遊びながらプログラミングを学ぶ知育玩具「ロジカルニュートン」の魅力を紹介

この記事では、お子様の知的好奇心を刺激するような「知育玩具」をお探しの方に向けて、株式会社ハナヤマが提供する「ロジカルニュートン」を紹介します。

創業90周年を迎えたおもちゃメーカー、ハナヤマが手掛ける「ロジカルニュートン」は、遊びながら子どものプログラミング的思考力やひらめき力を育むことができる知育玩具です。現在9種類のパズルゲームが発売されており、それぞれ異なる遊び方ができるため、お子様が夢中になれるおもちゃを見つけられるのではないでしょうか。

今回は株式会社ハナヤマのR&D部広報課に所属する久保木さん、畠山さんにお話を伺い、ロジカルニュートンの特徴や遊び方、ロジカルニュートンでお子様のどのような力を育むことができるのかについて教えていただきました。ぜひ知育玩具選びの参考にしてみてください。

子どものプログラミング能力を育む「ロジカルニュートン」の特徴

株式会社ハナヤマの社内風景

▲90年以上の歴史を持ち、多種多様なパズル・ゲームを展開する株式会社ハナヤマ

株式会社ハナヤマは、1933年(昭和8年)に創業した老舗おもちゃメーカーです。ハナヤマの掲げるブランドメッセージは「わからないをおもしろく。」。昭和初期から、パズルやゲームを通じて多くの人々に“考え悩む楽しさ”を提供し続けています。

そんなハナヤマが手掛ける知育玩具「ロジカルニュートン」は、200万人のユーザーを持つ思考力アプリ「シンクシンク」等を制作するワンダーファイ株式会社が監修。80問以上収録した問題集が入っているため、「1回遊んで終わり」ではなく繰り返し学びを深めていけるものとなっています。

まずはそんな「ロジカルニュートン」の特徴やこだわりなどについて伺っていきます。

子どもがイメージしやすいよう、誰もが知る「偉人」をモチーフに設定

インタビューに応じていただいた株式会社ハナヤマの久保木さんと畠山さん

編集部

まずはハナヤマの手掛ける知育玩具の「ロジカルニュートン」について、どのような商品なのかを簡単に教えてください。

久保木さん

「ロジカルニュートン」は、子どもが遊びながらプログラミング的思考力を養うことができるパズルゲームです。ロジカルニュートンが生まれたきっかけは、2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化されたこと。「子どもにプログラミングの力を身に付けさせたいけれど、何から始めればよいのか分からない」という保護者の声を受けて「ロジカルニュートン」を開発しました。

今ではプログラミングを学ぶためのゲームやコンテンツは各社からたくさん販売されていますが、その中でもロジカルニュートンは比較的難易度の高い、高度な内容になっています。実は、プログラミング教室や学習塾でも、遊びの一環のような形で取り入れられているんです。

編集部

ロジカルニュートンは、そのタイトルからもわかるように偉人にちなんだものになっているのがとてもユニークですよね。

畠山さん

ありがとうございます。ロジカルニュートンでは現在9種類のパズルゲームを展開しており、そのいずれも「偉人」をテーマにしたゲームです。

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン」シリーズ

▲偉人をモチーフにした親しみやすいタイトルやパッケージが目印

編集部

偉人をモチーフにしたのにはどのような理由があるのでしょうか。

久保木さん

シリーズ展開していく上で、何かしら共通のテーマを設定しつつも、ひとつひとつのゲーム内容は異なり、バリエーション豊かになっている方が楽しんで遊んでもらえるのではないかと考えました。そうしたときに、誰もが知っている「偉人」をモチーフにすることを思いついたんです。

「コロンブスの卵」「ニュートンのリンゴ」など、誰もが知る偉人とそこから想起されるものをモチーフにすることで、子どもが遊ぶ上でもイメージが湧きやすく、より楽しいものになっているのではないかと思います。

「アナログゲームでプログラミングを学ぶ」ロジカルニュートンならではのこだわり

インタビューに応じていただいた株式会社ハナヤマの久保木さん

編集部

ロジカルニュートンならではの特徴、こだわりはどういった点にありますか?

久保木さん

キャラクターを使ってプログラミングを学ぼうという商品が多い中で、偉人を切り口にしているのが特徴のひとつです。プログラミングというとPCを使って学ぶイメージがあると思いますが、あえてアナログゲームにしているのもロジカルニュートンのこだわりです。

編集部

アナログゲームへのこだわりにはどのような理由があるのですか?

