徳島県阿南市で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

地方に移住する際に求める希望や条件は人それぞれ。中には「自然が身近にありつつ、でも暮らしは便利なところがいい」なんて欲張りな方もいるのではないでしょうか?

今回紹介する徳島県阿南市(あなんし)の魅力は、なんといっても青い海と豊かな森林に囲まれた自然豊かなまちでありながら、産業都市であり生活の利便性が高いところです。

阿南市には、警察署・消防署・裁判所などの徳島県南の行政機能が集まっています。一方市街地から少し離れ、窓を開けると蛍が飛んでいるような自然豊かなエリアでも、コンビニなどには車で10〜15分ほどで行くことができるんですよ。

この記事では阿南市での暮らしや移住に関する情報を、市役所の方に伺ったお話とあわせて、詳しく解説していきます。

阿南市企画部ふるさと未来課移住促進コーディネーターの笠谷紘平さん

徳島県阿南市の暮らし、3つの特徴

徳島県阿南市暮らしの特徴

徳島県阿南市は、四国の最東端に位置し、紀伊水道と太平洋に面しているまちです。市内には約7万人が暮らしており、徳島県で2番目に人口の多い都市です。

阿南市の魅力を3つにまとめてお伝えします。

  • 特徴1:海も山も川も。自然に恵まれた土地ながらも利便性が高い
  • 特徴2:手厚い子育て支援!
  • 特徴3:県内3番目の財政力指数

特徴1:海も山も川も森も。自然に恵まれた土地ながらも利便性が高い

川でSUPをする人たち
▲美しい夕焼けを見ながら川でSUPをする贅沢なひと時

阿南市には、海も山も川も森もあります。

波の穏やかな海では、サーフィンの他にもSUPをする人たちが増えてきているそうです。海水浴シーズン以外は海で遊ぶ人が少ないため、時にはプライベートビーチのような感覚を味わえることもあるようですよ。なかでも大潟、淡島、北の脇などの海岸には、市内から車で10分ほどで行くことができます。

もちろん海だけではなく、街中を流れる桑野川や那賀川でもSUPができます。

阿南市ではSUPの他にもポタリング、トレッキング、パックラフトなど海だけでなく山や川のアクティビティもできますよ。「今週末はリバーSUPをして、来週末はキャンプに出かけ、月末には山登りをしよう」なんて、毎週末自然を感じるような贅沢な予定も立てることができます!

自然に恵まれた阿南市ですが、各エリアからスーパーやコンビニ、病院などへのアクセスも良く、生活インフラが整っています。もし大きな買い物があれば、市街地から徳島市まで車で40分ほどで行くことができるので、利便性も抜群です。

実は、徳島県自体ブロードバンド環境をいち早く整備した県で、県下全域に「光ファイバー」が普及しているので、リモートワークにも強いんですよ。

特徴2:手厚い子育て支援!

子育て支援に力を入れている地方自治体は多いですが、阿南市もそのひとつです。待機児童数もゼロなので、都会に比べて仕事と育児の両立もしやすいと思います。

阿南市は、独自で以下のような支援を行っています。

制度 内容
こどもの医療費助成制度 18歳に達する日以後の最初の3/31までの保険診療や入院時食事療養費の自己負担分を助成
出産祝い金の支給 新生児1人につき1万円を支給
幼児教育・保育の無償化 令和4年10月から0〜5歳児の幼児教育・保育を完全無償化
※所得が高く副食費・給食費の自己負担が生じる世帯も対象
幼稚園給食費の無償化 主食を含む給食費が無償
子どものインフルエンザ予防接種費用を一部助成 満1歳から小学校就学前の年齢にある子どもを対象に、助成対象期間中1人2回まで、1回1,500円を限度に助成

このほかにも、在宅で育児をしている家庭に子育て支援サービスを利用することができるクーポン券(500円券×30枚)を交付する「令和4年度 とくしま在宅育児応援クーポン事業」など、県が取り組む各種支援制度などと組み合わせることで、子育て世帯をバックアップしています。

「よい環境の中で子どもを育てたい」という思いで阿南市に移住される方もいるほど。手厚い支援と自然豊かな環境下での子育てを検討してみてはいかがでしょうか

特徴3:県内3番目の財政力指数

青色発光ダイオードの先駆けとなった阿南市
▲青色LEDを使った光のモニュメント(2009年 東京ドームシティ ラクーアの様子)

徳島県内において阿南市は松茂町、徳島市に続いて県内3位の財政力指数です。
参考:徳島県の財政力指数

市内には、世界で初めて「青色発光ダイオード」の製品化に成功した日亜化学工業株式会社の本社をはじめとした、多くの企業が集まっています。LEDを中心とした産業都市であり、住居・仕事・子育てに関する支援が手厚く行われています。

