【別海町への移住】住み心地、仕事、暮らしの情報を徹底解説

この記事では、北海道の別海町(べつかいちょう)への移住を考えている方のために、まちの魅力や暮らしに関する情報をご紹介します。

別海町は、北海道の東部に位置する四季折々の自然が魅力的なまちで、酪農と漁業が産業の中心です。別海町の面積は、東京23区を合わせた面積の2倍以上あり、この広大な大地で、アウトドアやスポーツをする人も多いです。

まち全体にあくせくとした雰囲気がないので、自分の時間を大切にしながら過ごしたいと考えている人にはぴったりな場所ですよ。

また、別海町は子育て支援がとても手厚いまちです。一人っ子の家庭が少なく、多くの子育て世帯には2~3人のお子さんがいらっしゃいます。充実した子育て支援を受けながら、子どもをのびのびと育ててみたいという人にも別海町はおすすめできます。

そんな別海町で生活する魅力や移住支援情報について、別海町役場の菊地さんに伺った内容をもとに詳しく紹介します。

別海町役場総務部・総合政策課・企画振興担当の菊地さん

別海町に住む3つの魅力

別海町の暮らしの特徴

別海町は、人口約1万5,000人に対して牛が約12万頭もいるという「酪農が盛んなまち」であり、日本一の生乳生産量を誇っています。また、ホタテや北海シマエビなどの水産資源に恵まれた「漁業のまち」でもあります。

陸と海の両方の恩恵を受けながら、大自然の中で仲間と趣味を楽しんだり、アットホームな雰囲気で子育てができるのが、別海町の大きな魅力です。

そんな別海町での暮らしが向いているのは、以下のような方です。

  • 手厚い子育て支援を受けたい
  • 大自然を満喫したい
  • 美味しい物を食べながら暮らしたい

なぜこのような人たちに別海町をおすすめしたいのか、別海町の魅力や特徴を3つに分けて紹介していきます。

特徴1:出生率が道内3位、子育てがしやすいまち

日本全体で少子化が問題になる中、出生率が道内3位という数字を誇る別海町では、子育てに関する行政の支援がとても豊富です。妊娠期から出産後まで親子に寄り添った支援を受けることができ、孤独になりがちな子育てを、まち全体でバックアップしてくれることがポイントですよ。

▼別海町で受けることができる主な子育て支援

概要 リンク
出産祝金贈呈事業 出生届時に別海町へ住民登録をした方
・第1子:3万円
・第2子:5万円
・第3子:7万円
・第4子以降:10万円
公式
子ども医療費助成制度 中学校卒業までの子ども医療費を全額助成(保険診療自己負担分に限る) 公式
福祉牛乳の無償支給 妊産婦、幼児、ひとり親家庭に向けて1人週5本の牛乳を無償支給 公式
保育料の軽減負担 保育料が第2子は半額、第3子は無料 公式
電話相談 妊娠や子育てに関する相談を24時間体制で対応 公式
産後ケア 出産後の母親の心身に関するケア 公式

やはり金銭面のサポートが充実していることは、子育てを行う親にとって嬉しいポイントですね。また金銭面だけではなく電話相談、産後ケアなど、親の「心」の負担を軽減していく支援も積極的に行っているのも特徴です。

まち全体で子育てを応援していこうとする気持ちを感じることができるので、孤独に育児を行うことになるという心配はないと思います。

育児を応援する施設が充実

子育て中は、どうしても子どもが優先となり、自分の時間が確保できずにイライラしてしまうことがあると思います。そんなとき別海町には、自分の気持ちを誰かと共有したり、リフレッシュのために子どもを預けたりできる施設が充実しています。

