山梨県「甲州市勝沼」を舞台にしたワイナリー~勝沼ぶどうの丘~大善寺をまわる1日デートプラン

勝沼日帰りデート|甲州市勝沼ワイナリーを巡るワイン好きにピッタリのデートを紹介!

外さないデートプランを紹介するシリーズ。今回は山梨県「甲州市勝沼」を舞台にした1日デートプランです。

※今回は新宿発のコースでご紹介していきますが、もちろんJR中央本線「塩山駅」まで2〜3時間でアクセスが可能な埼玉、神奈川、千葉、長野などにお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。また、これらの日帰り圏内にお住まいではなくても、山梨県内に前泊すればこの記事を参考に楽しむことができるでしょう。

山梨県は言わずと知れた日本一のワイン生産県です。数多くのワイナリーがあり、様々な個性を持つワインが生み出されています。

また、ワイン造りの歴史も古く、山梨県が誇るワイン用ブドウ品種「甲州」は、今や世界でも認知されるようになりました。

今回のデートプランは、「塩山駅」を起点に、マンズワイン勝沼ワイナリー~勝沼ぶどうの丘~大善寺をまわるコース。日帰り前提ではありますが、心ゆくまでワインを堪能できること間違いありません!

このデートプランに向いているカップル
  • ワインが好き
  • グルメが好き
  • ワインの知識を深めたい
  • 寺社仏閣が好き

【概要】甲州市勝沼のワイナリーデート

山梨県内全域のワインを約180種類(!)も試飲できるようになっている「ぶどうの丘」を中心に、勝沼周辺のワイナリーやワイン関連スポットをめぐるデートコースです。

今回はワインを飲むことを前提として、移動手段は電車とタクシーとしていますが、車で行く場合(もちろん運転手は飲酒厳禁です!)にも対応できるよう、最寄のICからの所要時間や駐車場の情報も入れています。

また、デートの後半にはワインに所縁の深い「大善寺」に行くプランが含まれているため、単なるワイナリー巡りに終わらせたくいない方や、寺社仏閣が好きな方にもおすすめです。

新宿駅から塩山駅までの所要時間は快速で1時間半、鈍行で2時間程度。短すぎず長すぎず、日帰り旅行には程よい時間ですね。

なお、ここでは休日に快速電車で行くことを前提としてプランを立てていますが、電車のダイヤは休日と平日でも異なるほか、変更されることもあり得るので、念のため事前にご自身で電車の運行情報を確認してからスケジュールを組むようにしてください。

※まずは勝沼のアクセス情報やスポット一覧、予算などから説明しますが、早速デートプランの解説を読みたい方はこちらからどうぞ。

>>ワイナリーを巡るデートプランの解説

周辺主要都市からのアクセス情報

電車で行く場合

新宿駅から塩山駅までは、JR特急かいじ甲府行に乗って1時間半程度。平日と休日ではダイヤが異なるため、念のため事前に時刻表を確認しておくようにしましょう。

主要駅からの早さ重視・安さ重視での時間と運賃をまとめておきます。

主要アクセス
新宿駅 【早さ優先】特急かいじ:約1時間30分(3,494円)
【安さ優先】京王線&中央本線:約2時間10分(1,504円)
東京駅 【早さ優先】中央線&特急かいじ:約1時間45分(3,494円)
【安さ優先】丸の内線&中央線&中央本線:約2時間45分(1,900円)
大宮駅 【早さ優先】埼京線&特急かいじ:約2時間30分(3,494円)
【安さ優先】埼京線&中央線&中央本線:約3時間(1,944円)
横浜駅 【早さ優先】横浜線&特急かいじ:約2時間30分(2,944円)
【安さ優先】横浜線&中央本線:約2時間45分(1,944円)
市川駅 【早さ優先】総武線&特急かいじ:約2時間30分(3,818円)
【安さ優先】総武線&中央線&中央本線:約3時間(2,268円)
松本駅 【早さ優先】特急あずさ&中央本線:約2時間20分(3,494円)
【安さ優先】中央本線:約3時間(1,944円)

車で行く場合

中央自動車道・勝沼ICを目指しましょう。首都高速4号新宿線・新宿から2時間程度ですが、非常に混雑する道なので、渋滞情報などを確認のうえ、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。

