この記事では、子ども連れにおすすめのお出かけスポットとして宮城県仙台市にある仙台こども専門学校の「こどもんひろば」をご紹介します。
こどもんひろばは仙台こども専門学校で保育を学び、保育士や幼稚園教諭を目指している学生が企画運営しているイベントで、学校8階にある保育ルームで自由に遊んだり、保育学生が製作体験や絵本の読み聞かせを行っています。
保育学生が子どもと一緒に遊んでくれるので、パパママのひと時の休息に利用するのもOKです。無料で利用できるのも、こどもんひろばの魅力の一つですよ。
今回は仙台こども専門学校教員 倉内先生に、こどもんひろばの楽しみ方やイベント、施設の魅力について話を伺いました。
この記事の目次
保育学生が遊んでくれる保育サービス「こどもんひろば」
「こどもんひろば」は毎週水曜日の12:40～13:50まで、未就学児の親子を対象に、仙台こども専門学校の保育ルームを利用できるサービスです。（開催曜日は各年度により、変更している可能性があります。）
仙台こども専門学校の保育学生が主体となって運営しており、学生ならではの若々しさやアイデアがあふれる活動を行っています。
また、月に一度、仙台こども専門学校の2階に併設している保育園の保育士に子育て相談できる日が設けられているので、子育ての不安や困りごとを解消するきっかけにもなりますよ。
「こどもんひろば」で楽しめる遊びやイベント
こどもんひろばでは、保育ルームにあるおもちゃで自由に遊んだり、保育学生が考えた製作をしたり、絵本や手作りシアターを聞くことができます。
「いろいろな遊びを経験できて、保育学生が一緒に遊んでくれるので、ゆっくりと見守ることができる」と遊びに来たパパママさんからも好評です。
ここからは、子どもに向け、学生さんがどのような取り組みをされているのか、詳しく伺いました。
保育学生が考えた遊びで子どもの成長をサポート！
こどもんひろばでは、保育学生さんと一緒に遊んだりできるそうですね。どのような遊びができるのでしょうか？
手先を動かす工作や製作遊び、おもちゃ遊びができるほか、保育学生による絵本の読み聞かせや手作りシアターも行っています。
こどもんひろばでは、「どうしたら子どもたちに楽しんでもらえるか、成長に貢献できるか」を保育学生が自分たちで考え、工作や読み聞かせに取り組んでいます。そんな工夫や、学生ならではの柔軟なアイデアも含めて楽しんでいただけると嬉しいです。
例えば工作や製作遊びでは、手先を動かしたり子どもの創造性を高められるよう、紙の切り貼りや粘土、絵の具を使っています。
また、子どもの言語発達や想像力の豊かさを育む取り組みとして、絵本の読み聞かせを行っているのですが、学生による手作りシアター鑑賞していただけます。可愛い動物がかくれんぼしているものなど、子どもがワクワクするような仕組みを取り入れていて、子どもたちにも好評です。
▲絵本を通して心の距離も近くなります。
また、こどもんひろばにはたくさんのお子さんがいらっしゃるので、他のお友達と一緒に遊ぶことで、社会性や思いやりの心を学ぶこともできますよ。
こどもんひろばは、毎週水曜日12:40から13:50まで（※）ご利用いただけるのですが、時間帯によって体験いただけることを分けています。（※2023年度）
12時50分から13時20分は0～3歳くらいの子を対象に、季節や年齢に合わせた製作を行い、13時20分からは保育学生による手作りシアターなどの発表をしています。
とても楽しそうですね。お家遊びで取り入れられるものもありそうで、親も学生さんから学べることが多そうな気がします。
ちなみに、こどもんひろばは、どのくらいの年齢の子どもの利用が多いですか？
乳幼児連れの親子の利用が多いです。未就学児を対象としているので6歳（小学校入学まで）以下のお子さんでしたらご利用いただけますよ。
保育ルームはおままごとやボールプールなどで自由に遊べる！
こどもんひろばの保育ルームではどのような遊びができますか？特に人気なおもちゃについても教えてください。
保育ルームで自由に遊べるものとしては、ままごとセットやボールプール、絵本、パズル、音が鳴るおもちゃ、コンビカーなどがあります。
保育学生ほどの年齢のお兄さんお姉さんと遊べる機会が珍しいお子さんも多いようで、普段はパパママにベッタリなお子さんも、こどもんひろばでは保育学生と積極的に遊んで楽しんでくれていますよ。
人気な遊びは年齢を問わず、ボールプールやコンビカー、ままごとが人気です。