久保木さん

ハナヤマのおもちゃメーカーとしての長い歴史が背景にあります。ハナヤマはアナログのものしかなかった昭和初期から、数多くの人にパズルやゲームを通じた「楽しさ」を送り出してきました。ラッキーパズルやダイヤモンドゲームなど、創業当初から親しまれているゲームもあります。

現代はデジタルのものがあふれ、娯楽も簡単に手に入れることができます。しかし時代が移り変わっていく中でも変わらない「楽しさ」をもたらしてくれるパズルやゲームを提供し続けるのが、ハナヤマの役割だと考えています。だからこそ、プログラミング能力を育むことが目的のロジカルニュートンも、アナログゲームとすることにこだわりました。

編集部

なるほど。不変的な楽しみを追求されているハナヤマならではのこだわりが、「プログラミングをアナログゲームで学ぶ」という独自性につながっているんですね。

9種類のロジカルニュートンは、世界中のパズル作家のアイデアを元に生まれた

ロジカルニュートンはハナヤマが持つパズル作家のネットワークが活かされたと語る久保木さん

編集部

他にも、長年おもちゃをつくり続けているハナヤマの特徴がロジカルニュートンに活かされている部分があれば教えてください。

久保木さん

ハナヤマは約50か国で展開している「HUZZLE(はずる)」をはじめ、世界中で親しまれるパズルを販売しています。そういったパズルの総合メーカーは多くはないため、世界中にいるパズル作家達が自分のつくったパズルをハナヤマに売り込んできてくれるんです。ハナヤマではそうしたパズル作家のネットワークも活かしながら、ユニークなパズル制作を行っています。

それはロジカルニュートンでも同様です。ロジカルニュートンは偉人をモチーフにしたプログラミング教育のためのパズルとしてシリーズ化していますが、ひとつひとつのパズルのアイディア自体は世界中のパズル作家の方が考えたものとなっています。このネットワークがあるからこそ「ロジカルニュートン」というパッケージの中でも、それぞれの作家性が活かされたパズルをつくることができ、それがロジカルニュートンの魅力にもつながっていると思います。

ロジカルニュートンは、1つのゲームで40〜100問もの問題を楽しめる

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン」シリーズ

編集部

ロジカルニュートンシリーズには、どのようなパズルゲームがあるのかを教えてください。

畠山さん

代表的なのが「野口英世の研究」「ニュートンのリンゴ」ですが、この他にも「ガリレオの鉄球」「エジソンの電球」「ガガーリンの宇宙飛行」「ファーブルの昆虫採集」「コロンブスのひらめきタマゴ」「マルコポーロの地図」、そして人気キャラクターの“すみっコぐらし”とコラボした「すみっコぐらし いろわけすみっコ」があります。

それぞれに共通するのが、ゲーム本体とは別に問題集があること。1つのゲームを使って40問から100問と複数の問題を楽しめるのがロジカルニュートンシリーズの特徴です。

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・野口英世の研究」

▲ゲーム本体の他に、このようなレベルに応じた問題集も付いています

対象年齢は6歳から。特に小さいお子様には動きのあるゲームがおすすめ

インタビューに応じていただいた株式会社ハナヤマの畠山さん

編集部

ロジカルニュートンのシリーズは、何歳くらいからを対象年齢とされているのでしょうか。

畠山さん

対象年齢は全シリーズ6歳からとしています。ただし、もう少し早い年齢でも理解さえすれば楽しむことはできるという声も聞きますね。

久保木さん

大人でも結構難しかったりするのですが、お子さんの方がはまって取り組んでいくうちに早くクリアする場合もあるようです。特に「ニュートンのリンゴ」「ガリレオの鉄球」は動きがあるゲームなので、やっていることは難しくても、小さなお子さんにとっては楽しいという意見も聞きます。「ニュートンのリンゴ」は上からリンゴのコインを入れると、カタカタと音を立てて落ちていくのが面白いんですよね。

逆に「ガガーリンの宇宙飛行」「マルコ・ポーロの地図」などはあまり動きがなく、じっくり考えるタイプのゲームです。どちらかというと、囲碁や将棋のような頭の使い方が必要になります。小さいお子さんよりも、もう少し年齢が上の子どもの方がより楽しめるかもしれません。

また「野口英世の研究」でも対戦ができますし、「ファーブルの昆虫採集」も対戦型のゲームです。兄弟や友達同士で楽しみたい場合はこちらのゲームもおすすめですね。

編集部


ロジカルニュートンの中でも、対象年齢や向いている子どものタイプ、遊び方も少しずつ違っているということですね。逆にそのほうが、自分の子どもに合ったものを選びやすくて良さそうです。

