんご村になっているりんご
▲斜面10ヘクタールを利用した観光農園「九州りんご村」。8~11月は梨、8月中旬から11月はりんご狩りが楽しめる

嘉麻市は、グルメ通の方にもおすすめの移住地といえるでしょう。

特徴3:教育環境の充実!子どもの好奇心が育むまち

嘉麻市にあるボルダリングセンターで遊ぶ子どもたち
▲九州最大級のボルダリングセンター「K-WALL」

嘉麻市は、子育て支援にも力を入れています。令和5年4月には、小学校~中学校の教育を一貫して行う義務教育学校が3校開校しました。

また、子どもたちの体力や運動能力を向上できるようなプログラムを取り入れ、スポーツに対する潜在能力を育成していく「プロジェクトK」という取り組みも実施中です。

嘉麻市内の小学校では、30人以下の少人数制指導で、生徒一人ひとりに目が届くような環境づくりも心がけているそうです。このように、子どもたちが過ごしやすい環境を提供し、たくさんの経験が積めるように取り組んでいる嘉麻市は、子育て世帯にとって嬉しい移住地ではないでしょうか。

また、中学校3年生までのお子さんは医療費が無料な点も嬉しいポイントです。

嘉麻市の暮らしのデータ

嘉麻市にある沖出古墳(おきでこふん)
▲市内には多くの遺跡や史跡もある。写真は円墳である「沖出古墳(おきでこふん)」

ここでは、嘉麻市の暮らしのデータをご紹介します。

気候 8月平均気温:27.3℃
1月平均気温:5.3℃
※参照:気象庁データ(飯塚地点)
人口 人口:35,133人
世帯:18,093世帯
※2023年8月31日時点
教育 小学校:5校
中学校:2校
義務教育学校:3校
病院 42院
歯科・医院・クリニック・内科・外科など含む
交通 【バス】
市バス
デマンド運行型バス

【JR】
最寄り駅:桂川駅
アクセス 【自動車】
福岡方面から約1時間
北九州方面から約1時間半
久留米方面より約1時間
日田方面より約1時間

※人口以外の数字は2023年9月時点のものです。

嘉麻市は、買い物環境や医療機関も整備されているので便利な暮らしが可能です。

嘉麻市にある「カッホー馬古屏」の外観
▲新鮮な野菜やお花の苗などもそろう嘉穂物産館「カッホー馬古屏」

九州地方は温暖な気候として知られており、嘉麻市でも雪はめったに降りません。

嘉麻市での暮らしは車が必須ですが、市内には市バスと西鉄バス、そしてデマンドバスも運行しています。

嘉麻市にある総合バスステーション「バス来る嘉麻」
▲総合バスステーション「バス来る嘉麻」

総合バスステーション「バス来る嘉麻」は、フルーツサンド専門店が入っていたり、広々とした待合室があったりと、学生さんたちも安心して立ち寄れるスポットとなっています。

【仕事】働き口多数!就農や近隣都市への通勤も視野に

大手求人情報サイトで嘉麻市の求人を調べたところ約1,000件(※2023年9月時点)がヒットしました。
※求人情報の一例

職種はさまざまですが、自動車部品や台所洗剤などの製造業が多くありました。また、移住者の中には「本格的に農業を始めたい」と就農目的で訪れた方も多いそうです。

車があれば、近隣都市へもアクセスしやすいため、嘉麻市への移住後も働き口に困ることは少ないでしょう。

【住まい】空き家バンクがおすすめ!新婚世帯に向けた補助金制度あり

嘉麻市は、単身向けの住まいが少なく、ファミリー世帯向けの中古物件が多いそうです。空き家バンク制度も実施しているので、リフォームやDIYに興味のある方は下記をチェックしてください。

※公式:嘉麻市空き家バンク

新婚世帯には、新居の住居費および引っ越し費用の一部を補助する制度もあるので、嘉麻市で新生活を始める方は必見です。

※公式:嘉麻市結婚新生活支援事業補助金のお知らせ

嘉麻市の移住者の声

嘉麻市の移住者の声

ここでは、実際に嘉麻市で暮らす移住者の声をご紹介します。

  • 食べ物がおいしい!
  • 時間がゆっくりと流れている
  • ひとがあたたかく、自然もあるのでのびのびと暮らせる
  • ドライブが趣味になった
  • 水がきれいで、どの飲食店も安くて美味しい

自然や食べ物のおいしさに触れている声が目立ちました。また、まちの人のあたたかさから居心地の良さを感じている人も多かったです。

嘉麻市の自然環境がもたらす恩恵は、心の豊かさにも直結しているという印象を受けました。

嘉麻市が実施している移住支援&問い合わせ先

嘉麻市役所本庁舎の外観

ここからは、移住支援金や嘉麻市での暮らしを体験できる体験施設など、移住を検討する際に役立つ情報をまとめて紹介します。

三大都市圏からの移住で「嘉麻市移住支援金」を交付

東京・名古屋・大阪圏からの移住で、就業または起業などをする方には「嘉麻市移住支援金」を交付する制度があります。

単身世帯での移住で60万円、2人以上の世帯移住で100万円、さらに18歳未満のお子さんがいる家庭にはひとりにつき30万円が加算されます。

詳しい要件については下記URLよりご確認ください。

公式:嘉麻市移住支援金をご案内します

「体験型宿泊施設カホアルぺ」で嘉麻市の自然を体験

嘉麻市にある体験型宿泊施設カホアルぺの外観
▲体験型宿泊施設「カホアルぺ」

嘉麻市には、嘉麻市足白小学校をリノベーションしてつくられた体験型宿泊施設「カホアルぺ」があります。素泊まりで大人一人5,000円~とリーズナブルな価格で宿泊できるので、嘉麻市の雰囲気を味わいたいという方におすすめです。

シェアキッチンや焚火体験などもできます。気になるプログラムがあればぜひチャレンジしてみてください。

公式:体験型宿泊施設カホアルぺ

嘉麻市の移住に関する問い合わせ先

嘉麻市にある株式会社嘉麻スタイルでは、嘉麻市を「体感」できる様々な体験型イベントを開催しています。

嘉麻市にある「嘉麻スタイル」の外観
▲嘉麻市のまちおこしや地方創生事業に取り組む「嘉麻スタイル」

移住前に嘉麻市のことを知りたいという方は、公式ホームぺージでイベントをチェックしてぜひ参加してみてください。

公式:株式会社嘉麻スタイル

嘉麻市への移住相談は下記へお問い合わせください。

担当 株式会社 嘉麻スタイル
住所 〒820-0502
福岡県嘉麻市上臼井1182番地1
嘉麻市商工会 碓井支所2階
電話 0948-43-3083
対応時間 平日 8:30~17:00
メール iju@kamastyle.co.jp
公式サイト https://kamastyle.co.jp/