インタナティブスクール〈湘南ホクレア学園〉の「サバイブできる力」を育む教育とは

独自の教育を実践する「注目の学校」の魅力に迫るこの企画。今回は一般社団法人インタナティブ・スクール協会が運営する「湘南ホクレア学園」を紹介します。

湘南ホクレア学園は江ノ島電鉄線の「江ノ島駅」から徒歩5分、豊かな自然に囲まれた場所にある築85年超の古民家を校舎としています。初等部と中等部があり、1学年6人という少人数制の湘南ホクレア学園の最大の特徴は、「どんな世界でもサバイブできる力」を身につけることを重視した体験型の教育を実施していること。

「世界中に仲間をつくる」というビジョンを掲げているだけに、誰とでもコミュニケーションを取れるよう英語と日本語のバイリンガル教育に力を入れています。また、起業家から実践的な学びを得る起業スキルや、豊かな自然環境を活かしたアウトドアスキルなど、他の学校では得られない体験を通じて子どもが成長できる環境があります。

今回はそんな湘南ホクレア学園の特徴や魅力、子どもが身につけられるスキルなどについて、学園長の杉山裕理江さん(以降、ユリさん)と、キャプテン(教員)の鈴木美和さん(以降、ミワさん)にお話を伺っていきます。

子どもたちのポテンシャルを磨き輝かせる湘南ホクレア学園の特徴

湘南ホクレア学園の校舎

▲築85年超の古民家を校舎とする湘南ホクレア学園

湘南ホクレア学園は、英語を校内公用語とする「インターナショナルスクール」と、公教育とは異なる独自教育を行う「オルタナティブスクール」のどちらの特徴も併せ持つ「インタナティブスクール」として2022年に開校しました。ドイツ発祥・オランダで発展した「イエナプラン教育」のコンセプトをベースに、小学生・中学生にあたる年齢の子どもを受け入れています。

まずはどのようなコンセプトで教育を行っているのか、そして湘南ホクレア学園の特徴である「イエナプラン教育」を取り入れた子どもの意思を尊重した教育方針について伺いました。

「サバイブできる子を育てる」湘南ホクレア学園の教育方針

湘南ホクレア学園理事・学園長のユリさん

▲インタビューにご対応いただいたユリさん

編集部

湘南ホクレア学園はどのようなコンセプトを持って教育を行っていらっしゃるのでしょうか。

ユリさん

湘南ホクレア学園の建学の精神は「どんな世界でもサバイブできる子を育てる」というものです。今の小学生たちが働き盛りと言われる世代になる頃には、さらなる少子高齢化の進行やAIの発達による仕事の変化など、大きく状況が変わっていることでしょう。どのような世の中になったとしてもサバイブできる人になってほしい、という思いを骨子として運営しています。

そのために必要なスキルとして掲げているのが「コミュニケーションスキル」「起業スキル」「アウトドアスキル」の3つです。いずれのスキルも机の上で学ぶ勉強だけでなく、実体験を大切にしながら育んでいるのが特徴です。

ミワさん

湘南ホクレア学園では楽しくてわくわくするような実体験から学んでもらう、という基本姿勢があるんです。そして子どもはもちろん、先生や保護者も含めた大人も楽しむことを大切にしています。

今の学校を見ていると苦しんでいる先生も少なくありません。一方で子どもたちは大人の背中をみて育ちます。苦しんでいる大人の姿を毎日のように子どもたちが見ていたら、「仕事って嫌でもやらなければならないんだ…」「大人にはなりたくないな…」と、仕事をすることや大人になることにネガティブな思いを持ってしまいます。

逆に、大人が楽しんでいる姿を見たら「早く大人になりたい!」「早く仕事で社会のためになりたい!」と思うものです。どっちの大人になってもらいたいですか?湘南ホクレア学園ではスタッフも保護者も仲が良く、一緒に楽しんでいる姿を子どもたちが常日頃見ているので、子どもたちは「いいな〜、大人って」といつも羨ましがっています

“航海”をコンセプトに、保護者も一緒に子どもたちの旅を見守る

湘南ホクレア学園の教室内の様子

▲教室には「航海」をモチーフにしたアイテムもたくさん

編集部

スクール名である「ホクレア」にはどのような意味があるのかを教えてください。

ユリさん

「ホクレア」というのは、ポリネシア人が1,000年以上の昔、ハワイ諸島などを目指して航海を行う際に指針としていた一等星で、ハワイ語で「喜びの星」を意味します。大変な航海を乗り越えてきたことは「どんな世界でもサバイブできる子を育てる」というミッションと通じるものがあり、また世界大会が開催されるほどセーリングが盛んなこの湘南の地とぴったり合う名前だと思い、スクール名に採用しました。

