【沖縄県宜野座村への移住】水と緑と太陽の里に住もう。本島の中心で利便性も抜群
この記事では、地方移住を検討している方に向けて、沖縄県宜野座村(ぎのざそん)の魅力を知ってもらい、移住先の一つとして検討してもらうことを目的としています。
キャッチフレーズ「水と緑と太陽の里」の由来 |
満々と水を湛えし5つのダム、黒潮踊る太平洋に面した癒しの海から得られる豊富な水産物。ここは水の里。 |
---|
沖縄ならではの美しい海や山々などの豊かな自然に囲まれていることはもちろんのこと、本島の中心に位置し、都会の利便性も享受できる適度な田舎であるのが宜野座村です。
年間行事がたくさんあるため地域のコミュニティもとても強く、村の人達と交流を深める機会がたくさんある宜野座村には伝統文化・ご当地グルメ・自然・観光地も豊富。どのライフスタイルでも十分楽しめる環境が整っているので、理想の生活スタイルを叶えることができます。
宜野座村で暮らす魅力
それでは早速、宜野座村の特徴を解説していきます。移住に関して以下のように思っている方は、宜野座村への移住に向いています。
▼宜野座村への移住がおすすめの人
- 自然もありつつ都市へのアクセスも良い程よい田舎に住みたい
- 地域イベントや伝統文化を通して地域の人とたくさん関わりたい
- 阪神タイガースが大好き
「沖縄」と言ったらやはり海・山など都会では味わえない大自然が最初に思い浮かぶのではないでしょうか。
もちろん、宜野座村にも沖縄を代表とする自然がたくさんありますが、それ以外にも伝統文化や食べ物、近隣へのアクセスの良さなどの魅力がたくさんあります。
宜野座村は年々人口が微増傾向であるため移住・定住の推進はしておりませんが、村の特徴として「人材育成や雇用の場の創出」「教育面や福祉面」が充実している村です。
【大自然】五感で感じる「水と緑と太陽の里」
スライドで宜野座村の自然風景が見られます→
村のキャッチフレーズ「水と緑と太陽の里」の通り、海や山、また九州で有名な干潟も宜野座村では楽しむことができます。
自然を活かしたマリンスポーツやゴルフができる場所が充実しているだけでなく、五感を使って自然を味わえる場所がたくさんあります。
▼五感を使って味わえる宜野座村のおすすめ自然スポット
漢那(かんな)ダム | ダム湖百選(※)にも選ばれた漢那(かんな)ダムでは、水生生物や鳥類の観察ができるほか、多目的広場や展望小屋などの遊び場がたくさんある。交通アクセスも良好。 ※四季を通じて美しい景観を有していたり、水や自然の学習の場になるなど、地域に親しまれるダム湖が選定される |
---|---|
漢那(かんな)ビーチ | 波が穏やかで透明度が高いのが特徴のビーチ。ハブ・クラゲ防止ネットがあり、安心して楽しめる。 |
松田鍾乳洞 | 太古のまま残された鍾乳洞。一番高い天井は12メートルととても圧巻。四つん這いでしか進めないほど狭い通路もある。 |
潟原干潟 | 干潮時には約2kmにもわたって現れる潟原干潟は、サンゴ礁と海岸線のコントラストが美しくとても有名。陽が昇ると同時に野鳥の鳴き声や生物たちの命の育みを観察することができるのもおすすめで、条件が揃えばウユニ塩湖のような美しい反射風景が見られる。駐車場は使用不可の場合あり。 |
【地理】沖縄本島の中央に位置しているのでどこに行くのも便利
沖縄本島のほぼ中心に位置する宜野座村はどこへ行くにも便利です。
近隣都市には車で約20分ほどで行くことができ、那覇にも約60分ほどで行くことができるので、どこへ行くにも不便さを感じません。
【教育】未来を担う人材の育成と教育に長けた村営塾「21世紀みらい」
宜野座村には、未来を担う人材育成に特化した村営塾「21世紀みらい」があります。なんと宜野座村の中学生の約4割の生徒が入塾し、その内の約8割が大学進学まで進んでいるのだとか。
こちらは自治体が平成27年から宜野座村から事業を受託し運営を行っており、無料で受講できます。無料で中学〜高校まで一貫して塾に通うことができるというのは、保護者の負担を減らすという意味でも大きなポイントと言えそうです。
※定員制で入塾するには「入塾試験」をクリアする必要があります
【雇用】IT企業等の進出をサポートする「宜野座村ITオペレーションパーク」
宜野座村には雇用の創出の場として「宜野座村ITオペレーションパーク」があります。宜野座村ITオペレーションパークは那覇空港から車で約60分のところにあり、IT企業等の進出を支援する施設として建設されました。
