伊賀市への移住の魅力!自然と利便性が調和する暮らしを徹底解説
この記事では、地方への移住を検討している方に向けて、三重県伊賀市の特徴や生活情報を紹介していきます。
伊賀市は「住みたい田舎ベストランキング」で6年連続県内1位を獲得しており、東海エリアでも上位に選ばれるほど人気のまちです。豊かな自然と生活の利便性をあわせ持つ暮らしやすさが魅力的ですよ。
移住に関する相談窓口として「移住コンシェルジュ」が常駐しており、一人ひとりの相談に親身に応えてくれるのも、伊賀市が移住先に選ばれている理由のひとつです。
加えて、移住後には「移住者交流会」も開催され、同じ境遇・同じ趣味の仲間を作ることができます。移住者にとっては、とても心強いですよね。
今回は、そんな伊賀市で暮らす魅力をはじめ、伊賀市に移住した方の感想や支援制度ツアーなどの情報を、市役所の方に伺ったお話とあわせて紹介いたします。
伊賀市の暮らしを彩る3つの魅力:自然、利便性、充実の支援
伊賀市は三重県の北西部に位置しており、名古屋や大阪、京都など大都市からのアクセスに優れています。また「伊賀流忍術」の伝承の地としても有名な伊賀市には、今なお、歴史文化が色濃く残っていますよ。
そんな伊賀市の特徴を3つ紹介します。
- 特徴1:豊かな自然と都市の利便性が共存する理想的な生活環境
- 特徴2:移住者に人気の空き家バンク:魅力的な物件と充実のサポート
- 特徴3:子育て支援が充実している
それでは、ひとつひとつ見ていきましょう!
特徴1:豊かな自然と都市の利便性が共存する理想的な生活環境
伊賀市は周辺を山々に囲まれており、自然豊かな原風景をいつでも望むことができます。
自分で野菜を作ったり、庭で薪を割ってバーベキューをしたり、自然を全身で感じるためにハイキングしたりと、「これぞ田舎暮らし!」という移住者の願いを叶えてくれるまちです。
▲子どもと一緒に田植え体験に参加するのもいいですね。
市内は都会と比べて信号が少なく、渋滞がほとんどないので、バイクツーリングやサイクリングを楽しんでいる方も多いようです。
そんな伊賀市は「自然が豊かなこと」に加え、生活の利便性も兼ね備えているのが魅力です。中心市街地ではお店や病院など、生活に必要なものがほとんど揃っていますよ。
また伊賀市は、大阪・京都・名古屋の各都市部から車で約80分というアクセスの良さから、仕事の拠点としても人気があります。テレワーク移住の方や各地のイベントに出展されるような起業家の方にもおすすめの環境です。
実際に、都市部へのアクセスの良さからビジネスチャンスをつかんでいる起業家の方もいるようですよ。
特徴2:移住者に人気の空き家バンク:魅力的な物件と充実のサポート
伊賀市は、「住みたい田舎ベストランキング」で県内1位になっている実績があり、空き家物件も非常に人気です。伊賀市が運営している「伊賀流空き家バンク」では、新着物件はすぐに交渉中になってしまうほどの人気ぶりですよ。
▲古民家から比較的新しい空き家まで、幅広く掲載されています。
伊賀市の空き家を検討する際は、移住コンシェルジュに相談しながら、こまめに新着情報をチェックしてみてください。
また、伊賀流空き家バンクは「なかなか内覧に行けない」「内覧に行く前に、ウェブ上で部屋の状態などを詳しく知りたい」といった声に答えて、各部屋を360度撮影したバーチャル内覧や動画で物件の様子を確認できるホームページになっています。
事前に空き家の状態を詳しく確認できるので、イメージを合わせながら探すことができますよ。
▲掲載される空き家は、自治体の方が一軒一軒丁寧に取材しています。
このような細かな配慮も、伊賀市が移住者から選ばれているポイントではないでしょうか。伊賀市の空き家バンクは下記のホームページからご覧ください。
また、伊賀市では、移住の際に使える支援制度が用意されています。
支援制度 | 内容 |
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移住促進空き家取得費補助金 | 空き家の取得費の1/2(上限30万円)を補助する。18歳未満の子どもが同居する場合や伊賀市の空き家バンクに登録されている物件の場合はそれぞれ5万円ずつ加算。(最大40万円) |
木造住宅の耐震診断 | 昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅は、無料で耐震診断を受けられる。(条件あり) |