LEDは雇用を生み出しているほか、LEDイルミネーションによるライトアップイベントといった、文化面への貢献も目立ちます。当初は有志によるイベントでしたが、毎年夏冬2回のイベントを重ねるにつれ、どんどんと規模が大きくなり、今では阿南市全体の一大イベントとなっているそうです。

阿南市のLEDイルミネーションイベント

阿南市のLEDイルミネーションのライトアップイベント

阿南市のLEDイルミネーションイベントの様子

▲横にスライドすると牛木城址公園ライトアップイベントの様子が見られます

阿南市の暮らしに関する情報

ここからは、阿南市での生活に関する情報をデータと共に紹介します。

気候 年間平均気温は17.1℃、最低気温は1月の平均6.6℃、最高気温は8月の平均26.6℃で、雪はほとんど降らない
人口 70,210人(31,318世帯)※2022年8月末日時点
病院 クリニックを含め、市内には90の医療機関がある
学校 保育所35、幼稚園7、小学校21校、中学校9校、高校3校、特別支援学校1校、高等専門学校1校
阿南市内に大学はないが、徳島市内にある
食べ物 鱧・たけのこ・伊勢海老・鮑・ハウスみかん・スダチ・洋ニンジン・しいたけ・山菜・きゅうり・キャベツ・ちりめん・うなぎ・のこぎりがざみ・鮎・苺など
ローカルフードとして、フィッシュカツ・鱧皮ちくわ・ひまわり娘(ダックワーズ)もある
交通 鉄道:JR四国牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)
船舶:伊島連絡交通事業(みしま)
バス:徳島バス、徳島バス阿南、海部観光
近隣都市 北:小松島市、徳島市
西:那賀町
南:美波町
大都市への
アクセス
・阿南市から徳島市へは車で約40分、汽車の場合は、阿南駅~徳島駅で約50分。
・大阪・兵庫へは直通の高速バスが出ている(所要時間は3~4時間)

市内の移動手段としてバスが走っていますが、利用者の減少に伴い、年々本数が減っています。居住するエリアによって違いはありますが、車があった方が便利です。

ただし市街地は平坦な場所が多く、スーパーや病院などに自転車で行くことも可能です。

移住者の多くは関西圏から越してくるそうです。車で兵庫までは約2時間半、大阪までは約3時間で行くことができるため、気軽に里帰りできるのが魅力なようですよ。

【仕事】転職も起業も、やりたいことが実現できる

大手求人サイトで「阿南市×正社員」で検索したところ、約3,000件の求人情報が見つかりました。徳島市の求人で調べると約14,000件まで増えるので、選択肢の幅は広そうです。
※縁結び大学独自調べ(2022年10月現在)

職種としては、製造業が多く、LED関連の技術職も200件以上ヒットしました。

阿南市における平均個人年収は約490万円で、これは徳島県の平均年収と比べると20万円以上も高い数字となっています(全国平均は約500万円)。

移住と共に起業のチャンスも?起業に対する支援も実施

また、阿南市では起業される方も多く、市として創業支援も行っています。

対象となる経費に対して、「新規創業」では最大200万円、「事業再構築」で最大100万円が補助されます。

対象となる事業は、下記のような先進的なビジネス領域です。

  • 再生可能エネルギー
  • エコツーリズム
  • 水質浄化
  • 地産地消
  • IOT技術を活用した働き方改革
  • SDGsの実現
  • ESG経営に関係する新たな商品、サービスの開発

「移住と共に新たなビジネスをスタートさせたい」という方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

>>創業支援制度の紹介ページはこちら

【住まい】選択肢は多く、希望条件を元に探せる

大手賃貸サイトで阿南市の物件を探したところ、賃貸可能なアパート・マンションは約150件、一戸建ては3件見つかりました。庭付き2LDK一戸建月額4.2万円なんて賃貸物件も見かけたので、いくつかの賃貸サイトを見比べながら探してみると良いでしょう。
※縁結び大学独自調べ(2022年10月現在)

阿南市と徳島市との家賃平均も比較してみました。

広さ 阿南市の家賃平均 徳島市の家賃平均
ワンルーム 3.5万円 3.5万円
1K-1DK 3.6万円 3.6万円
1LDK-2DK 4.2万円 5.1万円
2LDK-3DK 5.0万円 5.5万円
3LDK-4K以上 5.9万円 6.5万円

ワンルームから1DKまでは平均家賃に違いは見られませんが、広くなるにつれ徳島市の家賃相場の方が高くなる傾向にあります。

阿南市内においてエリアで比べると、最も安いのが富岡町で3.7万円、最も高いのが宝田町で5.6万円でした。物件の広さ、エリア環境、職場までの距離などなど「ここは譲れない!」というポイントをピックアップしておき、実際の住環境を確認して、「ここだ!」という物件を見つけてくださいね。

