優れた進学実績を誇る城北中学校・高等学校。生徒が自主性を伸ばせる取り組みとは

ぽてん読者の皆さんに注目の学校を紹介する本企画。今回は、板橋区の実績ある進学校として知られる「城北学園 城北中学校・高等学校」にインタビューさせていただきました。

城北中学校・高等学校の特徴は、建学からその精神を受け継ぐ勉強面での充実したサポートと、同時に人間としてもより自律的に育っていってほしいという理念です。また、広大な敷地を誇るグラウンドをリニューアルするなど、施設の充実も目をみはるものがあります。

その魅力やいろいろなエピソードなどについて、同校で20年以上教え続けている教頭の清水先生にお話しいただきました!

学力も人間力も育成する、城北中学校・高等学校の教育理念

城北中学校・高等学校の教頭である清水先生が話しているようす

▲教頭である清水先生。城北中学校・高等学校のモットーについて熱く語ってくれた

編集部

最初に、城北中学校・高等学校が掲げている教育理念についてお教えいただけるでしょうか。

清水先生

私たちの学校は、教育目標として「人間形成と大学進学」というものを掲げています。都立戸山高校(当時は府立四中)の校長を長く務め、勉学面に非常に力を入れていたことで知られる深井鑑一郎が1941年に本校の初代校長になったという経緯もあり、いわば建学の精神として貫かれているんです。

生徒たちが自分の望む道を歩むために、大学進学についてサポートしていくことは言うまでもありません。しかし、私たち城北は大学の先、社会に出たときのことも重視しており、それが「人間形成」という言葉にあらわれています。

広く社会に貢献できる人物と一言でいっても、リーダーシップをとる人や、それを支えていく人、新しいアイデアを打ち出していくような人など、タイプは幅広いですよね。自分が得意とするものをこの6年間で見つけて、育て、かたちづくっていってほしい。そんな想いを持って、毎日取り組んでいます。

歴史ある学校ながらICTに早期に取り組む。生徒からのDX化の提案も!

城北中学校・高等学校が授業で使用するボール型ロボット「Sphero SPRK+」

▲ICT教育にも力を入れる。画像は生徒がプログラミングをして動かすボール型ロボット

編集部

城北中学校・高等学校の教育目標についてお聞かせいただきましたが、その理念は変えずとも、時代に合わせて変えているものもあるのでしょうか?

清水先生

もちろんです。一例としては、私が主任として進めてきたICT教育が挙げられます。コロナ禍でデジタルデバイスの導入を余儀なくされた学校も多いとは思いますが、城北中学校・高等学校では先行してプロジェクトを進めてきました。

学内のネット環境や大型モニターなど設備を整えることはもちろん、BYOD(※)を採用しているので生徒たちは自分のPCやタブレットを使いこなしているほか、学校でもiPadやoMacBookなどを用意して貸し出していますね。
(※)BYOD:Bring Your Own Deviceの略。所有するPCやタブレットなどのデバイスを学校に持ち込んで使用すること

そういった環境整備もあり、競技プログラミングのスキルを競う「日本情報オリンピック」でも本校の生徒が好成績を収めるなど、確実に形になってきていると感じています。

■情報オリンピックでの受賞実績についてはこちら(城北中学校・高等学校公式サイト)
https://www.johoku.ac.jp/blog/52641/

清水先生

授業では、中学の総合学習の時間のうち、週1時間を使って「情報」という枠を設けています。スキルには個人差があるので最初は少しずつ学びながら、最終的には3年間で卒業研究という形でアウトプットするケースもあるんです。

城北中学校の卒業研究の研究紀要一覧

▲総合学習の集大成として「卒業研究・制作」を発表する。中にはITスキルを駆使したものも

編集部

物心ついたときからPCやスマートフォンがある世代ですから、成長する速度も想像以上なのでしょうね。印象に残っているエピソードはありますか?