伊賀市内の空き家に移住する際は、最大40万円の支援を受けられます。
さらに、空き家購入にあたって耐震性は気になるところですが、築年月によっては耐震診断を無料で受けられるという制度もありますよ。診断結果によっては、必要な耐震補強の工事費用を補助してもらえる場合もあります。
古民家暮らしを検討している方にとっては、このような伊賀市の支援制度は非常に魅力的ですよね。これらの支援制度の詳細は、下記のホームページをご確認ください。
公式:伊賀市移住交流ポータルサイト
公式:伊賀市役所(木造住宅の耐震化支援)
特徴3:安心の子育て環境:充実した支援制度と自然豊かな遊び場
伊賀市は豊かな自然環境と手厚い支援制度によって安心して子育てできる環境なので、子育て世帯にもおすすめの移住先です。子育て支援ヘルパーによる家事・育児サポートや、中学生までの医療費・給食費無償など嬉しい支援制度があります。
伊賀市の主な子育て支援制度は以下のとおりです。
- 不妊・不育治療費の助成
- 出産・子育て応援給付金事業
- 出生お祝いに伊賀産ヒノキ材フォトフレームプレゼント
- 第3子以降の保育所(園)・幼稚園の保育料無料化
- 中学校卒業までの医療費無料
- 小中学校の給食費無償化
- 保育所等の副食無償化(3歳~5歳)
- 子育て支援ヘルパーの派遣
- 市内の高校生、大学生などに返済不要の奨学金を支給
子育て拠点となる主な施設やサポートは下記のものが設置されています。
子育て支援センター | 8か所 |
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保育所(園)・幼稚園・認定こども園 | 公立保育園:14園 私立保育園:13園 幼稚園:2園 私立認定こども園:1園 |
病児保育 | 1園 |
小学校・中学校 |
小学校:18校 |
放課後児童クラブ(全校区に設置) | 21か所 |
高校 |
6校 |
この他、伊賀市内には子どもが楽しめるスポットもたくさんありますよ。
伊賀の里モクモク手作りファームは動物と触れ合ったり、ウインナーやパンの手作り体験ができるほかに宿泊もできるので家族で思いっきり遊べるスポット!
お米のもみがらを敷き詰めた「もみがら広場」では、ふかふかの広場の上で走ったり穴を掘ったりソリで滑ったりできるユニークな体験もできます。
この他にも、キャンプやゴルフもできる青山ハーモニー・フォレスト、陶芸体験もできる伊賀城の里、手裏剣体験も楽しめる伊賀流忍者博物館など、休日を家族で楽しめるスポットがたくさんあるので、子育てファミリーもレジャーには事欠かない環境でしょう。
伊賀市での生活:交通、仕事、住まいに関する具体的情報
ここからは、伊賀市への移住を考えた場合、生活に必要となる情報を、いろいろなデータをもとに紹介します。
人口 | 約85,000人 |
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病院 | 総合病院:2か所 病院・クリニック:約50か所 歯科医院:約30か所 |
学校 | 高校3校、中学校10校、小学校18校 |
文化・芸術 |
伊賀上野城 |
食べ物 | 伊賀牛 伊賀米 伊賀酒 伊賀豚 田楽 かたやき 丁稚ようかん |
娯楽 |
上野公園 |
上野地区のあたりは、住宅やお店が集まる中心地になっているようです。利便性を重視する方は、上野地区近辺を選ぶといいですね。
また、伊賀市はその名の通り「伊賀流」の忍術が伝承された地として有名です。他にも、俳聖・松尾芭蕉の生まれた地でもあり、多くの歴史が伝承されています。
▲市内には忍者修行が体験できる忍者道場があります。
伊賀上野城や、松尾芭蕉の生誕300年を記念して建てられた俳聖殿など、国の史跡や重要文化財に登録されている遺産もたくさんあります。
▲春になると桜の名所として、多くの方が訪れます。
上野天神祭は国の重要無形民俗文化財やユネスコ無形文化遺産に登録されており、伊賀の秋の風物詩ともなっています。住民総出で行われる上野天神祭には、毎年多くの方が訪れます。
また、令和4年11月には勝手神社の神事踊もユネスコ無形文化遺産に登録されました。
▲上野天神祭の様子。目の前を通る大きな山鉾は迫力満点です!
