守谷市で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

この記事では、地方移住を検討している方に向けて、茨城県守谷市(もりやし)での暮らしに関する情報をお伝えします。

茨城県の南西部に位置する守谷市は、東京都内からでも電車でアクセスしやすい地域です。市内には公園や大型ショッピングモール、病院もそろっており、利便性と自然の豊かさの両方を楽しめます。

学校教育においては、児童・生徒1人1台のタブレットの活用はもちろん、前・後期の2学期制の導入や小学1年生からの英語学習など、時代の変化を見据えたカリキュラムを展開しているので、お子さまの教育に力を入れたいご家族にもおすすめです。

今回は、そんな守谷市の市長公室の田嶋さんと恩田さんに取材し、守谷市での暮らしの特徴や魅力をたっぷりと教えていただきました。

本日お話を伺った方
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守谷市 市長公室 秘書課 係長

田嶋 浩太郎さん

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守谷市 市長公室 企画課 主任

恩田 耕介さん

守谷市の暮らし・3つの特徴

守谷市の暮らしの特徴

守谷市は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一都三県からの移住先としても人気があります。転入者全体の3割〜4割を、一都三県に住んでいた方々が占めているそうです。

そんな守谷市には、次のような特徴があります。

  • 交通の利便性が良好な立地
  • 自然が豊かで、公園も充実
  • 買い物・レジャーが完結するコンパクトシティ

取材内容を取り入れながら、これらの特徴について詳しく解説します。

特徴1:交通の利便性がいい

守谷駅前の様子

守谷市の大きな特徴は、電車と車、いずれの手段でも都心にアクセスしやすい立地です。「つくばエクスプレス」が通っているので、東京都の秋葉原駅までは快速電車であれば30分ほどで到着します。

さらに「守谷駅」の始発列車が多いため、通勤ラッシュの時間帯でも比較的座って通勤できます。長時間、人混みの中で押しつぶされそうになりながら通勤する心配もなさそうです。

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恩田さん

車の場合は、常磐自動車道の「谷和原(やわら)IC」が便利です。守谷SAの近くに、東京ヤクルトスワローズのファーム施設の移転が予定されています。移転に合わせて守谷市でも、観戦・運動が楽しめるような総合公園の整備を計画中です。

特徴2:自然が豊か・子どもの遊び場も充実

守谷市にある土塔森林公園

市内各所に110か所以上の公園が点在しているのも、守谷市の魅力といえます。いずれの地域にも徒歩圏内に大小さまざまな公園があり、子どもたちの遊び場所も充実しています。

守谷市にある北園森林公園
▲大きな遊具がある「北園森林公園」は小さなお子さん連れに人気のスポット

それ以外の施設なら、市内の3か所にある子育て拠点の児童センターが便利です。幼児や小学生ものびのびと遊べる施設で、北守谷にある「キ・ターレ」や南守谷にある「ミ・ナーデ」では、年間通じて各種イベントも開催されています。

北守谷にある「キ・ターレ」
▲北守谷にある「キ・ターレ」

公式:守谷市「児童館・児童センター」

さらに「あそびの森 もりっ子という、室内に遊具が設置された施設もあります。

守谷市にある「遊びの森もりっこ」の室内
▲「遊びの森もりっこ」は子どもがわくわくするおもちゃがいっぱい!

こちらは未就学児が対象で、知育玩具で知られるボーネルンドのおもちゃが豊富です。体を動かせるおもちゃもあるので、梅雨や猛暑などの悪天候で公園に連れて行けないときにもおすすめです。

公式:守谷市「あそびの森 もりっ子」

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田嶋さん

大人には、市民団体の方々によって整備された総延長4キロメートルの「守谷野鳥のみち」が好評です。「守谷駅」から徒歩15分ほどの場所にある散歩道で、辺り一面が緑で包まれています。その名のとおり野鳥観察ができる貴重な自然資源で、市外からもたくさんの方々が訪れます。