▼別海町にある子育てを応援する施設

概要 リンク
別海子育て応援スペース
MILKIDS(みるきっず)
2021年に新しくスタートした、未就学児の子と親のための施設。おもちゃや遊具、絵本を完備し、ママ友同士の情報交換場所ともなっている。予約が不要で9時から5時までオープン。 公式
公式ライン
Instagram
プーハウス 子どもの一時預かり施設。親の用事やリフレッシュのため、子どもを預けることができる施設。対象は0歳~小学6年生まで、料金は30分300円(平日料金) -
放課後児童クラブ 放課後に仲間たちと一緒に遊んだり、季節の行事を体験したりできる。利用料は無料。未就学児向けの「ひよこクラブ」「おやこクラブ」もあり、親子で工作したりや絵本を読んだりできる。 公式(中央児童館)
公式(西児童館)

MILKIDS(みるきっず)のように親が集まって気軽におしゃべりができる施設は、子育て中のパパ・ママにとって大きな拠り所となりそうですね。

また都会では、急な用事があっても、子どもの預け先をすぐに確保することは難しいと思います。一方別海町では、子どもの預け先をすぐ相談できる施設が身近にあるということも、子育ての心の負担を軽減することにつながっているのではないかと思います。

子どもが小学生になり、親が働きに出た場合には、放課後児童クラブで仲間と過ごすことができます。特に利用料が無料な点が嬉しいポイントですね。

このように、別海町には、未就学児から小学生まで切れ目なく子育てをサポートしてくれる施設があること、そして困った時にすぐ相談できる安心感が得られることが大きな魅力となっています。

別海町小学校の運動会の様子
▲元気いっぱいな別海町小学校の子どもたち

スポーツを思い切り頑張れる環境が整っている

別海町からは、なんとスピードスケートのオリンピック選手が誕生しています。子どもにスピードスケートをやってもらいたいと考えている方にとって、別海町はとても良い環境だと言えますね。

スケート以外にも、野球少年団や女子野球で全国大会に出場していますよ。全道大会や全国大会の参加に対しての補助金がまちから出るというのも、他の自治体にはあまりない特徴だと思います。

オリンピックや全国大会に出場するほどの実力をつけることができるのは、別海町に体育館、プール、スケートリンク、テニスコートなどがそろっているからです。まちにはスポーツを楽しめる施設が30以上もあり、「子どもにスポーツをしてほしいな」と思っている人にはとても魅力的なまちだと思います

特徴2:想像以上の大自然が広がるまち

別海町では、どこまでも続くかのような大平原の中で、牛たちがのんびりと草を食べる光景が目に飛び込んできます。町の中心部から車で1時間ほど走ると、野生のエゾシカやキタキツネに会うこともでき、都会では感じることができないたくさんの自然にあふれています。

別海町の牛の放牧

冬になると、ラムサール条約に登録されている野付湾(のつけわん)が凍り、水平線ならぬ「氷平線」が出現するのは別海町ならではの光景です。

野付湾の氷平線

氷平線を使ったトリックアートに挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。この雄大な自然を存分に感じながら毎日を過ごしたいという人にとって、別海町はぴったりな場所です。

氷平線を使ったトリックアート

また、厳しい寒さがあるからこそ見ることのできる「四角い太陽」も、別海町特有の光景です。

別海町から見える変形太陽

この神秘的な現象は、上空の温度より海面近くの温度が低くなることによって起こり、2月のよく晴れた翌日に現れることが多いと言われています。

この他にも野付半島(のつけはんとう)ではバードウォッチングが盛んで、250種類以上の野鳥がいると言われています。都会のように、わざわざ自然を体感しに行かなくても、すぐ近くに美しい光景が広がっているのが別海町の素晴らしいところです。

一度別海町に足を運び、この美しさを自分の目で実際に見てみるのもおすすめです。「ここに住みたい」と思える絶景があなたを待っていると思いますよ。

特徴3:酪農と漁業の恩恵を受けた美味しい食べ物

別海町は、食べ物がおいしいことも魅力のひとつです。

まちで作られているアイスやチーズ、ヨーグルトは給食に提供され、子どもたちに大人気なんですよ。子どもたちの口にする食べ物が地元産ということは、食に気を遣う親にとっても嬉しいですし、子どもたちも地元への愛着をより一層高めることができると思います。

