自分の関心と向き合う不二聖心女子学院中学校・高等学校の多彩な留学制度と探究学習|中高一貫校

ぽてん読者の皆さまに、特色ある教育プログラムで注目を集める学校を紹介するこの企画。今回紹介するのは、静岡県裾野市にある私立中高一貫校「不二聖心女子学院中学校・高等学校」です。

不二聖心女子学院中学校・高等学校は、21万坪の広大な敷地の中で豊かな自然を活用した教育活動を展開するキリスト教教育の女子校です。カトリック系聖心会の誇る豊富なグローバル・ネットワークを生かし、積極的な留学プログラムを実施しています。

同校では、生徒の興味・関心を深める探究活動や、「中高大連携」の学習・体験プログラムにも力を入れており、生徒たちの学びへの意欲や積極性を高めています。

今回は、不二聖心女子学院中学校・高等学校の教育理念や、豊富な学外ネットワークを活用した特徴的な教育プログラム、生徒たちの活躍について、広報主任の鈴木先生にお話を伺いました。

社会に貢献する賢明な女性を育てる「不二聖心女子学院中学校・高等学校」

不二聖心女子学院中学校・高等学校の中高大連携プログラムの様子

▲チームでプレゼンテーションを行う生徒たちの様子

編集部

はじめに、不二聖心女子学院中学校・高等学校の建学の理念や教育方針について、教えてください。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校は、1800年に聖マグダレナ・ソフィア・バラという方が創立された聖心会という組織を母体としたカトリックのミッションスクール(キリスト教教育の学校)です。

「一人ひとりが神の愛を受けたかけがえのない存在であることを知り、世界の一員としての連帯感と使命感を持ってより良い社会を築くことに貢献する賢明な女性の育成をめざす」という教育理念のもと、「魂を育てる」・「知性を磨く」・「実行力を養う」という3つの教育目標を掲げています

編集部

創立者の掲げられた教育理念を実践するために、具体的な3つの教育目標を立てているのですね。

鈴木先生

はい。この三本柱をベースに教育活動を行うのですが、年度ごとにいずれか1つにフォーカスを当てた年間目標も立てます。生徒たちは中高一貫校で6年間を過ごす中で、3つの教育目標をそれぞれ2回ずつ注視しながら生活することとなります。

編集部

3つの教育目標を毎年1つずつ意識し、6年間で目標達成を目指すのは面白い取り組みですね。

「誰でも、いつでも、どこにでも」がコンセプトの留学制度

不二聖心女子学院中学校・高等学校のフランス留学の様子

▲フランスの姉妹校La Perverie Sacre-Coeurでの留学の様子

編集部

不二聖心女子学院中学校・高等学校では、グローバル教育に積極的に取り組まれていると伺いました。具体的なプログラム内容などについて、教えてください。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校では、「誰でも、いつでも、どこにでも」というコンセプトのもと留学制度を運用しています。近年、留学に関心を持つ生徒はとても増えています。生徒たちの関心に合わせて、留学できる体制を整えています。

例えば、当校には世界に150近い姉妹校があります(2024年6月取材時点)。これらの姉妹校に定期的に留学生を派遣しており、学年の1割以上が1年間の留学に出かけている状況です。

編集部

世界各地に姉妹校があるので、それぞれに行きたい留学先が見つかりそうですね。

鈴木先生

はい。姉妹校以外でも、生徒が自分で行きたい国や学校を見つけて留学先を見つけるパターンもあります。不二聖心女子学院中学校・高等学校の留学担当者や、外部の留学アドバイザーなどの力をお借りして、生徒の希望が叶う留学先を見つけていきます。最近では英語圏以外の国を希望する生徒も多く、タイやチェコに留学した例もあるんですよ。

編集部

世界各地への留学プログラムを実現できているのは、御校の豊富な留学支援のご実績があってこそと感じます。生徒は留学する期間の長さも自分で選択できるのでしょうか。

鈴木先生

はい、留学期間も生徒の希望に応じて選択可能です。1年間が長いと感じる生徒は、3か月のターム留学、3週間の短期留学などを活用しています。

期間の長さだけでなく、留学するタイミングも生徒の希望を尊重します。不二聖心女子学院では留学をキャリアデザインの1つと捉えており、それぞれが自分の思い描く将来像に合わせて、留学を活用してほしいと思っています。