家族で野鳥のさえずりを聞きながら、のんびりとウォーキングをするのも楽しそうです。

特徴3:市内で買い物・レジャーが完結!イベントもたくさん

守谷市の朝市の様子
▲毎回賑わう守谷駅前広場で開催される「もりや朝市」

県南西部に位置する守谷市は、ほどよく都会の雰囲気を兼ね備えたコンパクトシティです。

市内にはスーパーはもちろん、映画館が入っている大型ショッピングモールもあります。日常的な買い物や休日のレジャーも、守谷市内で完結します

さらに個人店も多く、駅前広場では月1回ほどのペースでマルシェが開催されるほど。約80店舗が出店するイベントは、グルメ好きなご家族にもピッタリです。

「八坂神社祇園祭」のような伝統行事や、市外からもたくさんのランナーが参加する「守谷ハーフマラソン」、市内に工場があるアサヒビールも出店する「守谷市商工祭」、守谷ならではの転入者歓迎イベント「ようこそ守谷へ」などのイベントが盛りだくさんです。

守谷市で開催される「八坂神社祇園際」の様子
▲守谷市の伝統行事「八坂神社祇園際」

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田嶋さん

移住者を含めて、守谷市を好きな方が多く、みなさんで守谷を盛り上げようという雰囲気があります。地域ごとに開催されるイベントもあるので、ぜひコミュニティづくりにお役立てください。

守谷市の暮らしに関する情報

守谷市の松並青葉

続いて、守谷市で生活する上で知っておくと役立つ情報をまとめてお伝えします。まずは、下の表をご覧ください。

気候 1月平均気温:3.1℃
8月平均気温:25.9℃
※参考:気象庁(観測地点:茨城県つくば)
人口 人口:約70,500人
世帯:約30,000世帯
※2024年1月1日時点
病院 病院・クリニック:約40か所
歯科:約40か所
※2023年12月時点
学校 保育園:25園(うち認可保育所19園)
幼稚園:6園
小学校:10校(うち私立1校)
中学校:4校
高等学校:1校
※2022年4月時点
交通 【電車】
・つくばエクスプレス
・関東鉄道常総線

【バス】
・路線バス
・コミュニティバス(モコバス)

【車】
・常磐自動車道「谷和原IC」:約15分
※三郷料金所からの所要時間(目安)
近隣都市 ・取手(とりで)市
・常総(じょうそう)市
・つくばみらい市
・柏市(かしわし)
・野田市(のだし)

「守谷駅」周辺にはスーパーやコンビニ、ショッピングモールがあり、守谷市内には総合病院もあります。冬でも気温が大幅に下がることはなく、都心とそれほど変わらない暮らしが可能です。

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恩田さん

市内には、パン屋やカフェなどこだわりの個人店から、スターバックスやモスバーガーなどのチェーン店まで、たくさんの飲食店があるのも魅力です。

守谷駅を中心に市内各エリアへ路線バスやコミュニティバスも通っています。

守谷市のモコバス
▲守谷市内を走るモコバス

教育:2学期制で「子どもの学びの質」を確保!ICT環境を活かした英語教育も展開!

守谷市では「未来の教育もりやビジョン」と称し、社会の大きな変化を踏まえて、たくましい子供を育てるための教育を実施しています。中でも特徴的なのが、2学期制と英語教育です。

2学期制は、2019年度から「児童・生徒の学習効果の最大化」を目的として導入した制度です。これにより「週3日間5時間授業の日」を確保し、児童・生徒の学びの質を高めるとともに、放課後の自由な時間の確保にもつながっています。

英語教育では、専門性の高いALT教員を全校に配置し、小学校1年生から英語の授業を取り入れているのが特徴です。一般的な公立小学校では、3年生から英語教育がスタートするので、守谷市の子どもたちは2年早く英語に触れられます。

