日出学園中学校・高等学校が独自の「STEAM科」で育むチャレンジ精神とは|中高一貫校

この記事では、特色ある教育に取り組む“注目の学校”として、千葉県市川市にある「日出学園中学校・高等学校」をご紹介します。

日出学園中学校・高等学校は、緑に囲まれた閑静な住宅地に佇む男女共学の私立中高一貫校です。系列校として日出学園幼稚園・日出学園小学校があり、内部進学で中学・高校へと進む生徒も多いですが、中高ともに一般受験の入学者も募集しています。

教育面において注目したいのが、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・アート(Art)・数学(Mathematics)の5つの分野を横断的に学ぶ「STEAM(スティーム)科」という独自の科目が設けられていることです。

また、部活動では中学生と高校生が一緒に練習することも多く、学年を超えたコミュニケーションを通じて多くの学びを得られます。

今回、ぽてんでは日出学園中学校・高等学校の入試広報部部長および英語科教員を務める石川茂先生にインタビュー取材を行い、同校の教育方針や学習カリキュラムの魅力、校風などを詳しく教えていただきました!

『誠・明・和』を理念に個々の学びをサポートする日出学園中学校・高等学校

日出学園中学校・高等学校の石川先生

▲取材にご対応いただいた入試広報部部長・英語科教員の石川先生

編集部

まず、日出学園中学校・高等学校の教育理念を教えてください。

石川先生

本校の教育理念は『誠・明・和』です。「誠」には“真面目に生きていきましょう”、「明」には“明るく元気に生きるとともに自己責任を持ちましょう”、「和」には“楽しいことも苦しいことも分かち合いながら仲良く生活しましょう”といった意味が込められています。

この『誠・明・和』の精神をベースとして、「学びのすべてはあなたのものに」というキャッチフレーズのもと教育指導を行っています。学校が敷いたレールのうえで学びを提供するのではなく、教員が協働して生徒一人ひとりの夢に寄り添ったサポートを行っている形です。

そのため、本校は中高一貫校でありながら、夢の実現に向けて外部の高校へ進学する生徒も毎年一定数います。過去には宝塚音楽学校に進学した生徒もいるほか、自身が行っているスポーツを極めるために別の学校へ進んだ生徒も多いですよ。

編集部

生徒が自分の希望を相談しやすい環境を整えていらっしゃるのですね。

石川先生

そうですね。一般的には「相談相手=担任」であることが多いですが、相談しやすい相手はそれぞれ異なると思うので、本校の生徒には「担任に限らず、話しやすい先生に相談してね」と入学前から伝えています。

職員室も家族が集うリビングルームのような入りやすい雰囲気なので、どの生徒も気軽に入室して個々に合った教員に相談していますよ。

そういった距離の近い関係性を築くことで、各生徒が掲げる目標をいち早く知ることができますし、何かトラブルがあった際にも早期解決できています。

「複合知」を鍛える!日出学園中学校・高等学校のSTEAM教育

日出学園中学校・高等学校のカリキュラムを見ると、英語・数学で先取り授業を行うなどさまざまな魅力がありますが、ここでは特に注目を集める「STEAM教育」に焦点を当ててお話を伺いました。

情報科学の知見を深め、探究力を身につけられる「STEAM科」

日出学園中学校・高等学校のSTEAM授業(情報科)

▲STEAM科のひとつである情報科の授業。PCだけでなく3Dプリンタやプログラミング教材など、最先端の機器が揃っています

編集部

御校には、芸術科・技術科・家庭科・情報科・総合探究科の5科で構成される「STEAM科」があると伺いました。どのような特徴がある科目なのか具体的にご紹介ください。

石川先生

STEAM科は、「勉強がつまらないと感じている生徒たちに学ぶことの楽しさを教えたい」といった想いで設けられた科目です。

5つの教科すべてが特徴的ですが、特に情報科には力を入れていますね。単純にITの知識やPCスキルだけを学ぶのではなく、ITを用いて社会の仕組みやビジネスを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)の手法を教えています。

