秦野市への移住!自然と都会の魅力が融合する神奈川の隠れた宝石
この記事では、地方への移住を検討されている方へ「神奈川県秦野市(はだのし)」の魅力をご紹介します。
秦野市は神奈川県の湘南地域に属するまちで、「神奈川の屋根」と呼ばれる丹沢山地があることから豊かな湧き水に恵まれています。
秦野駅には小田急ロマンスカーなどが通っており、新宿まで最短で60分程度と都心へのアクセスの良さも魅力です。
そんな秦野市の特徴や暮らしの情報を詳しくお伝えしていきます。
秦野市の暮らしを彩る3つの魅力:自然・子育て・サポート
秦野市の中心部は「秦野盆地」という盆地ですが、盆地からイメージされる酷暑や降雪などの気候の厳しさは少なく、8月平均気温は26.9℃、1月の平均気温は4.7℃ほどとなっています。
丹沢の自然に恵まれ、水の美味しいまちとして有名で、市内各所に湧き水を汲むことができるスポットが点在しています。
また、秦野市は子育て支援に力を入れており、子育て世帯が優先的に入居できる住宅の整備なども行われています。
そんな秦野市への移住は、このような方におすすめです。
- 都心に近く、自然環境が良好な環境で暮らしたい
- これまでの生活を大きく変えることなく、気軽に移住してみたい
- 自然を感じられる場所で子どもをのびのび育てたい
それでは、詳しくご説明します。
特徴1:名水百選に選ばれた美味しい湧き水と豊かな自然環境
秦野市は丹沢の麓に広がるまちで、まちの約半分は山林です。
市街地は秦野駅前を中心に大型のスーパーマーケットやドラッグストアなどが位置し、病院や学校なども整備されています。
生活に不便を感じない環境ながら、四方を山に囲まれ、自然と触れ合える大型の公園などもあることから、四季の移り変わりを感じながら生活できます。
▲弘法山から見た市内の写真
丹沢の恩恵ともいえる湧き水は、「秦野盆地湧水群」として全国名水百選に選出されています。
湧水の中には、弘法大師にまつわる伝説の残る「弘法の清水」、秦野駅北口のような市街地に位置するスポットもあります。身近なところにあるので、一度湧水を味わってみてはいかがでしょうか。
秦野市観光協会が、水汲み場が比較的整備されているスポットを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
▲市内に多く存在する水汲み場
秦野市の湧き水が全国名水百選に選ばれたのは、秦野市が丹沢山地と渋沢丘陵に囲まれた盆地であることも関わっており、盆地の土砂層に水が溜まることでミネラル分を多く含んだ湧き水になるといわれています。
湧き水スポットのいくつかはハイキングルートなどの近くにあり、丹沢を散策する人たちが喉を潤していくのだとか。
▲水汲み場のひとつ「葛葉の泉」
このようにまちの人からも、まちを訪れた人からも愛される秦野市の湧き水は、「おいしい秦野の水~丹沢の雫~」として販売もされており、このボトルドウォーターは、環境省主催の「『名水百選』選抜総選挙」で「おいしさが素晴らしい『名水』部門」日本一に選ばれました。
秦野市で暮らせば、日々の生活で日本一おいしい水を味わうことができると思うと、特別感がありますね。
▲丹沢が育んだ名水を詰めた「おいしい秦野の水」
湧き水以外にも秦野市ならではの自然を楽しめるスポットとしてご紹介したいのが、神奈川県内で最も長い桜並木「はだの桜みち」です。
県道沿い約6.2kmにわたる桜並木は圧巻の美しさ。毎年まちの方々が楽しみにしている風景です。春に秦野市を訪れた際は立ち寄ってみてください。
▲神奈川県内で一番の長さを誇る「はだのさくら道」
特徴2:自然を活かした公園で子どもがのびのび育つ環境
秦野市では、子育て世帯を支援するため、幼稚園や保育園などの保育施設はもちろん、育児に関する支援を必要とする人と応援する人をマッチングする「ファミリー・サポート・センター」、子育て中の親御さん同士の繋がりを作る子育て支援センター「ぽけっと21」などを整備しています。
行政のバックアップがしっかりとしているため、安心して子育てをすることができます。また、秦野市には自然を生かした公園などが整備されており、子どもがのびのびと遊ぶことができる環境も整っています。
「神奈川県立秦野戸川公園」は、公園の中心に丹沢の湧き水によって生まれた水無川(みずなしがわ)が流れ、夏は清流で遊ぶ子どもたちの姿がみられます。
▲神奈川県立秦野戸川公園