例えば中学1年生ではっきり将来の夢を描けていなくても、さまざまな体験を通じて海外を意識するタイミングに留学すれば学びが深まりますよね。最初は現実味がなかったキャリアデザインも、6年間の学校生活を通じて少しずつ明確になっていきます。生徒たちが自分に合ったタイミングで留学を活用し、将来へのプランをその都度書き換えていけるキャリアデザインを目指しています

編集部

入学時に思っていたキャリアプランが、体験を重ねて変わることもあると思います。自分の状況や目的に合わせて、留学先や期間、タイミングを選べるのは嬉しいですね。まさに「誰でも、いつでも、どこにでも」が叶う留学プログラムだと感じました。

鈴木先生

ありがとうございます。生徒が留学を希望する理由はそれぞれで、語学学習が目的の生徒もいれば、キャビンアテンダントになりたい、国際弁護士になりたいといった夢をもって留学する生徒もいます。当校の生徒は、それぞれが自分の夢に合わせて留学制度を活用してくれていると感じますね。

編集部

留学経験を経て、生徒たちの日々の生活に変化は見られますか。

鈴木先生

留学を経験した生徒たちは、発信力が高まっていると感じますね。実際に留学して、「お客様気分で留学しても意味がない」「自分から積極的に声をかけていかないと、語学力もコミュニケーション力も向上しない」と実感するようです。今まであまり人前で発言しなかった生徒が、授業やさまざまな場面で自ら発信する姿を見ると、成長したなと実感します。

編集部

不二聖心女子学院中学校・高等学校の柔軟な留学制度が、生徒一人ひとりの夢の実現に向けたキャリアプランの1つであること、大きな成長体験につながっていることがわかりました。

高校2年生全員が参加する聖心会発祥の地フランスの「ルーツへの旅」

不二聖心女子学院中学校・高等学校の生徒が「ルーツへの旅」でフランスを訪れたときの様子

編集部

不二聖心女子学院高等学校の2年生は、全員でフランスを訪れる機会があると伺いました。どのようなプログラムなのでしょうか。

鈴木先生

高校2年生を対象に、創立者である聖マグダレナ・ソフィア・バラの生誕の地であるフランスを巡る「ルーツへの旅」を実施しています。コロナ禍では希望者のみが春休みに参加する形に変更していたのですが、今年(2024年)から全員参加の形に戻すことができています。

「ルーツへの旅」は、聖心ゆかりの地を巡ることで創立者の精神に触れることを目的とした旅です。創立者のご遺体が安置されている聖フランシスコザビエル教会でお祈りを捧げ、かつて修道院や学院のあったロダン美術館などを巡ります。

編集部

自分たちの学校のルーツを知る旅は、生徒たちにとって語学留学などと異なる貴重な経験になりますね。

鈴木先生

そう思います。ゆかりの地を巡る以外にも、ユネスコ本部での研修や、フランスの大学を訪問するプログラムも用意しています。旅行会社で提供される留学と異なり、当校で旅全体を手作りしていますので、唯一無二の体験になっていると思いますね。

編集部

フランスの「ルーツへの旅」が、生徒たちにとって不二聖心女子学院中学校・高等学校の教育理念や精神を深く理解する貴重な体験になっていると感じました。

留学経験者が後輩へ学びをシェアする「ディアワールド」

不二聖心女子学院中学校・高等学校の「Dear World, We are Ready」の様子

▲生徒が後輩などに留学体験などをシェアするディアワールド活動

編集部

不二聖心女子学院中学校・高等学校の留学プログラムから派生して、「Dear World, We are Ready」(通称「Dear World:ディアワールド」)という生徒主体の取り組みが実施されていると伺いました。ディアワールドとは、どのような活動ですか。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校は自主的にアクションを起こす生徒がとても多く、自分の留学体験を後輩たちに伝えたいという想いから、ディアワールドの活動が始まりました。海外での経験を自分だけのものにするのではなく、留学や世界に興味のある仲間たちに広めよう、という活動です。

「世界を知って世界と繋がる」というテーマのもと、生徒たちがそれぞれに自分の留学経験をシェアしてくれます。例えば、フランスに1年留学した生徒が、下級生を交えたフランス語講座を実施してくれたこともあります。