宜野座村ITオペレーションパークの大きな特徴は、IT産業系企業を誘致するために受変電設備の二重化や自家発電機、UPS設備による無停電化、データセンター機能(震度6強相当の地震にも耐えられる免震構造)を採用している点です。
▲開放的なフリースペース
▲ワ―ケーションができるのも魅力
万一の地震災害にも対応可能な施設として、令和5年6月現在237名の雇用が創出されています。
今後入居企業、施設共にPR活動を展開することで、更なる人材の集積を目指しています。
雇用や企業誘致に力を入れている点も宜野座村の特徴のひとつと言えますね。
【食べ物】宜野座村産の食べ物を使用したご当地グルメ
宜野座村の有名な農産物にパインアップルやいちごがあり、それらを使用したご当地グルメがたくさんあるので、グルメ好きにはたまらない村です。
例えば、宜野座村には「じゃがめん」というテレビにも取り上げられるほど有名なご当地麺があります。名前の通り、宜野座村産のジャガイモが練り込まれた麺で、コシがあってつるつる感もあるのが特徴でとてもおすすめです。
移住後は「じゃがめん」の他、以下の名産品もぜひ食べてみてください。
▼その他宜野座村のご当地食べ物
項目 | 特徴 |
---|---|
ぎのざジャム | 宜野座村産のフルーツを贅沢に使ったジャム。冷凍フルーツや外国産フルーツを使用せず作られたジャムは、フルーツ本来の食感と香りが生きています。 |
ベビーリーフ | 「有機の里」として無農薬・無化学肥料を推奨してきた宜野座村が作るベビーリーフ。 苗床にはミネラル豊富な海砂を利用して育て上げられたベビーリーフはとても柔らかくしっかりとした風味があり、村外からの注文が殺到するほどの美味しさ。 |
純黒糖 | 宜野座村の純黒糖はサトウキビ栽培~釜炊きまでの全ての工程を村内で行ったこだわりのもの。エグみがなく、爽やかな香りが楽しめるのが特徴。 |
【文化】無形民俗文化財の伝統芸能など多くの民俗行事がある
宜野座村には古くから伝わるさまざまな文化財や伝統芸能があります。これらは村の宝として大切に保存・継承されています。
文化財 |
|
---|---|
伝統芸能 |
|
自然 |
|
また、イベントや伝統行事などたくさんの年間行事があるので、地域の人達と仲良くなりたい・関わりたい人、イベント好きな人、子どもがいる人など、どんな人でも楽しく参加することができるのでおすすめです。
年間予定表に空きがないくらい様々な伝統行事やイベントが埋まっているので、一年を通して楽しめます。
▼宜野座村の年間行事(令和5年時点)
- 3〜5月:始業式・入学式・子ども読書フェス・村球技大会...など
- 6〜8月:村児童オリンピック大会・漢那ダムまつり...など
- 9〜11月:宜野座村陸上競技大会、がらまん大賞表彰式、宜野座村文化祭、宜野座村まつり...など
- 12〜2月:新春マラソン大会、阪神タイガース春季キャンプ、村産業まつり...など
宜野座村で行くべきおすすめイベント・観光地
ここからは宜野座村で特におすすめのイベントや観光地をご紹介していきます。
さまざまな品種の新鮮イチゴが楽しめる宜野座村のイチゴ狩り
宜野座村ではいちご狩りを楽しむことができます。
2003年からイチゴ栽培を始め、2018年1月15日には「イチゴの里宜野座村」を宣言しており、150坪から始まったイチゴ栽培は、現在では合計で約4,000坪まで広がりを見せています。
さまざまな品種の新鮮イチゴを楽しめる宜野座村のイチゴ狩りが大人気で、村内のイチゴ狩りには年間約3万人の人達が訪れるそうです。
移住後はお子さんたちといちご狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと家族の良い思い出になるはずです。
阪神タイガース好き必見!プロ野球選手による野球教室やその他イベントもあり
2003年より阪神タイガースの初キャンプが始まって以来、毎春行われている「阪神タイガースキャンプin宜野座村」。
キャンプ地では、実際の阪神タイガースの練習試合を観戦できるのはもちろんのこと、選手による野球教室が行なわれたり、イベントでは選手直筆サイン色紙やタイガースグッズが当たるファン参加型ミニゲームがあったりと、阪神タイガースファンにはたまらないイベントです!