「日本おもちゃ大賞」を受賞!教育界の著名人からのお墨付きも

ロジカルニュートンシリーズの1つ「ニュートンのリンゴ」

編集部

ロジカルニュートンはプログラミング的思考を学べる教育的な玩具として、ユーザーはもちろん業界の評価も高いと伺いましたが、その点はいかがでしょうか。

久保木さん

そうですね。ロジカルニュートンは「日本おもちゃ大賞」を受賞しています。受賞したのはロジカルニュートンシリーズの「ニュートンのリンゴ」「野口英世の研究」で、エデュケーショナル・トイ部門でそれぞれ2021年・2022年の優秀賞に選ばれました。プログラミングを学ぶおもちゃとして評価をしていただけていたからこその受賞だと思っています。

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・ニュートンのリンゴ」

▲「日本おもちゃ大賞2021エデュケーショナル・トイ部門優秀賞」を受賞した「ニュートンのリンゴ」


株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・野口英世の研究」

▲「日本おもちゃ大賞2022エデュケーショナル・トイ部門優秀賞」を受賞した「野口英世の研究」

また、「花まる学習会」という学習塾の代表の高濱正伸さんから、ロジカルニュートンに対する推薦もいただいています。教育界でとても有名な高濱さんからお墨付きをいただけることはありがたいことでもありますし、世間の方によりロジカルニュートンを受け入れてもらうきっかけになっています。

ロジカルニュートンの遊び方や魅力を紹介!

では実際に、ロジカルニュートンを通じて子どもはどのような力を身に付けることができるのでしょうか。ここからはロジカルニュートンの遊び方の説明を通じて、魅力をより具体的に紹介していきます。

問題を解きながらパズルで遊ぶのが基本。どんどん難しくなるから、面白くなる

一番人気の「ニュートンのリンゴ」の遊び方を実演される畠山さん

編集部

ロジカルニュートンの具体的な遊び方についてもお聞きしたいのですが、どれか例に挙げてご紹介いただくことはできますか?

畠山さん

一番人気の「ニュートンのリンゴ」でご説明しますね。こちらは簡単にいうと、パネルとコインを使った色分けゲームとなっています。

使うのは基盤となるボードと全12種類のパネル、そして緑と赤の2種類のリンゴが描かれたコインです。基盤のボードを立てて置いて、そこに4種類のパネルを選んではめこんでいきます。そして上からリンゴの描かれたコインを落としていくと、パネルを通ったコインが最終的に2つに分かれたトレーのどちらかに振り分けられていくわけですね。ただし使うパネルによってコインの動き方が異なるため、どのパネルを使うとコインはどう動くのかを考えながら、正しく色分けができるようにしていく必要があります。

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・ニュートンのリンゴ」の遊び方の実演

▲大人でも失敗することもあるほど難しいため、つい熱中してしまうそう

編集部

これも、付属の問題集を見ながら行うゲームなんですよね。

畠山さん

はい。「ニュートンのリンゴ」の場合は全部で80問の問題集が付いています。最初は簡単な問題で、進むにつれてどんどん難易度が上がっていくんですよ。

使うパネルによってコインの落ち方は変わります。そのままコインが下に落ちるのではなく、途中で止まってしまうパネルもあるんですよね。だから何回も挑戦しながら、このパネルに入れたらコインはどういう動きをするのかを覚えていく必要があります。慣れてくるとパネルの特徴がつかめるので、問題を繰り返していくことで難易度の高い問題もクリアできるようになっていきます。

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・ニュートンのリンゴ」の問題集

▲「ニュートンのリンゴ」の実際の問題集

編集部


ずっと同じ難易度の問題だと飽きてしまいますが、どんどん難しくなるのはその分面白さも増していきそうですね。

算数要素のあるパズルも!対戦ゲームなら、2人でも楽しめる

編集部

他にも、違った遊び方のパズルを紹介していただけますか?

畠山さん

もう一つ2022年のおもちゃ大賞で受賞した「野口英世の研究」の遊び方を紹介します。こちらは野口英世の研究室をテーマにしたパズルゲームです。「研究室といえば試験管」ということで、試験管に入っているボールを移し替えていくという内容になっています。

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・野口英世の研究」の遊び方の実演

▲「野口英世の研究」の遊び方を実演

畠山さん

使用するのは、大きさの異なる複数の試験管と、数字が振ってある4色のボールです。試験管の長さが違うことでボールが入る個数も変わってくるので、中のボールを効率的に移し替えながら、色分けをしたり、ボールの数字を番号順に並べたりしていきます。

こちらも問題集が付いていて、全部で80問の問題があります。一人で行う問題カードの他に、対戦ゲームカードもあるので、2人対戦ができるのも特徴です。

これも問題のレベルが次第に上がっていきます。ただ数字を順に並べるだけでなく、試験管の中に入れたボールに書かれた数字を足し算して合計を合わせていくという問題もあるんですよ。

★実際の遊び方は、株式会社ハナヤマ公式チャンネル「HANAYAMAchannel」でも紹介!

