北海道愛別町への移住!豊かな自然と充実の子育て支援が魅力の町
この記事では、地方への移住を検討している方のために、北海道愛別町(あいべつちょう)の魅力を紹介していきます。
愛別町は、北海道の石狩国上川郡(いしかりのくにかみかわぐん)に位置する人口約2,400人の町です。旭川市まで車で約35分の立地にあり、豊かな自然の中でゆったりとした生活ができます。
子育ての支援制度や、教育体制もしっかり整えられているので、子育て世帯にもおすすめです。
そんな愛別町での暮らしの特徴やその魅力について、総務企画課の方に伺ったお話とあわせて、詳しく解説していきます。
北海道愛別町の暮らし:5つの魅力的な特徴
北海道有数のきのこの産地としても知られている愛別町は、豊かな自然、アクセス良好な立地、子育て支援と教育制度、人の温かさが揃った、まさに「愛が別格のまち」です。
そんな愛別町は以下のような特徴があります。
- 豊かな自然の中でめいいっぱい遊べる環境
- 旭川市まで約35分の立地でアクセス良好
- すれ違えば挨拶し合うのが当たり前な人の温かさ
- 子育てと教育への支援制度やサポート体制がばっちり!
- 「きのこの里」で知られている。スーパーフード「ビーツ」の栽培も盛ん
それではここから、愛別町の魅力や特色について更に掘り下げていきたいと思います。
特徴1:豊かな自然を活かしたアウトドアライフ
▲春には美しい桜の景色が楽しめる自然豊かな愛別町
総面積のうち、約81%を森林が占める自然豊かな愛別町は、キャンプや登山にパークゴルフなど、アウトドアアクティビティを存分に楽しむことができる町です。
「きのこの里あいべつオートキャンプ場」は毎週末ソロキャンパーからファミリーまで多くの人で賑わう人気のスポットです。
ニジマス釣りや、昆虫採集、星空観察もでき、大雪山を望む景色の中で気持ちの良い一時を過ごせます。
▲のびのびとキャンプができる広大な敷地の「きのこの里あいべつオートキャンプ場」
キャンプ場の近くにある「石垣山」は標高が525mありますが、登山初心者でも1時間~1時間半ほどで登ることができます。山頂からの景色も良く、比較的気軽に登れる山としてオススメです。
公式:愛別町(石垣山)
パークゴルフをご存知でしょうか。クラブ1本とボール1個にティー(ボールを乗せる台)があれば気軽に楽しめるスポーツで、愛別町にはパークゴルフ場が2ヶ所あります。
必要な道具はレンタルすることもできるので、雄大な風景の元、ちょっとした運動を兼ねて遊んでみるのも良いでしょう。
お子さんにオススメなのは「愛別町農村公園」ですね。BBQができたり、夏場は噴水で遊べたりと、家族で楽しめるスポットです。
▲農村公園の噴水で遊ぶ愛別町の子どもはとっても元気
このように、愛別町には自然と共に生き、自然と共に遊べる環境があります。
特徴2:旭川市まで約35分!便利な立地とアクセスの良さ
豊かな自然に恵まれた愛別町ですが、旭川市まで車で約35分、旭川空港までは約45分というアクセスの良さも兼ね備えています。
町内には上川郡比布町から紋別市に繋がる高速道路の「旭川紋別自動車道」が通り、インターチェンジも愛別ICと愛山上川ICの2ヶ所あるため、移動にも便利です。
町内外を問わずお子様を連れて遊べる場所もいろいろあるので、移動しやすさも含めて、立地の良い町だと思います。
特徴3:人と人とのつながりを感じる温かいコミュニティ
▲「安足間駅」が開駅100周年を迎えた際に行われたイベントでは笑顔が溢れた
人口約2,500人の愛別町、もちろん町民全員が顔見知りというわけではありませんが、都会と比べると人と人との距離が近いと言えます。
都会ではまず顔見知りになるのが稀ですが、愛別町では街中ですれ違えば当たり前のように挨拶し合う風土があります。互いに過干渉過ぎるまでとはいかないまでも、当然のように人と人とがコミュニケーションを取れる環境です。
地域おこし協力隊の制度もあり、現在町では4名の地域おこし協力隊が活動しています。町として町外の人を受け入れる土壌があるのは安心です。
人の温かさでどこかほっとできるのが、愛別町の魅力のひとつですね。町のイベントなどに参加すると、人との繋がりも作りやすいですよ。
特徴4:子育て世帯に優しい!充実した支援制度とサポート体制
愛別町は子育てと教育の支援に力を入れています。
ここでは、「子育てと健康に関するもの」と「教育に関するもの」にわけて支援制度を紹介します。いずれも愛別町に在住であることが条件です。
子育てと健康に関する支援
制度 | 概要 |
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ブックスタート |
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保育料の完全無償化 |
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子ども一時預かりの利用料を助成 |
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乳幼児等の医療費助成 |
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子どもの任意予防接種の費用助成 |
