親子で“推しくま”を探そう!「昭和新山熊牧場」の見どころと満喫するコツを紹介|北海道有珠郡壮瞥町

子ども連れでおでかけするなら、たくさんのくまに出会えるちょっぴり珍しい牧場はいかが?今回ご紹介するスポットは、北海道有珠郡壮瞥町にある「昭和新山熊牧場」です。

昭和新山熊牧場では、くまを間近で観察し、クッキーやりんごなどのエサをあげることができます。時期によってはこぐまにも会えることも!

この記事では、昭和新山熊牧場の見どころや、子ども連れファミリーにおすすめの過ごし方をお届けします。普段じっくりと観察する機会のないくまの迫力を間近で感じ、かわいい一面も発見できちゃう昭和新山熊牧場で特別な時間を過ごしてみませんか?

「エゾヒグマ」にエサあげ体験ができる「昭和新山熊牧場」

昭和新山熊牧場入口

▲北海道有珠郡壮瞥町にある昭和新山熊牧場

昭和新山熊牧場は札幌から2時間、新千歳空港からは1時間半の北海道有珠郡壮瞥町にある熊牧場。周辺にはG8(当時)サミット開催地として名高い洞爺湖があります。

牧場内では年齢別のグループに分かれたくまが遊んだりくつろいだり、思い思いに過ごしている様子を観察できます。お子さんと一緒にくまのエサあげ体験も可能です!

今回は昭和新山熊牧場の岩倉光佑さんに牧場内の見どころや子連れでのおすすめの過ごし方を詳しく教えていただきました。

迫力ある「エゾヒグマ」やかわいい「アライグマ」を観察!

昭和新山熊牧場のエゾヒグマ

▲昭和新山熊牧場へ入場するとエゾヒグマがお出迎え

編集部

昭和新山熊牧場ではどのような動物に会えるのでしょうか?

岩倉さん

昭和新山熊牧場にいるのは、日本に生息する最大の陸上動物である「エゾヒグマ」です。広い敷地内でのんびり寝転がったり、じゃれ合ったりする姿をゆっくり観察していただけます。

編集部

猛獣である「エゾヒグマ」をじっくり見られる機会は貴重ですね。昭和新山熊牧場にはくま以外の動物もいるのでしょうか?

岩倉さん

牧場内にはアライグマもいます!運が良ければエサのクッキーを洗っている場面を目撃できるかもしれません。とてもかわいくて大人気です。

日常生活では聞く機会がない「エゾヒグマ」の鳴き声にも注目

昭和新山熊牧場のエゾヒグマの立ち姿

▲牧場内では迫力あるくまの鳴き声も聞くことができます

編集部

昭和新山熊牧場だからこそ楽しめる、おすすめの観察ポイントはありますか?

岩倉さん

牧場内では、くまの姿だけでなく鳴き声にも注目していただきたいです。くまの鳴き声をじっくりと聞けるのは、たくさんの「エゾヒグマ」がいる昭和新山熊牧場ならではかと思います。迫力満点ですよ!

編集部

日常生活で耳にする機会がないくまの鳴き声まで堪能できるのですね。貴重な経験ができて思い出に残りそうです!

約70頭の「エゾヒグマ」にエサあげ体験ができる!

頂戴ポーズをするエゾヒグマ

▲エサをもらうためにアピールするくまの「頂戴ポーズ」を観察!

編集部

昭和新山熊牧場ならではの子どもが喜ぶアクティビティはありますか?

岩倉さん

ご家族で昭和新山熊牧場へ訪れたらぜひエサあげ体験をしていただきたいです!エサを見せると、くまたちが色々な「頂戴ポーズ」をしてくれます。約70頭のくまの中からぜひお気に入りの “推しくま”を探してください。

編集部

くまのエサはどうやったら手に入りますか?

岩倉さん

くまのエサとして通年販売の「くまのクッキー」をご用意しています。入場券売り場にて1袋100円で購入いただけるほか、牧場内の自動販売機にて2袋200円でも購入いただけます。

編集部

手軽に購入できる専用のエサがあるのは便利ですね。エサの種類はくまのクッキーだけですか?