さらに東側がオホーツク海に面している別海町は、海の恵みもたっぷり受けています。オホーツク海で取れた鮭は、味・大きさともに最高級に位置付けられ、江戸時代には将軍に献上したくらい美味しいと言われています。

別海町でとれたいくら

また、「打瀬舟漁」という餌を使わない方法で水揚げされたホッカイシマエビのおいしさは抜群です。直売所で買うことができ、まちでもごちそうとなっています。

ホッカイシマエビ

さらに大きな貝柱が特徴的なホタテは、オホーツクの流氷が運ぶ豊富なプランクトンのおかげで甘く、とろけるようななめらかな舌触りです。そんな別海町で水揚げされるホタテは「日本一」と評されることも多いんですよ。

別海町のホタテ

別海町で毎年開催されている「えびまつり」「産業祭」「あきあじ祭り」ではこれらの味覚を存分に味わうことができるので、まずは美味しいものを目当てに別海町へ足を運んでみるのはいかかでしょうか。

別海町で開催されるお祭りの詳しい情報はこちらからご確認ください。

(公式)別海町のお祭り

別海町は、昔ながらの「おすそ分け文化」があるまち

別海町には、漁でとった魚、釣りの釣果、家庭菜園の野菜などご近所に配る「おすそ分け文化」があります。仲良くなると、たくさんおすそわけをいただくこともあるそうです。

さらに、家庭菜園で採れたご近所に配りきれない野菜は、夏〜秋限定で「ふるさと交流館」で販売している団体もあります(別海農産物組合べつかいらーべじ:betsukai lovage)。玉ねぎ2~3kg(10〜15個)で300円、モロッコインゲン500g120円などと、新鮮で美味しいだけではなく、とても安く買えるのが特徴ですよ。

(公式)べつかいらーべじのFacebook

現代では人と人のつながりが希薄になってきていると言われていますが、別海町ではこの「おすそ分け文化」によって、温かい交流が生まれています。人と関わるのが好きな方にとっては、別海町での暮らしは肌に合った楽しいものとなると思いますよ。

別海町の暮らしに関する情報

ここからは、実際に別海町に移住し、生活する時に必要なデータを紹介していきます。

気候 年間平均気温は5.7°C、最高気温の平均は23℃と年間を通じて涼しい気候。冬の最低気温はマイナス20℃を下回ることもあり、防寒対策は必須。
11月頃から雪が降り始め、4月頃も降雪がある。1月〜3月の降雪量は70~80cmほど。
人口 約1万4千人(令和4年8月末時点)
病院 総合病院が1つ、診療所が2つ、歯科医院が4つ
学校 高等学校1校、中学校8校、小学校8校
文化
芸術
国の史跡である旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうすえきていしょ)、別海町指定文化財も複数ある(奥行臼駅、旧別海村営軌道風連線奥行臼停留所など)
食べ物 ホッカイシマエビ・ホタテ・サケなどの海産物や、牛乳やバターなどの乳製品。ご当地グルメで「別海ジャンボ牛乳&別海ジャンボホタテバーガー」がある。
交通 中標津空港まで車で約30分、釧路まで車で約1時間半。鉄道は平成元年4月末に廃止となり鉄道路線はない。バスは根室交通、阿寒バス、別海町営バスがある。
娯楽 30以上のスポーツ施設と温泉がある。温泉は別海町ふるさと交流館、別海まきばの湯しまふくろうなど5つ。潮干狩り、釣りができる。
近隣都市 根室市、標津郡標津町、中標津町、厚岸郡浜中町、厚岸町、川上郡標茶町

別海町は鉄道が廃止されているので、生活するためには車が必須であるといえます。車さえあれば、スーパー、コンビニ、個人商店、薬局、ホームセンター、郵便局、病院が市街地に集まっているので困ることはないと思いますよ。

大きな買い物をしたい場合は、隣町の中標津町(なかしべつちょう)にある大型のショッピングセンター「東武サウスヒルズ中標津店」に行くのが便利なようです。

東武では食品・生活用品が購入できるほか、館内にケンタッキー、サーティワン、ドトールコーヒー、マクドナルドなどのチェーン店も多く入っているので、外食もできます。車で30分ほどの距離なので週末に気軽に行くことができそうですね。