そのため、ホクレア内でも航海をメタファーにした呼び名が多いんですよ。例えば子どもたちのことは生徒ではなく「ホクレアクルー(乗組員)」、保護者の方は「ガーディアンクルー」と呼んでいます。皆で協力し合って船をつくって航海していくというコンセプトで、スタッフは「キャプテン」として子どもたちの旅をリードし、サポートしています。だからホクレアには先生がいないんです。

入学式を「乗船式」と呼んで、終業式を「寄港式」と呼ぶのも特徴的です。夏の寄港式は海の家で行っているんですよ!

湘南ホクレア学園の教室内

編集部

先ほど「スタッフ・保護者も含めた大人も楽しむことを大切にする」とおっしゃっていましたが、保護者の方も「ガーディアンクルー」としてホクレアに関わる機会が多いのでしょうか。

ユリさん

保護者の方との関わりは、一般の学校と大きく異なる湘南ホクレア学園の特徴ですね。公立校の場合保護者の方はなかなか学校に行く機会がないと思いますが、湘南ホクレア学園の保護者の方々は非常勤のスタッフのようによくホクレアに来ていろいろと協力をしてくれるんですよ。

「子どもにとってより良い環境にしたい」という同じ想いのもとで、関わる人全員で子育てしている感じがあります。そのような環境で育っているからこそ、子どもたちも愛が溢れています。

「イエナプラン」をベースに、子ども自身が学習計画を立てる

編集部

湘南ホクレア学園では公立校とは違う独自性のあるカリキュラムを導入されているとのことですが、具体的にどのような内容なのでしょうか。

ユリさん

湘南ホクレア学園ではイエナプランを取り入れたカリキュラムを実践しています。さまざまな年齢の子どもが入り混じったクラスを編成し、朝の時間も決められた机に座るのではなく皆で丸くなって集まる「サークルタイム」から始まります。

基礎学習の時間を「Work Time(ワークタイム)」と呼んでいるのですが、ワークタイムは基本的に午前中に完了させ、午後は曜日ごとでさまざまな体験をします。例えば水曜日は「国のことを学ぼう」というテーマでさまざまな国の食や文化について調べたり、実際にその国の人の話を聞いたりしています。

最も特徴的なのが、子どもたち自身で学習計画を立てていることです。週のはじめの「Planning Time(プランニングタイム)」で計画を立て、週の最後にその振り返りを行うPDCAを繰り返しています。

湘南ホクレア学園の児童が作成した時間割

▲実際に子どもが作成した時間割

編集部

「この時間は算数だけに取り組む」というように、科目ごとに時間を割り当てた授業というのは行わないんですね。

ユリさん

はい。自分の決めたペースで、自分の決めた場所で、自分の選んだ方法で進められるよう子どもたち自身がプランニングして、キャプテンはその学習をサポートしています。

意思を尊重しつつ、「やるべきことはやる」ための道しるべを示す

湘南ホクレア学園のキャプテン・ミワさん

▲湘南ホクレア学園のキャプテン・ミワさん

編集部

子どもが自分で学習計画を立てると、自分の好きな学習ばかりするのではないかというイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、その点はいかがでしょうか。

ミワさん

湘南ホクレア学園は創立して2年経ちますが、子どもたち自身で学習計画をうまくプランニングできるように導くのが最も試行錯誤した部分だったかもしれません。学習ペースは人それぞれ異なりますし、得手不得手や好き嫌いがある中でこちらから「これだけの量をやりなさい」と課題を与えることはせずに基礎学習を進めさせるのは難しい部分がありました。2年続けることで上手くサポートできるようになってきたのではないかなと思います。

子どもたちにも言っていますが、「自由」と「好き勝手」は違うんです。自由はその字のとおり、「自(おの)ずからに由(よ)る」こと、つまり「自分で決めたことは、自分で責任を取る」ことで、自分の人生に自由でいようということです。

「自由」には「自己責任」が伴うものだということをしっかりと伝えるようにしています。ホクレアは社会に出ていくための学びの場で、今の子どもたちの選択は自身の将来につながっていきます。「なりたい自分になるために、今どのように過ごすかを考えよう」と伝えています。

