名古屋城天守閣から名古屋市内の景色

名古屋城&清洲城を巡る歴史好きカップルにおすすめデートプラン|名古屋市のお城

外さないデートプランを紹介するシリーズ。今回は愛知県「名古屋・清洲」を舞台に、歴女も大満足のデートコースです。

名古屋市は戦国時代の主役ともいえる武将・三英傑ゆかりの地としても有名です。三英傑とは、誰もが知る「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の三名の武将たちです。

具体的な出生地は諸説あるものの、全員が愛知県にて生まれており、名古屋エリアには三英傑にまつわる歴史的スポットが数多くあります。

「歴女」と呼ばれる歴史好きな女性が多くなってきて久しいですが、今回はそんな歴女の方々も満足できる名古屋エリアのデートコースをご紹介させていただきます。

もちろん歴史にあまり興味がない方でも、勉強しながら楽しむことができるコースとなっていると思いますのでご安心を!

このデートプランに向いているカップル
  • お出かけが好き
  • 歴史が好き
  • 戦国時代が好き
  • 史跡や美術に興味がある
  • 写真を撮るのが好き
  • SNSをやっている
  • 名古屋に来るのが初めて

【概要】名古屋市、清須市のお城を電車で巡るデート

今回は名古屋市内のスポットと、愛知県清須市のスポットと清洲城・豊国神社・名古屋城をメインに三英傑ゆかりの地を巡るデートコースです。

清須市は名古屋市の北隣に位置しています。名古屋市と清須市の移動はJRで片道30分ほどで、のんびり会話も楽しめます。

名古屋市内の移動は、名古屋市営地下鉄が乗り放題になるドニチエコ切符を利用して、各スポット毎の駅へ途中下車をするので、プラン以外のスポットも自由に楽しめるようになっています。

※デートプラン詳細の前に名古屋へのアクセス情報やスポット一覧、予算などから説明しますが、早速デートプランの解説を読みたい方はこちらからどうぞ。

>>デートプランを時系列で確認

周辺都市から電車での移動距離・時間

名古屋駅・清洲駅の周辺を散策するデートプランで、往復の移動時間はだいたい1時間程。電車移動であれば、周辺都市からのアクセスでも移動時間が前後する心配はありません。

名古屋駅までの目安時間

大阪市:1時間30分
京都市:1時間
岐阜市:50分
奈良市:1時間30分
和歌山市:2時間30分
※新幹線を使ったルートもあり(googleマップより)

車で行く場合は?

自家用車でのアクセスも可能ですが、都心部は駐車場が無いもしくは狭かったり駐車料金が必要な場合もありますのでご注意ください。

また、渋滞になどにより、スケジュール通りに進まないこともあるため、公共交通機関の利用がおすすめです。

デートプランのしおり

9:30 名古屋駅集合
10:00 かつて信長の居城だった「清洲城」へ!
11:30 名古屋駅エリアでランチ
12:15 天下人・秀吉出生の地、「豊国神社」へ参拝!
13:15 尾張名古屋は城で持つ「名古屋城」へ出陣!
16:00 多くの国宝が眠る!「徳川美術館・徳川園」を探索!
18:30 名物「三英傑手羽先」を食す!名古屋コーチンすき焼きでお腹いっぱいに!
21:00 名古屋駅にて解散

よく歩くコースです。動きやすい服装と靴がおすすめです!あらかじめ簡単に歴史のおさらいをしておくとより楽しめるかもしれませんね!

名古屋・清洲の武将巡りデートスポット情報

この記事で紹介するスポットは以下の4つです。後ほど見所を紹介していきます!

清洲城

所在地 〒452-0932 愛知県清須市朝日城屋敷1−1
開館時間 清洲城天主閣 9時〜16時30分、芸能文化館 9時〜17時
入場料 大人 300円
小人 150円
公式サイト http://kiyosujyo.com/

豊国神社

所在地 名古屋市中村区中村町木下屋敷
アクセス 名古屋市営地下鉄東山線 中村公園駅3番出口から徒歩10分
受付時間 9時30分〜16時30分
公式サイト http://toyokuni-jinja.jp/

名古屋城

所在地 愛知県名古屋市中区本丸1番1号
アクセス 名城線 「市役所」 下車 7番出口より徒歩 5分
開園時間 9時〜16時30分
公式サイト https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/

徳川美術館・徳川園

所在地 名古屋市東区徳川町1017
アクセス 「大曽根駅」下車 南出口から徒歩約10分
開館時間 10時〜17時
公式サイト https://www.tokugawa-art-museum.jp/

名古屋戦国武将めぐりデートの予算目安

このデートプランの予算は名古屋のドニチエコきっぷを利用して、2人で1万円ほどです。

交通費 1000円(ドニチエコ切符+JR)
ランチ 1000円
施設入場料など 2500円
晩ごはん 2500円
合計 7000円~(いずれも目安の金額です)

名古屋の武将めぐりデートプランを時系列で紹介!