大都市へアクセスしたい場合には、別海町から車で約30分の位置にある中標津空港からの移動が便利です。中標津空港から羽田空港までは約2時間、新千歳空港までは約1時間のフライトで行くことができます。出張や旅行の際には気軽に利用することができそうですね。

また市街地から車で30分圏内に牧場、川、海があり、余暇の時間を満喫できるのも別海の醍醐味となっています。秋には鮭を何十本も釣る人がいるそうですよ。ゆっくりと釣りを楽しむ横で、可愛らしい野生動物が顔をのぞかせることもあるかもしれませんね。

別海町のキタキツネ

海では、ホッケやアサリの潮干狩りやカレイの釣りができます。大自然がすべて遊び場のような感覚にワクワクしてしまいますね。

さらに別海町には、体育館、パークゴルフ場、プール、ランニングコースなど多数のスポーツ施設があるので、余暇に仲間と一緒に体を動かすのも楽しそうです。500円前後で入れる温泉もあり、スポーツの後に汗を流すこともできますよ。

【仕事】町内の求人は約500件。さまざまな選択肢がある

大手求人サイトで検索すると、別海町には約500件の求人がありました。酪農がさかんなのでJAの子会社や民間企業で酪農ヘルパーとして働く方や、漁港も2か所あるので水産加工場で働く方もいるようです。

また、まちにはコープやホームセンターがあるので、酪農や漁港以外の仕事の選択肢も豊富にあります。

隣の中標津町まで範囲を広げると求人が約750件に増えますが、別海町の中だけでも十分な件数だと思います。

別海町は北海道、全国に比べて平均世帯年収が多いことも特徴です。平均世帯年収をまとめましたので、こちらも参考に求人を探してみてください。

▼平均世帯年収

別海町 約540万円
北海道 約440万円
全国 約500万円

※縁結び大学独自調べ(2022年10月)

また、移住者に特化した就業支援はありませんが、別海町のハローワークインターネットサービス、別海町企業マップで求人情報を探すことができます。気になる方はチェックしてみてください。

(公式)別海町ハローワークインターネットサービス

(公式)別海町企業マップ

町営の酪農研修牧場で給料をもらいながら働くことができる

別海町で酪農を始めてみたいと思っている方は、町営の酪農研修牧場の職員として働くという方法もあります。具体的には、給与をもらいながら3年間で酪農の基礎的な知識と技術を習得し、最終的には実際の農家研修を通して就農に向けた準備をしていく流れです。

3年間で酪農のノウハウを学んだ後は、起業して酪農家の経営に携わるという選択肢があります。酪農研究牧場は、これまでに80組の新規就農者を輩出している実績豊富な場所でもあるので、酪農家として独立したい人にとっては恵まれた環境だと思いますよ。

別海町で就農を考えている方はぜひ一度詳しいサイトをご覧ください。

(公式)別海町酪農研修牧場

新規就農者に対して手厚いサポートがある

安心して新規就農ができるようにと、別海町には助成金制度や融資制度があります。

▼新規就農者に向けての助成金概要

農業次世代人材投資事業 150万円×最長5年間(国)
就農奨励金 300万円(町)+300万円(JA)
リース料への助成 上限100万円×3年間(町)
固定資産税相当額への助成 上限25万円×3年間(町)
住宅等の改修費用への助成 上限100万円(町集落)
牛の導入費用への助成 上限150万円(町集落)

▼新規就農者に向けての融資制度概要

資金使途 施設、機械の取得
貸付限度額 3,700万円
貸付利率 無利子
償還期限 12年以内(据置期間5年以内)

助成金や融資制度のおかげで、就農に対するハードルが少し下がるかもしれませんね。別海町は、まちをあげて新規就農を応援してくれますよ!