ユリさん

ただ子どもからすると、自由な環境の中で自分で選択していくことは簡単ではありません。そのため子どもたちの指針として「STAR」という標語を置いています。

「STAR」はSが“Smile”、Tが“Try”、Aが“Autonomy(自律)”、Rが“Respect”。子どもたちが迷ってしまったときに、我々はこの「STAR」を思い出せるような声掛けをしています。そうすることで自由の中にも小さな星が光ってきて、それが道しるべとなって子どもたちの進むべき方向を示してくれると考えています。

編集部

なるほど。道しるべとして「STAR」を置きつつ、子どもたちの可能性を信じて自由を尊重しているんですね。

ユリさん

その通りです。子どもたちが自由に体験して学ぶことで教科書以上のことを深堀りできることもあります。自由だからこそ可能性が広がっているんだと感じますね。

ミワさん

実際に子どもたちがどんどん大人を超えていく姿も見てきているんですよ。子どもたちが自由に学べる環境を用意してどんどん成長していくのを「キャプテン」として見守っていっているのが湘南ホクレア学園のあり方ですね。

楽しみながら学べる湘南ホクレア学園のさまざまな体験を紹介!

湘南ホクレア学園では「サバイブに必要な3つのスキル」として「コミュニケーションスキル」「起業スキル」「アウトドアスキル」を掲げ英語を公用語としたバイリンガル教育を実践しています。

インターナショナル校としてコミュニケーションに必要な英語はもちろん、3つのスキルを養うためにどのような体験を提供しているのかを詳しく伺っていきます。

無理なく行うコミュニケーションで、生きた英語力を身につける

湘南ホクレア学園のアメリカ人キャプテン・ジョナサンさん

▲湘南ホクレア学園のアメリカ人キャプテン・ジョナサンさん

編集部

湘南ホクレア学園では英語を公用語としたバイリンガル教育を行っているとのことですが、子どもたちはどのように英語を学んでいくのですか?

ユリさん

湘南ホクレア学園にいるアメリカ人のキャプテン2人を中心に、英語を日常的に使用しています。それまで英語に触れたことがない子どもでも、入学して大体3か月くらいから英語を使って会話するようになっていますね。

ジョナサンさん

午前中に「English Time(イングリッシュタイム)」の時間を設けており、そこでは言葉の学習や文章の作成を行ったり、自由に会話したり、アメリカ人のキャプテンと話す中でリスニングの力を身につけたりしています。今は動詞を勉強しているのですが、「これはrunだね。どこでrunするのかな?」「Park!(公園で!)」といった感じで、会話の中で質問をしながら英語を学んでいっています。

湘南ホクレア学園の教室内

編集部

イングリッシュタイムでは英語のみを使用するのでしょうか。

ジョナサンさん

できるだけ英語を使ってもらってはいますが、分からないのであれば日本語でも全然大丈夫です。文法のミスなどがあってももちろん大丈夫。コミュニケーションを取ることができればOKとしています。

ミスがあれば優しく訂正はしますが、それは注意ではなくアドバイスです。そうすることで怖がらずにしゃべれるようになり、それを繰り返していく中で英語を覚えていくことができています。

編集部

「絶対に英語を話さなければならない」というと緊張して言葉が出てこなくなってしまうお子様もいると思いますが、日本語を使っても良いし、間違えても良いという環境の中であれば臆することなく英語を使うことができそうです!

湘南ホクレア学園の教室内

▲クラス内にも日本語・英語が入り混じった風景が見られる

ホクレアの内外で培ったコミュニケーションスキルを発揮

湘南ホクレア学園の授業風景

▲取材中にも興味を持った子どもたちが集まり、とても和やかな雰囲気に

編集部

湘南ホクレア学園で大切にしている3つのスキルについて伺います。まず「コミュニケーションスキル」ですが、こちらは先ほどのイングリッシュタイムを始め、ホクレア生活でキャプテンやクルー同士と関わっていく中で養っていくものなのでしょうか。

ユリさん

もちろんそれもあります。一方で湘南ホクレア学園のコミュニケーションスキルは「世界中の人と協働できる」ことを目標としているため、海外の子どもも含め学内外のいろいろな人と日常的にコミュニケーションを取る機会を設けています。

