伊予市移住の魅力!海と山の絶景と充実の子育て支援
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「愛媛県伊予市」をご紹介します。
愛媛県のほぼ中央に位置する伊予市は、瀬戸内海に面した穏やかな気候のまち。海沿いは「日本の夕陽百選」にも選ばれており、その絶景と、ゆったり流れる時間を味わえます。
また、結婚から出産・育児支援が充実しているため、若い世代の移住希望者からは特に人気です。子どもの遊び場や教育環境の選択肢も多く、パパの育児も積極的に推進しています。
恵まれた気候と豊かな自然環境から、伊予市には、おいしい海の幸・山の幸もたくさん。さらに、それらの食材を活かしたイベントなども開催される、食文化の豊かなまちでもあります。
そんな伊予市について、暮らしの特徴や仕事・住まいの状況など、移住を検討するために役立つ情報をたっぷりとお届けします。
伊予市移住の魅力:3つの暮らしの特徴
伊予市は、次のような特徴のあるまちです。
- 瀬戸内海に面し、気候は穏やか。「日本の夕陽百選」にも選ばれた絶景が眺められる
- 結婚~出産・育児への支援が手厚く、若い世代の移住希望者から特に人気が高い
- 海や山の新鮮食材がたくさんとれる。食に関するイベントも多彩
ここからは、これらの特徴について、詳しく紹介していきます。
特徴1:瀬戸内海の絶景と穏やかな時間が流れる暮らし
瀬戸内海に面した伊予市は、自然豊かで気候の穏やかなまち。そして絶景を楽しめるまちです。
海岸沿いには、JRの予讃線とドライブコース「夕やけこやけライン」が走ります。予讃線「下灘(しもなだ)駅」は、ホームの向こうに海が広がる美しい風景から、映画やドラマのロケ地としても多数登場。
特に印象的なのは夕暮れ時です。木造駅舎のレトロな雰囲気も相まってノスタルジックな気分を誘い、鉄道ファンやカメラ好きの間では“映え”スポットとして絶大な人気。海沿いは「日本の夕陽百選」にも選ばれています。
心を癒す風景と、ゆったりとして穏やかな雰囲気をもつ伊予市。都会のあわただしさ、ビル群や人混みと正反対の暮らしをしたい方に、特におすすめと言えるまちなのです。
海を眺めながら電車を待つ人同士で自然に会話が始まるような、なんともいえない優しい空気感を、ぜひ体験してほしいですね。
特徴2:充実の子育て支援制度とパパ育児推進の取り組み
伊予市は、結婚や出産・育児への支援が手厚く、子育て中の方や、出産・育児を希望している方から、特に注目を集める移住先となっています。
結婚新生活支援補助金 | 対象となる期間に婚姻届を提出し、婚姻届の提出時点で夫婦ともに39歳以下の世帯に対し(ほか要件あり)、引越費用、家賃、住宅購入費、リフォーム費用などを支援 詳細:結婚新生活支援補助金 |
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若年出産世帯応援補助金 | 2023年4月以降に生まれたお子様の出生日時点で、父母ともに29歳以下の世帯(原則お子様と同居)に対し、育児用品、時短家電、省エネ家電の購入費を支援 補助限度額:お子様1人あたり20万円 |
若年出産世帯奨学金返還支援補助金 | 2023年4月以降に生まれたお子様の出生日時点で、父母ともに29歳以下の世帯(原則お子様と同居)に対し、奨学金の返還を支援 補助限度額:対象者1人あたり20万円 |
また伊予市では、国の取り組みである「さんきゅうパパプロジェクト」に合わせ、パパの積極的な育児参加を推進しています。
子育てパンフレット「パパも一緒に、いよし日和」や子育て情報番組(YouTubeチャンネル「パパも一緒に、いよし日和」)では、ファミリーでのお出かけスポットや、パパの子育てに役立つ情報を多数紹介。
“パパも子育てあたりまえ”の子育てをしたい方には、ピッタリの環境ではないでしょうか。
特徴3:海と山の恵みを活かした豊かな食文化
豊かな自然に恵まれた伊予市には、おいしい海の幸・山の幸がたくさんあります。
伊予市の気候と地形は、かんきつ類の栽培に最適。全国トップクラスのかんきつ類生産県である愛媛県の中でも、伊予市の温州みかんは特に味が良いと評判です。また、山間部で栽培されている栗や、びわ、キウイフルーツなど、さまざまな特産品があります。
海の幸では、高級魚として知られるハモ、全国一の生産量を誇る削り節、おみやげとしても人気の「じゃこ天」といった水産加工品など、こちらも多彩。市内のカフェやレストランでは、これら地元食材を使ったメニューも味わえます。
さらに“食”のイベントも数多くあります。
