群馬県千代田町への移住ガイド:子育て支援充実&自然豊かな暮らしの魅力
この記事では、地方への移住を考えている人に向けて「群馬県千代田町(ちよだまち)」の暮らしの情報を紹介します。
千代田町は、田園風景が広がるのどかな街で、利根川での水上スポーツなども盛んです。東京まで車で約1時間でアクセスできるため、リモートワークにも適したエリアです。
また千代田町は独自の事業を通して子育て支援や教育環境の整備を進めているのもポイント。子どもの遊び場が充実していることもあり、子育て世帯から注目されています。
今回は、千代田町で移住を担当する企画財政課の方にインタビューを行い、街の魅力や移住に役立つ支援・生活情報について伺いました。
群馬県千代田町の3つの魅力:自然・子育て・コミュニティ
千代田町の特徴としては、次の点が挙げられます。
- 利根川や田園風景が広がる中でのびのびと暮らせる
- 水上スポーツや釣り、サイクリングを日常的に楽しめる
- 高校生までの「切れ目のない子育て支援」を推進
- 温かい地域コミュニティ:移住者を自然に受け入れる千代田町
それでは各特徴について、順に詳しく見ていきましょう。
利根川で楽しむアクティブライフ:水上スポーツとサイクリング
▲景色が良く、水上スポーツのメッカにもなっている利根大堰
千代田町の大きな特徴の一つが利根川です。流域が広いことからウィンドサーフィンなどの水上スポーツが盛んで、川沿いにはサイクリングロードも整備されています。
特に利根大堰(とねおおぜき)は、穏やかな水流で水上スポーツのメッカとして親しまれています。魚の遡上を見られる、珍しい観察室もあります。
また、千代田町にはのどかな田園風景が広がっています。高い建物がないため見晴らしが良く、秋には黄金色の稲穂が美しく輝きます。
▲町内には広々とした田園風景が広がっており、とても静か
利根大堰から見る利根川は広くてキラキラと輝いていて、まるで海のようです。夕日の光景もお気に入りです。
充実の子育て支援:ちよふる事業が実現する「切れ目のない支援」
千代田町では令和5年度から、「ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)」を原資とした予算枠1億円の「ちよふる事業」を実施しており、子育て支援をさらに充実させています。
生まれてから高校を卒業するころまでの「切れ目のない子育て支援」など、三つの柱の元で17事業を推進しており、その中には対象が3歳未満まで延長された「育児用品購入費助成事業」や小中学生への「入学祝金事業(5万円)」「給食費半額補助事業」などが含まれます。
また、遊具のリニューアルなども進められているので、子育て世帯にはうれしい環境だと言えるでしょう。
参考:千代田町 「ちよふる事業」について
さらに、子どもの遊び場としては利根川周辺はもちろん、大きな「第一三共なかさと公園」が人気です。ローラー滑り台など大型の遊具をはじめ、野球場や展望台もあるので、お弁当を持って行けば一日遊べます。
▲大きなローラー滑り台がある「第一三共なかさと公園」は子どもたちに大人気!
また、大型体育館「KAKINUMAアリーナ」や、高校生以下には無料で開放されている温水プール「KAKINUMAアクア」、サッカー場などもあるため、子ども向けのスポーツチームも充実しているようです。
その他の千代田町の子育てに関する支援や、特色ある教育環境の詳細については、公式サイトをご覧ください。
公式:千代田町 千代田町で子育て
温かい地域コミュニティ:移住者を自然に受け入れる千代田町
千代田町では、移住者を自然に受け入れる地域性があるのだと言います。
町自体がコンパクトにまとまっているため、新しく移住してくる人が分かりやすく、それを周りが温かく受け入れているようです。
「生活で困っていることはないか?」など、移住者の方を気づかって声をかけるような雰囲気があります。
千代田町の暮らし:気候・交通・買い物などの生活情報
それでは次に、千代田町の暮らしに関するデータを見ていきましょう。
気候 | 1月:平均気温4.0℃ 8月:平均気温27.3℃ ※参考:気象庁(館林地点) |
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人口 | 約11,000人 (令和5年10月末時点) |
病院 | クリニック:2、歯科:4、眼科:1 |
学校 | 小学校:2、中学校:1 |