清水先生

いろいろとありますが、学内の取り組みでも生徒自らITスキルを活用して、インパクトのある提案をしてくれることは最近増えてきました。

たとえば、学内ではクラウドサービスも利用できるので、美化委員が「紙で掃除した箇所をチェックするんじゃなくて、こういうシステムで効率化したい」と具体的に申し出てくれました。いわば、学内のDX化ですね。

また、生徒会が中心になって登下校時のマナー向上を訴えかけたのですが、そのときも単に口頭で注意する、ポスターを貼るというのではなく、動画制作が得意な生徒と連携してムービーを完成させました。私から見てもすごく良くできていたので、実際に終業式でも流して、多くの生徒が感銘を受けていました。

編集部

お話を伺って、ICT教育が実を結んでいるというだけでなく、「こうやったらより良くできるのではないか」と考えて提案していくという自主性がある生徒が多いのだなと感じました。

城北中学校・高等学校が誇る「静座」と尊重し合う生徒たち

城北中学校・高等学校の校門に表示されている学校名

編集部

80年以上の歴史を持つ城北中学校・高等学校では、独自に設けている取り組みなどもあるのでしょうか?

清水先生

私たちは学園の伝統として、「静座」という時間をつくっています。これは、授業やホームルーム、行事などの前に、にぎやかな雰囲気からすぐに始めるのではなく、号令をかけて姿勢を正し、呼吸を整えてから事にあたるというものです。

建学した深井鑑一郎が儒学者なのでその影響もありますが、どちらかというとしっかりと意識を仕切り直し、落ち着いてから授業などを受けてほしいという狙いのほうが大きいと思います。やっぱり人数が多い男子校ということもあり、休み時間は結構にぎやかですから。

編集部

静座もあって授業などには真面目かつ熱心に取り組んでいると思うのですが、学校全体の雰囲気としては活発なんですね。

清水先生

そうですね。男子校だとありがちだと思いますが、結構みんな集まるとわちゃわちゃとしていますよ(笑)。ただ、そこで伝えているのは「尊重し合おう」ということです。仲良くふざけることもありますが、静かに集中したい生徒がいるならその姿勢を受け入れるなど、お互いの居場所やスタンスを大事にしようというのはいつも話しています。

編集部

お互いに尊重するという姿勢が、良いコミュニケーションも生み出しているのでしょうね。先ほども、校内ですれ違ったときに生徒のみんなが「こんにちは!」と挨拶してくれましたし、御校の特徴があらわれているように思いました。

文化系部活の行事を生徒が立ち上げ。「やってみる」姿勢が根付いている

編集部

もう少し御校の特徴について伺いたいのですが、「城北中学校・高等学校にはこんな生徒たちがいる」という象徴的な事例はありますか?

清水先生

近年のトピックで思い当たるのは、2022年に始まった「文化部フェスタ」ですね。この行事は、文化祭以外にも文化系の部活の発表の場をつくりたいという想いがあり、始まりました。ちょうど来月に開催予定です(取材は2024年2月)。

本校で長く勤めていて感じるのは、教職員に、そして生徒に「まずやってみよう」というチャレンジ精神があることです。実は文化部フェスタも、文化系の部活の生徒たちが私のもとにやってきて「こういう企画があるんですけど」と持ちかけてきたことがきっかけでスタートしました。

この数年、コロナ禍もあってなかなか大人数が集まるイベントはできなかったですよね。だからこそ、演劇部や吹奏楽部が舞台で躍動し、美術部や鉄道研究部が日頃の成果を展示し、それを保護者など学外の方たちが見に来るという機会を、生徒たち自身が発案してつくり出したんです。

もちろん我々もサポートはしましたが、大半は生徒の力です。ところどころ失敗があったとしても、その度に乗り越えてイベントを成功に導いていました。そんなプロセスを後輩もしっかり見てきたので、「今年もやりたいです」と言ってくれましたし、代々受け継がれていくんだろうなと感じています。

6年間で学力を伸ばす背景には、一貫したサポートあり

城北中学校・高等学校の図書室

▲図書室で自習に励む生徒たち。真剣に取り組む「静かな熱気」が伝わってきた

編集部

それでは、ここから城北中学校・高等学校のカリキュラムや勉強面でのサポートについて伺っていきます。御校の6年間においては、どのような流れで学力の向上を促しているのでしょうか?

清水先生

私たちは6年間を3期に分け、それぞれ「基礎期・錬成期・習熟期」と名付けています。

基本的生活習慣や思いやり、学ぶ姿勢や教え合いなど人として大切にして欲しいことを身につける土台づくりの基礎期、中だるみを防ぐと同時に、将来を考えるきっかけづくりをする錬成期、そして自らの志望についてより高い意識を持って努力を結実させる習熟期と、それぞれ意図を込めたサポートをおこなっていますね。

合格実績で見ると同じ「1人」という数字でも、やはり受験というのは一人ひとり本当に違うものです。そこに細かく対応していくため、補習の機会や講習会を設け、さらに日々の授業でも1人の生徒のためだけにカスタマイズして課題を出すなど、学校としてもできる限り支えていくんです。

城北中学校・高等学校の生徒への課題プリント

▲取材時に見せてもらったプリント課題。生徒の強化ポイントに沿ってきめ細やかにサポートしていく

編集部

塾に行かなくても難関校に合格するケースも数多いと伺っております。どうやってそれを可能としているのでしょうか?

