宮城県石巻市への移住のすすめ!豊かな自然と創造性あふれる暮らしの魅力

この記事では、地方への移住を検討している方のために宮城県石巻市(いしのまきし)の魅力を紹介していきます。

石巻市は宮城県の北東部に位置し、人口約13万5千人と県内では仙台市に続いて2番目に人口が多いまちです。仙台までは高速道路を使って1時間で行けるので、車で通勤している方もおります。

東日本大震災では大きな被害を受けましたが、多くの人の手により復興が進んだため活気があふれており、新しいチャレンジがしやすい環境です。また、子育て支援も充実しているため、お子さんがいる家庭の移住先にも向いています。

そのような特徴を持つ石巻市について、暮らしや移住に関する情報を、市役所の方に伺ったお話とあわせて、詳しく解説していきます。

本日お話を伺った方
石巻市役所復興企画部SDGs移住定住推進課の推進係長である小島裕之さん

石巻市役所 復興企画部 SDGs移住定住推進課 推進係長

小島 裕之さん

宮城県石巻市の暮らしを彩る5つの魅力

宮城県石巻市・暮らしの特徴

東北といえば何と言っても「豪雪」のイメージがあると思いますが、石巻市は「夏は涼しく、冬は雪が少ない」気候であり、年間を通じて過ごしやすい地域です。積雪量は最深でも16cmで、これはくるぶしが埋まる程度の深さに過ぎません。

そんな過ごしやすい気候である石巻市について、これからその特徴や魅力について深く掘り下げていきたいと思います。

  • 特徴1:仙台市や仙台空港へ1時間!アクセス良好な立地
  • 特徴2:新しい挑戦を受け入れる、創造性豊かなまち
  • 特徴3:海・川・島が身近にある豊かな自然環境
  • 特徴4:世界三大漁場と最長の魚市場を誇る水産業の拠点
  • 特徴5:充実の子育て支援制度で若い夫婦の移住をバックアップ

特徴1:仙台市や仙台空港へ1時間!アクセス良好な立地

石巻市と仙台市および仙台空港の位置関係をあらわすイラスト
▲石巻市から、仙台市および仙台空港までは約1時間。新幹線を利用すると東京までは約3時間で着く。 ※石巻市移住定住サイトより流用

石巻市は宮城県の北東にあり海に面しているため、「都会からはかなり離れていそう」と考える方も多いと思うのですが、実は都市部へのアクセスに優れているんです。

市内には高速道路である三陸沿岸道路が通っているほか、JR仙石線、仙石東北ライン、石巻線、気仙沼線の鉄道路線や、仙台・東京までの高速バス路線もあります。車でも電車でも仙台市までは1時間と、日常的に往復してもさほど問題ない距離ではないでしょうか。

また、仙台空港にも車なら1時間で到着するので、仙台駅からの新幹線乗車とあわせると、日本各地の主要都市への移動手段は確保されています。

自然に恵まれた住環境を求めつつも、出張や用事などが多く移動手段が確保されているほうがいいという人にとって、石巻市は条件を満たしているといえそうです。

特徴2:新しい挑戦を受け入れる、創造性豊かなまち

北上川沿いに石ノ森萬画館を望む街並み
▲石巻市内、北上川沿いの街並み。美しい風景がよみがえっている。

2011年に起きた東日本大震災では、石巻市も被害を受けました。しかし、その後は全国からやってきたボランティアたちの手によって復興・復旧が推し進められ、現在ではその美しい街並みを取り戻しています。

なかには、ボランティア終了後もそのまま石巻市に留まり、NPO法人や一般社団法人を立ち上げる人も。たとえば水産業に新たな風を吹かせるプロジェクトを実行している団体や、オープンシェアオフィスの運営およびワークショップを開催している団体など、多くの移住者たちがさまざまな活動を行ってきました。

石巻市は、まちとして新しい人を受け入れてきた土壌があるため、起業など新しいチャレンジがしやすい環境なのです。自治体や関連団体にも相談できるので、構想がある人はぜひ石巻市への移住を検討してみてください。

特徴3:海・川・島が身近にある豊かな自然環境

新北上川の夕景
▲新北上川の河口に広がるヨシ原から眺める夕日。

石巻市は太平洋に面しており、北上川やその途中で分かれる新北上川、牡鹿半島(おしかはんとう)、また半島の先に浮かぶ3つの島など、見事な景観を誇るスポットが多いです。