▲食材や食器をはじめ、キッチンや調理器具、お部屋間仕切りなど、たくさんのおままごとグッズにお子さんも大満足！
保育ルームの隣には広いスタジオがあるので、授業で使用していないときは、コンビカーに乗って楽しむこともできますよ。未満児さん（※）にはアンパンマンのおもちゃが人気です。
※3歳未満の子ども
▲アンパンマンのおもちゃもたくさんあります。
ゼリーを使った感覚遊びやお祭りごっこなどができる月に1度のイベント
こどもんひろばではイベントも行っているそうですね。どのようなことをしているか教えてください。
こどもんひろばでは、夏祭りやハロウィンなど季節に合わせたイベントや、感覚遊びやバスボム作りなど、毎回違った内容の遊びをしています。
▲こちらが「感覚遊び」。カラフルで硬さの違うゼリーを使って、潰したり、すくったり、型を抜いたりと楽しそう！
▲バスボム作りは大きな子ども向け！実際にお風呂で使えるから帰宅してからのお楽しみもあっていいですね。
イベントは月に1回ほど開催するのですが、未就学児が楽しめるような催しを保育学生が自分たちで考えて行っているんですよ。
基本的には未就学児を対象に行っておりますが、週末に開催していることもあり、きょうだいの小学生のお子さんが参加することもあります。
▲夏祭りイベントの「おもちゃすくい」。ほかにも輪投げなど、たくさんの縁日遊びが開催されました。
開催日やイベント内容の詳細は、仙台こども専門学校の公式インスタグラムをご確認ください。
「こどもんひろば」への参加のしやすさ、パパママ友作りや育児相談について
「こどもんひろばを利用したい！」と思っても、初めて施設を利用するパパママにとっては、最初の一歩が大きなハードルとなっている方もいるかと思います。
ここからは「こどもんひろば」の利用が初めての方でも参加しやすいのか、保護者同士の交流があるか、育児相談ができるかなどを倉内先生に伺いました。
こどもんひろばが初めての方や保護者一人で参加したいママ・パパでも利用しやすいでしょうか？
こどもんひろばを利用される方は、みなさん「未就学児の子どもがいる」という共通の話題がありますので、子育てや子どものことなど、他の保護者さんと話がしやすい環境です。
保育学生や教員が間に入って話しているうちに保護者の方だけで話すようになることもあります。普段は先に子ども同士が一緒に遊び始めるので、そこから保護者同士でも会話が始まることが多いですね。
ちなみに、平日はママの利用が多いですが、月一のイベントは土日祝に行いますので、パパとお子さんだけで遊びに来られる方、おばあちゃんや親戚のお姉さんがお子さんと一緒にいらっしゃることもあります。
保育学生と教員がついていますので、安心してご参加ください。
▲土日に開催されるイベントの日はパパも多いため、パパと子どもだけでも参加しやすい雰囲気。
お子さんに関しても、保育学生が子どもと一緒に遊びますので、初めての参加でも楽しく遊んでいます。もし、お越しいただく前に不安なことがあれば、予約時に相談いただければご対応いたします。
こどもんひろばでは、保育現場経験者の教員と保育学生が一緒に運営しておりますので、その場で教員に相談していただいて構いません。
過去には「うちの子は落ち着きがないから」「障害を持っているかもしれないから」と相談してくださる方もいらっしゃいましたが、みんなが楽しめるように、できる限りサポートいたします。
それとは別に、月に一度、本校の2階に併設している保育園の先生に子育て相談できる日も設けておりますので、気軽にご利用ください。
「こどもんひろば」は昼食を済ませてから利用しよう！
こどもんひろばには飲食ができるスペースはありますか？
体を動かして汗をかきますので、飲み物は適宜とっていただいて構いませんが、基本的に昼食をとれるスペースはございません。（月一のイベントに関してはイベント内容に応じて飲食スペースを設けることがあります。）
授乳スペースはありますので、遠慮なくご利用ください。
本校が位置している仙台駅周辺には、飲食できるスポットがたくさんありますので、昼食を済ませてからお越しいただくのがおすすめです。仙台駅に隣接しているエスパルやパルコの中には、キッズスペースのあるレストランもあるので、ゆったりとお食事ができますよ。
「こどもんひろば」から赤ちゃん連れ・子ども連れファミリーへのメッセージ
最後に、こどもんひろばの利用を検討している子ども連れファミリーへのメッセージをお願いします。