編集部

学校主体で行っているのではなく、学生たちが自主的に行っているのですか。

鈴木先生

はい、そうです。もともとは今の大学2、3年生が在学中にスタートした取り組みです(2024年6月取材時点)。当時は新型コロナウイルス感染症の影響で留学活動が縮小しており、姉妹校制度を活用して留学できた生徒たちは、自分の経験をみんなにシェアしたいと考えてくれたようです。

その後も後輩たちがディアワールドの活動を自主的に引き継ぎ、今も形を変えながら継続されています。

編集部

留学を経験した先輩の話から、後輩たちはたくさんの刺激を受けそうですね。

鈴木先生

はい。1年間の留学を経験した高校生は、下級生たちにとって憧れの存在です。当校で留学した生徒だけでなくもともと海外に住んでいた生徒もいますから、いろいろな話をしてくれます。下級生が参加しやすいように海外のゲームを取り入れるなど、内容も工夫されていますね。私たち教員が招待されて、生徒から話を聞くようなこともあるんですよ。

編集部

不二聖心女子学院中学校・高等学校には先輩から後輩へ、そして教員のみなさんへも留学経験をシェアする風土があり、次の留学へつながる素敵な連鎖が続いているのですね。

最大2万5,000字の卒業研究レポートを作成!不二聖心女子学院中学校の探究学習

不二聖心女子学院中学校の卒業研究レポート

▲中学3年生が一人ひとりまとめる卒業研究レポートは原稿用紙約70枚分に及ぶ

編集部

不二聖心女子学院中学校・高等学校では、「総合的な学習の時間」を活用した総合学習にも力を入れていらっしゃると伺いました。プログラムの内容を教えてください。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校では、中学3年間で全員が探究学習に参加し、高校生は自主研究として任意で探究を続けられる形式をとっています。中学生は、最終的に卒業研究として最大2万5,000字(原稿用紙約70枚分)のレポートを完成させます。

編集部

2万5,000字というと、中学生にしてはかなり分量の多いレポートですよね。

鈴木先生

そうなんです。ですから、中学3年生になってからレポート作成に取り組んでいたのでは間に合いません。中学1年生から活動をスタートします。

まず中学1年生では、学年で1つのテーマを決めます。学年のテーマに取り組むためにどんな分野を調べる必要があるかを考え、さらに4つほどの小テーマに分けて生徒たちが探究していきます。1年間の学習を通じて、問いの立て方や資料の集め方を身につけることが目的です。

中学2年生では、学年でいくつかのテーマを決め、グループ研究を行います。複数のテーマを扱うことで多角的な視野が身につき、3年生で取り組む自分自身のテーマ探しにつながっていきます。

編集部

3年生ではいよいよ自分の関心に沿ったテーマ探究に取り組むのですね。実際にどのようなテーマに取り組む生徒がいましたか。

鈴木先生

生徒たちの探究テーマは本当に人それぞれです。例えばアロマテラピーについて調べたり、医療関連のテーマを探究する生徒もいました。生徒にはもちろん能力差がありますが、教員1名が必ずメンターとして寄り添い、完成までサポートします。膨大なレポートを書き上げた経験は、生徒の自信につながっていると感じますね。

編集部

中学3年間の探究学習で向き合った実績が形に残るので、生徒たちは達成感を得られそうですね。

鈴木先生

そう思います。卒業研究はレポートにまとめて終わりではなく、学院祭でポスターセッションとして発表したり、教員2人との口頭試問に取り組んだりします。口頭試問は10分程度ですが、自分の言葉で研究テーマをしっかり伝える経験になります。最終的にはクラスでのプレゼンテーションを行うのですが、ただ探究するだけではない一歩先の体験となり、生徒の成長につながっていると感じます。

ただ、レポートには2万5,000字という字数制限があることもあり、中学卒業後ももっと調べたい、突き詰めたいと感じる生徒もいます。そのような生徒は、高校生になってからも自主研究として活動を続けています。

編集部

自主的に探究を続けているくらいなので、よほど思い入れがあるのかもしれませんね。

鈴木先生

そうですね。実際に、探究学習で取り組んだテーマが将来の職業選択に繋がった生徒もいます。例えば卒業研究で地雷についての研究をした生徒は、その後も課題意識を持ち続け現在は国連で働いています。

探究学習の経験が生徒に与える影響はそれぞれですが、いずれの生徒も問いを立てて学びを深めることが上手になっていると感じますね。

編集部

不二聖心女子学院中学校の探究学習では、自ら問いを立て、調べた内容をレポートにまとめて他者に伝える経験を通じて、自分の興味・関心と向き合ったり、深く思考する力を身につけたりできるのですね。