特に、はるか遠くの岩手県からここまで流れてくる北上川は、石巻市民の憩いの場所です。石森萬画館がある中瀬周辺は現代的な風景が続き、新北上川の河口に広がる「ヨシ原」は、葦の群生地としてたくさんの人の目を楽しませてきました。

金華山・鹿山公園の桜と鹿
▲金華山にある鹿山公園は、その名の通り鹿がいっぱい。

また、牡鹿半島の先にある島のひとつ「金華山」も代表的な観光スポットです。船で向かうしかない離島ながら、数多くの伝説が残る「金華山黄金山神社」や、心地よくくつろぐ鹿が目立っている「鹿山公園」など、見どころがたくさん。

石巻市に移住すれば、身近に自然が待っている環境で過ごすことができます。普段は海や川を眺めて過ごしながら、たまに島に渡って楽しむなど、都心部ではなかなかできない体験をしてみてくださいね。

特徴4:世界三大漁場と最長の魚市場を誇る水産業の拠点

石巻市の漁港
▲石巻市の東に位置する金華山沖は、世界三大漁場のひとつ。 ※石巻市移住定住サイトより流用

石巻市の東に広がる三陸・金華山沖は、ノルウェー沖、カナダにあるニューファンドランド島沖のグランドバングと並ぶ「世界三大漁場」とされており、漁獲種が豊かな世界有数の優良な漁場となっています。

石巻魚市場(市水産物地方卸売市場石巻売場)は「最も長い魚市場」として2021年にギネス記録にも認定されました。その長さは875.47m。もちろん、ただ距離が長いだけでなく、日々美味しい魚介類が水揚げされています。

「自分でいろいろな種類の魚を釣ってみたい!」という釣り好きの方は、牡鹿半島の先端に浮かぶ網地島(あじしま)など絶好の釣りスポットがあるので、ぜひ訪れてみてください。

また、市内各所にある地元スーパーでは新鮮な魚介類を手に入れることができるので、季節に応じていろいろな種類のお魚を楽しめますよ。

特徴5:充実の子育て支援制度で若い夫婦の移住をバックアップ

石巻市子どもセンターらいつ
▲子育て支援施設「石巻市子どもセンターらいつ」には多くの子どもが集まる。 ※石巻市移住定住サイトより流用

震災以降、多くの移住者を受け入れてきた石巻市。移住のためのサポート体制も充実しており、中でも若年夫婦、子育て世帯の支援を積極的に行っています。

例えば、「結婚新生活支援事業補助金」。これは、市内で新生活を始める新婚世帯(夫婦いずれも39歳以下)に対し、スタートアップに係る費用(住宅取得費用、家賃、引越費用など)の一部を補助する制度です。補助金額は1世帯当たり30万円ですが、夫婦共に29歳以下の場合は60万円の補助があります。

>>「結婚新生活支援事業補助金」の紹介ページはこちら

子育てに関する支援としては、以下のような制度があります。

制度名 概要
子ども医療費助成事業 入院、通院ともに医療費(保険適用分)のうち自己負担分を助成する制度。0歳から18歳到達年度末日までの子どもが対象
石巻市育児ヘルパー事業 母子健康手帳交付後から生後6か月の前日までの期間、育児ヘルパーによる家事や育児を支援する事業。
市民税所得割課税世帯は250円/時間、それ以外の世帯は無料で利用可能
ファミリーサポート事業 概ね生後2か月から小学校6年生までのお子さんを養育している方(利用会員)と、自宅で子どもを預かることができる方(協力会員)がそれぞれ会員登録し、協力し合って育児の援助活動を行う事業。
平日は600円/時間、休日は700円/時間で利用可能

>>子ども医療費助成事業についての紹介ページはこちら

>>石巻市育児ヘルパー事業についての紹介ページはこちら

>>ファミリーサポート事業についての紹介ページはこちら

移住してきたばかりの時には、頼れる知人・友人もほとんどいなく、心細いもの。ですが、育児ヘルパー事業やファミリーサポート事業を通じて、地域の人との繋がりをつくるきっかけにもなりそうです。なお、各制度には細かな利用ルールがあるので必ず確認してくださいね。

市内12か所の子育て支援センターが子育て世帯を応援

石巻市内には、無料で利用できる子育て支援センターが12か所存在しています。育児相談や、子育てサークルへの参加、あそびの広場の活用など、地域の子育て世帯が集まりやすい場所となっているので、気軽に活用してみてはいかがでしょうか。