交通アクセス:便利な公共交通機関と都市部への好アクセス
次に、伊賀市の交通に関する情報を紹介します。
交通 | 【電車】 ・JR西日本:関西本線、草津線 ・近畿日本鉄道:大阪線 ・伊賀鉄道:伊賀線 【バス】 高速バス:関東方面、名古屋方面がある。 |
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隣接都市 | 三重県:亀山市、津市、名張市 滋賀県:甲賀市 京都府:相楽郡南山城村 奈良県:奈良市、山辺郡山添村 |
都市部へのアクセス | 大阪:車で約80分、電車で約75分 名古屋:車で約80分、電車で約120分 京都:車で約80分、電車で約100分 |
伊賀市は、電車が1時間に1本〜3本ほどあり、市内に駅が多いので、通勤や通学に利用することができます。また、市内には路線バスやコミュニティバスも運行しているので、中心市街地であれば車がなくても生活できるといえそうです。
とはいえ、伊賀市は広いので、電車やバスが通っていない場所もあります。自家用車があると買い物やレジャーに便利なので、運転免許を持っていない方はあらかじめ取得しておくとよさそうです。
また、伊賀市は大阪・京都・名古屋の3つの都市部まで車で約80分の場所に位置しています。仕事で各地へ移動する方やイベントに行くのが好きな方には活動しやすい環境です。
なかには「京都、大阪、名古屋方面それぞれに接続する駅や高速バスの停留所へのアクセスが良いので、移動にはほとんど鉄道や高速バスを利用している」という方もいました。
大きな都市では駐車場に困ることが多いので、高速バスや電車でもアクセスしやすいのは嬉しいですよね。
就業機会:多様な業種の求人と起業支援で働きやすい環境
伊賀市の仕事に関する情報はこちらです。まずは、仕事選びの参考になる、伊賀市の平均世帯年収から見てみましょう。
平均世帯年収 | 約500万円 |
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2人以上の世帯における平均年収なので、家族で移住する場合には、世帯あわせてこのくらいの年収を目指すとよさそうです。仕事を選ぶときや、生活費を計算するときの参考にしてみてください。
▼伊賀市の求人数
求人数 | |
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伊賀市 | 約4,700件 |
都市部からのアクセスが良い伊賀市には、拠点を置いている企業がたくさんあります。また、観光地としても栄えていることから、求人数は約4,700件と豊富です。
農業やサービス業、製造業など、いろいろな分野の求人があるので、希望に沿った求人が見つけやすいはずですよ。
住まい探し:豊富な物件と人気の空き家バンクで理想の住居を
ここからは伊賀市の住まいに関する情報を紹介します。まずは、市内にどのくらい物件があるか見てみましょう。
賃貸物件 | 約680件 |
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売買物件(空き家バンク) | 約30件 |
賃貸・空き家バンクを問わず、伊賀市内の物件が多数掲載されていました。
伊賀市の空き家バンクにはこれまでも多数の成約実績があり、多くの移住者が利用しています。東海地方の移住地の中でも高い人気を博している伊賀市は、空き家バンク物件も大変人気があります。空き家の購入を検討している方は、伊賀流空き家バンクの新着情報をこまめにチェックした方がよさそうです。
空き家バンクの最新情報は下記のホームページからご覧ください。
公式:伊賀流空き家バンク(地域ブログ)
公式:伊賀流空き家バンク(物件情報)
また、伊賀市では、移住者が農業や野菜作りが始めやすいように、農地取得に関して特例が設けられています。
空き家を探していると、地目が「田」や「畑」となっている「農地」付きの物件をよく見かけますよね。家庭菜園や農業を始めたい方からすると、「広い土地が安く買えてラッキー!」と思うかもしれませんが、通常は農地購入にはさまざまな条件があり、一般の人は購入できません。
しかし、伊賀市では、気軽に家庭菜園が始められるように、空き家バンクの物件に付属している農地は1㎡から取得ができるように特例が設けられています。
農地の取得を諦めていた方は、伊賀市の空き家バンクを検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは下記のホームページをご覧ください。
伊賀市移住者の声:実際の暮らしと感じた魅力を紹介
実際に伊賀市に移住された方の声を紹介します。
- お店や病院などの必要なものは揃っている。
- 都会と違って広い園庭のある保育園や幼稚園が多い。子どもも登園を楽しみにしている。