中高大連携による豊かな体験が個人の探究テーマ探しにつながる

不二聖心女子学院中学校・高等学校の中高大連携プログラム

▲大学教授や大学生からの応用的な授業が、生徒たちの関心・学習意欲を高める

編集部

生徒たちは、どのように卒業研究のテーマを見つけていくのでしょうか。

鈴木先生

卒業研究のテーマの見つけ方は生徒それぞれですが、大きな影響を与える1つの要因として「中高大連携」による学びがあると感じています。

不二聖心女子学院では、姉妹校の聖心女子大学をはじめ、上智大学、南山大学、慶應義塾大学SFCなどから、大学教授や大学生のみなさんにお越しいただき、本格的な学びを生徒に見せていただく機会がたくさんあります。例えば、2024年2月には東京理科大学の先生と7名の学生が特別授業を実施してくださいました。大学生の中には泊まりがけで準備してくださる方がいたくらい、とても大きなプロジェクトになったんですよ。

編集部

大学教授や少し先輩にあたる大学生から学べる中高大連携の授業は、生徒たちにとって大きな学びになりそうです。東京理科大学の特別授業では、どのようなテーマを取り扱ったのですか。

鈴木先生

三角形の五心(外心・内心・重心・垂心・傍心)に関する発展的な学習や、高校1年生で習う「軌道の方程式」をGeoGebraというソフトを用いて視覚的に捉える体験学習などを実施してくださいました。目で見て、自分の手を動かすことで、関数の式がどのように成り立っているのか仕組みを理解する貴重な経験になったと思います。

編集部

大学で扱うような専門的な内容を勉強する機会になったのですね。

鈴木先生

はい。中学・高校での学習では、このような発展的な学習は敬遠されがちです。大学受験で出題されるわけではないので、後回しになりやすいと思います。しかし、実感を伴うワクワクした学習内容に、生徒たちはとても興味を示していましたね。

当校では3日間英語漬けの日々を送る「イングリッシュキャンプ」というイベントがあるのですが、東京理科大学の授業を受けた生徒から「数学キャンプをやりたい!」なんて声が上がるほど、印象的な体験になったようです。

編集部

中高大連携での学びが、生徒たちの学習意欲を高めているのですね。そのほかに、どのような活動がありますか。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校の21万坪という広大で自然豊かな敷地に着目し、東京農業大学のみなさんと「学校に里山を作る」というプロジェクトを進めています

不二聖心女子学院中学校・高等学校の中高大連携プログラム

▲大学生と共に広大な敷地内に里山を作るプロジェクト活動に取り組む生徒たち

鈴木先生

最初は大学の先生が本校にいらっしゃり、ドローンを活用して敷地の調査をしてくださいました。その後、定期的に訪問してくださる大学生と本校の生徒が一緒になって、「果樹園のような食べられる森にしたい」「環境に配慮した森を作りたい」などの意見を出し合い、1年かけて里山作りに取り組んでいます。

編集部

大学生と御校の生徒が一緒になって、1つの活動を進めているのですね。

鈴木先生

はい。大学の先生方から専門的で普段学ぶことができない内容を教わることももちろんですが、年齢の近い大学生の方との触れ合いも大きな刺激になっています。「大学生はこんなことを学んでいるんだ」「こんなふうに学習を進めるんだ」とすぐ近くで感じるのは、生徒たちにとって貴重な体験です。

また、本校姉妹校である聖心女子大学のみなさんによるコンサート、慶應義塾大学SFC研究所主催のパンデミックワーキングや、上智大学学長による講演会など、各大学のみなさまにご協力いただいています。これらの経験が、生徒一人ひとりの探究テーマ探しに大きく影響していると思いますね。

慶應義塾大学SFC研究所主催のパンデミックワーキングで発表する不二聖心女子学院中学校・高等学校の生徒の様子

▲慶應義塾大学SFC研究所主催のパンデミックワーキングで発表する生徒の様子

のびのびと行動力のある不二聖心女子学院中学校・高等学校の生徒たち

不二聖心女子学院中学校・高等学校の体育大会の様子

編集部

先生から見た、不二聖心女子学院中学校・高等学校で過ごされる生徒たちの印象を教えてください。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校には、元気でのびのびとした学生が多いと感じます。模擬国連大会に積極的に参加したり、留学先を自分で検討したり、行動力があるのも特徴です。国産小麦「ゆめちから」を育てる活動に参加する生徒もいました。