「しもなだ鱧(ハモ)まつり」は、はも飯や唐揚げ、鱧カツバーガーなど、ハモを使ったオリジナリティあふれる料理が販売される、毎年大人気のイベントです。
▲ふわふわのハモがサクサクの衣をまとったハモカツバーガーは、伊予市ならではのグルメ
秋の「なかやま栗まつり」では、栗オークションのほか小学3年生以下を対象とした「栗ひろい大会」や「栗のつかみどり」も行われ、お子様も大喜び。
「五色浜観月いもたき」は、大勢で浜辺に座り、地元の削り節を使ったダシで里芋などの食材を煮込んだ鍋料理を囲む、楽しい宴会です。
このように、食材に恵まれ、食文化の豊かな伊予市。食べ物にこだわりのある方、おいしいものが大好きな方は、日々の暮らしの楽しみがグンとアップしそうです。
伊予市移住者の暮らし:仕事・住まい・教育の環境
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、伊予市の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | 1月:平均気温6.2°C 8月:平均気温28.1°C (松山地点を参照) ※参考:気象庁ホームページ |
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人口 | 人口:35,518人 世帯数:16,271世帯 (2023年12月末時点) |
近隣都市 | 大洲市、喜多郡内子町、伊予郡松前町、砥部町 |
公共交通 | 鉄道:JR四国、伊予鉄道 路線バス:伊予鉄南予バス、宇和島自動車、コミュニティバス「あいくる」 |
大都市へのアクセス | 松山へ:車で約30分 |
病院 | 診療所:21、病院:1、歯科:14 |
学校 | 小学校:9、中学校:4、高校:1 |
名所・観光 | 伊予岡古墳群、福田寺、宮内家住宅(ミュゼ灘屋)、盛景寺、三島神社(双海町) |
行事・イベント | 伊予彩まつり、「ほたるの里ふたみ」ほたる祭り、五色姫復活祭、秋祭り、亥の子 |
伊予市内には、スーパーやドラッグストアなどがあり、お買い物面では不自由しないでしょう。隣接する松前町には大型ショッピングモールもあり、伊予市から車で約10分と気軽に出かけることができます。
伊予市は県名の由来となった女神を祀る神社があるなど、古代からの歴史を有するまち。江戸時代以降は、特に町人の手でまちが栄えてきました。市内には、そんな歴史を伝える神社やお寺などの名所、風情あるまち並み、伝統の行事などがあります。
▲824(弘仁15)年に山城国(現在の京都府南部)伏見稲荷神社から勧請されたと伝わる、伊豫稲荷神社
▲田畑の真ん中に突如現れる、神秘的なたたずまいの烏帽子社三島神社
仕事事情:市内外に豊富な求人、就農支援も充実
2024年6月現在、大手求人情報サイトで伊予市内の正社員求人を検索すると、約540件がヒットしました。
次に、この検索範囲を通勤30分程度(25km圏内)のエリアまで広げると、約15,800件と大幅に増加。市内にこだわらずお仕事を探すことで、選択肢は大きく広がります。
また、農業・漁業が基幹産業の伊予市へは、就農を目的に移住される方もいらっしゃいます。
市では愛媛県やJAと連携して、相談対応や実務研修などの就農支援を行っているので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
詳細:新規就農者支援
住まい探し:3つの特色あるエリアと空き家バンク活用
▲双海エリアの「日本水仙花開道」には、冬、丘一面のスイセンが咲き誇る
伊予市内には「伊予エリア」「中山エリア」「双海(ふたみ)エリア」という3つのエリアに分かれ、それぞれに特色があります。
伊予エリア | 買い物施設や、医療・福祉施設が充実する市街地。鉄道の駅が8つあり、空港やインターへのアクセスも良好で、利便性を重視したい方におすすめ |
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中山エリア | 穏やかな山里。ゆったり暮らしたい方、本格的に農業に取り組みたい方に選ばれている。佐礼谷(されだに)地区は、住民主体でまちづくりを計画・実践するなど、地域のつながりの深さも特徴 |
双海エリア | 伊予灘に面し背後には里山が広がる、自然豊かな漁村。海をのぞむ風景に魅せられて移住する方が多い |
2024年6月現在、大手住宅情報サイトで伊予市内の賃貸物件を検索すると、約150件がヒットしました。
参考:賃貸物件情報の一例
また、一軒家をお考えの方には、空き家バンクの利用もおすすめです。伊予市では2023年度より、NPO法人の運営による空き家バンクが本格稼働。情報提供のあった物件のうち、既に約3分の1が成約済みと盛況です。