水無川には長さ267メートルの「風の吊り橋」がかかり、川の両側には、バーベキュー場やお茶室、自然観察の森、農体験場などが広がり、一日中楽しむことができる公園です。
農体験場では作物の種まきや苗の植え付け、草取りといった農作業の体験イベントを実施しており、作物に関する学びの場にもなっています。
四季折々、様々な表情をみせてくれる公園なので、いつ訪れても季節感を楽しむことができそうです。
▲紅葉が美しい県立秦野戸川公園
さらに、公園の中には「はだの丹沢クライミングパーク」という大型ボルダリング施設も整備されています。公園内でスポーツクライミング競技の3種目全てを楽しむことができる贅沢な環境です。
東京2020オリンピックスポーツクライミング競技の代表選考会で使用されたボルダリングウォールが移設されており、世界のトップアスリートが挑戦した壁を目の当たりにすることもできます。
もちろん、初心者の方から楽しめるように工夫されていますので、これから始めたいという方もぜひ訪れてみてくださいね。
ご紹介した公園の他にも、まちには豊かな自然を感じられる場所がいくつもあります。まちの南方に位置する渋沢丘陵は、なだらかな地形で散策にもおすすめです。
数多くの植物や野鳥の観察を楽しむことができ、天気の良い日は、市街地や丹沢、富士山も眺めることができます。春は菜の花が咲き乱れる様を眺めることができ、特におすすめの季節です。
▲渋沢丘陵の菜の花と市内の眺望
もう少ししっかりとハイキングや登山に挑戦したい、とお考えの方は、丹沢に挑戦してみてはいかがでしょうか。登山口がいくつもあり、初心者でも挑戦しやすいコースもありますよ。
伊勢原市との境に位置する「大山」は、ケーブルカーを利用して山頂を目指すこともできます。ご自身に合った無理のない方法で、地域に恵みをもたらす山々を楽しむことができるでしょう。
▲丹沢尾根から見た秦野市
特徴3:若年・子育て世帯向けの充実した住宅支援と生活サポート
先ほどもお伝えしたとおり、秦野市では、子育て世帯を支援するため、育児に関する支援を必要とする人と応援する人をマッチングする「ファミリー・サポート・センター」や、子育て中の親御さん同士の繋がりを作る子育て支援センター「ぽけっと21」などを運営しています。
こうした取り組みに加え、秦野市ではさらに若年世帯や子育て世帯の方が優先的に入居できる住宅の整備も行なっています。
定住化促進住宅として整備された「ミライエ秦野」は、1階に子育て支援センター「ぽけっと21」が開設されており、子育てアドバイザーが常駐しているため、育児中のちょっとした不安も気軽に相談することができます。
▲定住化促進住宅「ミライエ秦野」の外観
他の親御さんとの交流活動ができる拠点でもあるので、同じ子育て世代の方との関係も築きやすいのではないでしょうか。
他にも、入居者専用のコワーキングスペースが整備され、在宅勤務の方にも便利な設計となっていますし、徒歩圏内にスーパーマーケットやコンビニエンスストアもあり、生活する上での利便性も十分確保された嬉しい住宅です。
入居条件などの詳細はホームページからご確認ください。
公式:秦野市(若いご夫婦・子育て中のご夫婦応援!定住化促進住宅「ミライエ秦野」)
▲「ミライエ秦野」の内部
秦野市の生活基盤:仕事・住まい・インフラの充実度
ここからは秦野市での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。
気候 | 8月平均気温:26.9℃ 1月平均気温:4.7℃ ※秦野市内に観測地点がないため、近隣の観測地点である海老名の情報を記載 ※参考:気象庁HP |
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人口 | 人口:約161,400人 世帯:約72,700世帯 (2023年7月1日時点) |
病院 | 一般診療所85、病院8、歯科80、薬局66 |
学校 | 高等学校:3校、中学校:9校、小学校:13校、幼稚園:9園、特別支援学校:1校 |
交通 | 【鉄道】 新宿から快速急行で約70分(特急ロマンスカーで約60分) 横浜から約60分(相鉄線特急、小田急小田原線急行利用) 小田原から約20分(小田急小田原線急行利用) 海老名から約20分(小田急小田原線急行利用) 【自動車】 東京ICから秦野中井ICまで約40分 横浜町田ICから秦野中井ICまで約30分 |