清水先生

やはり、生徒自らがやる気を出すことが大事なので、そのための機会は数多く設けています。たとえば高校3年次の夏には、学校が所有する長野県大町市の山荘で「大町学習室」という勉強合宿を実施しています。これは城北の伝統行事で、もう50年以上続けていますね。

この合宿の特徴は、完全に自学自習で進めていくということです。教員はオリジナルの課題を用意したり、質問に答えたりするために同行しますが、あくまでもサポートに徹します。

日々の授業においてもその姿勢は変わらなくて、補習を実施するときも生徒からの「◯◯大学を目指したいからこの分野をもっと学びたい」という声に応じることも普通にあります。ベースとなるのは生徒の意志であり、学校が促すものではないということです。

また、グローバル教育に力を入れていることもぜひお伝えしたいですね。英語だけで展開される3日間の授業およびプレゼンやディベートでの表現を通して学んでいく「イングリッシュ・シャワー」や、中級・上級者向けに実施されるセブ島への語学留学など、多くのプログラムを通して「本物の英語」を身につけられるようにしています。

0時間目の「朝活動」が可能にする学年ごとのフォロー

編集部

城北中学校・高等学校の勉強のサポートにおいて、その他に特徴的なものはありますか?

清水先生

いわゆる「朝活動」、主体的な特別活動の時間というものを、火曜から金曜の8時15分から9時までのあいだに設けています。1時間目の前の0時間目という位置づけですね。既存の1時間目から6時間目までの枠では収まりきらない学習内容をフォローしていくものではありますが、やはり学年ごとに差はあるので、自由度は非常に高くしています。

たとえば中学1年生であれば、まずは勉強の習慣をつけるために「いま困っていることはある?」と聞いていくような個人面談を実施していますし、中学3年生以上では先生が持ち回りで「生徒が興味ある分野に特化したゼミ」もおこなっているんです。

私は数学教員なのですが、ゼミの一環としてかなり専門的な分野について研究しプレゼンした生徒がいましたね。高校で学ぶ領域を越えていてもまったく問題ないですし、私も「ちゃんと質問に返せるかな」と不安になったくらいです(笑)。

基本的に授業は国が定めた枠組みに沿って進めていきますが、学校独自でこのような自由な時間をつくっていくことは、我が校のことながら良い取り組みなのではないかと思います。この取り組みは2022年度に始めたばかりで試行錯誤している最中なので、今後もブラッシュアップを続けていく予定です。

編集部

この「朝活動」のお話だけでも、城北中学校・高等学校が生徒個人に寄り添ったサポートをしていること、そして生徒の自主性を尊重していることが伝わってきます。

城北中学校・高等学校の施設とエピソード

城北中学校・高等学校の校門

城北中学校・高等学校の生徒たちは、校内でどんな時間を過ごしているのでしょうか。ここからは、清水先生の解説と校内施設の画像をもとに、「城北生の日常」に迫っていきます!

広い廊下は自習スペースも兼ねる。ホワイトボードで相談も

編集部

本日は上板橋駅から歩いてきたのですが、駅周辺は工事中の建物が目立ちました(取材は2024年1月)。

清水先生

そうなんですよ。上板橋駅は現在、再開発のまっただ中で、どうやらロータリーや商業施設も新しくできるみたいです。変化という意味では、2023年3月に東武東上線の準急も止まるようになったので、生徒も喜んでいましたね。

城北中学校・高等学校の廊下に並べられた机

▲廊下にずらっと並んだ机。ホワイトボードが後ろにあるので、ここで問題の解き方を相談することも

編集部

校舎内に入って率直に感じたのは、廊下がすごく広々としていることです。机が並んでいる箇所もありますね。

清水先生

そうですね。この机が並んでいる廊下は自習スペースも兼ねているんです。提出された課題を友達と相談しながら解いたり、教員が通りがかったら「先生!」と呼びかけて教わったりできるので、放課後もにぎわっています。

私は教頭職なので顔を出す頻度は低いのですが、たまに数学の問題をホワイトボードに書いておくことがあります。結構難しめのものを出したはずなんですが、後で見ると解かれていて「おっ、やるな」と思うことも多いです。

編集部

直接話すだけでなく、問題を介したコミュニケーションも成立しているというのは、すごく素敵ですね!