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教育に関する支援
制度 | 概要 |
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就学援助制度 |
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児童生徒学力向上事業(英検助成) |
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生徒制服等購入費助成 |
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高等学校通学費助成 |
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また、愛別町ではスクールランチ事業を実施しており、小学校と中学校の給食費用は無料です。保護者にとっては、昼食を用意する負担がなくなり、子どもたちは食に対する知識や適切な習慣を身に着けられるとあって、喜ばれている制度です。
▲スクールランチは子どもたちにとって楽しみの時間
手厚い支援体制から、愛別町が子どもと子育て世帯を大切にしていることがよくわかります。自然の豊かな地域かつ、支援体制もしっかりしているところで子育てをしたいと考えているならば、愛別町には両方が叶えられる環境があると言えます。
特徴5:「きのこの里」として有名、注目のスーパーフード「ビーツ」も栽培
愛別町はきのこの産地として、道内屈指の生産量を誇る町です。昭和47年からきのこの栽培を始め、えのき茸、なめこ、舞茸、椎茸と、多種多様なきのこを生産しています。特にえのき茸となめこは、北海道で生産されるうちの約70%を愛別町で生産しているそうです。
公式:愛別町(愛別町の産業)
また、きのこだけでなく、愛別町では「ビーツ」も盛んに生産されています。
一見大根のような見た目で、赤い色をした「ビーツ」は「食べる輸血」という異名をもつほど、体に良い野菜だと言われています。もともとはアフリカが原産ですが、カルシウムや鉄分を豊富に含んでおり、日本でも年々注目度が増している野菜です。
愛別町で生産されているのは「シリンドラ」という品種で、一般的なビーツよりも甘味が強く、土くささが少ないという特徴があります。
愛別町の「スクールランチ」でも地元で育てられたきのこやビーツを取り入れており、子どもの頃から地産地消の新鮮な野菜を食べられる環境もあります。
愛別町での暮らし:気候、医療、教育など生活に関する基本情報
▲森林が多い愛別町ならではの夏祭りでの一コマ
ここからは愛別町での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。
気候 | ・夏(8月):平均気温21.2℃ ・冬(1月):平均気温-7.0℃ ※参考:気象庁ホームページ(旭川(上川地方) 地点) |
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人口 | 約2,500人(約1,200世帯) ※2024年2月29日時点 |
病院 | 町内にはクリニックも含め2件の医療機関がある ※2024年3月時点 |
学校 | 幼稚園1園、認定こども園1園、小学校1校、愛別中学校1校、高等養護学校1校 ※2024年3月時点 |
交通 | 【鉄道】 ・北海道旅客鉄道(JR北海道):石北本線(愛別駅、中愛別駅、安足間駅) 【バス】 ・道北バス ・愛別町営バス 【タクシー】 ・愛別ハイヤー 【高速道路】 ・旭川紋別自動車道:愛別IC、愛山上川IC |
隣接自治体 | 士別市、石狩国上川郡:上川町、当麻町、比布町 |
大都市からのアクセス | 【旭川から】 ・電車:旭川駅から愛別駅まで、約50分 ・バス:道北バスで、約50分 ・車:約35分 【旭川空港から】 ・車:約45分 |
北海道は豪雪地帯であり、愛別町も例外ではありません。降雪量としては、1日で30cmほど降ることもあり、ワンシーズンにつき2回ほどは屋根の雪下ろしをしなくてはならないと思った方が良いでしょう。
ただ、町道は10cm以上積もった場合、町が除雪作業を行うため道路が通行止めになる心配などはなさそうです。
買い物をする場所としては町内に20時まで開いているスーパーマーケットや、24時間営業のコンビニがあります。ドラッグストアやホームセンターなどは町内にありませんが、車で30分圏内の近隣市町にあるので不便することはなさそうです。
町内にある医療機関は、診療所と歯科が1軒ずつのため、大きな病院に行く場合は旭川市に足を延ばすことになります。
旭川市まで遊びに行って、ついでに買い物も済ませてくる方もいますね。ネット通販などもあるので、普段生活する分には町内だけでも完結できます。
仕事事情:近隣市町含め豊富な選択肢、地域おこし協力隊の募集も
大手求人サイトで「愛別町×正社員」で検索したところ、約20件の求人情報が見つかりました。車で30分以内の通勤圏内(町内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約8,900件まで広がりました。※2024年3月時点
