【福島県いわき市移住】暮らしの魅力と仕事・住まい・支援情報

この記事では移住を考えている人に向けて、福島県いわき市の特徴や仕事、住まいといった、暮らしに役立つ情報をご紹介します。

いわき市は福島県の東南端に位置し、南は茨城県に接しています。東は太平洋に面しており、寒暖の差が比較的少なく、過ごしやすい気候となっています。

今回は、いわき市役所創生推進課のみなさんに、地域の魅力や暮らし、移住支援などについてお聞きしました。

本日お話を伺った方
いわき市役所の古川 孝昭さん

いわき市役所 創生推進課
総括主査

古川 孝昭さん

いわき市役所の折笠 貴之さん

いわき市役所 創生推進課
主査

折笠 貴之さん

いわき市役所の佐藤 麻里子さん

いわき市役所 創生推進課
会計年度任用職員

佐藤 麻里子さん

いわき市の3つの魅力

福島県いわき市暮らしの特徴

いわき市は、半世紀前の「常磐ハワイアンセンター」(現「スパリゾートハワイアンズ」)のオープンとともに生まれた「フラ」文化を身近に感じられるまち「フラシティいわき」です。

そんないわき市での暮らしは、次のような方に適しています。

  • 気候のよいまちに住みたい
  • 美味しいものが大好き
  • アウトドアなどの趣味を楽しみたい

上記のような方に適している理由を、いわき市に見られる3つの特徴から解説します。

東北随一の温暖な気候:太陽の恵み豊かないわき市

いわき市の太陽の下の子ども

いわき市は気候が穏やかで、東北地方にありながら、雪がほとんど降りません。

また、夏は涼しく冬は温暖で快適な気候が魅力です。全国的にも日照時間が長く、1年を通してアウトドアやスポーツが楽しめるまちと言えます。

太陽をたっぷり浴びて人も自然ものびのび過ごせる、いわき市はそんなまちです。

いわき市のフラダンサーと海

海と大地の恵み:いわき市の豊かな食文化

いわき市のいちご

前述したとおり、いわき市は日照時間が長く気候に恵まれていることから、良質な野菜・果物や米が生産されています。主な農作物としては、大豆、ねぎ、いちご、いんげん、きゅうり、トマト、梨、いちじく、いわき特産のとっくりいも(※)などが挙げられます。
(※)いわきの伝統野菜で徳利のような形の山芋

また、暖流と寒流が交わる好漁場であり、水産物が豊富です。いわき市で水揚げされた水産物や、いわき市で加工した干物などの水産加工品は、以前から「常磐もの」として人気です。

いわき市の魚

いわき市に移住したら、新鮮な野菜や魚介類などで豊かな食生活が送れそうですね。

オールシーズンのアクティビティ:いわき市の楽しみ方

いわき市の海

いわき市では気候が温暖なため、年間を通してスポーツやアクティビティを楽しむことができます。特にマリンスポーツに関しては、いわきは「日本のハワイ」とも呼ばれており、サーフィンしてから出勤する方もいるほどです。

いわき市の海とサーフボード

「スパリゾートハワイアンズ」は、いわき湯本温泉の豊富な湯量を活用したレジャー施設です。フラガールによるショーが有名ですが、高低差と滑走距離が日本一のボディスライダーや、流れるアクアリウムプールなど子どもから大人まで楽しめるアトラクションも豊富です。館内は年間を通して28℃に設定されているので、常夏気分を楽しめます。

いわきの「フラシティiwaki」ののぼり

いわき市のフラダンス

いわき市のフラダンス

いわき市のフラダンス

スクロールで写真が見られます→

また、いわき市にはたくさんのゴルフ場がありますし、サイクリングについては山道でのトレーニングも可能です。

このように1年を通してさまざまなスポーツやアクティビティを楽しめる点が、いわき市の魅力のひとつです。

いわき市のいわき花火大会」
▲「いわき花火大会」。約1万発の花火が打ち上げられる

いわき市の生活環境:移住者のための暮らし情報

いわき市のイルミネーション
▲アクアマリンパークでのイルミネーション。12月から1月にかけて市内各所でイルミネーションイベントを開催

ここからは、いわき市の暮らしに関する情報をご紹介します。

気候 8月:平均気温24.5℃
1月:平均気温4.1℃
※参考:気象庁(小名浜地点)
人口 人口:320,946人
世帯:141,432世帯
(2023年12月1日現在)
病院 病院・診療所:275施設
歯科診療所:152施設
(2023年4月1日現在)
学校 保育施設:137施設(保育所・認定こども園・地域型保育事業・幼稚園・企業主導型保育事業)
(2023年5月1日現在)

小学校:64校
中学校:41校
高等学校:18校
大学等:4校(高専・短大・大学)
(2023年4月1日現在)
交通 【飛行機】
福島空港(車で約1時間)
茨城空港(車で約1時間30分)

【電車】
JR常磐線:勿来駅、植田駅、泉駅、湯本駅、内郷駅、いわき駅、草野駅、四ツ倉駅、久ノ浜駅、末続駅
JR磐越東線:いわき駅、赤井駅、小川郷駅、江田駅、川前駅

