秩父別町(ちっぷべつちょう)への移住はどう?暮らし・仕事・住居・支援内容を解説

この記事では、地方移住を検討している方に向けて北海道秩父別町の魅力をお届けします。

秩父別町は、北海道の市町村の中で2番目に面積が小さいまちです。面積の7割が農地という自然豊かな環境でありながら、スーパーや郵便局など日常生活に必要な施設が徒歩10分圏内にあるため、便利な暮らしも実現します。

子ども子育て応援宣言」をキャッチフレーズに掲げ、環境や補助金制度などに力を入れているのも注目のポイント!充実した支援があるため、子育て世帯の移住者も増加傾向にあります。

それでは早速、秩父別町役場の其田さんに聞いたお話をもとに、まちの特徴や暮らしの情報を紹介していきます。

本日お話を伺った方
秩父別町役場の其田さん

秩父別町役場 企画課 まちづくり係

其田 もも子さん

秩父別町での暮らし:2つの特徴

秩父別町の暮らしの特徴

秩父別町は、北海道内有数の田園地帯であり農業のまちとして知られています。のどかな田園風景が広がる一方でJRの駅や高速道路のインターチェンジもあるため、都会へのアクセスも良好です。

子どもたちが遊べる施設や宿泊もできる温泉があるなど、魅力たっぷりな秩父別町。そんな秩父別町への移住は、下記のような方にぴったりです。

  • 子どもたちをのびのびと育てたい
  • お得に移住したい
  • 自然に囲まれて暮らしたい
  • たまには都会へ遊びに行きたい

ではなぜ上記のような方が秩父別町の移住に適しているのか特徴を交えながら解説していきます!

特徴1:子どもたちがのびのび育つ!家計にやさしい支援もたくさん

秩父別町の遊び場ちっくるで遊ぶ子供たちの集合写真

秩父別町は、暮らしのすぐそばに自然があることや、補助金制度も充実しているため、子どもたちをのびのびと育てるのに適したまちです。

誰にでも元気に挨拶してくれる子どもたちを、まち全体で見守っているあたたかな雰囲気もあります。

秩父別町の田園を走る子どもたち
▲一面に広がる田園風景が暮らしのすぐそばにある

また秩父別町には、屋内・屋外ともに大型遊具を整備した大人気の遊び場があります。町内外からも多くの家族連れが訪れるそう。まずは、屋内遊戯場の「キッズスクエアちっくる」をご紹介します。

秩父別町にある屋内遊戯場ちっくるの外観
▲床面積600㎡の空間に元気いっぱい遊びまわれる遊具がたくさん!

秩父別町にある屋内遊戯場ちっくるの内観

秩父別町にある屋内遊戯場ちっくるの大型遊具ネットで遊ぶ子ども

秩父別町にある屋内遊戯場ちっくるの大型遊具ネットをくぐる子ども

スクロールで写真がご覧いただけます→

写真の大型遊具ネットのほかに、ウォールクライミングやチューブスライダー、小さなお子さんも遊べるコーナーが整備されています。

屋内遊戯場ちっくるに併設しているのが、屋外遊戯場「キュービックコネクション」!キュービックコネクションは、日本一の規模を誇る遊具なんです。※参照:屋外遊戯場キュービックコネクション