>>子育て支援センターについての紹介ページはこちら

また、子どもたちが主体となって活動を行うことができる、石巻市子どもセンター「らいつ」(児童館)もあります。

子どもの4つの権利である「生きる」「育つ」「守られる」「参加する」を大切にしながら、地域社会との繋がりと子どもたちの主体性を育てる取り組みを行っています。お子さんと一緒に見学に行くのもいいかもしれませんね。

>>石巻市子どもセンター「らいつ」の紹介ページはこちら

石巻市での暮らし:気候・医療・教育などの生活情報

ここからは石巻市での生活に関する情報を、データとともに紹介します。

気候 年間平均気温は15.9℃。最高平均気温は8月の27.0℃、最低平均気温は1月の-2.2℃。東北地域であることから冬季には雪が降るが、最深積雪は16cm程度
人口 約135,000人・世帯数62,000世帯
病院 クリニック含め、市内には154の医療機関がある
学校 認可保育園50園(※ただし、一部保育園は統合予定)、認可外保育園16園、小学校32校、中学校17校、高校7校、私立大学1校、特別支援学校1校
文化・芸術 ・おめつき:宮城県指定の無形民俗文化財の祭り。200年以上の歴史があり、名振地区の火災防止祈願を行う(1月)
・河南鹿嶋ばやし山車祭り:江戸時代から続く伝統的な祭り。祭ばやしの音楽とともに、花山車が町中を練り歩く(4月)
・石巻川開き祭り:川の恵みに感謝するとともに、先祖の供養を目的とした祭り(8月)
・いしのまき大漁まつり:石巻市の魚介類と水産加工品を広く紹介する祭り(10月)
・雄勝法印神楽(おがつほういんかぐら):修験者によって伝えられた室町時代からの歴史を持つ神楽舞。太鼓2人、笛1人が奏でる音色に合わせて勇壮・豪快な舞を踊る。重要無形民俗文化財
・石巻市民交響楽団:宮城県で最も歴史があるフルオーケストラのアマチュア楽団
観光スポット ・日和山公園:石巻市内を一望できる丘陵地
・渡波海水浴場:石巻市の中心部から車で10分ほどで行くことのできる海水浴場
・住吉公園:北上川のほとりにある公園。石巻の地名の由来になった巻石(まきいし)もある
・金華山:牡鹿半島の海上に浮かぶ東奥三大霊場として知られる島。島内では鹿や猿にも出会うことができる
・石森萬画館:漫画家・石森章太郎氏にゆかりのあるマンガミュージアム。SF漫画「サイボーグ009」やヒーロー漫画「仮面ライダー」が代表作。
・田代島:旧北上川河口から東南に向かった先にあり、住民よりも猫の数が多い「猫の島」。キャンプなどが楽しめる「マンガアイランド」が整備されている
食べ物 笹かまぼこ、たらこ、ほや、さんま、べっこうシジミ、金華サバ、金華カツオ、石巻焼きそば、からし巻き、二色餅(ふたいろもち)、ササニシキアイス、桃生茶、地酒「日高見」「墨廼江」など
交通 ・鉄道:JR仙石線、JR仙石東北ライン、JR石巻線、JR気仙沼線
・路線バス:ミヤコーバス
・高速バス:仙台方面行、東京(渋谷・新宿)方面行
・バス高速輸送システム:気仙沼線BRT
・車:国道45号、国道108号、国道398号、E45三陸沿岸道路(高速道路)
近隣都市 東松島市、登米市、遠田郡涌谷町、美里町、牡鹿郡女川町、本吉郡南三陸町
大都市へのアクセス 仙台市までは車(高速道路使用)、電車ともに約1時間。バスなら約1時間10分程度で行くことができる。

石巻市は仙台へのアクセスが優れているほか、豊かな自然と独自の文化・観光スポットが多いことが特徴です。「今日は海を見に行って、明日は仙台で野球観戦をする」というように、さまざまな休日の過ごし方ができると思います。

また、普段の買い物についても、JRの線路沿いに広がる市街地に多くの店舗が並んでいるので心配はいりません。大規模な商業施設では「イオンモール石巻」もあるので、日常生活で必要なものがそろわないことはないはずです。

【仕事】豊富な正社員求人と起業支援で新たなチャレンジを応援

大手求人サイトで「石巻市×正社員」で検索したところ、約5,000件の求人情報が見つかりました。車で30分以内の通勤圏(石巻市から15km内)として近隣市を含め検索すると、約6,400件となりました。職種としては、事務・製造・食品加工等が多い傾向にあります。
※縁結び大学独自調べ(2022年10月時点)