たとえば、数年前から注目されているChatGPTに関しても、ただ利用するだけでは終わりません。「人が作ったものだから絶対に欠点はあるはず」というテーマを設けることで、使いづらい点、改善できる点を見つけていくことができ、それがさらに深い学びにつながると考えています。

その中では、私たち教員はあえて指示を出さないことを意識しています。STEAM科に関しては教員と生徒たちが一緒に取り組むという形式なので、まず自由にやってみて、問題が発生してもそれを次に活かしていこうというスタンスで授業を展開しているんです。

日出学園中学校・高等学校のSTEAM授業(美術科)

▲STEAM科のひとつである美術科では、多彩なジャンルでの制作を通して、生活に役立つ技術や造形的な見方、感受性を育みます

外部と連携する「FLYERS」の活動を通してチャレンジ精神を養う

日出学園中学校・高等学校の課外活動「FLYERS」の様子

▲課外活動「FLYERS」の活動風景。有名企業などと連携することも多く、注目を浴びています

編集部

御校では、STEAM科との連携で「FLYERS(フライヤーズ)」という課外活動も行っているそうですね。

石川先生

はい。FLYERSは、希望すれば誰でも参加できるプロジェクト型のボランティア活動です。生徒自身が企画・立案したものを実際に行い、社会との関わりのなかで将来の目標を見つけていきます。

隣接の昭和学院中学校・高等学校や市川中学校・高等学校、国府台女子学院、和洋国府台女子中学校・高等学校のほか、オンラインで全国の中学校・高等学校と繋がりながら活動することも多いです。記憶に新しいところでは、昭和学院中学校・高等学校と市川中学校・高等学校との共同でフードバンクのボランティア活動を行いました。

編集部

学内だけではなく、学外とも連携されているんですね。

石川先生

そうなんです。企業とコラボすることも多くて、秘密保持契約があるので具体的な名前は出せないのですが、生徒のアイデアを活かして新しいSNS広告を生み出すお手伝いをしたり、商品開発にも携わることもあります。

社会と深く繋がれるこの活動から学べるものは大きいと思いますね。中高生のうちはなかなか実感できないのですが、ある意味では社会人のような体験を先取りできるわけですから。参加した生徒からは「大人になっても失敗をしていいんだ。そこから改善してまたチャレンジすればいいとわかった」といった感想を聞くことが多いですよ。

さらに、FLYERSの活動を通じて働くことの意義を知ることで「ミスマッチのないよう慎重に、自分の個性を活かせるように就職活動をしたい」と考える生徒も多く、進路選択にも大いに役立っていることを実感しています。

ちなみに、活動を通したご縁があって、人気バラエティ番組やCMなどのロケ地としてもよく選ばれるんです。人気バラエティ番組やテレビCMの中で、本校をご覧いただく機会も多いと思います。

日出学園中学校・高等学校のスクールライフ

日出学園中学校・高等学校の校舎内観

続いては、日出学園中学校・高等学校の校風や部活動について教えていただきました。

穏やかな性格で、学校が大好きな生徒が多い

日出学園中学校・高等学校の休み時間における生徒の様子

編集部

御校にはどのような生徒さんが多いですか?

石川先生

とにかく、学校が大好きな生徒が多いですね。完全下校時刻になっても帰ろうとしない子がたくさんいるほどです(笑)。学校見学の段階から本校をとても気に入ってくれており、第2の我が家のような感覚でのびのびと過ごしている様子がうかがえます。

そんな楽しい6年間を過ごすとやっぱり良い思い出として残っているのか、卒業後もよく遊びに来てくれますよ。教員一同、大変嬉しく感じています。

あとは、穏やかな性格の生徒が多く、物を大切に使ってくれるので校舎がとても綺麗です。現校舎は2008年7月に竣工したのですが、補修箇所がほとんどなく、学校見学にいらっしゃった方からは「新校舎ですか?」とよく聞かれます。

部活動では学年を超えた交流あり。全国トップレベルの生徒も多数!

