北海道古平町での移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説|縁結び大学
この記事では、地方移住を検討している方に向けて、北海道古平町(ふるびらちょう)で暮らす魅力を紹介します。
古平町は札幌からのアクセスもよく、マリンスポーツや温泉などの様々な楽しみがあるので、テレワークにおすすめの移住先です。一年を通しておいしい食材を手に入れられるため、旬の食材を地産地消で味わえます。
さらに、子育て支援が充実しているため、子育て世帯も暮らしやすいでしょう。
この記事では、古平町役場 企画課で働く太田中さんにお話を伺いながら、北海道古平町の特徴や暮らしの情報を解説していきます。
古平町で暮らす魅力は?3つの特徴を解説
古平町は、海も山もあり自然の魅力を堪能できるので、のびのびと子育てがしやすいまちです。マリンスポーツ・温泉・グルメといった楽しみも豊富にあるので、新たな趣味が次々と生まれ、毎日を楽しく過ごせることでしょう。
そんな古平町への移住にとりわけおすすめな人の特徴は、次の通りです。
- 札幌近郊でテレワークする場所を探している人
- マリンスポーツや釣りといったアウトドアを楽しみたい人
- 海や山のグルメを一年中味わいたい人
- 子育て世帯の人
- 「子どもがたくさん欲しい」と考えている若い世代の人
それでは、なぜこのような方におすすめなのか、その理由となる特徴を解説していきます。
特徴1:札幌まで1時間半!釣りや温泉など楽しみがたくさんでテレワークに最適
▲古平川河口で釣りを楽しむ人たち
古平町は札幌までのアクセスのよさが大きな魅力です。車で約1時間半で札幌に行けるので「札幌の企業に勤めながら古平町に移住してテレワークする」といったライフスタイルも可能でしょう。
古平町にはさまざまな楽しみがあり「仕事で疲れた…」と感じたら、さまざまな方法で息抜きができます。
例えば、古平町はマリンスポーツを楽しめるスポットとして人気です。古平町には透き通るように美しい海水浴場がたくさんあります。
海の美しさを堪能するのにおすすめなのはシュノーケリングです。美しい魚や貝、海藻など幻想的な海の風景が見られるかもしれません。
また、古平町は道内屈指の釣りスポットとしても知られています。時期によっては、さくらます、ほっけ、ひらめ、やりいか、するめいかなどが釣れるので、釣りが趣味の人にはたまらない環境ではないでしょうか。
そして、仕事の疲れを温泉で癒すことも可能です。古平町には「ふるびら温泉しおかぜ」という施設があり、雄大な海の景色を満喫しながら一日の疲れを癒せるでしょう。地元の方との交流を楽しめるのも、うれしいポイントです。
参考:古平町公式サイト「ふるびら温泉しおかぜ」
▲ふるびら温泉しおかぜの様子。山と海の絶景が楽しめる
このように、古平町は札幌までのアクセスがいいのでテレワークに最適で、仕事の息抜きになる楽しみも充実しています。古平町で暮らせば、自然と生活の質が高まるかもしれません。
特徴2:漁協祭で海や山の味覚を味わえる!グルメな人にぴったりなまち
▲引用元:古平町公式サイト
古平町に移住すれば、海や山の幸を存分に味わえるのもメリットです。
古平町では定期的に「漁協祭」が開催されており、海や山の旬の味覚を新鮮な状態で買い求められます。例えば、とれたての魚やえび、うにの他、新鮮な野菜も購入できます。
また、ヒメ鱒いろり焼、若鳥唐揚げ、豚串、うに丼、海鮮カレーなど、漁協祭ならではのグルメが買ええることもあります。(販売商品は時期によって変わります。)
このラインナップを見ただけで、思わずお腹が空く人もいるのではないでしょうか。6月や7月はウニが特に人気で、9月はサケに多くの人が集まるそうです。
漁協祭に家族で訪れてさまざまなグルメを満喫するのもいいですし、夕飯のおかずを選びに漁協祭を訪れるのも楽しいでしょう。
古平町で暮らせば、四季ごとに海や山の味覚を味わうことが日常になります。グルメ好きな人は、ぜひ古平町への移住を検討してみてください。
特徴3:待機児童ゼロ!子育て支援が充実している
古平町は子育て支援が充実しており、待機児童もゼロで子育て世帯にとって暮らしやすいまちです。
例えば以下のような子育て支援制度があります。
※詳細な条件などは下のリンク先でご確認ください。
- 18歳まで医療費無料
- 児童・生徒が安全に通学できるようにスクールバスが運営されている
- 2人目の子どもは保育料が無料
- チャイルドシートの購入費が1万円を上限に助成してもらえる
- 高校通学費を助成してもらえる
※参考:古平町公式サイト
これだけの子育て支援制度が整っていたら、子育て世帯にとって心強いのではないでしょうか。特に子どもが3人以上いる世帯に対して支援が充実していることがわかります。
子育て世帯はもちろん「子どもがたくさんほしいな」と考えている若い世帯の移住にもぴったりです。
複合施設「かなえーる」もオープン!