県外から伊予市へ移住された方が空き家を改修する場合には「伊予市移住者住宅改修支援事業費補助金」が利用できるので、あわせてチェックしてみてください。
▲中山エリア佐礼谷地区にある「犬寄峠の黄色い丘」。菜の花をはじめとする黄色い花でいっぱいになる、“映え”スポット
教育環境:個性豊かな学校選択と充実の子どもの遊び場
▲翠小学校は、創立1874(明治7)年。県内最古の木造校舎を有する
結婚~育児のサポートとして、さまざまな取り組みを行う伊予市。教育環境面や、子どもの遊び場の面も充実しています。
教育環境
伊予市には小学校が9校あり、1,000人規模のマンモス校から複式学級の小規模校まで、さまざまな選択肢があります。
お子様の教育方針として「たくさんの友達に囲まれて過ごしてほしい」という方も「一人ひとりに目の届く小規模校を選びたい」という方も、きっと希望に合う学校が見つかることでしょう。
また、市内にある「愛媛県立伊予農業高等学校」は6つの学科からなる、西日本有数の農業高校です。
子どもの遊び場
市内には、公園や児童館などたくさんの遊び場があります。子育て世帯の方にとって、子連れでのお出かけの選択肢が多いというのは、ポイントの高いところではないでしょうか。
「ウェルピア伊予」は、東京ドームの約2.5倍という広大な敷地内に、こども広場や各種スポーツ施設がそろいます。宿泊、広々とした大浴場なども楽しめるので、おじいちゃんおばあちゃんも含めた3世代でのお出かけにもおすすめ。
五色浜公園近くにある、夏季限定オープンの「五色浜プール」は、伊予灘の海水を汲み入れて使用する珍しいプール。海水浴場にも隣接しているので、その日の気分に合わせ、海でもプールでも遊べます。
「えひめ森林公園」には、全長約2,000m、所要時間は約1時間30分という、本格的なアスレチックコースがあります。大人も子どもも一緒になって、自然のなかでのびのびと体を動かせるでしょう。
また、児童センター「みんくる」には、幼児室や図書コーナーのほか、体育室、創作活動室、屋上広場なども。イベントも頻繁に開催され、地域の親子の交流の場として人気です。
伊予市移住者の声:自然豊かな環境と地域の魅力
ここでは、実際に移住して伊予市に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。
- 海も山も歩いて行けるところにあるのが嬉しい。海に沈む夕日は、毎日見ても感動する
- 新鮮な海の幸や山の幸をたくさん味わえる
- 豊かな自然の中でのびのびと子育てができる。小学校もそれぞれ魅力的で、子育てにはとても良い環境だと思う
- 地域には、親切でフレンドリーな人が多い。それでいて都会的な感覚も持ち合わせていて、ほど良い距離感で接してくれる
海も山もある自然豊かな環境の中、穏やかな時間や新鮮食材、のびのび子育てなど、思い思いの暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきます。
伊予市移住サポート:体験ツアーと相談窓口の案内
伊予市では、単に人口を増やすことだけを目的とせず、“地域住民と移住者がともに幸せに暮らせる地域づくり”を目指した移住支援を行っています。
古民家を改修したコミュニティスペース・まちの縁側「ミュゼ灘屋」内にある、移住サポートセンター「いよりん」では、移住希望者の相談にワンストップで対応。
伊予市への移住について興味がある方、気になることがある方は、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
いよ暮らし体感:2泊3日の移住体験ツアー
実際に現地を訪れ伊予市の雰囲気や味わってみたい方には、移住体験ツアーがおすすめです。
2泊3日を基本に、先輩移住者や地元の方との交流会に参加し、リアルな“伊予暮らし”について聞くことができます。
そのほか、参加者の相談内容によるスケジュールを組み立ててもらえるので、ぜひ利用してみてください。
伊予市移住相談窓口:問い合わせ先一覧
担当課 | 企画振興部地域創生課移住・定住担当 |
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住所 | 愛媛県伊予市米湊820番地 |
電話番号 | 089-909-6382 |
対応時間 | 8:30~17:15(土・日・祝日と、12月29日から1月3日を除く) |
公式サイト | https://www.city.iyo.lg.jp/ |