宜野座村のランドマーク道の駅「ぎのざ」
道の駅「ぎのざ」は観光拠点施設です。「ぎのざ」には以下のような施設やショップが入っています。
- 室内キッズルーム
- 水盤プール・大型遊具・川沿いなどのアウトドアでの遊び場
- BBQができる広場
- 旬の果物や野菜・期間限定スイーツ等のお買い物
- カフェ・レストラン・雑貨ショップ
また他にも、習いごとができたり、会議や研修ができる設備の整った施設、コインシャワーなどもあります。
子どもも大人も、家族みんなで一日中楽しめる場所となっているのでぜひ足を運んでみてください。
公式サイト:道の駅「ぎのざ」
庭主が丹精込めて育てた個性溢れるオープンガーデン
オープンガーデンとは、庭主が丹精込めて育てた庭を一定期間、一般の方に公開するイベントです。
宜野座村のオープンガーデンは個性溢れるお庭がたくさんあり、鑑賞だけでなく、庭主や訪問者と交流を深める場ともなっていることがポイント。
公開するお庭は、宜野座村内全域に点在しているので、車での移動、来場をおすすめします。
【料金】
お一人様500円(高校生以下は無料)
パスポート(=チケット)購入後は期間中は何度も指定のお庭を訪問可能
宜野座村での暮らしに関する基本情報
ここからは宜野座村の病院、学校、家賃価格や仕事の探しやすさなどの「暮らし」に関する基本情報をお伝えしていきます。
【生活】宜野座村の基本情報
気候 | 2月:平均気温16.6°C 8月:平均気温29.6°C ※参考:気象庁ホームページ(観測地点は名護) |
---|---|
人口 |
総人口:6,337人 |
病院 | 総合病院:1件 歯科:2件 薬局:1件 |
学校 | 小学校:3件 中学校:1件 高校:1件 |
交通 |
路線バス:沖縄バス |
那覇からのアクセス | 【車の場合】 那覇空港から沖縄自動車道(IC)を利用して約60分 国道58号線を北上⇒恩納村仲泊からうるま市石川へ国道329号線を北上 【高速バスの場合】 所要時間:約80分 那覇空港国内線旅客ターミナル前~宜野座IC 乗車料金:1,810円 |
【住まい】家賃は3〜6万円程度
大手不動産サイトで宜野座村の家賃を検索したところ、以下の結果がでました。賃貸物件を検討している際は参考にしてみてください。
1R | 3万前後 |
---|---|
1LDK | 4万前後 |
2LDK〜 | 4.5〜6万前後 |
【仕事】近隣都市まで車で約20分とアクセスも抜群
大手求人情報サイトで宜野座村内の求人(正社員)を調べたところ、約160件の仕事がヒットしました。(2023年7月現在)
※求人情報の一例
職種としては、医療機関・福祉・農業・建設業・サービス業・卸・小売・飲食・宿泊業など様々なものがあります。宜野座村は沖縄県の中心あたりに位置しており、名護市・うるま市・沖縄市まで車で20〜30分と移動の利便性が良いので、近隣自治体での仕事も可能です。
移住した人の実際の体験談
最後に、実際に宜野座村に移住している人たちの声をいくつかご紹介したいと思います。
- 海、山と自然が豊かで静かな環境と、住宅の規模や価格、住宅事情も良く子育てもしやすい!
- 空と海に囲まれ、ほど良い田舎なのがとても魅力です。
- 米軍の訓練施設があり、騒音関係は初めての人は少しびっくりするかも。
- 6つの行政区があり、昔ながらの伝統芸能・地域のコミュニティが強いです(※)。
- 小学校の学習発表会にて地域の伝統芸能を行っていて、宜野座村は地域ならではの文化を本当に大事にしている村なんだな、と感銘を受けました。
※宜野座村は、松田区、宜野座区、惣慶区、福山区、漢那区、城原区の6つの行政区からできている
実際に移住した人の声で一番多かったのが「自然が豊かで、子育てがしやすい」という感想でした。伝統芸能による地域のコミュニティが強いので、移住後も積極的に地域のイベントに参加すればすぐに地域に馴染むことができそうですね。
また、移住後は都会のように充実した教育を受けさせられるか不安に感じている人も、宜野座村は学習にも力を入れている村ということもあって、安心して子育てに集中できます。
このことから宜野座村は、自然いっぱいの環境の中でゆっくりとした生活をおくりたい人、こどもに学習面や文化面で多様な影響や刺激を受けさせたい子育て世代に向いている移住先と言えますね。
宜野座村への移住に関するお問い合わせ
宜野座村への移住に関する質問は宜野座村役場へ問い合わせをしてください。
担当課 | 宜野座村役場 企画課 |
---|---|
住所 | 〒904-1392 沖縄県国頭郡宜野座村字宜野座296番地 |
電話番号 |
Tel:098-968-5100 |
対応時間 | 平日8:30~17:15 ※祝日・休日および年末年始 (12月29日から1月3日)を除く |
公式サイト | 宜野座村公式サイト |