上記の支援制度だけでもうれしいですが、2022年5月には古平町複合施設「かなえーる」がオープンし、さらに暮らしやすくなりました。
かなえーるは図書館や交流センター、役場庁舎が入った複合施設なので、用事を一気に済ませやすいです。さらに交流を楽しんだり本を読んだりできる憩いの場でもあるので、忙しいお父さん・お母さんがホッと安らげる空間です。
天井の梁や仕上げには北海道産のカラマツが使用されており、優しく穏やかな空間が過ごしやすさの一因となっています。
▲複合施設かなえーる内の図書館の様子
参考:古平町公式サイト「複合施設かなえーる」
子育て世帯にとってうれしいサポート体制・施設がそろっているので、古平町は子育て世帯が移住するのにおすすめのまちです。
北海道古平町の暮らしに役立つ生活情報
古平町へ移住する魅力を存分に知っていただいたところで、次は古平町へ移住した後の生活に役立つ情報を紹介していきます。まずは以下の表を確認して、古平町での暮らしにおける理解を深めてみましょう。
気候 | 1月:平均気温-4.0度 8月:平均気温20.5度 ※参考:気象庁ホームページ(美国地点) |
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人口 | 2,720人(2022年12月末日時点) |
病院 | 病院・クリニック:1件、歯科:2件 |
学校 | 認定こども園:1園、小学校:1校、中学校:1校 |
イベント | たらつり節全国大会、琴平神社例祭(夏祭り)、恵比須神社例祭(秋祭り)、古平ロードレース大会、漁協祭 |
食べ物 | たらこ・明太子(生産量日本トップクラス)、平田牧場の豚肉、宗八ガレイ、へらがに、ほっけ開き |
景勝地 | セタカムイ岩、観音滝 |
交通 | 【鉄道】 現在、町内を走る鉄道路線はない 鉄道を利用する際の最寄駅はJR函館本線余市駅 【バス】 北海道中央バス(余市営業所) 【道路】 一般国道(国道229号) 都道府県道(北海道道569号蕨台古平線、北海道道998号古平神恵内線) |
近隣都市 | 古宇郡神恵内村、泊村、余市郡余市町、仁木町、積丹郡積丹町、岩内郡共和町 |
大都市へのアクセス | 【車の場合】 札幌市から古平町まで約1時間20分 新千歳空港から古平町まで約2時間30分 【電車の場合】 JR余市駅で下車、バスに乗り換えて古平町まで約30分 【バスの場合】 JR小樽駅から古平町まで約60分 |
上記の表を見ると、マリンスポーツや温泉以外にもさまざまな楽しみがあることがわかります。
古平町の海岸エリアには多くの珍しい岩があり、海と岩が織りなす景色も楽しめます。最も有名なのは「セタカムイ」と呼ばれる奇岩。
まるで犬が遠吠えをしているように見えることから、「犬が飼い主を待ち続けている」という伝承が伝わっています。
▲犬が遠吠えをしているように見える奇岩「セタカムイ」
また、夏に行われる琴平神社例大祭では「天狗の火渡」が行われます。朱色装束と天狗の面をかぶった「さるたひこ」が火の粉を蹴散らしながら火を渡る様子はまさに圧巻です。
このお祭りのために帰省する人もいるほど町民の中で深く根付いているイベントなので、古平町への移住を考えているのであれば見学してみてはいかがでしょうか。
▲迫力ある天狗の火渡の様子
病院や買い物は無料コミュニティバスや町外施設を利用しよう
古平町にはさまざまな楽しみがありますが、病院や買い物においては若干の不便さを感じるかもしれません。
町内には診療所が一つしかないので、病院受診のために小樽市などへ行く人も多いようです。買い物においても、小樽のイオンや札幌に買い出しに行くことがあるそうです。
もちろん町内の商店で買い物をすることも可能で、移動の際にはコミュニティバスの利用が便利です。コミュニティバスは主要な公共施設である「温泉」と「元気プラザ」を結んで町内を巡回しており、運賃が安価である点はありがたいですね。
仕事:周辺自治体の求人も探してみることで選択肢が広がる
大手求人サイトで古平町の正社員情報を探したところ約60件の求人が見つかりました。※2023年3月現在
※参考:求人情報の一例
古平町内には漁協や建設会社などがありますが、企業は多くはありません。そこで町外への通勤も考えてみましょう。
ちなみに車に乗って20分ほどで行ける余市町の正社員情報を大手求人サイトで探したところ、約500件がヒットしました。
※参考:求人情報の一例
周辺の自治体も含めて求人を探してみることで、就職先の選択肢が一気に広がりそうです。
また、札幌市へのアクセスの良さを活かして「札幌市の企業に勤めながら古平町でテレワークする」という働き方もおすすめです。
住まい:住宅支援制度の活用がお得!
