親戚一同で参拝できる「一ノ宮 倭文神社」での七五三詣&見どころを解説|鳥取県

この記事では、鳥取県東伯郡(とうはくぐん)湯梨浜町(ゆりはまちょう)にある「一ノ宮 倭文神社(しとりじんじゃ)」での七五三詣に関する情報をご紹介します。

七五三詣の際は、なるべく参拝に来られた方全員が御社殿に上がれるように、配慮していただけるので、おじいちゃんおばあちゃんなど、親戚の方も一緒に参拝可能です。

今回は倭文神社にて、禰宜を務める米原さんにインタビュー取材を行いました。七五三詣の特徴や過ごし方、境内の見どころなどを伺いましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

山の中腹に鎮座する格式高い「一ノ宮 倭文神社」

「一ノ宮 倭文神社」の境内

松崎駅から車で10分ほどの場所に鎮座する倭文神社は、古くから安産の神様として有名な神社です。鳥取県の西部で一番格式の高い神社です。山の中腹にあり、静かで落ち着いた場所で、厳かな雰囲気に包まれています。

ご祭神の下照姫命は、出雲の大国主命の娘であり、出雲からこの地にやってきてお住まいを建てたところが、現在の倭文神社の場所だといわれています。下照姫命はその生涯を終えられるまで、安産の指導・農業開発・医療の普及に尽力されていました。

境内の下照姫命のお墓とされた場所は、平安時代にお経が埋められた場所であり、そこから出土したものは、全て国宝に指定されています。

そんな歴史深く格式の高い神社での七五三詣は、子供にとっても思い出に残る経験になることでしょう。

「一ノ宮 倭文神社」における七五三詣の特徴や過ごし方

「一ノ宮 倭文神社」の殿内

倭文神社は、3歳・5歳・7歳の子どもの健やかな成長を祝う伝統行事「七五三」の御祈祷を受け付けています。ここでは、御祈祷の流れや授与品、おすすめ撮影スポットなど、七五三詣の特徴や過ごし方について詳しくお話を伺いました。

七五三詣の流れ:予約不要!希望の時間に受付できる

編集部

倭文神社における七五三詣の流れを教えてください。

米原さん

まずは、神職不在の日がありますので、倭文神社のホームページからお日にちの確認をお願いしております。
公式:倭文神社

当神社は予約制ではありません。ご希望の日時にお越しいただき、受付をしていただきます。混雑具合によっては、30分程度お待ちいただく場合がございます。

七五三詣当日は、ご到着されましたら社務所へお越しいただき、ご本人様の住所、氏名、年齢をお伺いいたします。初穂料は5,000円よりお願いしており、この受付時にお渡しください。

受付が終わりましたら社殿へご案内します。ご祈祷の時間は20~30分程度です。ご祈祷が終わりましたら授与品をお渡ししますので、そちらをお受けいただいてからお帰り下さい。

編集部

なかなか直前まで予定が立てられない方も多いと思うので、予約制でないのはありがたいですね。

七五三のご祈祷を希望する場合、何人まで参加できますか?御社殿に上がることができる人数を教えてください。

米原さん

人数制限は設けておりません。なるべく皆様お入りいただけるよう、ご案内いたします。ぜひ、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒にお子様の成長をお祝いしてあげてください。

11月の土日の午前中は少し混雑しますので、その時間帯を避けていただければ、スムーズにご案内できるかと思います。

編集部

家族しか上がることができない神社も多い中、身内もみんなで上がって、成長をお祝いできるのは嬉しいです。

授与品:お守り・お札・破魔矢・千歳飴

「一ノ宮 倭文神社」の授与品

編集部

七五三のご祈祷後にいただける授与品にはどのようなものがありますか?

米原さん

千歳飴の他、お子様の健康を祈願した矢とお札・御守をお渡ししております。

七五三の受付は年間を通してお受けしておりますが、千歳飴をお配りできるのは、9月下旬から12月の間となっております。

編集部

近年では、キャラクターイラストの千歳飴袋が多いですが、古風な感じが倭文神社の格式の高さを物語ってますね。お着物や正装での写真撮影に映えそうな、上品な印象の授与品です。

 

人気の撮影スポット:ご拝殿・随身門・参道など

編集部

倭文神社の境内で、七五三詣の写真撮影スポットとして人気の場所を教えてください。

米原さん

境内では鳥居をくぐった先にある「随身門(ずいじんもん)」、「拝殿」の他、参道や木陰で撮影される方が多く見受けられます。

「一ノ宮 倭文神社」の随身門

▲立派な彫刻が施された随身門。

「一ノ宮 倭文神社」の参道

▲50mほど続く趣のある参道。

編集部

写真屋さんに依頼して七五三の撮影を行いたい場合、境内での撮影も可能でしょうか?