- 田舎すぎず、都会すぎない、ちょうどいいまち。
- 観光に行った時に感じた「人の良さ」に惹かれて、伊賀市への移住を決めた。
「自然を感じられる」「都市部からのアクセスが良い」「生活に便利」といいことづくめな伊賀市ですが、それだけでなく、「住民の人のよさ」という点で移住を決める方も多いようです。
伊賀市のように伝統的なお祭りや歴史が継承され、住民みんなで地域を盛り上げているまちには、人柄のよい方や温厚な方が多いのかもしれませんね。
また、伊賀市では、移住者同士が交流・情報交換できる「移住者交流会」が年2回ほど行われています。空き家リフォームのやり方を共有したり、バイクツーリング仲間を作ったりと、移住者交流会をきっかけに友達や活動仲間を作った方も多いようです。
移住先で同じ心境の仲間や同じ趣味の仲間ができるのは、すごく心強いですよね。
伊賀市の移住支援制度:新生活をサポートする充実の助成金と相談体制
ここからは実際に伊賀市に移住したい方へ、移住関連の支援制度を紹介します。
東京圏からの移住支援:最大100万円以上の給付金制度
東京23区または東京圏から三重県へ移住し就業した方を対象に、補助金が給付される制度です。最大100万円以上の給付金が支払われるので、東京圏からの移住を考えている方にとっては大変ありがたい制度となっています。
主な条件 |
・東京23区に在住または東京圏に住み23区に通勤していた方が、伊賀市に転入し5年以上住み続ける意思がある ・移住支援金の対象として三重県のマッチングサイトに掲載している求人に就業し、かつ勤務地が伊賀市内にあること 等 |
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補助金額 |
単身:60万円 上記に加えて18歳未満のこども1人につき100万円加算 |
若者向け定住支援:奨学金返還をサポートする5年間の助成制度
大学等の在学中に奨学金の貸与を受け卒業した方が伊賀市に定住し、伊賀市内等の企業に就職した場合、その奨学金返還を支援する制度です。
年間上限20万円を5年間、最大100万円を支援します。
主な条件 |
伊賀市内または定住自立圏域内の企業に就職した35歳以下の人 |
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補助金額 |
年間返還額の2分の1(年間上限20万円)を5年間 |
移住コンシェルジュによる手厚いサポート:相談から体験ツアーまで
これまでとは異なる環境に移住するには、何かと不安がつきものですよね。そんなときに心強いのが、移住コンシェルジュによる移住サポートです。
伊賀市の移住コンシェルジュは、移住に関することなら何でも相談することができるので移住前から移住後まで継続してサポートを受けられます。
「移住を考えているけど何から始めたらいいんだろう?」「こんな細かいことを聞いても大丈夫かな?」といったお悩みにもきめ細やかに対応してくれるので、まさに”専属”として相談に乗ってくれます。
また、移住体験者や移住者同士の交流会、さらに伊賀市を見学したい方向けに伊賀巡りができる「一日移住体験ツアー”ぐるっと伊賀巡り”」も実施。
一日移住体験ツアーでは、一人ひとりの相談内容に合わせたオーダーメイドプランで移住コンシェルジュが案内してくれます。
おためし移住制度:伊賀市の暮らしを体験できる6つの宿泊施設
実際に移住する前に「おためし移住」をして伊賀市での暮らしを体験することもできます。
伊賀市では市内6か所の宿泊施設を「伊賀市おためし移住施設」として登録し、それぞれ伊賀市を体験できるプログラムを用意しています。
- 城下町散策
- 里山でのBBQ
- リノベーションした長屋での暮らしを体験
- 合鴨農法での無農薬米の造り方
- 地域の方との交流
上記は体験プログラムの一例ですが、少しでも伊賀市の街並みや暮らしに触れられる良い機会としてぜひ活用したい制度です。
このおためし移住は1泊につき1人上限5,000円で補助が受けられますよ。
伊賀市移住相談窓口:気軽に問い合わせできる各種連絡先
もし伊賀市への移住に関してわからないことがある方は、こちらへお問い合わせください。
担当課 | 伊賀市 企画振興部 地域創生課 移住定住係 |
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住所 | 〒518-8501 三重県伊賀市四十九町3184番地 |
電話 | 0595-22-9680 |
FAX | 0595-22-9672 |
お問い合わせ | 伊賀市移住交流ポータルサイト |
公式サイト | https://www.city.iga.lg.jp/index.html |