間々田八幡宮の七五三詣、人気の太鼓神事や撮影スポットを紹介|栃木県小山市

この記事では、栃木県小山市にある「間々田八幡宮(ままだはちまんぐう)」での七五三詣に関する情報をご紹介します。間々田八幡宮は街中にありながら、2万坪の境内に美しい森と2つの大きな池を有する広さが魅力の神社です。

間々田八幡宮の七五三詣では、絵馬に願い事を書いたり、歳の数だけ太鼓を叩くという独自の儀式もあって、思い出に残るお祝いの日となることでしょう。境内では、お子さんの晴れの日のショットが映える撮影スポットも満載ですよ。

今回は、間々田八幡宮の宮司・栗原さんにお伺いした話をもとに、七五三詣の流れや神社の見どころについてお伝えします。

人生開運の神で崇敬を集める「間々田八幡宮」

間々田八幡宮の本殿

間々田八幡宮は、第15代応神天皇とその母神(※1)を主祭神としてお祀りし、安産祈願から厄除け、方位除け、病気平癒、車のお祓いまで、人生のあらゆる場面における「人生開運」の神として、広く崇敬を集めています。
(※1)日本書記での名は誉田別命(ほんだわけのみこと)と息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)

創建は今から約1,300年ほど前の奈良時代中期。平将門の乱の際に武将・藤原秀郷が戦勝祈願に訪れ、また鎌倉幕府成立直前には源頼朝が参拝し、境内に松を植えたことなどが伝えられる由緒のある八幡宮です。

間々田の地が日光街道の宿場町として栄えた江戸時代には、朝廷より日光に遣わされた使者が道中必ず参拝することが習わしだったといいます。1800年初めに社殿が焼失し、約50年後に再建された本殿には、日光東照宮の改修を手掛けた宮大工達による彫刻が残っており、当時の見事な技術がしのばれます。

間々田八幡宮の拝殿

▲当時の建築技術が集結した社殿の様子

県南地区では有数の広さを誇る間々田八幡宮では、境内の一部を公園として市民に開放し、休日には池の鯉や鴨にエサをあたえる家族連れで賑わいます。

また、毎年5月5日には国の重要無形民俗文化財に指定されている奇祭「間々田のじゃがまいた」が開催され、1万人を越える見物客で活気づく神社です。

間々田八幡宮の奇祭「間々田のじゃがまいた」の様子

▲「間々田のじゃがまいた」は、田植えの時期を前に五穀豊穣や疫病退散を祈願するお祭り

JR宇都宮線「間々田駅」からは車で5分、徒歩でも30分ほどでアクセスできる位置にあります。駐車場は十分な広さがあるので、七五三詣は車での参拝が便利ですよ。

間々田八幡宮の七五三詣の流れ

間々田八幡宮の手水舎の様子

間々田八幡宮では、初宮参、七五三詣、十三詣、成人式、神前結婚式など、人生のさまざまな節目の祝い事に御祈祷を受けることができます。ここからは、七五三詣について詳しくみていきましょう。

御祈祷は完全予約制、11月の土日祝日は混雑が予想される

栃木県小山市の間々田八幡宮の七五三詣

編集部

間々田八幡宮で七五三詣ができる時期について教えてください。

栗原さん

中心となる時期は10月上旬から11月下旬ですが、年間を通じて承っております。

編集部

七五三の御祈祷を希望する場合に予約は必要でしょうか?

栗原さん

御祈祷は完全予約制です。ご予約は公式サイトのWEBフォームにて、もしくはお電話にて承っております。WEBフォームからのご予約は5日前までにお願いします。お急ぎの場合はお電話にてお申し込みください。

11月上旬から下旬までの土・日・祝日の午前中は、混雑が予想されます。状況については、御祈祷の予約の際にお確かめください。

公式:七五三のお問合せ・予約はこちらから

初穂料を納めて絵馬にお願い事を書く、歳の数だけ太鼓を叩く神事も

間々田八幡宮で絵馬を手にする祝い子

編集部

七五三詣当日の御祈祷の流れについて教えてください。

栗原さん

当日はご予約の10分前までにお越しいただきます。受付で申し込み用紙にご記入の上、のし袋に入れた初穂料を添えて担当の者にお渡しください。

初穂料はお子様お一人5,000円以上となっております。御祈祷時にご神前にお供えしますので、のし袋に入れてご準備していただくよう、お願いいたします。

編集部

間々田八幡宮ならではという、何か特別な手続きはありますか?

栗原さん

受付時には、お子様自身で七五三の御祈願絵馬にお願い事を書いていただきます。字が書けないお子様は絵馬に絵を描いてください。

20分程度の御祈祷を終えた後、最後にお子様自身に歳の数だけ太鼓を叩いていただく「太鼓神事」を行います。大きな音で太鼓を叩くことで、ケガや病気を吹き飛ばす儀式です。

七五三の太鼓神事

▲歳の数だけ太鼓を叩いて厄を追い払う儀式「太鼓神事」

太鼓神事の際には、動画の撮影などもできますよ。ぜひ思い出に残るシーンを映像に収めてください。

昇殿人数に制限は設けておりませんので、常識の範囲内で考慮いただき、ご家族皆様でご参加いただければと思います。

お菓子や懐かしい玩具の入ったオリジナルの授与品がもらえる

千歳飴を手にする七五三の祝い子

編集部

七五三詣の授与品は、どのようなものがいただけるのでしょうか?