また、タブレット等を活用した英語教育にも力を入れており、小学5年生から外国人講師とマンツーマンでオンライン英会話の授業ができる教室留学も実施しています。

オンライン英会話の授業の様子

他にも中学生が海外の中学生と交流する「海外交流」や、ドイツやアメリカとの「姉妹都市交流学習」、小中学生が英語でプレゼンテーションを行う「イングリッシュ・フォーラム」等、特色ある取組を実施しています。

公立の学校教育で実践的な英語を学べるので、お子さまの英語力を伸ばしたい方にもおすすめします。

仕事:通勤が快適なため都内に勤務する方が多数!市内の正社員求人も

守谷市の遠景

大手求人情報サイトで守谷市内の正社員募集を探したところ、2,500件ほどがヒットしました。車で30分ほどの地域まで範囲を広げると、15万件以上の求人が公開されています。
※参考:求人の一例

守谷市は交通の便がいいので、市民の6割以上は都内をはじめとする市外で働いているそうです。地域によって多少の差はありますが、東京都内へは電車で約30分、千葉県内へは約10分ほどで移動できます。

関東圏に勤めている場合は、転職せずに働き続ける手もあります。

住まい:賃貸・売買含め、物件の選択肢がたくさん

大手住宅情報サイトでは、450件ほどの守谷市内の賃貸物件が公開されていました。

新築や築年数の浅い物件だと、2LDKで7万円台〜9万円台ほどが相場です。東京都杉並区の場合、同じ条件だと15万円台〜30万円台が一般的なので、都内よりはリーズナブルといえます。
※参考:賃貸物件の一例(守谷市)
※参考:賃貸物件の一例(東京都杉並区)

一方で、都内から移住する方の多くは、マンションや戸建住宅を購入するケースも少なくないそうです。利便性の高い「守谷駅」の周辺にも、3LDKで駐車場が付いて3,000万円台〜4,000万円台ほどの新築物件があります。

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恩田さん

景観を大切にするため、地域によっては電柱や、隣の家との塀などを作らないようにしているエリアもあります。都内よりも物件費用が低めなので、移住者からも「マイホームを持っていても、ゆとりのある暮らしができる」と好評です。

数はそれほど多くないものの、空家バンクも公開されています。4DKで2,000万円ほどの物件もありますが、紹介してもらうには利用登録が必要です。興味のある方は、公式サイトの案内をご確認ください。

公式:守谷市空家バンクのご案内

移住した人の体験談・感想

守谷市へ移住した方の体験談

ここからは、守谷市へ移住した方々から寄せられた感想をまとめて紹介します。移住の先輩たちの声を参考に、暮らしをイメージしてみましょう。

  • 都内の職場までも、スムーズに通勤できる(40代)
  • 公園が多くてあそび場所に困らず、助かっている(40代)
  • 住民同士のネットワークが豊富。子どもを育てやすい環境だと思う(30代)

移住者からは特に、交通の利便性や公園の豊富さ、住民同士のつながりを評価する感想が多く見られました。アクセスの良さ・豊かな自然・人とのつながりと、三拍子そろった守谷市なら、親子ともにのびのびと生活できそうです。

守谷市の移住に役立つ情報サイト・問い合わせ先

守谷市の移住に関する情報を集めるなら、茨城県つくばエクスプレス沿線移住情報サイトの「新!つくば」がおすすめです。

「新!つくば」では、守谷市を含めたつくばエクスプレス沿線への移住に役立つ情報が紹介されています。守谷市内で開催される朝市や、移住者によるトークイベントの情報が公開される場合もあるので、こまめにチェックしてみてください。

公式:茨城県つくばエクスプレス沿線移住情報サイト「新!つくば」

守谷市への移住に関するお問い合わせ

守谷市の市役所

担当課 守谷市役所 企画課
住所 〒302-0198
茨城県守谷市大柏950-1
電話番号 0297-45-1111
対応時間 8:30〜17:15
公式サイト https://www.city.moriya.ibaraki.jp/