神奈川県開成町へ移住しよう!暮らしに役立つ仕事・住宅・子育ての情報
この記事では、地方移住を検討している人に向けて「神奈川県足柄上郡開成町(かいせいまち)」を紹介します。
「田舎モダン」のキャッチコピーを掲げるように、自然風景と都市機能が融合している町です。
東京まで電車で1時間30分のアクセスの良さに加え、都心より地価が安いため、生活拠点として一軒家を構える移住者も少なくありません。
また、地域一体型の子育てサポートや自治会の活動、区画整理などに注力しており、ファミリーや若い世帯を中心に移住者が増加しています。
今回はインタビューをもとに、開成町の魅力や住まい・仕事など移住生活に役立つ情報をまとめました。
開成町の3つの特徴
開成町の移住にあたり、押さえておきたい特徴は以下の3つです。
- 原風景と都市機能が調和する「田舎モダン」な町
- 地域一体で子育てを支援。公園や育児サポート施設が充実
- 東京まで90分の好立地。都心の生活を変えずに移住できる
それぞれの特徴について詳しく解説します。
特徴1:原風景と都市機能が調和する「田舎モダン」な町
▲あしがり郷「瀬戸屋敷」など古き良き原風景も楽しめる
開成町は「田舎モダン」をキャッチコピーに掲げるように、自然と都市機能が調和している点が大きな特徴です。
駅やスーパーなどに近い便利な住宅地に暮らしつつ、築300年の古民家あしがり郷「瀬戸屋敷」を中心とした水田が広がるエリアで自然に触れることもできます。
6.55㎢のコンパクトなまちならではの楽しみ方です。
開成町は面積がコンパクトなため、町の中心地から15分〜20分ほど自転車を走らせれば豊かな自然に触れ合えます。
特徴2:地域一体で子育てを支援。公園や育児サポート施設が充実
▲開成水辺スポーツ公園。酒匂川のほとりの気持ちのいい公園
平坦地が多く子連れでの移動がしやすい開成町は、公園や子育て支援施設が充実しているファミリーに優しい町です。
大小あわせて46ヵ所ほどある公園の中でも、人気はサッカー場やパークゴルフ場を備えた「開成水辺スポーツ公園」で、スポーツ大会やレクリエーションイベントなども開催されています。
サポート面では、預けたい保護者とサポートしたい町民をマッチングさせる取り組み「ファミリー・サポート・センター」が好評です。
また、子どもの遊び場や居場所づくりに取り組むボランティア団体も活動しています。
駅前子育て支援センター「あじさいっこ」は、プレイルームや授乳室の他、アドバイザーへの育児相談などが無料で利用可能です。
▲子どもと気軽に遊びに行けるあじさいっこ
なお、保育施設は町立幼稚園以外に民間の認可保育園が3つあるため、子どもの預け場にも困りません。
このように、開成町では地域一体となって子育てをサポートしているため、共働き世帯も子育てしやすい環境です。
移住者の方から、「街中でよく地域の方が話しかけてくれ、地域の温かい優しさの中で子育てができています」と聞きました。
特徴3:東京まで90分の好立地。都心の生活を変えずに移住できる
▲新しい住宅が軒を連ねる開成町の風景
開成町は都市部へアクセスしやすい立地の良さも魅力です。電車を使用すれば新宿まで乗り換えなしで約1時間30分、小田原は10分程度しかかかりません。
また、デュアルライフにも適しています。生活基盤を変えずに住み替えられる他、都心と比較して地価が安いため、広い家を構える目的で開成町を選ぶ方も少なくありません。
▲ファミリー層と20代・30代の世帯を中心に住まい購入が多い
特に子どもの成長に合わせて住まいを選ぶ方が多く、2020年の国勢調査では年少人口(0〜14歳)割合が14.8%と県内1位を獲得しました。さらに、2015年度調査からの人口増加率は全国で16位の7.7%を誇っています。(※)
長期的に住んでもらえる町を目指して、40年以上前より開成駅を核としたまちづくりを進めています。現在も開成駅西口に接続する道路を含んだエリアで土地区画整理事業を進めており、今後もより住みやすい町へと発展していくでしょう。
周辺には小田急線や東名高速道路など交通機関が整っているので、出かけやすい・遊びに来やすい場所なのも魅力のひとつです。
開成町の暮らしに関する情報