編集部

プログラミング要素だけでなく、算数の要素も遊びながら学べるのですね!

楽しみ方のバリエーションが豊富だからこそ、子ども一人でも熱中できるのが魅力

株式会社ハナヤマの「ロジカルニュートン・ニュートンのリンゴ」で遊ぶ子どもの様子

編集部

一般的なパズルやゲームよりも問題数が多い分、遊び方のバリエーションも豊富だと感じました。こちらも、ロジカルニュートンのこだわりなのでしょうか?

畠山さん

こだわりでもあり、大きな魅力でもあると思います。

ユーザーである保護者からも「普段なかなか集中力が続かず一人で遊べない子どもが、熱中して遊んでいる」という感想は多いです。どんどん難しい問題に挑戦していけるので、飽きずに遊ぶことができるのではないでしょうか。

久保木さん

忙しい中で子育てされている保護者の方にとって、子どもが一人で遊べるというのは重要なポイントです。パズルは1回解いて終わりではなく、繰り返し何度も遊ぶことができるので、それも子どもが夢中になる要素だと思います。

また子どもが一人で取り組むことで、問題を解いたときの達成感が増す点も魅力です。1つの問題をクリアしてももっと難しい問題が待っているので、それを繰り返すうちに自分がステップアップしている実感を得ることができるんです。保護者の方が一緒に取り組まなくても子どもが一人でステップアップを重ねていくことができるので、子どもの成長という意味でも、保護者の方の負担の軽減という意味でもメリットがあるのではないでしょうか。

観察、研究、試行錯誤を繰り返し、遊びながらプログラミング的思考力を育てる

ロジカルニュートンを通じて身につけられる能力について語っていただいた久保木さん

編集部

ゲームを通じて、子どもはどのような能力を身に付けることができるのでしょうか。

久保木さん

例えば「ニュートンのリンゴ」の場合、パネルごとにどういう動きをするのかという「研究」のプロセスから始まります。それを学んだ上で、ではどう組み合わせれば良いのかという問題をどんどん解いていくことになります。

それは他のゲームでも同様です。観察や研究、試行錯誤、そのすべてがプログラミングの考え方とつながっています。それを繰り返すことで、ゲームを通じたプログラミング的思考を学ぶことができるものになっているんです。

知育玩具をお探しの方に向けてメッセージ

知育玩具をお探しの方に向けてインタビュイーのお二人よりメッセージ

編集部

最後に、ロジカルニュートンに興味を持った読者の方に向けて、メッセージをお願いします。

畠山さん

「子どものプログラミング能力を養いたい」と思っていても、何をしたら良いのか分からないという悩みを抱える保護者の方も多いと思います。

ロジカルニュートンは、遊ぶことがベースの知育玩具のため、楽しみながら自然と論理的思考力や観察力、試行錯誤の力を身に付けることができます。それらの力がすべて、プログラミングの能力につながってきます。

まずは学習目的でなく、遊びから取り組んでみたいという方にはおすすめです。ぜひお近くのおもちゃ売り場などで手に取ってみていただけると嬉しいです。

ロジカルニュートンの口コミ・評判


ここでは、ロジカルニュートンを利用した方の口コミをいくつかご紹介します。

とても頭を使うので、プログラミング教育の導入に最適

何種類も問題があるため、夢中になって取り組み、思考力を養うことができる

子どもが熱中して遊んでくれるので、家事が中断されないということでも助かる

頭も使うが、手先を使うトレーニングにもなる

小さな子ども向けかと思ったけれど、見た目と音が楽しく、大人も子どもと一緒になって遊べる

ロジカルニュートンならではの難しさや問題数の多さが、子どもの能力を育むことにつながっていることを実感している人が多くなっています。子どもが一人で遊んでくれることで助かるという声もある一方で、思わず大人も夢中になってしまう程の魅力があるのも特徴です。

「ロジカルニュートン」の基本情報

提供元 株式会社ハナヤマ
価格帯 2,178円~4,400円
購入方法 公式オンラインストア・トイザらス・楽天ブックス・ヨドバシドットコム・Amazon
※詳細はロジカルニュートンブランドサイトのストアリストを参照
問い合わせ先 https://www.hanayamatoys.co.jp/
contact/
※最新の情報はホームページでご確認をお願いいたします。
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