デートプランのしおり

9:00 JR新宿駅集合
9:30 JR特急かいじ(甲府行)に乗って出発!
11:00 塩山駅に到着→タクシーでマンズワイン勝沼ワイナリーへ
11:15 マンズワイン勝沼ワイナリー見学・試飲
11:45 タクシーでぶどうの丘へ
12:00 ぶどうの丘「展望ワインレストラン」でランチ
13:00 ぶどうの丘の地下ワインカーヴで約200種類のワインを試飲
14:00 ぶどうの丘の希望の鐘を鳴らし、恋人の聖地で写真撮影
14:30 タクシーで大善寺へ
14:45 大善寺参拝・境内でワインを飲みながらひとやすみ
16:00 タクシーで勝沼ぶどう郷駅へ
16:30 JR特急かいじ(新宿行)で帰路へ
18:00 新宿駅着、ディナーを食べて解散

「甲州市勝沼」周辺のスポット情報一覧

この記事で紹介するスポットは以下の4つです。後ほど見所を詳しくご紹介していきます!

マンズワイン勝沼ワイナリー

所在地:山梨県甲州市勝沼町山400
電車でのアクセス:JR塩山駅よりタクシーで 約5分
車でのアクセス:中央自動車道・勝沼ICより 約10分
駐車場:あり(広い)
営業時間:9時〜17時
公式サイト:https://mannswines.com/

ぶどうの丘 展望ワインレストラン

所在地:山梨県甲州市勝沼町菱山5093
電車でのアクセス:JR勝沼ぶどう郷駅より徒歩10分、タクシーで約5分
車でのアクセス:中央自動車道・勝沼ICより 約10分
駐車場:あり(広い)
営業時間:以下の通り
ランチタイム:11時30分〜15時30分
ティータイム:15時30分〜16時30分
ディナータイム:17時~20時(ラストオーダー)
公式サイト:https://budounooka.com/eat/

ぶどうの丘 地下ワインカーヴ

所在地:山梨県甲州市勝沼町菱山5093
電車でのアクセス:JR勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで約5分
車でのアクセス:中央自動車道・勝沼ICより 約10分
駐車場:あり(広い)
営業時間:9時~17時30分(最終受付は17時)
公式サイト:https://budounooka.com/see/index.html#underground

大善寺

所在地:山梨県甲州市勝沼町勝沼3559
電車でのアクセス:JR勝沼ぶどう郷駅より徒歩10分、タクシーで約5分
車でのアクセス:中央自動車道・勝沼ICより 約2分
駐車場:普通車40台
拝観時間:以下の通り
4月~11月:9時~16時30分(最終受付16時)
12~3月 :9時~16時(最終受付15時30分)
公式サイト:http://katsunuma.ne.jp/~daizenji/

勝沼近辺その他スポット

今回の記事では紹介していませんが、勝沼エリアにはほかにもワイナリーや観光スポットがたくさんあります。

日帰りで時間がない、とは言え、どこも素敵な場所なので参考にしてみてください。

予算目安

このデートプランの予算は新宿駅発、特急電車利用で1人あたり1万9,000円ほどになります。

少し安く抑えたい場合は、特急を使わずに行くと、1人あたり片道1,500円ほど節約することが可能です。

往復の電車賃 7,000円 ※新宿発特急
タクシー代 2,000円
ランチ代 2,500円
試飲代 1,500円
大善寺拝観料(グラスワイン付き) 1,000円
お土産代(買う場合のみ)  2,000円
ディナー 3,000円
合計 19,000円 ※1人あたり

勝沼デートの見所を時系列に解説

それでは、デートプランを細かく見ていきましょう。

このほかにも気になるワイナリーなどがあればプランに入れて、ぜひ2人だけのオリジナルデートプランを創り上げてさいね。

9:00 JR新宿駅集合

まずはJR新宿駅に集合です。駅の構内は広く、複雑な構造となっているので、「東口改札前」や「南口ルミネの前」など、わかりやすい場所で待ち合わせをするのがベター。

それでもなかなか合流できない場合に備え、余裕をもって電車発車時刻の30分前に待ち合わせ時間を設定します。

もしスムースに合流できた場合は、乗車前にお手洗いを済ませたり、売店で道中の飲み物やお菓子などを仕入れておくといいでしょう。

9:30 JR特急かいじ(甲府行)に乗って出発!