岩倉さん

秋から冬にかけてはくまのエサに地元、壮瞥町産のリンゴ(1袋200円)が加わります。くまがリンゴをキャッチする様子や大きな口でリンゴをガプッと頬張る姿は迫力があるので、ぜひご覧いただきたいです。

エゾヒグマのりんごキャッチの様子

▲秋~冬はエサにりんごも登場!豪快に口でキャッチする様子が見られます

編集部

珍しい経験にきっとお子さんも大喜びですね!リンゴのために秋から冬を目指して訪れるのも良さそうです。

「昭和新山熊牧場」では「かわいい」も堪能できる!

昭和新山熊牧場のこぐま2頭

▲牧場内でエゾヒグマのかわいい姿もキャッチ!

子どもと訪れるとなると、「クマを怖がってしまうかも…」と心配になるパパママもいるかもしれません。しかし大丈夫!昭和新山熊牧場ではエゾヒグマの迫力ある姿だけでなく、かわいい姿も存分に楽しめます

毎年5月上旬からはこぐまに会える!

昭和新山熊牧場のこぐま

▲タイミングが良ければ愛らしさ満点のこぐまに会える!

編集部

くまに怖いイメージを抱いているお子さんもいるかもしれません。かわいい姿も見られますか?

岩倉さん

こぐまは3~6キロと小さく、ヨチヨチと歩く姿がとてもかわいらしいですよ。毎年5月上旬以降にその年の1~2月頃に生まれたこぐまをお披露目しています。愛らしい姿を見たい方はぜひその時期をめがけてお越しください!小さなお子さんにも喜んでいただけると思います。

水浴び場にいるくまの哀愁漂う姿も必見

ゆったり水浴びするエゾヒグマ

▲水浴び場でゆったりと過ごすエゾヒグマが見られるのは昭和新山熊牧場ならでは

編集部

くまの親しみやすい姿を見られるのは、こぐまに会える時期だけでしょうか?

岩倉さん

くまの人懐っこい姿は普段からご覧いただけます。やはり注目はエサあげ体験で見られる頂戴ポーズですね。寝ころびながら頂戴ポーズをしたり、お腹を叩いて頂戴ポーズをしたりすることもありますよ。水浴び場にいるくまも必見です。まるでおじさんのような哀愁漂う姿がたまらないんです

職員直伝!「昭和新山熊牧場」を楽しみ尽くすコツ

昭和新山熊牧場の魅力は、遠くからくまを観察できるポイントだけではありません。親子でより充実したひとときを過ごすためのコツを教えていただきました。

「人の檻」から見たエゾヒグマ

▲スリル満点?!「人の檻」ではエゾヒグマをドアップで観察できます!

編集部

昭和新山熊牧場は充実した時間を過ごせるよう工夫が凝らされていて、大人から子どもまで楽しめる場所であることが伝わります!エサあげ体験のほかにおさえておきたい過ごし方はありますか?

岩倉さん

スリルを求める方には「人の檻」(特別観察室)もおすすめしています。人間が檻に入ってくまに大接近できる仕組みで、エサを入れる筒から熊の鼻を直接眺められます。くまの大きさや存在感を間近で感じ、息遣いまで聞くことができる臨場感たっぷりのエリアですよ。

「昭和新山熊牧場」にある売店への立ち寄りもおすすめ

昭和新山熊牧場内の売店

▲牧場内にある売店はお土産が充実!

昭和新山熊牧場内には休憩で立ち寄るのにピッタリな売店があり、お土産の購入もできます。家族連れにおすすめ商品を教えていただきました。

編集部

牧場内をたくさん歩き回って疲れたときにおすすめの商品はありますか?

岩倉さん

売店内ではソフトクリームを販売していますので、お子さんとの休憩にぜひご利用ください。フレーバーは夕張メロン、バニラ、ミックスの3種類がラインナップしていてどの味も人気です。大人向けにコーヒーも販売しています。

編集部

家族で訪れた記念となるようなお土産はありますか?

岩倉さん

お土産なら売店オリジナルの「くまの手クッキー」が好評です。くまのエサではなく、もちろん人間用ですよ。くまの肉球をモチーフとしたクッキーで、帰宅後もご家族皆さんで昭和新山熊牧場に思いを馳せながら楽しんでいただけると思います。ツアーで訪れた添乗員さんも買っていかれるほど人気です

昭和新山熊牧場内の売店

▲くまの手クッキー以外にも豊富なくまグッズがたくさん!豊富なくまグッズからお気に入りを探そう!