日出学園中学校・高等学校のバレーボールの練習風景

編集部

御校の部活動にはどのような特徴がありますか?

石川先生

本校には茶道部や写真部、吹奏楽部、パソコン部といった8種類の文化部と、野球部やサッカー部、硬式テニス部、バレーボール部などの12種類の運動部があります。生徒自体の数が少ないので部活動の種類も少なめですが、中高共同で練習しているところも多く、学年関係なく仲良しです。

なかでもバトントワーリング部や囲碁将棋部には全国トップレベルの生徒がおり、大会等で優秀な成績を収めています。本校の部活動は比較的自由度が高く、生徒の希望を尊重する傾向があるため、のびのびと練習を積めることが成果に繋がっているのではと感じます。

日出学園中学校・高等学校のバトントワーリング部の練習風景

▲バトントワーリング部は千葉県大会で毎回優秀な成績を収めているほか、全国大会に出場した経歴も!

石川先生

また、個人活動としてスポーツに打ち込む生徒も多いですよ。ちなみに、本校で毎週水曜日の夕方に活動している「ラクロスクラブ」はそれまで個人活動に励んでいた生徒からの要望で誕生した準部活動で、私も責任者として立ち上げ時に関わりました。

現在は本校だけでなくさまざまな学校の中高生や地域の小学生児童も在籍するなど、参加対象を広げて活動しています。なかには2028年のオリンピックを目指している関東選抜選手もおり、今後の活躍が楽しみです。

日出学園中学校・高等学校からのメッセージ

編集部

最後に、御校に興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。

石川先生

本校では毎日学校見学を受け付けております。ほかの学校の見学や説明会が終わった後などに立ち寄っていただくと、本校ならではの魅力を実感しやすいかもしれません。

まずは、ぜひお気軽にお越しください。

編集部

いつでも学校見学に対応していただける親身な体制からも、日出学園中学校・高等学校のアットホームな校風が伝わってきます。スクールライフをのびのびと堪能しながら、教科横断型教育や課外活動を通じて個性を磨ける魅力的な学校だと感じました。

石川先生、本日はありがとうございました!

日出学園中学校・高等学校の進学実績

日出学園中学校・高等学校の校内風景

日出学園中学校・高等学校における2024年3月卒業生の実績としては、卒業生188名中、5名が国公立大学へ、158名が私立大学への進学を果たしています。ほとんどの生徒が4年生大学へ合格しており、早稲田大学や東京理科大学、上智大学、明治大学といった難関私立大学への合格者も多数含まれます。

また、芸術関係の大学やITに強い専門職大学などに進学する生徒も例年一定数いることから、偏差値ではなく「自分の究めたいことを学べるかどうか」にこだわって大学選びを行う生徒も多いことがうかがえます。

公式:日出学園中学校・高等学校「合格実績」

日出学園中学校・高等学校の卒業生・在校生の口コミ

日出学園中学校・高等学校の放課後における生徒の様子

クラスは少人数のアットホームな雰囲気で、生徒同士の仲が良いです。

先生と生徒の距離が近く、何でも気軽に相談できます。

体育館と図書館が2か所ずつあるなど施設が充実しています。

生徒の自主性を尊重してくれる学習プログラムが多く、とてもやりがいがあります。

部活動は勉強の息抜きとして設けられている感じで、練習量がちょうどいいです。

日出学園中学校・高等学校の卒業生・在校生からは、校風や先生との関係性、設備・教育環境、部活動に関して満足している口コミが多数あがっていました。学校見学時から「充実の学校生活を送れそう」などと好印象を持って入学を目指す生徒が多く、入学後のギャップも少ない傾向がみられます。

日出学園中学校・高等学校へのお問い合わせ

運営 学校法人日出学園
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電話番号 047-323-3000
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