交通 | 【鉄道】東武鉄道「館林駅」(館林市)、「篠塚駅」(邑楽町)、「川俣駅」(明和町) 【バス】広域公共路線バス 【車】 ・東北自動車道「館林IC」(館林市)、「羽生IC」(羽生市) ・北関東自動車道「太田桐生IC」(太田市) |
東京へのアクセス | ・バスで東武鉄道「館林駅」へ。特急利用で「北千住駅」まで約90分 ・自家用車でJR「熊谷駅」へ。新幹線利用で上野駅まで約1時間 |
近隣都市 | 館林市、大泉町、邑楽町、明和町、埼玉県熊谷市、行田市、栃木県足利市、佐野市 |
千代田町では、大型のホームセンターにスーパーが併設されているほか、個人商店もあります。徒歩圏内に駅はありませんが、駅や大型ホームセンター、病院に停車する路線バスが走っているので、日常生活に必要な買い物は、地域内で十分に賄えます。
また、近隣の太田市や羽生市にあるイオンモールなどを利用する人も多く、車で30分~1時間程度の場所なら生活圏という認識だそうです。
近隣の市町村にインターや主要な駅があるので、路線バスや自家用車を利用すれば、東京へ1時間から1時間半程度で気軽にアクセスできるのも魅力です。
終業後に東京まで出て買い物をすることもあります。
仕事事情:町内外の求人状況とリモートワークの可能性
大手求人サイトで千代田町の正社員求人を検索したところ、約200件の求人情報が見つかりました。町内に工業地帯が2ヶ所あることから、倉庫での作業や事務の求人が多いようです(2023年11月時点)。
※参考:求人情報の一例(千代田町のみ)
一方で、車で約30分程度の通勤圏(25キロ圏内)まで広げると、約50,000件の求人情報がありました。実際に近隣の太田市や大泉町で働いている人も多いと言います(2023年11月時点)。
※参考:求人情報の一例(千代田町から25キロ圏内)
また、東京まで車で約1時間とアクセスが良いことから、のどかな住環境の中でリモートワークをメインに働きたい人にもおすすめのエリアです。
このほか、千代田町で起業する場合は「創業支援事業」を通して相談やセミナー、融資などの支援を受けることができます。詳細は公式サイトをご確認ください。
公式:千代田町 創業支援について
住まい探し:賃貸・購入の選択肢と住宅支援制度
大手住宅情報サイトで千代田町の賃貸物件を探したところ、約20件が見つかりました(2023年11月時点)。選択肢が多いとは言えないものの、住む場所が全くなくて困るということはなさそうです。また、渋谷さんによると、手ごろな土地を購入して新築を建てる人も少なくないようです。
※参考:物件情報の一例
なお、住宅を取得する場合は、最大15万円の「住宅リフォーム補助金」や最大100万円の「千代田町移住者住宅取得費等補助事業」の助成を受けられる可能性があります。その他、空き家バンク制度もあるため、公式サイトで詳細を確認しましょう。
公式:千代田町 千代田町空家等バンク
小学校や商業施設に近い分譲地は、子育て世帯から人気です。
移住者の声:千代田町での新生活の感想と評価
それではここで、実際に千代田町へ移住した人の口コミや感想を見てみましょう。
- 静かで日当たりの良い住環境に魅力を感じて移住しました。
- 利根川では、さまざまな水上スポーツやサイクリングを楽しめます。
- 子育てしやすい環境や支援制度が整っていて、暮らしやすいまちです。
- 住民の方が温かくて優しく、とても親切にしてもらっています。
- 都心に近くて土地代や物価が安いので、テレワークにも適したエリアです。
千代田町へ移住した人のコメントを見ていると、静かで広々とした住環境や土地の安さ、利根川でのマリンアクティビティに魅力を感じている声が目立ちました。
交通面では車が必要であるものの、子育てや仕事がしやすく、移住後は地域のコミュニティからも温かく迎え入れてもらえることから、暮らしやすいと感じている人が多いようです。
千代田町への移住ステップ:相談窓口と具体的なアクション
それでは最後に、千代田町へ移住する際に活用したい相談窓口やサービスについてご紹介します。
千代田町への移住に関するお問い合わせ
千代田町への移住については、企画財政課・企画調整係までお問い合わせください。
担当課 | 企画財政課 企画調整係 |
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住所 | 〒370-0598 群馬県邑楽郡千代田町大字赤岩1895-1 |
電話番号 | 0276-86-7007 |
公式サイト | https://www.town.chiyoda.gunma.jp/ |