【バス】
新常磐交通
都市間高速バス各種

【車】(常磐自動車道を利用)
東京まで約2時間30分
仙台まで約2時間20分

いわき市は年間を通じて比較的過ごしやすい気候です。前述したとおり、雪がほとんど降らず、日照時間が長いのが特徴です。

いわき市には、大型スーパーやドラッグストア、家電量販店なども多くあります。また「いわき市医療センター」など大きな病院もあり、いざという時も安心です。公共交通機関は主要な地域を結んでいますが、郊外や山間部では本数が限られているため、移動の自由度を高めるには車があると便利です。

週末のお出かけには、市内では海沿いの観光スポット「アクアマリンパーク」や、常磐(じょうばん)地区の「いわき湯本温泉(スパリゾートハワイアンズ含む)」、市外では郡山市や仙台市、東京などに出かけることが多いようです。「アクアマリンパーク」には水族館もあるので、小さなお子さん連れにも良さそうですね。

いわき市役所の佐藤 麻里子さん
佐藤さん

いわき市では吹奏楽も盛んです。機会があればぜひ鑑賞してください!

いわき市のアクアマリンパーク内の環境水族館「アクアマリンふくしま」
▲アクアマリンパーク内の環境水族館「アクアマリンふくしま」

子育て環境:いわき市独自の教育と支援制度

いわき市では子育て世帯にさまざまな支援を実施しています。妊娠、出産、子育てに関する切れ目のない支援を行う「いわきネウボラ」の運営や経済的負担の軽減に取り組んでいます。経済的な支援の一部は次のとおりです。

子ども医療費助成事業 生まれてから18歳までの医療費を助成
学校給食費第3子以降支援事業 第3子以降の学校給食費を無償

公式:IWAKIふるさと誘致センター「いわきで子育て」

また、教育面では、「体験型経済教育施設Elem(エリム)」や「いわき志塾」があります。「体験型経済教育施設Elem(エリム)」は、社会のしくみや経済の働きを体験学習する施設で、小学校5年生と中学校2年生全員が体験します。

「いわき志塾」は企業のトップやプロスポーツ選手などを講師として招き、講義やワークショップを実施する取り組みで、児童生徒一人一人のキャリア教育に役立てています。

仕事:いわき市の雇用事情と求人情報

大手求人情報サイトでいわき市の求人を調べたところ、約8,000件ヒットしました。
※求人情報の一例

求人数が多いので、市内で希望の仕事が見つかりそうですね。製造業、介護・福祉・医療(医師・看護師)等の求人が多いようです。

住居探しのポイント:賃貸物件と空き家バンク活用法

大手住まい情報サイトでいわき市の賃貸物件を調べたところ、約2,000件ヒットしました。
※賃貸物件の一例

いわき市では、「NPO法人いわき市住まい情報センター」と連携を図りながら、空き家バンクを運営し、住まいの情報を提供しています。空き家バンクを購入または賃貸し住宅を改修した場合には、補助制度がありますので、ぜひ活用しましょう。

空き家バンク活用支援事業補助金 「空き家バンクいわき」を通じて購入または賃貸した住宅を改修する際に要する費用の一部を補助(補助対象経費の1/2 上限50万円)
「住んでふくしま」空き家対策総合支援事業 空き家改修等に補助金を交付(最大250万円)

公式:NPO法人いわき市住まい情報センター「各種支援制度」

先輩移住者の声:いわき市での新生活の実際

福島県いわき市移住者の声

次に、いわき市に移住した方の感想をご紹介します。

  • 雪が降らなくて最高、気候が過ごしやすい。星がきれい
  • 海が近いので魚が美味しい
  • フラ関係のイベントがあって楽しい
  • 海にも山にも行けるので、休日の過ごし方が豊かになった

移住サポート情報:いわき市の窓口と支援制度の活用法

いわき市の海

いわき市への移住を検討し、情報収集をしたら、下見に行ってみましょう。移住者は平地区と小名浜地区に住む人が多いので、そちらに行ってみるのも良いですね。いわき市での移住活動には支援制度がありますので、積極的に利用しましょう。

いわき移住活動支援金 移住希望者が仕事探しや住まい探しなどを目的としていわき市に滞在する際の宿泊費の一部を補助(宿泊費の80%・8,000円/泊・年度5泊まで)

公式:IWAKIふるさと誘致センター「支援制度情報」

また、いわき市では、東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)からいわき市に移住した人のうち所定の要件を満たした場合に、支援金を交付しています。該当する人は、こちらも活用しましょう。 

UIJターン支援事業 単身:60万円、2人以上の世帯:100万円
18歳未満の子どもを帯同して移住した場合、子ども一人あたり100万円を加算

公式:いわき市「UIJターン支援事業について」

いわき市への移住に関するお問い合わせ

いわき市の移住担当

移住相談窓口 IWAKIふるさと誘致センター
住所 〒970-8026
福島県いわき市平字田町120番地ラトブ6F
いわき商工会議所内
IWAKIふるさと誘致センター事務局
電話 0246-25-9151
公式サイト IWAKIふるさと誘致センター 福島県いわき市移住ポータルサイト