新規就農に関する詳細はこちらからご確認ください。

(公式)酪農家を目指す方への助成金

(公式)酪農家を目指す方への経営融資制度(酪農研修牧場のホームページ)

起業する人に向けての補助金がある

起業をしようと考えている人を対象に、別海町では補助金制度が用意されています。助成の対象となるのは、新規開業を考えている人、新しい分野で企業をしようとしている人、空き店舗を活用しようとしている人です。別海町への移住後に起業を考えている方は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

概要 リンク
起業家支援補助金 ①新規開業する方に最大100万円
②新分野に進出する方、空き店舗を利用する方に最大50万円
※①の交付を受けている場合は限度額の2分の1を交付限度額とする
公式

東京圏からの移住者には支援金がある

別海町は、対象世帯に100万円、単身者に60万円の移住支援金が支給される「北海道UIJターン新規就業支援事業」を実施しています。東京23区に在住している方や東京圏在住で23区に通勤する方が主な対象となっていますので、条件に当てはまっているか確認してみましょう。

対象者 1:東京23区に在住、または東京圏在住で23区に通勤していた方
2:別海町に移住した方
3:北海道が移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人に就業した方、
または地域課題解決型起業支援事業に関する起業支援金の交付決定を受けた方
※1〜3のすべての条件を満たす方が対象
※マッチングサイトは準備中(2022年秋現在)
支援額 世帯申請:100万円
単身者:60万円
参考URL UIJターン新規就業支援事業に関するお知らせ

2022年10月現在、こちらの制度は受付を停止しています。キャンセルなどで空きが出て再募集する場合もあるようなので、興味のある方はこまめにチェックしておくと良いと思います。

【住まい】貼り紙や人づて、地元建設会社などで探す必要がある

別海町に住むにあたっては、空き部屋表示の貼り紙や人づて、または地元の建設会社などに問い合わせて部屋を探す必要があります。

別海町には住宅仲介を主な業務としている会社がありませんので、町内での問い合わせで見つからない場合は、隣の中標津町の不動産会社と連絡を取り話を進めていきます。

▼中標津町の不動産会社

連絡先
ケイズ不動産サービス 0153-79-2220
中標津不動産(有) 0153-72-2380
(有)アイ・エヌ・ティ不動産 0153-72-9872
小針不動産 0153-72-2273

大手求人サイトでは別海町のアパート、マンションは約20件確認できます。家賃の平均相場は1LDKで4万2千円です。東京23区内で同じ値段のアパートを借りる場合より、広い部屋で生活することができますよ。

別海町へ移住した人の体験談や感想

北海道別海町へ移住した人の声

別海町に移住した皆さんの感想や体験談を集めました。実際に生活している方々の声は参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

別海町に移住してよかったこと

  • 季節の移り変わりを実感できる
  • 美味しい食べ物が多い
  • 子どもをのびのびと育てることができる
  • 地域の人との交流が多い
  • 時間がゆっくりと流れている
  • 空気がきれい
  • 人混みが少ない
  • 趣味を満喫できる
  • 子育て支援が充実している

ゆったりとした時間が流れる別海町でのくらしは、時間に追われることが少なく、心にゆとりをもって生活することができそうですね。都会では仕事に追われて家族と過ごす時間が短かったという人も、別海町ではONとOFFの切り替えをはっきりさせながら、趣味の時間も楽しむことができそうです。

別海町に移住して感じた悩み

  • 車がないと不便
  • 冬の寒さが厳しい
  • 電波が弱い(※令和4年度7月から町全域で光回線開通)

やはり冬の寒さは厳しく、対策が必要なようですね。北海道の家は断熱材を使った暖かい設計となっている場合が多く、家の中が寒くて大変ということはありませんが、外に出る時には十分な防寒装備が必要です。