米原さん

社殿内での撮影も原則可能です。他の参拝者の方にご迷惑のかからないようご配慮をお願いいたします。

七五三詣の会食:温泉地の近くでの会食が人気

編集部

倭文神社の周辺で、七五三詣の会食に適したお店はありますか?

米原さん

「はわい温泉」や「東郷温泉」といった温泉地が近くにあり、会食にご利用される方が多くおられます。
参考:はわい温泉・東郷温泉

編集部

この温泉地は日帰り温泉やお宿、観光地も多いので、会食だけでなく、温泉観光をして特別な1日にしてあげるのも素敵ですね。

「一ノ宮 倭文神社」における境内の見どころ

続いては、倭文神社の境内での見どころについてお話を伺いました。

編集部

倭文神社の境内には、どのような見どころがありますか?

米原さん

鳥居をくぐると、すぐに見える随身門は大きく、また彫刻の見応えがあります。木陰に包まれた参道を進むと本殿があり、こちらの彫刻も精巧に施されています。

お尻をあげた形の大きな狛犬があり、こちらも参拝者から人気があります。

「一ノ宮 倭文神社」の狛犬と随身門

▲随身門には「安産の神 伯耆一ノ宮」と書いてあり、安産の神様として知られていることがわかります。

編集部

倭文神社の周囲には大きな木々に囲まれていて、霊木に守られているまさに「聖域」という雰囲気がただよっていますね。

「一ノ宮 倭文神社」からのメッセージ

編集部

最後に、倭文神社での七五三詣を検討している方へメッセージをお願いします。

米原さん

安産の神様として有名ですが、七五三などお子様の参拝も多く来られています。ぜひご参拝ください。

編集部

「一ノ宮」という由緒正しい格式の高さを存分に味わうことができ、心が洗われるような雰囲気に包まれた神社だと感じました。子どもの今までの成長のお祝いと、更なる成長を祈願する七五三詣にぴったりですね。

米原さん、本日はたくさんのお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

「一ノ宮 倭文神社」の口コミ・評判

ここからは編集部がネットで調べた、倭文神社を訪れた方の口コミ・評判をいくつかご紹介します。

境内は綺麗に手入れされていて、清らかな聖地のような雰囲気が素敵な神社です。

安産祈願や初宮詣でお世話になっているので、七五三も倭文神社と決めていました。

お尻を上げた威嚇のような体勢の狛犬が珍しくて目が引かれました。随身門の鳳凰やバク、龍の彫刻も素敵でした。

神主さんが優しそうな方で、お話を伺えて良かったです。

倭文神社は安産の神様が祀られていることで知られているので、安産祈願などのご縁から七五三詣の依頼もするという方も多いようです。

随身門から境内に入ると、神聖な空間が広がっており、参拝が済むと心が清らかな気持ちになる。といった声もありました。

やはり「一ノ宮」の神社という厳格さや、人や地域のために尽力された「下照姫命」が祀られていることから、ご祈祷を依頼する方も多いようですよ。

「一ノ宮 倭文神社」の御祈祷予約・料金(初穂料)

初穂料 5,000円から
予約 不要

ご祈祷の予約は不要で、平日・土日を問わず9:00〜16:30までの間で申し込み可能です。希望する日時に社務所の受付で申し込みを行ってください。初穂料のお納めは現金のみとなっていますので、事前に準備しておきましょう。

神主が対応できない時がありますので、下記の倭文神社ホームページから事前に確認してください。
公式:倭文神社

七五三詣の日程としては、年中受付を行なっていますが、授与品のうち、千歳飴は9月下旬から12月の間のみの配布となります。

また、例年11月の土日の午前中は、混みやすい傾向にあります。その他の日は比較的空いており、スムーズにご祈祷を受けることができます。

「一ノ宮 倭文神社」の基本情報(アクセス・受付時間)

住所 〒689-0707
鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宮内754
連絡先 0858-32-1985
アクセス JR「松崎駅」から車で約10分
駐車場 あり(普通車20台、観光バス1台)
社務所の対応時間 9:30~16:00
公式URL https://www.sitorijinja.com/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。