秩父別町にある屋外遊戯場キュービックコネクション
▲見ただけでワクワクしてしまうキュービックコネクション。大人でも楽しめそう

屋外遊戯場キュービックコネクションのアトラクションで遊ぶ子どもたち

屋外遊戯場キュービックコネクションでロープ遊びをする子ども

屋外遊戯場キュービックコネクションのアトラクションにチャレンジする少年

スクロールで写真がご覧いただけます→

幅58m、高さ13mある6階層のコンビネーション遊具の中には、ジャングルジムやハンモックのほか、さまざまなアスレチック要素が備えられています

キュービックコネクションの周辺には、健康遊具などもあるため小さなお子さんだけでなく、高齢の方にも人気があるとか。

子どもたちと遊べる定番スポットがあるのは、子育て世帯の移住希望者にとって嬉しいポイントではないでしょうか。

子育て世帯の移住希望者に嬉しい補助金をご紹介!新婚世帯も要チェック

秩父別町には、水道料金の基本料金が無料、18歳までのお子さんの医療費を全額助成するなど大助かりな支援が用意されています。

また、移住する際の補助金制度がとても充実しています。

新婚・子育て世帯引越し費用助成 町外から移住する新婚世帯・子育て世帯の引っ越し費用を助成
■新婚世帯:定額20万円
■子育て世帯:定額20万円
※高校生以下のお子さんが3人以上の場合:定額30万円
新婚世帯・子育て世帯家賃助成 町外から移住した新婚世帯・子育て世帯が住む賃貸住宅の家賃を助成
※上限は25,000円(月額)
新築住宅取得補助金交付事業 秩父別町内に新築住宅を取得した方に補助金を交付。新婚・子育て世帯は加算あり
補助金額は100万円
新婚世帯・または扶養1名:50万円加算
■扶養2名:100万円加算
■扶養3名以上:150万円加算

移住にかかる初期費用をグッと軽減できる補助金制度は、移住の大きなきっかけにもなるでしょう。ぜひ上手に活用して、お得に秩父別町へ移住してください。

特徴2:自然の豊かさ&暮らしやすさが魅力!都会へのアクセスも良好

秩父別町のカントリーサインと田園風景

秩父別町は、面積の大部分を農地が占める自然豊かな環境です。

秩父別町の全景写真
▲四方を囲む山々や鮮やかな田園のみどりが日常的に楽しめる

スーパーや役場、郵便局などが徒歩10分圏内にあるので、町内の移動だけで言えば車がなくても十分生活できます。

また、高速道路のICやJRの駅も有しているため、都会へのアクセスも良好です。札幌市まで高速道路で約1時間10分、旭川市までは一般道で約45分で行けます。

田舎暮らしをしながらも、思い立ったときに都会へ行ける距離感も魅力的です。

秩父別町の暮らしに関する情報

歓迎アーチと開基百年記念塔
▲秩父別町のシンボルである「開基百年記念塔と歓迎アーチ」

ここからは秩父別町での暮らしに関する情報をご紹介していきます。

気候 8月:20.5℃
1月:-7.4℃
参照:気象庁・直近の石狩沼田観測所
人口 人口:2,291人
世帯数:1,099世帯
(令和5年2月28日時点)
病院 一般診療所(内科・整形外科):1
歯科:1
薬局:1
学校 認定こども園:1
小学校:1
中学校:1
交通 【JR】
秩父別駅・北秩父別駅

【バス】
・高速バス(北海道中央バス)
・路線バス(沿岸バス、道北バス、空知中央バス)
アクセス 【東京】
羽田空港から旭川空港:1時間45分
※旭川空港までは車で約1時間

【札幌】
■JR:約1時間10分
札幌駅-深川駅
深川駅-秩父別駅
■車:道央自動車道で約1時間10分

【旭川】
■JR:約30分
旭川駅-深川駅
深川駅-秩父別駅
■車:約45分

秩父別町は、医療機関や教育施設もあります。町内にある診療所(内科と整形外科)以外の専門外来へ行く場合は、車で15分ほどの深川市へ行く方が多いそう。車で15分なら町内感覚で通えるので苦にはならないでしょう。

また秩父別町は、北海道の中でも雪が多く降る地域です。

秩父別町の冬の積雪した写真
▲田園が銀世界と変わる。雪の白と空の青のコントラストが美しい

朝3時頃から除雪車が動いているため、朝起きたら玄関前もきれいになっているそうです。道路脇の雪も持っていってくれるので、雪国がはじめてという移住希望者も比較的すぐに暮らしに馴染めるでしょう。