空き家情報は移住交流支援センターにも相談できる

大手の不動産情報サイトで調べたところ、中古物件としては約40件の物件が見つかりました。築年数が5年以内の築浅物件も数件出ていたので、購入を考えている方はチェックしてみてくださいね。
※縁結び大学独自調べ(2022年10月現在)

また、阿南市移住交流支援センターでは、移住希望者向けに空き家情報の紹介を行っています。随時空き家情報の登録を行っており、ここ2年で15件ほどの賃貸(売買)契約が生まれているようです。

こちらの空き家情報はインターネット上には掲載されていないので、興味のある方は阿南市移住交流支援センター(ふるさと未来課)にご相談ください。

移住者の声:阿南市に暮らしてみて

徳島県阿南市・移住者の声

実際に阿南市に移住された人は、阿南市に対してどんな印象を抱いているのでしょうか?移住をした理由、良かったこと、驚いたことをまとめてみました。

移住をした理由

  • 海が綺麗なところに住みたかった
  • 移住前に、先輩移住者や地域の人に会って話を聞き、直感で決定
  • 子どもの教育について考え、自然とふれあえる環境があるところとして選んだ
  • 移住先選び中にレンタカーが脱輪。近所の人たちが助けてくれ、人の温かさと縁を感じた
  • 民間有志の町おこしグループに出会い、仕事の紹介も含め移住をサポートしてもらえた。人との出会いが大きい

移住をして良かったこと

  • 何と言っても食べ物が美味しい
  • 田畑、山、川など風景がとても綺麗
  • マリンスポーツにキャンプと、海も山も気軽に楽しめる
  • 先輩移住者も含め、若い世代と横の関係を作ることができた

移住をして驚いたこと

  • 冬は意外と寒い。周りが田んぼで遮るものがないから、風が強い
  • 人との距離が近い。都会では隣近所の人の顔も知らなかったのに比べ、当然のように挨拶もするし、「野菜採りに来るか?」と気軽に声をかけられる

移住した方々の声を拝見してみると、一貫して「人との繋がり」についてふれられていました。つかず離れずのちょうどよい距離感で、当たり前のようにご近所付き合いができる関係性は、都会ではなかなかないですよね。

阿南市の自然の豊かさに惹かれ移住を決意した人や、身近に海がある地域に住んでマリンスポーツを楽しむことを目的として阿南市民になった人など、移住理由はさまざまですが、先輩移住者の皆さんは阿南市の暮らしをとても満喫しているようでした。

>>先輩移住者のインタビューはこちら

移住ステップ:まずは気軽に相談から

空き家案内をする移住促進コーディネーター
▲空き家案内をする移住促進コーディネーター

阿南市を移住候補として本格的に考えたい方に、自治体への相談方法、実際に現地を見学するにはどうするかをご紹介いたします。

随時オンライン移住相談会も実施

過去のオンライン移住相談時の様子
▲オンラインで移住の相談にのる移住コーディネーター

「現地に行く前に、まずは相談から始めたい」そんな人はオンライン移住相談を活用するのがおすすめです。ネット予約による事前予約が必要ですが、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

>>阿南市移住交流支援センターのFacebook

宿泊補助制度を活用して阿南市に行ってみよう

阿南市では、住居や仕事を探す活動、地域の情報等を収集することを目的として阿南市を訪問する際の宿泊費の補助制度を設けています

対象者 阿南市外に住んでいて、阿南市移住交流支援センター(ふるさと未来課)を通して阿南市への移住を検討している方(一世帯につき2名まで)
対象施設 阿南市内のホテル、旅館、民宿等(旅館業法の許可を受けている施設)
補助金額 4,000円/泊、年度内において最大5泊まで補助
(例)夫婦二人で5泊6日の場合:40,000円

最大5泊まで使用できるため、じっくり腰を据えて移住の検討ができそうです。補助金を活用する際には、事前に担当課(企画部ふるさと未来課)へ相談してくださいね。

>>宿泊補助制度の紹介はこちら

移住に関する問い合わせ

阿南市移住促進コーディネーターのお2人
▲阿南市への移住をサポートしてくれる移住促進コーディネーター

少しでも阿南市に興味を持った方は、阿南市役所のふるさと未来課に問い合わせてみてくださいね。丁寧に、移住についての相談にのってくれますよ。

担当課 企画部 ふるさと未来課
住所 〒774-8501
徳島県阿南市富岡町トノ町12番地3
電話番号 0884-22-7404
公式サイト https://www.city.anan.tokushima.jp/