また、仙台市まで車・電車で1時間程度ですので、石巻市に住んで仙台市に通勤している方もいます。大都市である仙台市なら選択肢に困ることはないので、勤務先の条件とあわせて考えてみてください。

「石巻ふるさとワーホリ」で一時滞在型の仕事体験が可能に

「ふるさとワーキングホリデー」は、期間中に特定の地域で働き収入を得ることができ、休日は自由な休暇を過ごすことができる制度です。2017年から全国各地で始まり、2022年からは石巻市でも「石巻ふるさとワーホリ」という制度をスタートさせました。

石巻市では、六次化漁業現場を見ることができたり、若手農家のこだわりの米作りを体験できるなど、幅広い選択肢からチャレンジが可能です。まずは「石巻ふるさとワーホリ」から関わりを持つのも一つの手かもしれませんね。

>>石巻ふるさとワーホリの紹介ページはこちら

創業支援制度:最大100万円の補助金で起業をバックアップ

石巻市では、産業の活性化及び雇用の確保を目的として、創業する事業者へ補助金を交付しています。
対象となるのは「新規創業」だけでなく、「第二創業」も対象となります。

新規創業 第二創業
対象事業 地域の需要や雇用を支える事業を、市内において興すもの

市内において既に事業を営んでいる中小企業者またはNPO法人が、代表者の世代交代を機に業態転換や新分野進出に取り組むもの
※事業承継及び新分野進出が必須

対象者

申請日時点で創業から1年を経過していない、または創業予定の個人、個人事業主、会社、企業組合、協業組合、NPO法人
※事業形態(個人事業主や法人等)により住所要件等あり

申請日時点で事業承継から1年を経過していない、または承継する予定の個人事業主、会社、NPO法人
※事業形態(個人事業主や法人等)により住所要件等あり

特定創業支援事業

「石巻市創業支援等事業計画」に位置付けた特定創業支援事業の支援を受け、市の発行する証明書の交付を受けたものであることが必要

「石巻市創業支援等事業計画」に位置付けた特定創業支援事業の支援を受けたことを市長が確認したものであることが必要

補助経費は「人件費」「事業費」「委託費」であり、補助率は2分の1以内、最大100万円となります。各種要件や申請書受理日などが定められているので、詳しくは市HPおよび補助金募集要項を確認してくださいね。

>>「石巻市創業支援補助制度」の紹介ページはこちら

【住まい探し】豊富な賃貸物件と移住者向け住宅支援制度

大手賃貸サイトで石巻市の物件を探したところ、賃貸が可能なアパート・マンションは約500件見つかりました。家賃平均は約4.8万円で、仙台市の約5.5万円と比べると割安となっています。

広さ 石巻市平均家賃 仙台市平均家賃
1R~1K 3.7万円(約120件) 4.3万円(約7,800件)
1DK~2DK 4.6万円(約260件) 6.2万円(約3,900件)
2LDK~3DK 5.4万円(約240件) 7.4万円(約1,600件)
3LDK~4DK 6.5万円(約50件) 10.1万円(約500件)

▲縁結び大学独自調べ(2022年10月時点):かっこ内は物件数

物件数に大きな違いはあるものの、部屋が広くなるほど家賃が安くなる結果でした。なお、石巻市では空き家バンク制度も推進しており、市内中心部から半島部まで幅広い価格設定の登録物件があります。

>>石巻市の空き家バンク紹介ページはこちら

また、石巻市外から移住をしようとする方で15歳以下の子どものいる子育て世帯を対象に、住宅を取得もしくは改修する場合に補助金が交付されます

(注意)補助を受けるには事前相談が必要です。予算の上限に達した場合、受付終了となります。

▼住宅取得

基本補助金 補助対象経費の10%(限度額:130万円)
加算補助金 多子世帯 20万円
空き家バンク活用又は市内業者施工 20万円

▼住宅改修
建築から10年を経過している住宅の修繕、補修、改築等のリフォーム工事のうち、一部費用について補助金が交付されます。

補助金 補助対象経費の50%(限度額:50万円)
補助対象経費 屋根工事、外装工事、雨どいの交換、浴室工事、厨房工事、バリアフリー工事、DIYに要する材料費 など