こどもんひろばは、保育者の資格取得を目指している学生が企画運営しています。たくさんの子どもたちと関わりを持つことが、学生たちの学びになります。少しでも多くの方に利用していただき、学生たちの成長にご協力いただけると幸いです。
また、ご利用の後はお子様や学生の様子などを記すアンケートにご協力ください。利用者様からのご意見・ご感想が学生たちの運営の改善や気づきのきっかけになり、更なる成長につながっていきます。
保育学生は皆、一生懸命子どもと関わり遊んでいきます。保護者の方には、親以外の人と関わっている子どもの姿を見ていただき、学生と遊んでいる間に少しでもリフレッシュしていただけたら嬉しいです。
子どもたちは遊びを通して成長し、保育学生は貴重な現場経験から多くのことを学び、保護者は普段とは違う子どもの姿を見られると共に、ひと時のリフレッシュを図ることができる、三方にとって貴重な時間を過ごせて、とても素晴らしい取り組みだと感じました。
本日はたくさんのお話を聞かせていただきありがとうございました。
「こどもんひろば」の口コミ・感想・評判
ここからはこどもんひろばを利用した方の口コミや感想を紹介します。
保育学生の方が一緒に遊んでくれるので助かります。
毎回参加させていだたいています。無料で利用できるのでありがたいです。
雨の日でも広い場所で遊ばせてあげられて、子どもたちも楽しそうで良かったです。
タイミングによりますが、1人の子どもに対して複数の保育学生が遊んでくれることもあるようで、「普段なかなか遊ぶ機会のないお兄さん・お姉さんといっぱい遊んでもらえて大喜びだった。」という声もありました。
学生とはいえ、保育を学び、将来を見越して真剣に取り組んでいる学生さんばかりです。安心感があり、保護者の方も一息つきながら子どもが楽しんでいる姿を見られることから、多くの方から好評の声が上がっていました。
「こどもんひろば」の対象年齢・設備・おすすめの持ち物
| 対象年齢 | 0歳〜入学前 |
|---|---|
| 施設の常備品 | ベビーベッドやバウンサー、子ども用トイレ・手洗い、オムツ台 |
| オムツ替えスペース | あり |
| 授乳スペース | あり |
| ベビーカーの持ち込み | 可 |
| 利用時間 | 【こどもんひろば】 毎週水曜12:40～13:50 ※学生の長期休み期間および祝日は開催しません。 ※年度により開催曜日が異なる場合があります。 【こどもんイベント】 月一回程度（約2時間） |
| おすすめの持ち物 | 飲み物 |
こどもんひろばには昼食がとれるスペースはありませんので、事前に済ませておくといいでしょう。また、子どもたちが体を動かして汗をかくこともあるので、お子さん用の飲み物を用意するのがおすすめです。
こどもんひろばがある仙台こども専門学校の1階には自動販売機が設置してあり、徒歩1分ほどの場所にはコンビニもあるので、飲み物が足りなくなってもすぐに買いに行けます。
また、保育ルームにはおむつ替えや授乳のスペースがあります。ゴミ箱は設置していませんので、各自で持ち帰ってください。
こどもんひろばは近隣の保育園に入園している人も利用可能です。利用する時は仙台こども専門学校までご連絡ください。（Tel：022-742-5660）
なお、祝日や学生の夏休みなどの長期休み期間は、こどもんひろばもお休みをしていますのでご注意ください。
「こどもんひろば」の基本情報（アクセス・駐車場）
| 住所 | 〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺1-4-16 仙台こども専門学校 8階保育ルーム ※利用の際は直接8階へお越しください。 |
|---|---|
| 電話番号 | 022-742-5660 |
| アクセス | ・JR/地下鉄各線「仙台駅」東口より徒歩約5分 ・地下鉄東西線「宮城野通駅」南1出口より徒歩約4分 |
| 営業時間 | 12:40～14:50 |
| 開館日 | 毎週水曜日 ※祝日および学生の長期休暇を除く |
| 駐車場 | なし ※公共交通機関、近くのコインパーキングを利用してください。 |
| 料金 | 無料 |
| 公式URL | 仙台こども専門学校（https://www.sanko.ac.jp/sendai-child/） |
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