電波の弱さに関しては、令和4年から光回線が開通していますので徐々に解決していく問題ではないかと思います。

別海町への移住に関する情報・お問い合わせ

別海町へ移住を検討する際に役に立つ情報、お問い合わせ先を紹介します。

ステップ1:匿名で質問できるオンライン移住相談を使ってみよう

別海町には、移住を検討している方のために、「リアル」な生活の様子を聞くことができるオンライン移住相談サービス「別海町の移住・定住Q&A」というサイトがあります。

メールアドレスの登録だけで、匿名性を保ったまま、移住に関する悩み、人には聞きづらいことを質問することができるのが嬉しいですね。過去の質問も自由に閲覧することができるので、別海町での生活を想像しながら読み進めることをおすすめします。実際に過去に投稿された質問を紹介します。

  • 田舎での子育ては実際どうなの?
  • 土地の見つけ方が知りたい
  • 農業をはじめたいのでアドバイスがほしい

回答するのは同じサイトを利用しているユーザーなので、町のホームページだけではわからない別海町の姿が見えてくると思いますよ。気軽に質問することができますので、別海町について聞きたいことがあるという方はぜひ利用してみてくださいね。

オンライン移住相談サービスの概要はこちらからご確認ください。

(公式)「別海町の移住・定住Q&A」

ステップ2:Zoomを使用して、オンラインで移住相談をしてみよう

別海町では、担当者と顔を合わせながら具体的に移住のことを相談したい方のために、Zoomを使用したオンライン相談会も開催しています。家にいながら担当者と直接話せることで、移住への心配事を減らすことができるはずです。

▼Zoomを使用したオンライン移住相談会の概要

受付日時 月曜日~金曜日の午前9時から午後4時まで、1コマ最大60分
休み:国民の祝日、年末年始、災害対策本部設置時
予約方法 希望日を含む4日前までに申し込みフォームから予約
▶(公式)申し込みフォーム
使用システム 会議システムZoom
準備物 カメラ、マイク機能付きのパソコン、タブレット、スマートフォン、インターネット回線に接続可能な機材。

申し込み完了後、役場からオンライン相談用のURLが送られてきます。その後URLをクリックすると、相談が始まります。時間が決まっていますので、事前に聞きたいことをメモしておくと有意義な時間になると思いますよ。

担当の方と直接お話できる貴重な機会なので、困っていること・心配なことを積極的に聞いてみると良いですね。

Zoomを使用したオンラインでの移住相談の概要はこちらをご確認ください。

(公式)Zoomを使用したオンラインでの移住相談

ステップ3:お試し移住住宅で別海町に住んでみよう!

移住する前に実際に住んでみてから決めたいという方のために、別海町の暮らしを「ちょっとだけ」体験できるのがお試し移住住宅です。

宿泊施設と比べると、費用を抑えながら別海町の生活を体験することができるので、移住に不安がある方や移住する決め手が欲しい方にはぴったりの制度だと思います。必要最低限の家具がそろっているので、寝具と個人的に必要な物だけを持って気軽にまちに来ることができますよ。

別海町お試し移住の外観
▲お試し移住住宅で実際に住む3LDKの家

実際に別海町の街で買い物をしたり、まちの雰囲気を感じたりしながら移住を決めることができるのは大きなメリットだと思います。

別海町お試し移住の内観
▲内観はおしゃれで落ち着いています

実際に生活することで、不安に思っていたことが解決する場合があるかもしれませんね。逆に、住んでみないとわからない大変なことも知ることができると思います。お試し移住住宅を利用して、移住した後のギャップをなくしていきましょう。

▼お試し移住の概要

概要 リンク
お試し移住住宅1号・2号 ・木造平屋建ての3LDK。
・すべて洋室で賃貸借期間は7日以上、31日以内。
・入居の条件は別海町への移住を考えている方であること。
・大人2名から子どもを含む4名までの家族での利用であること。
公式

問い合わせ先

移住に関する総合的な問い合わせ先を紹介します。少しでも別海町の移住に興味を持っている方は、お話しを聞いてみてくださいね。担当の方が丁寧に対応してくれますよ。

担当課 別海町役場 総合政策課 企画振興担当
住所 北海道野付郡別海町別海常盤町280番地
電話番号 0153-75-2111
問い合わせフォーム https://horari.jp/contact
公式移住ポータルサイト https://horari.jp/