編集部

核兵器廃絶などの世界平和を求める「高校生平和大使」に選出された生徒もいらっしゃるそうですね。

鈴木先生

そうですね、高校生平和大使は、例年エントリーする学生が複数人いるんですよ。自分の興味・関心を積極的に深められる生徒が多いのは、当校の特徴ですね。

また、学校行事のたびに1人1つの役割が与えられ、自主性を発揮する場を設けていることも生徒たちの積極性につながっていると考えています。5月には体育大会を実施しましたが、それぞれが役割を意識して活躍し、盛大に執り行うことができました。

不二聖心女子学院中学校・高等学校からのメッセージ

不二聖心女子学院中学校・高等学校の茶畑

▲広い敷地内には富士山を望む美しい茶畑もある

編集部

最後に、不二聖心女子学院中学校・高等学校に関心をお持ちの小学生や保護者に向けて、メッセージをお願いいたします。

鈴木先生

不二聖心女子学院中学校・高等学校には、19都道府県という広域から生徒が集まっています(2024年6月取材時点)。生徒の約半数は、東京などの首都圏出身者です。都会の喧騒から離れた自然豊かな環境でのびのび過ごすことが、生徒たちの成長に大きな影響を与えていると感じています。

また、当校には寄宿舎生活を送っている生徒も全体の半数ほどいます。週末は自宅に戻るため、平日は学校や寮生活を満喫し、週末はご家庭での時間も大切にするなど、心のバランスも保ちやすい環境です。

美しい自然や豊富な教育資源が生徒たちに与える影響力は、とても大きいものです。学校説明会やイベントなどの機会を設けておりますので、ぜひ不二聖心女子学院中学校・高等学校に足をお運びいただき、当校の良さを体感していただけたらと思います。

編集部

今回の取材を通じて、不二聖心女子学院中学校・高等学校の充実した海外プログラムや探究学習の様子、のびのびと自主性を発揮して活躍する生徒たちの様子が伺えました。ありがとうございました!

不二聖心女子学院中学校・高等学校の進学実績

不二聖心女子学院高等学校では、2023年度に93.2%が大学等に現役進学しており、生徒の31%が聖心女子大学に進学しました。総合型・学校推薦型選抜の合格率が78.4%に上り、カトリック高等学校対象特別入試のある上智大学や、指定校推薦のある青山学院大学、明治大学、立教大学、関西学院大学などに合格者を輩出しています。

また、同校はUPAS(海外大学進学協定校推薦制度)に加盟しているため、アメリカのフロリダ国際大学、イギリスのヨーク大学、オーストラリアのシドニー大学などの海外大学への推薦が可能。2023年には、マレーシアの私立校としてトップクラスと評されるMorash UniversityやTaylor's Universityへの合格者も輩出しています。

公式:不二聖心女子学院中学校・高等学校「進路実績」

不二聖心女子学院中学校・高等学校の卒業生・保護者・在校生の口コミ

最後に、不二聖心女子学院中学校・高等学校の卒業生や保護者、在校生の口コミをご紹介します。

(卒業生)キリスト教の学校なので、一人一人が愛されているということに気づきます。世界の紛争や貧しいところに目を向けるので、私たちが学校へ行けているありがたみ、幸せに気づきます。

(保護者)中高6年間の人生において1番大切な時期をこの学校で過ごせたこと、家族一同感謝の気持ちでいっぱいです。知性と品性を育ててもらえる環境です。

(在校生)進学実績が素晴らしい。英語に力を入れているため英語が得意になる。部活は少ないですが寄宿舎生活はとても充実しているためあまり気にしていません。

学習面でのサポートだけでなく、知性や品性を育む環境に高い評価の声が見られました。キリスト教の教えにより、自他への寛容さや世界平和への意識が育つといった口コミも多くありました。

不二聖心女子学院中学校・高等学校へのお問い合わせ

運営 不二聖心女子学院中学校・高等学校
住所 静岡県裾野市桃園198
電話番号 055-992-0213
公式ページ https://www.fujiseishin-jh.ed.jp/

※詳しくは公式ページでご確認ください