近隣都市 | 厚木市、伊勢原市、平塚市 |
※人口以外の数字は2023年7月時点のものです。
まちの中心部にはスーパーやドラッグストアが多数あり、秦野駅から新宿駅までは最短60分程度と都心へのアクセスも良好です。盆地ながら、降雪は少なく過ごしやすい気候です。
仕事事情:市内外の豊富な就業機会と通勤の利便性
大手求人情報サイトで「秦野市×正社員」で調べてみると、約4,600件の求人件の求人情報が見つかりました。(※2023年7月現在)
参考:求人情報の一例
車で30分以内(市内から25km以内)で検索したところ、約107,300件の求人まで倍増しました。(※2023年7月現在)
参考:求人情報の一例
近隣に厚木市や伊勢原市など大きな市が複数あることもあり、多くの求人を見つけることができる環境です。
住まい選び:多様な賃貸物件と移住者向け住宅支援制度
大手住宅情報サイトで秦野市の物件を検索してみると、賃貸マンション・アパートは約1,500件見つかりました。間取りとしては、ワンルームから1LDKまでの物件が多いものの、2DKや3DKなど幅広い間取りの物件もあります(※2023年7月現在)。
家賃相場は、ワンルーム・1K・1DKの場合で約4.9万円、1LDK・2K・2DKの場合で約6.4万円、2LDK・3K・3DKの場合で約7.3万円、3LDK・4K・4DKの場合で約9.3万円です。
参考:物件情報の一例
なお、住宅購入を検討されている方には、「はだの丹沢ライフ応援事業」の活用もおすすめです。これは、まちへの移住・定住促進を目指したもので、条件を満たせば上限60万円までの支援を受けられます。詳細はホームページよりご確認ください。
秦野市移住者の声:自然と利便性のバランスに満足の声
実際に秦野市へ移住した方々はどのような生活を送っているのでしょうか。移住者の方々のリアルな声を一部ご紹介します。
- 家から山々が見え、美しい風景に満足している
- 子どもが自然の中で遊べる環境が整っている
- 水がとても美味しい
- 都心が近い適度な田舎暮らしができる
- 「ミライエ秦野」の制度が魅力的
参考:<移住者インタビュー>都会と田舎の魅力を併せ持つ丹沢のまち秦野 アウトドア大好き2組に聞く“移住”の決め手とは?
水の美味しさに太鼓判を押す声や、「ミライエ秦野」の制度に感謝する声などが聞かれました。不便を感じることなく、自分が望む生活を送れていると満足されていらっしゃる印象を受けました。
秦野市への移住ステップ:オンライン相談からお試し移住まで
秦野市の魅力を知り、移住についてもっと知りたいと感じた方は、まずオンライン移住相談を活用されてはいかがでしょうか。メールで希望する日時を連絡することでZoomによるオンライン相談を行うことができますよ。
さらに秦野市での暮らしを知りたくなった際は、お試し移住に挑戦するのがおすすめです。
お試し移住では、市街地に位置する「miraie」もしくは自然に囲まれたログハウス「TANZAWA LIFE」での居住を体験することができます。
▲移住お試し住宅「TANZAWA LIFE」外観
ログハウスは木の温もりを感じられる可愛らしい建物で、広い庭もあるため、おうちプールを楽しんだりするなど、工夫次第で都心とは違った過ごし方を味わえるのではないでしょうか。
利用条件などの詳細はホームページからご確認ください。
公式:秦野市(移住お試し住宅TANZAWA LIFE & miraie)
▲移住お試し住宅「TANZAWA LIFE」室内
移住サポート窓口:秦野市交通住宅課の詳細連絡先
記事ではお伝えしきれない情報も沢山あります。秦野市への移住について気になることや相談したいことがあれば、お気軽に以下の窓口へご連絡ください。
担当課 | 交通住宅課 住宅政策・移住相談担当 |
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住所 | 〒257-8501 秦野市桜町1-3-2 市役所西庁舎2階 |
電話番号 | 0463-82-9642 |
メールアドレス | koutsu@city.hadano.kanagawa.jp |
対応時間 | 8:30〜17:15(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1646362059778/index.html |