▲住宅街は区画整理が進み道路も広々としている
ここでは、開成町の基本情報に加え、仕事・住まいなどの移住生活に役立つ情報をまとめました。
「開成町の住まい選びのコツは?」「移住者が馴染みやすい環境はある?」といった移住に関する疑問を解消しましょう。
※2024年1月時点
気候 | 1月平均気温:5.3℃ 8月平均気温:26.4℃ (開成町内に観測地点がないため、小田原地点を参照) ※参考:気象庁 |
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人口 | 人口:18,824人 世帯数:7,376世帯 (2024年1月1日時点) |
医療機関 | 25院(うち、病院1院) |
学校 | ・保育施設:1園 ・小学校:2校 ・中学校:1校 |
交通 | 【電車】 ・小田急電鉄:小田原線「開成駅」 【バス】 ・箱根登山バス ・富士急湘南バス ・福祉コミュニティバス 【車】 ・高速道路:東名高速道路「大井松田IC」 |
近隣都市 | 小田原市、南足柄市 |
都市部へのアクセス | ・東京(新宿):電車で約1時間30分 ・小田原:電車で約10分 |
開成町の面積は6.55平方kmと神奈川県内の市町村で最もコンパクトですが、町内には各種施設が充実しています。
大型スーパーが3カ所あり、24時間営業のスーパーもあるため買い物に困りません。
医療施設は内科・歯科・整形外科などクリニックが充実していて、病院と休日急患診療所も各1院あります。産婦人科と小児科もあるため、小さな子どもがいるファミリーも安心感を持って住めるでしょう。
交通は電車の他に、無料の町内循環バス「福祉コミュニティバス」が走っています。町内は平坦な道が多く自転車を使っている方も珍しくありません。基本的には車がある方がより利便性が高くなりおすすめです。
中学校が1校のみのため、進学と同時に顔見知りが増えて深い人間関係が築ける点も特徴です。親世代が同級生というケースも珍しくありません。
【自治会】自治会加入率高め。多彩なイベントで交流を促進
▲8月に下延沢自治会で開催される「下延沢ふれあい夏祭り」
開成町は自治会の活動が活発です。「自治会との協働のまちづくり」を推進しており、自治会加入世帯率は全国平均71.7%(※)を上回る約80%に及びます。
魅力は各自治会が主催する特色豊かなイベントです。例えば、8月には各地区で夏まつりが開催され、子どもから大人まで開成町の夏を楽しんでいます。
他にも、風情豊かな岡野自治会では「しめ飾り教室」、子育て世帯が多いみなみ自治会ではいも掘りなど、地域の特色に合わせて内容が工夫されています。
▲自治会対抗のスポーツ大会や町内駅伝大会など町民一体となって楽しめるイベントが多彩
自治会の取り組みにより町民と移住者の交流が盛んで、自治会のホームページ制作に携わった移住者もいるように、開成町は転入者を受け入れるオープンな環境だと分かります。
※参考:地域コミュニティに関する研究会報告書|総務省(2020年4月)
自治会は強制加入ではありません。移住前に自治会の説明させていただくのですが、交流の場として利用できることもあり、加入を希望される方が多いです。
【仕事】都心も通勤圏内。移住後も仕事を継続しやすい
開成町に移住する方の仕事選びは多種多様です。
東京へのアクセスが良いため、首都圏・横浜方面へ通勤される方も少なくありません。さらに、都内からの移住者においては、都心の仕事を継続している方も多いです。
もちろん町内の求人も豊富です。
▼大手求人サイトに掲載されている開成町の正社員数
開成町の正社員数 | 約960件 ※求人一例 |
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※縁結び大学調べ(2024年1月時点)
東京や近隣の小田原まで通勤圏として探せば、より選択肢が広がります。キャリアを生かした仕事に就きたい方は、町外への通勤も検討してみてください。
移住を機に起業を目指したい方は、以下の支援を利用しましょう。
開成町創業者支援利子補給制度 | 日本政策金融公庫への利子支払額の一部を補助 ・上限15万円(1年間) |