※参考:求人情報の一例(愛別町のみ)
※参考:求人情報の一例(愛別町から25km以内)
近隣市町も含めると、求人の選択肢はぐっと広がるため、士別市や旭川市まで働きに行く方もいます。町内の仕事としては愛別町らしく、「きのこの生産」などの求人がありました。
また、起業への支援制度も用意されています。創業や事業拡大などのほか、移動販売に初めて取り組む方への支援というユニークなものもあります。起業を考えている方は「愛別町商工業活性化支援事業」をチェックしてみて下さい。
地域おこし協力隊:愛別町での新たな挑戦の機会
愛別町には地域おこし協力隊の制度があり、「情報発信強化隊員」、「教育活動推進隊員」、「子ども子育て推進隊員」として3名を募集しています。※2024年3月現在
地域おこし協力隊として赴任すると、最長3年間の活動期間があり、その間に地域での生活の基盤を作りやすいメリットがあります。
愛別町の地域おこし協力隊は活動や目的が決まっているミッション型なので、活動内容に惹かれたならば、応募してみるのも良いでしょう。
任期を全うされた先輩協力隊員の中には起業された方もいます。愛別町が好きでそのまま定住を決めたそうです。
住まい探し:町営住宅や空き家バンク制度の活用がおすすめ
大手住宅情報サイトで愛別町の物件を探したところ、賃貸が可能なアパート・マンションは見つかりませんでした。愛別町には民間の不動産業社が参入していないことが理由です。※2024年3月時点
愛別町で住まいを探す場合は、「町営住宅」や「空き家バンク制度」を活用するのが良いでしょう。町営住宅の中にはペットと住める物件もあります。ただし、入居資格等は必ず確認してください。
公式:愛別町(ペットと一緒に住める町営住宅「産業振興住宅」)
空き家バンク制度の物件へ居住する場合は、「空き家改修補助金」を活用すると良いでしょう。上限50万円で補助対象経費の1/2が補助され、工事などで町内業者を利用すると、更に10%上乗せで交付されます。
公式:愛別町(空き家情報)
住居探しで困ったら、役場にも問い合わせして下さいね。
教育環境:心と体の成長を支える愛別町の特色ある教育制度
子育てや教育の支援に力をいれている愛別町では、教育制度そのものにも特徴があります。
例えば、小学生を対象にした教育では、水に慣れ親しむことを目的とした「ちびっ子水泳教室」や、「チャレンジ元気塾」としてハイキングやゴルフにカヌーなどのさまざまな体験活動ができる機会などを設けています。
また、雪国ならではの取組みとして、5歳児を対象に「幼児スキー教室」を、小学1年生を対象に「ちびっ子スキー教室」を開催し、スキーを通じて健康的な体を作ることにも取り組んでいます。
その他にも、トップアスリートのOBやOGを招いて、夢について授業を行う「夢の教室」を開催したり、劇団の公演や映画を鑑賞する機会などを設けたりと、情操教育にも力を入れています。
単に義務教育の課程を行うだけではなく、人としての成長を支える教育が行われていることは、愛別町で子育てをする上での大きな利点と言えるでしょう。
北海道愛別町に暮らす先輩移住者の声
実際に愛別町で暮らし始めた移住者の皆さんは、その暮らしをどのように感じているのでしょうか。ここではそんな先輩移住者たちのリアルな声を紹介します。
- 地域のおじいちゃん、おばあちゃんが実の孫のように可愛がってくれる
- 夏は毎週末キャンプに出かけ、冬はスキー場でのスノーボードを楽しんでいる
- 見渡す限りの田園風景が広がる静かな地域。心が落ち着く。時には鹿の群れが走っている光景を見ることもある
- 青々とした稲穂が揺れる風景が美しい夏、一面が銀世界に変わって空気が凛と張り詰める冬、と一年を通して素晴らしい自然環境に恵まれている
豊かな自然が身近にある中での生活を楽しんでいる先輩移住者の方が多いようです。
愛別町への移住:おすすめの訪問時期と問い合わせ先
▲秋には「あいべつきのこの里フェスティバル」が行われるので、合わせての訪問もおすすめ
愛別町に興味が出てきたら、まずは実際に行ってみるのが良いでしょう。訪問時期としては、特に新緑が美しい春から夏がおすすめですが、実際に生活するとなれば冬の降雪量なども気になるところなので、思い切って真冬に訪れるのも良いでしょう。
町としては今後、移住体験のツアーや移住体験住宅なども整備していきたいと考えています。ぜひ一度愛別町に遊びに来て下さい。
愛別町への移住に関するお問い合わせ
愛別町に興味を持った方は、まずは総務企画課に問い合わせてみてくださいね。移住について親身に相談に乗ってくれますよ。
担当 | 総務企画課 |
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住所 | 〒078-1492 北海道上川郡愛別町字本町179番地 |
電話 | 01658-6-5111 |
公式サイト | https://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/ |
移住サイト | https://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/03/04 |