新宿〜甲府・竜王を結ぶ特急かいじ

引用:http://kakuyasu-ryoko.com/

いよいよ山梨へ向けて出発です。

特急かいじで新宿駅から塩山駅まで1時間半程度で到着します。

少し予算を抑えたい場合は、鈍行で行くのもおすすめです。到着まで2時間ほどかかりますが、特急料金が不要なため、片道1,500円ほど節約することができます。

道中は、都心のビル群からだんだんと緑が多くなってゆくという車窓からの景色も楽しんでください!

11:00 塩山駅に到着→タクシーでマンズワイン勝沼ワイナリー見学へ

甲州市勝沼のデートスポットマンズワイン勝沼ワイナリー

無事に塩山駅に到着したら、まずはタクシーに乗って「マンズワイン勝沼ワイナリー」へ向かいましょう!

所要時間はタクシーで5分ほどです。

1962年に誕生した「マンズワイン勝沼ワイナリー」は、現在山梨県のワイナリーのなかでも最大の生産量を誇るワイナリーです。ワイン造りに関する展示なども豊富にあり、ワイン好きにはたまらないでしょう。

11:15 マンズワイン勝沼ワイナリー見学・試飲

ワイナリーに着いたら、まずは見学の前にビデオルームでマンズワインについてのビデオを鑑賞します。そして、ワインへの関心が高まったところで、いよいよ工場見学スタートです。

工場見学ではワインの製造工程はもちろん、日本のワイン造りの歴史も学べるようになっています。

また、見学の後は一部の有料試飲のワインを除き、無料でテイスティングすることも可能です。
なお、ワイナリー見学は無料、事前予約も不要です。 

11:50 タクシーでぶどうの丘へ

お昼も近づき、お腹がすいてきましたね。そろそろランチに行きましょう。

マンズワイン勝沼ワイナリーからタクシーに乗って「ぶどうの丘」に向かいます。
所要時間は10分弱です。

12:00 ぶどうの丘「展望ワインレストラン」でランチ

ワイナリー巡りデート甲州市勝沼のぶどうの丘「展望ワインレストラン」

ぶどうの丘に着いたら、館内の「展望ワインレストラン」で絶品ランチをいただきましょう。
人気店のため、事前予約をしておくのがおすすめです。

レストランの窓からは、甲府盆地や南アルプス山脈の絶景を一望することができます。

メニューには「山梨県産ポークのソテー」や「山梨県産ワインビーフ&ブランドポークの“手作りハンバーグ」など、山梨県の地場産品を使った料理がずらり。

せっかくなので、山梨県産のワインに合わせていただきましょう。

ワインと料理のペアリングにおいて、同じ産地のもの同士は相性が良いと言われています。ぜひ二人で雄大な景色を眺めながら、山梨県産のワインと料理のハーモニーを堪能してください!

13:00 ぶどうの丘の地下ワインカーヴで約200種類のワインを試飲

お腹がいっぱいになったところで、今度はぶどうの丘の地下にあるワインカーヴへ行きましょう。まずは1階の受付で試飲をするときに使う容器(タートヴァン)を1,500円で購入し、階段を下りてワインカーヴへ向かいます。

ワインカーヴでは、なんと約200種類もの山梨県産ワインを試飲できるようになっています。山梨県に来たら最低限ここだけは訪れておきたいという、まさにワイン好きのカップルにとっては本命のデートスポットといえるでしょう。

ソムリエ気分に浸りながら二人でいろいろなワインを試飲して、ぜひお気に入りの1本を見つけてくださいね。

おすすめワイン

ワイン好きな方なら、大手ワイナリーのワインや知名度が抜群に高いワイナリーのワインなどは、一通り飲んだことがあるのではないかと思います。

そこで、ここだからこそ楽しめる、他の地域にはあまり出回っていない美味しいワインを白、ロゼ、赤それぞれ1本ずつご紹介します!

シャトー酒折  甲州ドライ

2016年の伊勢志摩サミットで提供されたことで注目を集めた、シャトー酒折の「甲州ドライ」。

ブドウ品種は甲州で、ジューシーな果実感と程よい酸味、甲州特有のほろ苦さが感じられ、甲州のおいしさを存分に味わえる1本です。和食にもよく合います。

くらむぼんワイン KURAMBON ロゼ

生産者は大正2年から続く老舗ワイナリーのくらむぼんワイン。

ブドウ品種は山梨県甲州市産のマスカット・ベーリーAを使用しています。

花のような香りと爽やかな味わいが特徴の、通も納得の本格辛口ロゼワインです。

原茂ワイン ハラモアジロン

ワイン通の方でも、「アジロン」という品種のワインを飲んだことのある方は珍しいのではないでしょうか?