栗原さん

千歳飴やお守り、折り紙などの他、当社オリジナルの七五三祝いのかざぐるまをお授けしています。

間々田八幡宮の七五三授与品

▲カルタや折り紙、かざぐるまなど、懐かしい玩具が入った授与品

見どころがいっぱいの間々田八幡宮

間々田八幡宮境内の緑の風景

編集部

間々田八幡宮の境内を散策する場合に、おすすめのスポットや見どころがあれば教えてください。

栗原さん

広大な境内には見どころがいっぱいです。弁天池にはたくさんの鯉や鴨が泳ぎ、餌をやることもできます。弁天池にかかる朱色の太鼓橋は、渡るだけで冒険気分が味わえますよ。

間々田八幡宮の太鼓橋近くでの七五三ショット

▲太鼓橋付近での撮影風景

間々田八幡宮の落ち葉の中での七五三ショット

▲境内では祝い子の自然体のショットが記念に残せる

公園エリアにはさらに大きな太鼓橋があり、桜の季節には人気のスポットとなります。

間々田八幡宮の桜の風景

▲春に訪れると、桜をバックにした撮影もできる

また間々田八幡宮は猫がいることでも知られていて、いまも14匹の神社猫がのびのびと暮らしています。気が向けば先に立って境内を案内してくれますよ。

間々田八幡宮で暮らす猫のショット

▲境内の猫と一緒に撮影できるチャンスがあるかも

公園エリアでは、大きな芝生の広場と遊具ゾーンも間もなく完成予定なので、お詣りを終えたあとにお子さんが遊ぶこともできるでしょう。

広い境内は、1時間以上かけてゆっくりと散策することができます。広々とした鎮守の森を親子でのんびり歩きながら、様々な秋を見つけてみてはいかがでしょうか。

間々田八幡宮境内での七五三のショット

▲広い境内では、どこを切り取っても絵になるショットが期待できそう

例年11月上旬からは、和傘飾りのイベントも行われます。和傘飾りのシーズンにはもみじの森が美しく染まり、ライトアップと相まって幻想的な景観に浸れることでしょう。

間々田八幡宮の幻想的な和傘飾りの風景

▲ライトアップされた和傘飾りの風景

▼幻想的な境内の様子をご覧いただけます

間々田八幡宮のおすすめ撮影スポット

間々田八幡宮の太鼓橋での撮影風景

境内のいたるところで絵になる写真が撮れそうですが、おすすめの撮影スポットについてもうかがってみました。

おすすめは紅葉をバックにした太鼓橋でのショット

間々田八幡宮の秋の太鼓橋の風景

▲紅葉と朱塗りの太鼓橋が鮮やかに映えるスポット

編集部

境内で特におすすめの撮影スポットについて教えてください。

栗原さん

広大な境内にはフォトスポットがたくさんありますが、もみじが色づく紅葉の季節には、弁天池にかかる太鼓橋での撮影が特におすすめです。

▼紅葉が美しい時期の境内の様子

また11月上旬から始まる和傘飾りのイベント時には、たくさんの和傘を背景に撮影すると、七五三らしい1枚が残せると思います。

間々田八幡宮の和傘飾りでの撮影風景

▲和傘飾りを入れた撮影風景

個人カメラマンも紹介してもらえる、社殿内の撮影も可能

間々田八幡宮の七五三での家族写真

編集部

七五三詣の衣装レンタルや着付け、写真撮影などが含まれたプランなどはありますか?

栗原さん

特にそのようなプランはご用意しておりませんが、写真スタジオやレンタル衣装などをコーディネートできる個人カメラマンのご紹介は可能です。

また、業者が同行しての撮影も可能です。係の指示に従っていただきまして、社殿内での撮影もできますよ。

間々田八幡宮の口コミ・感想など

編集部

七五三で参拝された方からは、どのような感想が寄せられますか?

栗原さん

御祈祷後には神職自身がシャッターを押して差し上げる等、格式張らないアットホームな雰囲気が当社の魅力のようです。お子様にもよりますが、太鼓神事はとても楽しいようで、家に帰ってからも「またやりたい!」とせがまれたというお話も聞きます。

他の神社にはない魅力あふれる撮影スポットに恵まれており、カメラマンさんのおすすめで当社にお詣りにおいでになる七五三のご家族が増えております。

間々田八幡宮からのメッセージ

間々田八幡宮の弁天池周辺の風景

編集部

間々田八幡宮で七五三詣を考えているご家族へ、メッセージをお願いします。

栗原さん

当神社は「じゃがまいた」や「奉納子供相撲」など子どもにまつわる行事が多く、子育て御利益の神社としても知られています。ありがたいことに七五三のご祈祷も年々増えてきました。

御祈祷後も写真撮影や境内散策をして、ゆっくりのんびり楽しめる神社として、ご参拝いただいたご家族様に大変お喜びいただいております。紅葉に染まる境内で、たくさんの思い出を作ってください。

編集部

社殿の神聖な雰囲気と素晴らしい景色がとても印象的ですね。七五三のお祝いをご家族で迎えるのにふさわし神社だと感じられました。

今回は、七五三詣について詳しく聞かせていただき、ありがとうございました。

間々田八幡宮の御祈祷予約・料金(初穂料)・所要時間

初穂料 5,000円より
予約 公式サイトの予約フォームまたは電話(0285-45-1280)にて
※オンラインでの予約は御祈祷希望日の5日前まで
所要時間 約20分

間々田八幡宮の基本情報(アクセス・駐車場)

住所 〒329-0205
栃木県小山市間々田2330
連絡先 0285-45-1280
アクセス 【車】
・東北道「佐野藤岡IC」より18km(約30分)
・圏央道「境古河IC」より23km(約38分)
・北関東道「宇都宮上三川IC」より約30km(約55分)
【電車】
・JR「間々田駅」からタクシーで5分、徒歩30分
社務所の対応時間 9:00〜16:30
駐車場 あり
公式URL https://www.mamada-hachiman.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。