編集部

売店はひと息つくのにピッタリの場所ですね。添乗員さんがわざわざ買っていくほど人気のクッキーも気になります。

「昭和新山熊牧場」周辺にある子どもと楽しめるスポット

昭和新山熊牧場に行ったらぜひ周辺の観光スポットにも足を運んでみましょう。子どもと一緒に自然を満喫できるおすすめの場所を教えていただきました。

編集部

昭和新山熊牧場の近くに子連れで立ち寄れるような観光地はありますか?

岩倉さん

有珠山ロープウェイはいかがでしょうか。昭和新山熊牧場の隣りに乗り場があり、洞爺湖や火口、噴火湾を一望できます

公式:有珠山ロープウェイ

編集部

昭和新山熊牧場の周辺には雄大な自然が広がっていて、のびのびと過ごせそうですね。ほかにおすすめのスポットはありますか?

岩倉さん

昭和新山熊牧場から車で5分程の場所に洞爺湖温泉があります。宿泊はもちろん、日帰り利用できる温泉旅館もあるのでゆっくり体を休めることができますよ

公式:洞爺湖温泉観光協会

編集部

休憩できるスポットの情報はタイトなスケジュールを組むのが難しい子ども連れにとって嬉しいですね。洞爺湖温泉を拠点に昭和新山熊牧場や周辺の観光地を訪れる計画を立てても良さそうです。

「昭和新山熊牧場」から子ども連れファミリーへのメッセージ

広々とした昭和新山熊牧場

▲広々とした牧場内はペットと一緒にお散歩したら気持ちよさそう!

編集部

来場を検討されている子連れファミリーの方々へ昭和新山熊牧場からメッセージをお願いします。

岩倉さん

昭和新山熊牧場へ来たら、ぜひお子さんと一緒にくまのエサあげ体験にチャレンジしてください!くまの反応が豊かで、より一層感動していただけると思います。ちなみに牧場内はペットの同伴も可能です。家族皆さんでご入場頂けます。

牧場内はそれほど広くないので、そのほかのエリアの観光と組み合わせても良いですね。昭和新山熊牧場は札幌と函館の中間に位置しており、1泊や日帰りでお越しいただくお客様が多い印象です。周辺の人気スポットとあわせてお子さんとの旅を満喫してください。

編集部

昭和新山熊牧場ではくまへのエサあげ体験はマストですね。周辺の観光も含めて子連れで満喫できる場所であることがわかりました。岩倉さん、今回は昭和新山熊牧場の魅力をたっぷりと教えていただきありがとうございました。

「昭和新山熊牧場」の口コミ

実際に昭和新山熊牧場へ行った方の口コミを紹介します。ぜひ訪問の際の参考にしてください。

大きなくまがリンゴをおねだりする姿がとても可愛いかったです!エサのクッキーもりんごも追加で買い足し、大満足のひとときを過ごせました。

「人のおり」では、エサを入れる穴からくまの息遣いが聞こえて驚きました!大きな足の裏も見えて満足です。子どもはくまがクッキーを食べてくれるのが嬉しいようでした。

昭和新山熊牧場の横には有珠山ロープウェイの乗り口があり、休憩しながら景色も楽しめました。昭和新山から湯気が出ていて、珍しい様子を見ることができました。

昭和新山熊牧場を訪れるなら、エサあげ体験は外せないようですね。「追加で購入した!」という声もあり、その楽しさが伺えます。有珠山ロープウェイで美しい景色を眺めながら足を休められるのもポイントです。

料金・予約・所要時間

料金 大人(中学生以上) :900円
小人(6歳以上):500円
予約 事前予約不要
所要時間 10~30分

「昭和新山熊牧場」の基本情報(アクセス・駐車場)

住所 〒052-0102
北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山183番地
アクセス ■車
道央自動車道「伊達IC」から車で15分
「虻田洞爺湖IC」から車で18分
■電車
最寄り駅はJR室蘭本線「伊達紋別駅」または「洞爺駅」
それぞれの駅からタクシーで約20分
■バス
バスは期間限定で運航しています。
詳しくは道南バスの時刻表をご確認ください。
電話番号 0142-75-2290
営業時間 8:30~17:00
<年末年始の営業時間>
12月31日 9:00~15:00
1月1日 10:00~15:00
駐車場 バス:40台( 1日 2,000円)
乗用車:400台(1日 500円)
公式URL https://kumakuma.co.jp/

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