食堂は中学1年生から利用可。時間問わず城北生のお腹を満たす

城北中学校・高等学校の学生食堂前にある食券機

▲食堂前の食券機。取材のタイミングはちょうど授業中だったが、朝から夕方までいつも生徒でにぎわっている

編集部

城北中学校・高等学校には学生食堂もあるんですね。

清水先生

そうなんです。400席以上あるかなり広い食堂で、昼・夕方のいつでも美味しいメニューを提供しているほか、中学1年生から利用できるのも好評です。

お昼は事前に注文しておく城北ランチ(弁当)を選ぶ生徒も多いですし、お腹が空いたら放課後にポテトやおにぎりを頼んだりしていますね。また、定期的にご当地ラーメンなどのフェアを開催したり、バレンタインなどのイベント限定特別デザートがあったりと、みんな「今日は何を食べようかな」と楽しみにしています。

編集部

都内の学校で、これだけの規模の食堂があるのはめずらしいと感じました。また、お弁当を用意しなくてよいほか、栄養面・安全面のメリットを考えても、保護者の皆さんは非常に嬉しいのではないでしょうか。

熱心なのは勉強だけじゃない!充実した施設で部活動に励む

城北中学校・高等学校の人工芝グラウンド

▲2022年にリニューアルされた人工芝グラウンド

編集部

グラウンドに来てみて驚いたのが、すごく広くてキレイなことです。都心部でこれだけの環境があるのはめずらしいのではないかと感じました。

清水先生

この人工芝グラウンドは、80周年記念事業として2022年にリニューアルしたものなんです。いま練習をしているサッカー部を含め運動系のクラブの生徒は気持ちよくプレーできていますし、他校を招いて試合をすることも多いです。

大きさが東京23区で最大級であるほか、土と比べると身体への負担も減るので、城北中学校・高等学校の自慢のひとつとしてぜひアピールしたいですね。

城北中学校・高等学校の温水プールで水球をしている風景

▲プールで水球の練習をしているようす。温水なので、オールシーズンで水泳の授業が実施できる

編集部

いまプールを上から眺めているのですが、いったい何をやっているんですか?

清水先生

これは部活動で水球をやっているところですね。名前としては「水泳部」としていますが、本校では水球を主に実施しているんです。彼らが非常に熱心に取り組んでいることと、温水プールなので1年中使えることもあり、全国大会にも複数回出場しています。

水泳の授業も通年で実施していて、そのときは水泳部が使っている状態ではなく底に台を入れ、足が届く深さにしています。入学時点では泳げない子も安心ですよ。

城北中学校・高等学校の卓球場

▲卓球部の練習風景。テンポ良い打球音が周囲に響いていた

編集部

「カコン、カコン」という音が響いてきました。卓球部の皆さんですね?

清水先生

そうです。城北中学校・高等学校では卓球の人気が高くて、台が9面並べられる卓球場があるほか、廊下にも卓球台を置いているところがあります。中学1年生〜2年生は休み時間によく遊んでいますね。

卓球部への希望者も多く、部員数は中高あわせて100名近くになることもあります。人数を調整しながら、練習をしています。

城北中学校・高等学校のiRoom

▲タブレットやPCを使ってクリエイティブな作業ができる「iRoom」。理科系の部活も熱心なのが城北の特徴

編集部

ここまで運動系の部活動についてお話を伺ってきましたが、文化系はいかがでしょうか?

清水先生

文化系も個性あるクラブが揃っていますよ。全国のコンテストで毎年のように受賞している鉄道研究部や、比較的めずらしい奇術同好会があるほか、理科系が充実しているのも本校の特徴かなと思います。

理科の分野は物理・化学・生物・地学と分かれていますが、その4つすべてに固有のクラブがあるんです。自分が関心がある分野を突き詰めていけるというのは、男子校に多い傾向かもしれません。これをお読みのお子様たちにも、入学したら興味を持ったクラブを体験してほしいですね。

城北中学校・高等学校からご家族・お子様へのメッセージ

城北中学校・高等学校の教頭である清水先生が話しているようす

編集部

清水先生は、20年以上のあいだ城北中学校・高等学校で活躍されてきましたが、なかでも印象に残っているエピソードはありますか?