では、デートプランを細かく紹介していきます。

名古屋の街中を歩く場面もあるため、途中に気になったお店やスポットに寄っていただき、自由に楽しく回っていただきたいと思います。

あくまで一例としてご参考にしていただければ幸いです。

9:30 名古屋駅集合

名古屋駅

引用元:https://www.facebook.com/

まずは名古屋の玄関口「名古屋駅」集合です。名古屋駅といってもかなり広いため、待ち合わせ場所は「金時計」にしましょう。

名古屋駅の東側の出口である桜通口にある「金時計」は、多くの人の待ち合わせスポットとして定番です。

市内の移動は地下鉄にしましょう。

名古屋では「ドニチエコきっぷ」というものが土日祝日になると販売され、これ1枚で名古屋市営地下鉄と名古屋市営バスが乗り放題となります

平日にお越しの際は、地下鉄全線一日乗車券を利用しましょう。

10:00 かつて信長の居城だった!「清洲城」へ! 

JR名古屋駅から電車に乗り、清須駅まで行きます。普通列車でわずか2駅で、所要時間は10分以内です。そこから徒歩およそ15分で「清洲城」に到着です!車窓からも清洲城を見つけることができるはずです。

清州城全景

引用元:清洲城公式ホームページ

清洲城は、応永12年(1405年)または、永和元年(1375年)に築城されたと言われているお城です。

一時期は尾張国の中心地として栄えました。織田信長が移り住み、大改修を加えた後、およそ10年間本拠として居城しました。都市名としては「清須」ですが、城名としては「清洲」と表記することが多いようです。

駿河の大名・今川義元が率いる大軍勢(40000人、25000人とも言われる)を、織田信長が少数の兵(3000人とも言われる)で打ち破った永禄3年(1560年)の桶狭間の戦いの際、信長はこの清洲城から出陣したと言われています。

また、「本能寺の変」で信長が自害した後、織田家の領地再配分、後継者決めを行う会議であった「清洲会議」もこの地で行われました。

2012年に出版された三谷幸喜氏の小説の題材にもなっており、2013年には映画化されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

11:30 名古屋駅エリアでランチ 

清洲城で信長の気分を味わった後は、名古屋駅エリアへ戻り、ランチタイムとしましょう。

名古屋駅エリアは近年リニア中央新幹線計画により盛り上がっており、大規模な再開発が盛んです。多くの新しい超高層ビルが建設され、ここ数年でオープンラッシュを迎えました。

今回、その中でランチの場所としてJRゲートタワーにあるレストラン街をおすすめします!

既存のJRセントラルタワーズと連絡通路で繋がっている超高層ビルで、12Fと13Fにレストランが集結したフロアがあります。

現在JRセントラルタワーズとゲートタワー合わせて76店舗もの飲食店があります。その時食べたいものを2人で相談して決めましょう!

12:15 天下人・秀吉出生の地、「豊国神社」へ参拝! 

豊国神社

引用元:豊国神社公式ホームページ

おいしいランチでお腹が満たされた後は、再び名古屋駅を起点にスポットめぐり開始です。次は、豊臣秀吉出生の地である「豊国神社」へ行きます!

地下鉄東山線名古屋駅から乗車し、3駅(7分)で目的地「中村公園駅」に到着します。豊国神社は、豊臣秀吉が出生した地であり、秀吉を祀っています。中村公園の中にあります。

中村公園駅の前にはどーんと大鳥居!なんと高さ24メートルで京都市にある平安神宮大鳥居と同じ大きさです。是非、写真に収めましょう!

東隣にある妙行寺は、名古屋城や熊本城などの築城に携わり、秀吉に仕えた「加藤清正」の生地であり、清正を祀っています。

毎月9日・19日・29日には「九の市」が開催され、多くの人で賑わいをみせています。タイミングを合わせて行くのもいいですね!

13:15 尾張名古屋は城で持つ「名古屋城」へ出陣! 