秩父別町には有名な観光地「ローズガーデンちっぷべつ」があります。毎年6月から10月には、約300種300株のバラが施設内を彩ります。

バラはもちろん、バラを使ったソフトクリーム「ローズソフト」を目当てに町内外からも多くの人が集まるスポットです。

ローズガーデンちっぷべつに咲くバラと建物
▲バラをモチーフにしたアイテムや休憩スペースもあり

また、忘れてはいけないのが新米が獲れる時期に開催される「秩父別産新米普及マラソン大会」です。

秩父別産新米普及マラソン大会で走る人々
▲毎年多くの方がマラソンに参加

優勝賞品はなんとお米1俵!優勝者だけでなく、参加するだけでも新米がもらえる農業のまちならではのイベントです。

【仕事】町外まで視野を広げると働き口多数

秩父別町の仕事を大手求人情報サイトで調べると、約80件でした。(2023年3月現在)
※求人情報の一例

車で15分で通える深川市へ通勤している方も多いことから、秩父別町内だけでなく車で30分圏内で通えるエリアまで視野を広げると、求人数は2,800件と大幅に増えました。

町内だけにとらわれず、エリアを広げると働き口に困ることはなさそうです。

【住まい】町営住宅・空き家情報をチェック

大手物件情報サイトに秩父別町の物件は見当たりませんでした。しかし、秩父別町の町営住宅には空きがあるそう。(2023年3月現在)

また、民間の住宅や空き家・空き地の情報も公式サイトで公開されているので、ぜひチェックしてみてください。

公式:くらし・手続きの新着情報

なかなか良い住まいが見つけられない場合は、秩父別町役場に問い合わせてみるのがおすすめです。ネットに掲載されていない物件を案内してくれるかもしれません。

秩父別町の移住者の声

秩父別町の移住者の声

ここでは実際に秩父別町に住んでいる移住者の声をご紹介します。

  • 春の雪解けの時期がきれい
  • 晴れた日は遠くの山までくっきり見えて美しい
  • 季節ごとに色を変える田畑の眺めが好き
  • まちの7割が農地なので作物が育つ様子を普段の生活から知ることができる
  • まちの人たちが優しくて助け合える環境
  • 野菜を分けてくれたり、移住者にも気さくに話しかけてくれる
  • 移住相談した担当者の人柄が決め手となった
  • 子どもたちが元気よく挨拶してくれる

自然環境の素晴らしさはもちろん、まちの人々のあたたかさに触れている声が目立ちました

中には「距離が近すぎる」と感じる方もいるかもしれません。しかし、秩父別町のお互いを助け合う風土は、都会の希薄な人間関係に寂しさを感じている方にはぴったりです。

秩父別町に一度訪れて、雰囲気を感じ取ってみてください。

秩父別町の情報や移住支援

秩父別町への移住に向けて、チェックしておきたい情報や支援についてご紹介します。

地域おこし協力隊のSNSをチェック!

秩父別町では、地域おこし協力隊の活動が盛んです。

秩父別町の魅力を知ってもらうために、各SNSで秩父別町の日常を発信しています。

Facebook 元・現秩父別町地域おこし協力隊
Instagram 秩父別町地域おこし協力隊
TikTok 秩父別町地域おこし協力隊

まちの景色やイベント情報もあるので、ぜひチェックしてみてください。

お試し暮らしをしてみよう!秩父別町移住体験住宅

交流体験農園「なつみの里」の外観

秩父別町では、まちの暮らしを体験できる移住体験住宅を整備しています。 市街地の中心部にあるので、よりリアルな秩父別の暮らしが体験でき、移住後のイメージもつかみやすいでしょう。

なつみの里の内装
▲綺麗にリフォームされた内装

なつみの里の和室
▲ホッと落ち着く和室もあり

秩父別町の移住に関する問い合わせ

秩父別町の移住に関する相談は下記へお問い合わせください。

担当課 秩父別町役場
企画課・まちづくり係
住所 〒078-2192
北海道雨竜郡秩父別町4101番地
電話 0164-33-2111
公式サイト 移住・定住のご案内