例えば「子ども先生」という位置づけで少し年齢が上の子に来てもらってお話をしてもらう、という機会もあります。今日もベトナムに住んでいて一時帰国している中学1年生のお姉さんが来てお話をしてくれました。

ホクレアの周りは自然豊かで観光客の方がたくさんいるので、いろいろな方とお話をする機会も多いんですよ。ホクレアには「コミュニケーションクラブ」というクラブ活動があるのですが、そこに所属している子たちは放課後によく江の島の方まで出向き、外国人観光客に声をかけています。「Where are you from?」から始まって、「日本のどこが好きですか」「日本の嫌なところはどこですか」など実際の声を聞いています。みんな、外国人の方にも物怖じせずに声をかけていますね。

編集部

ホクレアで毎日培っているコミュニケーションスキルや英語力が、本当に生きたスキルとなって発揮されているんですね。

自分たちでボートをつくったことも!自然を活かしたアウトドアスキル

湘南ホクレア学園で行ったアウトドアの様子

▲江の島でのヨット体験の様子

編集部

「アウトドアスキル」についても伺います。今おっしゃったようにホクレアの周りには自然豊かで素敵な環境がありますが、この環境を活かしたアウトドアの時間もあるのですよね。

ユリさん

木曜日にはワークタイムを設けず、アウトドアの時間を設けています。内容はそのときによって違うのですが、例えば今週はアウトドアに詳しい外部講師をお呼びしてライフセービングを実施しました。

これまでにも夏はカヤックやサーフィン、パドルボードなどの海のアクティビティを行ったり、江の島の地元の協会の方に協力いただきヨットに乗ったりしたこともあります。冬はトレッキングやアイススケートなど、季節ごとにいろいろな体験を楽しんでいますよ。

湘南ホクレア学園で行ったアウトドアの様子

編集部

その中でも特に印象に残っている体験はありますか?

ミワさん

創立1年目に行ったボートづくりは印象に残っていますね。子どもたちから「ボートをつくりたい」と言ってきたのがきっかけで、材料から作り方まですべて子どもたちが主体で考えてボートをつくっていきました。

ユリさん

ちゃんと浮くか不安はあったのですが、沈んだら沈んだで助けてあげられる体制をしっかり取っておけばいいよねと。まずやらせてあげよう、という話になりました。でも結果的にすべてのボートがちゃんと浮いたんですよ!

ミワさん

本当にすごいと思いました。子どもの力を信じてやらせてあげたことで、子どもにも自信がついたと思います。

ユリさん

同じことをやるのでも、大人が設計図を用意して指示を出されてやるのと、子どもたちに任せて主体的につくるのとでは、つくる過程も結果も全然違ってきます。そういう体験を積み重ねながら子どもたちが自信をつけてどんどん成長をしていくのを、我々も本当に実感しています。

ミワさん

アウトドア体験とはまた違いますが、工作などの体験も同じです。ピサの斜塔の写真見せて「どんな材料を使っても良いからピサの斜塔を作ってごらん。時間は45分だよ」という条件でチャレンジさせたんです。どうやったら傾いた状態で立っていられるのかを子どもたち自身が試行錯誤してつくっていって、結果いろいろなものが出来上がりました。アウトドアだけでなくすべての体験に「自由」があるので、子どもたちにとって満足感のある経験ができているのではないかと思っています。

湘南ホクレア学園の子どもたちがつくったピサの斜塔

▲子どもたちがつくった十人十色のピサの斜塔

実際に起業体験も!ビジネス感覚を学ぶ起業スキル

編集部

起業スキルについて学べる「プロジェクトタイム」ではどのような内容を実施しているのでしょうか。

ユリさん

プロジェクトでは3か月ごとにテーマを設定し、そのテーマに沿った達人先生に教えてもらっています。今のテーマが「Our body and health」なので、今回は「未病(まだ病には至らない身体の不調)」の達人先生に来ていただいています。

湘南ホクレア学園の達人先生・針生信さん

▲湘南ホクレア学園の達人先生・針生信さんの授業の様子

ユリさん

プロジェクトの進め方もイエナプランを基本としており、「問い」を集めるところから始まります。答えを知っている子がいたとしてもそれは言わず、問いを集めながら探求していく力を育んでいます。そこからマインドマップをつくっていく、というのがプロジェクトの進め方です。