古平町の賃貸物件は数が少なめのようなので、複数のサイトを閲覧して物件を探してみるのがおすすめです。
また移住者の方から「古平町は土地が安い」という声もあったので、住宅の取得を検討してみるのもいいかもしれません。
古平町には空き家バンクもあり、家族全員がゆったりくつろげるほどの大きさの住宅を比較的安価に購入できる場合もあります。住宅購入の際は、空き家バンクの情報もチェックしてみましょう。
物件情報は少し見つかりにくいかもしれませんが、古平町は移住者に対する住宅の支援制度が充実しているので、お得に暮らしやすいのは大きなメリットです。主な住宅支援制度は以下の通りです。
※詳細は必ずご確認ください。
▼古平町における住宅支援制度
住宅リフォーム費用の助成 | 住宅をリフォームする際に、最大30万円の助成を受けられる。 |
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※参考:古平町公式サイト
特に新築取得の支援が手厚い点がわかるので「移住先で新築を建てたい!」と考えている人にはもってこいの支援制度といえます。
北海道古平町へ移住した人の声:優しい人に囲まれて自然の魅力を満喫
ここで古平町へ実際に移住した人の声を紹介していきますので、移住を検討する際の参考にしてみてください。
- 自然が豊かで、いい意味でのんびり過ごせる。
- お寿司屋さんが多く、抜群においしい。クオリティの高さを感じる。
- 地元の方は、干渉しすぎず程よい距離感を保ってくれる。つながりやすい人が住んでいるので、暮らしやすい。
- 地元の方は面倒見がいい人が多い。
- 土地が安い。
- 子どもは自然を身近に感じながらのびのびと育っている。
- スクールバスが子どもたちの送迎をしてくれるので楽。
古平町へ移住した人の声を聞いてみると、自然の魅力を存分に堪能できるのに加え、地元の方も優しい人が多いので、移住に満足している人が多い印象でした。
子育てにおいても、優しい人に囲まれながら豊かな自然の中でのびのび子育てできるのは大きなメリットではないでしょうか。
移住を検討する際は「北海道移住カード」を活用しよう
古平町への移住に興味が出てきたら、今度は実際に古平町へ訪れて「本当に移住できるかどうか」の確認をする必要があるでしょう。
そこでぜひ活用したいのは「北海道移住カード」です。北海道移住カードとは、北海道への移住に興味のある道外在住者を支援するための制度です。
会員に登録しておくと、移住に役立つ情報を定期的に手に入れられる他、移住前・後に役立つ割引サービスを利用できます。例えば、レンタカーや引っ越し費用、自動車教習所料金の割引をしてもらうことが可能です。
カードの交付日から3年間は有効なので、北海道移住カードを活用して、お得に移住しましょう。
参考:北海道で暮らそう「北海道移住応援カード」
北海道古平町への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 古平町役場 企画課 |
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住所 | 〒046-0192 北海道古平郡古平町大字浜町50番地 |
電話番号 | 0135-48-9836 |
FAX | 0135-42-3583 |
公式サイト | https://www.town.furubira.lg.jp/ |