>>「石巻市定住促進住宅取得等補助金について」の詳細はこちら

石巻市移住者の生の声:暮らしやすさと新しい挑戦のしやすさを実感

宮城県石巻市・移住者の声

ここでは、石巻市への移住を決めた先輩移住者の声から「石巻の良いところ」をいくつか紹介します。

  • 仕事や物件など、地域の人との繋がりができるとスムーズに見つかることが多い
  • 都会の希薄すぎる人間関係が嫌だったので、「密な人間関係」に心地よさを感じている
  • 海辺のまちなのに、山・田・畑も近く、風景が綺麗。比較的気候も穏やかで住みやすい
  • 新しい取り組みに挑戦している人が多い印象。「何かを始めたい」と思った時に、飛び込みやすい土壌がある

「新しい土地でうまくやっていけるだろうか」という不安は、移住の際には誰しもが抱くものですが、石巻市はこれまで多くの人が移り住み、挑戦し続けてきた地域性があります。思い切った新しい挑戦を石巻市から始めてみるのはいかがでしょうか。

石巻市への移住を実現するステップ:情報収集から支援制度活用まで

石巻市の移住・定住サイト「いしのまきを選ぶ」では、石巻市の魅力から、石巻市への移住支援情報など、ありとあらゆる情報が網羅されています。まずはここで情報をチェックするのが移住への第一歩です。

情報を収集したら「移住コンシェルジュに相談」してみたり、「お試し移住での短期滞在」をしてみたりと、行動を起こすのが良いでしょう。

>>石巻市の移住・定住サイト「いしのまきを選ぶ」はこちら

移住コンシェルジュへの相談:オンライン対応で気軽に情報収集

石巻市役所の移住定住推進係とは別に、石巻市には移住コンシェルジュも存在しています。住居や仕事の相談から、石巻での生活スタイルなどなど、ありとあらゆる「移住に関する相談事」に答えてくれますよ。

相談する際は、電話かメールであらかじめ予約しましょう。「直接現地に行くのは難しい」という方にはオンラインでの移住相談も行っているそうです。こちらも事前に予約が必要ですが、パソコンやスマホからでも気軽に相談することができます。

>>移住コンシェルジュの紹介ページはこちら

おためし移住制度:最大7泊8日の無料体験で石巻暮らしを実感

折浜お試し移住ハウス(折浜復興公営住宅)
▲田舎暮らしを体験するなら「折浜お試し移住ハウス」を選択しよう

本格的な移住の前に、短期間滞在することができる仕組みを整備している地方自治体はいろいろとありますが、なかでも石巻市の「おためし移住」は以下の特徴があります。

移住検討者の場合、最大7泊8日の滞在費が無料

  • レンタカーが無料で使用できる
  • 移住コンシェルジュがガイドしてくれる

滞在先は街なかの「中央第三お試し移住ハウス(中央第三復興公営住宅)」と、郊外の「折浜お試し移住ハウス(折浜復興公営住宅)」、離島にある「網地島マルホンハウス」の3種類から選ぶことができます。

おためし移住開始日の2週間前までに予約する必要があるので、予定は早めに立てるようにしてくださいね。

>>おためし移住の紹介ページはこちら

東京圏からの移住者向け支援金:最大100万円の経済的サポート

東京23区に住んでいる方、もしくは東京圏から23区に通勤している方は、移住支援金を受け取れるケースがあります。忘れずにチェックしてくださいね。

単身での移住 60万円
世帯での移住 100万円

なお、世帯移住で、18歳未満の世帯員の方が一緒に移住する場合は、18歳未満の世帯員ひとりにつき100万円が加算されます。移住の際に必ずかかるのが引っ越し代金。移住支援金を上手く活用して負担を減らすようにしましょう。

>>石巻市の移住支援金制度の紹介ページはこちら

定住促進奨学金返還支援:若者の石巻市定住を経済面でバックアップ

一定要件を満たす方を対象に、奨学金の返還額の一部を助成します。

主な対象者要件 令和5年4月1日以降正社員、個人事業主、専従者のいずれかとして従事している方
助成金 1年度につき返還額の1/2(限度額:年額8万円)
助成対象期間 助成金の交付対象となった月から起算し6年

また、看護師や保健師、保育士等の資格を有する方は保健福祉部が窓口である「奨学金返還事業」の対象になります。

移住相談窓口:SDGs移住定住推進課が親身にサポート

少しでも石巻市に興味を持った方は復興企画部のSDGs移住定住推進課、推進係に問い合わせてみてくださいね。移住についての相談に、丁寧にのってくれますよ。

担当課 復興企画部 SDGs移住定住推進課 推進係
住所 〒986-8501 宮城県石巻市穀町14番1号
電話番号 0225-95-1111
公式サイト https://ishinomaki-iju.com/