湘南ホクレア学園の子どもが作成したマインドマップ

▲子どもがつくったマインドマップ

編集部

マインドマップから作成するというのは、ビジネスのアイディア段階の作業にも通じますね。

ユリさん

起業スキルを身につけるにあたって、やはり実際のビジネスに結び付けていく必要があるので、子どもたちには起業の体験をしてもらっているんですよ。もちろん実際に会社を立ち上げるわけではないのですが、収支計画を立ててマーケットで売ってみようというところまで行うんですよ。

経験を積むこと自体が大切なので失敗しても構わないのですが、意外と利益が出ることも多いです(笑)。利益が出たら出たで、それを元手に次は何をしようかと考える、ということを実施しています。

編集部

すごいですね!お店ごっことは違って本当のビジネスにつながる体験ができるのは、子どもにとってもとてもわくわくする体験となりそうです。

湘南ホクレア学園にお子様が通う保護者の声

編集部

ちょうどホクレアにお越しの保護者の方がいらっしゃるので、お二方にお話をお聞きしたいと思います。保護者の方から見た湘南ホクレア学園の特徴や魅力はどのようなところにありますか?

保護者の方(お1人目)

私はもともと子ども一人ひとりに対して愛を持って接してもらえる少人数制の学校を探していました。あるきっかけで湘南ホクレア学園を知り、理事長の小針さんの話をお聞きする中で「子どもには理事長やこういったスタッフの人たちと一緒に時間を過ごしてほしい」と思うようになり、入学を決めました。

通ってみて分かったことですが、湘南ホクレア学園には子どもだけでなく親の学びの機会もとても充実しています。子どもと一緒に親も成長していける環境があるのはとても大切なことだと感じています。

保護者の方(お2人目)

私は東京都に住んでいたのですが「湘南に面白い学校ができる」と聞き、情報を調べる中で「子どもがこれからの時代生き残っていくためには起業スキル・コミュニケーションスキルが大切だ」と思い入学を決めました。アウトドア好きの家族というのもマッチしていたポイントです。湘南ホクレア学園に決めてから2週間で引っ越しまでしてしまいました(笑)。

3人子どもがいる内の1人目はもともと人数の多い大きな学校に通っていたのですが、湘南ホクレア学園に来て自由な発想や考える力を大切にしてもらっているなと実感しています。子どもがのびのびと過ごせているし、キャプテンが一人ひとり子どもを見てくれています。

湘南ホクレア学園では毎月のように何かしらの体験機会があって、場合によっては保護者も一緒にアクティビティなどを楽しむことができるんですよ。子どもと一緒に親もいろいろな体験ができて学んでいくことができ、本当に湘南ホクレア学園に入学して良かったと思っています。

湘南ホクレア学園からのメッセージ

湘南ホクレア学園理事・学園長のユリさん

編集部

最後に、湘南ホクレア学園での生活に興味を持った読者の方に向けてメッセージをお願いします。

ユリさん

日本には公立校だけでなくいろいろな「もうひとつの学校」があるということを知っていただきたいです。インタ―ナショナルスクールやオルタナティブスクールなどさまざまな選択肢を知った上で、お子様と保護者の方が一緒に体験して、それぞれに合う場所を見つけてもらえたらと思います。

その中でもし湘南ホクレア学園に合うのであれば、ぜひ「ホクレアファミリー」になっていただきたいです。一緒の船の乗組員になってくれる方をお待ちしています。

編集部

湘南ホクレア学園であれば、子どもは「自由」の中で楽しい体験を積み重ねながらのびのびと成長していける環境があると感じました。また保護者の方もお子様と一緒に成長しながら湘南ホクレア学園をつくりあげていけるのもとても魅力的です。

ユリさん、ミワさん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

体験入学について

湘南ホクレア学園は毎月1回、体験入学を受け付けています。湘南ホクレア学園の体験入学は火曜日から木曜日の3日間実施するため、説明や質疑応答にとどまらず、ホクレアの生活の様子をしっかりと体験できるのが魅力です。

年度途中で入学する方も多いため、自分のタイミングに合わせて体験・検討できるのもポイントです。少人数制ということもあり埋まってしまっている学年もあるため、詳細は直接確認したほうが良さそうです。

■体験入学について:https://shonan-hokulea.org/elementary_info/el_session2/post-727

湘南ホクレア学園の基本情報

問い合わせ先 https://shonan-hokulea.org/contact
住所 神奈川県藤沢市片瀬4丁目16-22
公式サイト https://shonan-hokulea.org/

※最新の情報はホームページでご確認をお願いいたします。