清水先生

ありすぎて何を話せばいいか決めかねてしまうのですが、いま思い浮かんだのは東日本大震災のときの出来事です。

あのとき、私は高校3年生の担任で、大学の後期試験を受けに行った生徒の安否確認などに追われていました。電話が繋がらず、1週間も連絡が取れない子もいましたね。教員もですが、生徒は本当に大変だったと思います。

その年の卒業式は、残念ながら中止という判断になりました。でも、ある生徒が「このままお別れは寂しいので、式典という形じゃなくていいから何かやりたい」と提案してくれたので、学校長に許可を取り、集まれる生徒だけでお別れの会を開いたんです。

集まった生徒は、それぞれ一言ずつ想いを話し、最後には肩を組んで校歌を歌って解散しました。このとき感じたのは、こういった区切りの場は、生徒にとって一生の思い出になるということ。そして、それを生徒の発案で実現できたということです。これが城北らしさなのだなと思ったし、忘れられないですね。

編集部

すごく印象的な出来事ですね…。生徒と先生の結びつきの強さを感じました。最後になりますが、このメディアをご覧の皆様にメッセージをお願いいたします。

清水先生

共学校がたくさんある中で、中学・高校の6年間を男子校で過ごすというのは、ひとつの選択だと思うんです。どちらも良い点はありますが、男子校では比較的周囲の目を気にせず伸び伸びと学園生活を送ることができますし、勉強や部活動など「自分がやりたいこと」に打ち込めると思います。

先ほど理科系の部活のお話をしましたが、たとえばICTの設備にしても実験室にしても、本校では生徒の関心をより深めていけるような環境が整っています。教員も積極的にサポートしていくので、仮にまだやりたいことが見つかっていない子も、ぜひご検討いただければ嬉しいです。

編集部

本日は清水先生のお話から、城北中学校・高等学校の先生方が生徒に真っ直ぐ向き合っていることや、その情熱を受け止めた生徒の皆さんが意見をハッキリと話して行動に移していけることがよく理解できました。

貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

城北中学校・高等学校の進学実績

城北中学校・高等学校は、東京大学の現役合格者を続けて生み出しているほか、旧帝大などの難関国公立大学や医学部、そして早稲田・慶応などの難関私立大学にも多くの生徒が進学しており、進学実績において結果を残し続けている学校だといえます。

その背景には、インタビューにもあったような個別のサポートはもちろん、実力試験や全員参加の模擬試験、希望により実施される模試など実力を試す場が多いこと、学校が保有する宿泊施設での勉強合宿など休暇中のイベントも多いこともあるでしょう。

また、順天堂大学との高大連携も2023年にスタートするなど、医学部の学生をはじめさまざまな先輩たちの話を聞く機会も多いので、より目的意識を持って勉強に取り組むことができています。

■近年の大学合格実績(城北中学校・高等学校公式サイト)
https://www.johoku.ac.jp/to_university/career_info/

城北中学校・高等学校に通う生徒の保護者の声

城北中学校・高等学校に通うお子様を持つ保護者の皆様のご意見から、一部を抜粋してご紹介します。

生徒の仲が良い。先輩・後輩という上下関係もほとんどないようで、部活でも上の学年の子がみんなよく面倒をみてくれている。

先生と生徒の距離が近くて何でも話しやすい。勉強面でのサポートも心強い。

進学実績が良いですが、文武両道を志しているのか部活動も盛んで、どちらも頑張っている子が多いみたい。水泳部(水球メイン)や少林寺拳法など比較的珍しいクラブもあると言っていました。

上板橋は準急が止まるようになったのでありがたいです。小竹向原から歩くこともできるので、帰りに友達と出かけるときなどは便利ということです。

総合的に見て、学校全体の「困ったときに生徒・先生ともに助け合う」雰囲気が流れていることに満足しているという声が多かったです。また、グラウンドなどの施設や周辺環境が優れているという意見も複数ありました。

お問い合わせ

問い合わせ先 城北学園 城北中学校・高等学校
住所 東京都板橋区東新町2-28-1
電話番号 03-3956-3157
公式サイト https://www.johoku.ac.jp/