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【住まい】戸建て購入多数。マンション集合住宅も人気
▲集合マンションの入口ではロマンスカーのロンちゃんがお出迎え
開成町へ移住する方の傾向として、首都圏や遠方よりも小田原市や厚木市などの近隣都市から住み替える方の割合が高いです。
また、戸建てを希望する移住者が多く、ファミリーを中心に新築・中古物件が注目されています。
▼土地の価格相場 坪単価(2005年~2023年)
神奈川県 | 67.7万円/坪 |
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小田原市 | 31.4万円/坪 |
開成町 | 28.4万円/坪 |
※参考:アセットロケット 不動産価格相場(2024年1月時点)
特に、小田急線や各種沿線沿いに広い新築住宅を持てるとあり、駅から10分程度の区画整理されているエリアが好評です。
一方、賃貸物件も充実しています。
▼大手不動産サイトに掲載されている開成町の賃貸物件数
マンション・アパート | 約70件 ※物件一例 |
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戸建て | 3件 ※物件一例 |
※縁結び大学調べ(2024年1月時点)
町内で働く方は、以下の住まい補助をチェックしておきましょう。
町勤労者住宅資金利子補助金制度 | 町内に住む勤労者の住宅支払利子を一部補助 ・上限:300万円(3年) |
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詳しくは以下よりご確認ください。
公式:開成町「町勤労者住宅資金利子補助金制度」
購入先を選んだ理由として、交通の利便性と住宅の広さなどの条件が良いという意見が圧倒的に多いです。
開成町へ移住した人の体験談
ここでは、開成町へ移住した方の感想・体験談を一部紹介します。
- 移住者も馴染みやすい環境。強制参加のような自治会はなく、程よい環境で地域の方とつながれる。
- 水道水がおいしい。東京と比較すると水質がきれいだと感じた
- 四季折々に変わる山の表情や風の変化など、自然を五感で体感できる。
- 天気が良いと富士山も見える。箱根も近いので休日にふらっと遊びに行ける
▲お天気のいい日は富士山も
移住者の多くが、アクセス良好で各種施設がそろう都市機能がありながら、自然風景のある暮らしに魅力を感じているようでした。
また、自治会主催の各種イベントなどを通して、地域の方々と移住者が程よい距離感でコミュニケーションを図れる環境も、住み心地の良さにつながっています。
開成町の水道水は、地下約80mの深い層に流れる深層地下水をくみ上げています。炭酸やミネラル成分を含んでいて、天然水と成分は変わりありません。
開成町への移住に関するお問い合わせ
▲あじさいちゃんも担当スタッフとしてみなさまの移住をサポートします
移住に関する疑問や相談は、下記移住担当窓口へお問い合わせください。
また公式Youtubeをチェックすると、開成町の様子がよく分かります。可愛い町公式マスコットキャラクター「あじさいちゃん」の目線で案内されているので、見るだけでもほっこり。また、あじさいちゃんのテーマソング「かいせいマーチ」もありますよ!
▼【公式】Ajisaichan's Diary(開成町シティプロモーション動画)
https://www.youtube.com/watch?v=zdyGVAyg6xw
▼【公式】かいせいマーチ(あじさいちゃんテーマソング)
https://www.youtube.com/watch?v=x4S9MMPsfHw
担当課 | 企画政策課 |
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住所 | 〒258-8502 神奈川県足柄上郡開成町延沢773 |
電話番号 | 0465-84-0312(直通) |
対応時間 | 8:30~17:15 ※土・日曜、祝日、年末年始除く |
公式サイト | https://www.town.kaisei.kanagawa.jp/ |