まだ飲んだことのないという方におすすめしたいのが、小規模ながら良質なワインを生産する原茂ワインが手掛ける「ハラモアジロン」です。

キャンディーのような甘い香りと上品な味わいが特徴的で、アジロンの個性がよく現れている1本です。

14:00    ぶどうの丘の希望の鐘を鳴らして、恋人の聖地で写真撮影

ぶどうの丘の屋外に出て、丘の上にのぼると、「希望の鐘」というロマンチックな鐘があります。二人で鐘を鳴らしながら、希望に満ちた二人の未来をお祈りしてみてはいかがでしょうか?

また、ぶどうの丘は「恋人の聖地」にも認定されています。

せっかく訪れたからには、「恋人の聖地」と書かれたモニュメントの前で記念撮影をしましょう。お酒を飲むと顔が赤くなりやすい方は、最初にここで撮影を済ませておくのもいいかもしれません。

とはいえ、どちらかといえば一緒にワインを飲んで気分が盛り上がったところで撮影するほうがおすすめです。

14:30 タクシーで大善寺へ

甲州市勝沼のデートスポット大善寺

引用:大善寺 Instagram

ぶどうの丘でのひとときを満喫したら、お次はタクシーに乗って大善寺へ向かいます。このお寺は通称「ぶどう寺」とも呼ばれるほど、ぶどうやワインと縁の深いお寺なのです。

なぜなら、このお寺を建立した奈良時代の修行僧、行基がこの地の人々にぶどうの作り方を教え、この地にぶどう作りが定着したという歴史があるからです。

また、一説には、この行基が伝えたぶどうこそ、現在この地でワイン醸造に使われている「甲州」という品種の起源ともいわれています。

14:45 大善寺参拝・境内でワインを飲みながらひとやすみ

大善寺に着いたら、受付で拝観料を支払います。このとき、グラスワイン付きの券を購入しておきましょう。

支払いが済んだら、まずは国宝にも登録されている薬師堂へ向かいます。薬師堂まで行くには、かなりの石段をのぼっていかなくてはなりません。これが結構ハードです。

ヒールの高い靴や短いスカートなどでは、とてものぼれませんので、動きやすい服装で行くようにしましょう。一通り参拝できたら、再び石段をくだり、客殿へと向かいましょう。客殿では、お寺で醸造されたグラスワインをいただくことができます。

美しい庭園を眺めながら、ゆっくりとワインを楽しんでください。

16:00 タクシーで勝沼ぶどう郷駅へ

そろそろ日も傾いてきたので帰りましょう。

大善寺からタクシーに乗って、帰りは勝沼ぶどう郷駅に向かいます。所要時間は5分程度です。塩山駅に戻ると遠回りになってしまうのでご注意ください。

16:30 JR特急かいじ(新宿行)で帰路へ

JR特急かいじに乗って、東京へ向かいます。帰り道は一日の楽しい思い出話に花を咲かせてくださいね。

18:00 新宿駅着、ディナーを食べて解散

勝沼ぶどう郷駅からは、特急で1時間半ほどで新宿駅へ到着です。次の日がお仕事などで朝が早い場合はここで解散してもいいですが、もう少し一緒に過ごしたい場合は、新宿駅付近でディナーをしてから帰りましょう。

洋食とワインを楽しんだ後なので、あっさりとした和食だとバランスがとれるかもしれません。
もちろん「まだまだワインが飲みたい」という場合は、美味しいワインが飲めるお店に行ってもいいですね。

終わりに…筆者からのコメント

今回は、新宿駅から日帰りで山梨県の勝沼でワインを堪能するデートコースをご紹介させていただきました。

ワイナリー見学はもちろん、ぶどうの丘やぶどう寺参拝などと盛りだくさんの内容で、きっとワイン好きな彼氏・彼女も大満足の内容だと思います。

もちろん、宿を取って一泊することで、夜も山梨県のおいしいワインを楽しんだり、温泉に入ったり、ほかのワイナリーにも訪れることができるので、お泊りデートにもおすすめです。

ただ、いくらワインが美味しいからとはいえ、飲みすぎには要注意です。特に昼間は酔いがまわりやすくなっているので、ほどほどの量を心がけるようにしてくださいね。

関東地方や長野県在住の方でワイン好きな方はぜひ一度、ワイン王国・山梨県の勝沼でデートされてみてはいかがでしょうか。