続いては、名古屋で歴史スポットをめぐるうえでは欠かせない「名古屋城」です。「尾張名古屋は城で持つ」という言葉があるほど、名古屋では重要な場所となっています。

地下鉄東山線「中村公園駅」から乗車し、「栄駅」で名城線に乗り換え、「市役所駅」で降車します。7番出口より徒歩5分で到着です。

名古屋城天守閣

※筆者撮影

名古屋城といえば金のシャチホコで有名な日本三名城の一つ。しかしながら、名古屋城はいったい誰の城なのか、誰がどの時代に建てたのか、実はあまり知られていませんよね。

名古屋城は、織田信長誕生の城とされる那古野城(なごやじょう)の跡(今の名古屋城の敷地内にあります)周辺に、徳川家康が築城した城です。

以降は徳川御三家の一つでもある尾張徳川家の居城として、明治時代まで利用されました。残念ながら、太平洋戦争の名古屋大空襲で天守閣が焼失してしまいました。しかし、昭和34年(1959年)に再建され、現在も名古屋のシンボルとして市民に愛されています。

金シャチ横丁

※筆者撮影

到着したらまずは、名古屋城下に2017年にオープンした「金シャチ横丁」でグルメを楽しみましょう!金シャチ横丁は「義直ゾーン」「宗春ゾーン」という2つのエリアに分かれています。

義直ゾーン

尾張藩初代藩主・徳川義直にちなんで命名されました。伝統的な純和風の街並みをイメージしています。「なごやめし」と言われる、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、みそかつの他に、お団子やえびせんべいといった軽食グルメのお店が立ち並んでいます。

宗春ゾーン

宗春ゾーン

※筆者撮影

宗春ゾーン

徳川家きっての派手好きで知られる7代藩主・徳川宗春にちなんで命名されました。義直ゾーンとは異なり、モダンなデザインを取り入れた建物で構成されています。カフェ、バー、ラーメンなど、様々なジャンルのお店が立ち並んでいます。

名古屋城のもう一つの名物は「名古屋おもてなし武将隊」。いまや全国のお城や史跡にいる武将隊の先駆けともいえる存在です。メンバーは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、加藤清正、前田慶次の愛知県にゆかりのある6武将と陣笠隊(足軽)です。

全国にファンがおり、おっかけも存在するほど。名古屋のローカル番組にレギュラー出演したり、CM出演やCDデビューしたりするなど多方面に活躍の場を広げています。

毎日交代で観光案内を行うほか、週末には「おもてなし演武」を行っており、そのパフォーマンスレベルはとても高いです。歴女でなくとも楽しむことができるのは間違いありません!是非2人の推しメンを見つけましょう!

また、名古屋城は本丸御殿が新しく建設されたり、天守閣の木造建て替え計画が進行しているなど、まだまだ進化の途中です。現行の天守閣を見ることができるのも長くないです。是非早めに行きましょう!

16:00 多くの国宝が眠る!「徳川美術館・徳川園」を探索! 

徳川園・虎の尾

引用元:徳川園公式ホームページ

続いて、地下鉄名城線「市役所駅」から「大曽根駅」まで乗車し、次なる目的地「徳川美術館・徳川園」に向かいます。大曽根駅からおよそ15分歩いたところにあります。

徳川園は1695年に造営された美しい大名庭園です。尾張徳川家の別邸として造られました。

どんな季節に行ってもその季節感を味わうことができ、楽しめます。園内に配置された山、瀧、渓流などは、東海エリアの地形を表現しています。のんびりと2人の時間を過ごせるおすすめのスポットです。

また、徳川園の中にある徳川美術館は、国宝9件、重要文化財59件を収蔵(2016年現在)しています。なんと国宝「源氏物語絵巻」もここにあります!

18:30 名物「三英傑手羽先」を食す!名古屋コーチンすき焼きでお腹いっぱいに! 

庭園や美術館でのんびりと過ごしたあとは、地下鉄名城線「大曽根駅」から「栄駅」まで移動しましょう。晩ごはんも武将にまつわるグルメを提案させていただきます。

店の名は「織田信長の台所 名古屋名物&三英傑手羽先 名古屋栄女子大店」!こちらでは三英傑をモチーフにした「三英傑手羽先」をいただくことができます。

織田信長手羽先

新しいもの好きで南蛮の品を好んだという信長の逸話にちなみ「ハーブ」を使った手羽先です。

豊臣秀吉手羽先

派手好きで有名な秀吉。また、どん底から最終的に天下をとりました。「金の胡麻」と立身出世の苦労を「荒岩塩」で表現した手羽先です。

徳川家康手羽先

出身地である愛知県岡崎市の八丁味噌が大好きだった家康にちなみ、愛知の赤味噌を使った手
羽先です。

食事を楽しみ、今日のデートの思い出話に花を咲かせながらお酒を飲むのもいいですね!

21:00 名古屋駅にて解散

地下鉄東山線栄駅から名古屋駅まで乗車します。最初に集合した名古屋駅にて解散です。お疲れさまでした。

まとめ…筆者からのコメント

今回は、愛知県出身の戦国武将「三英傑」にまつわるスポットをめぐるデートコースをご紹介させていただきました。

歴女の方はもちろん、歴史にあまり興味がない方でも楽しむことができるコースになっていると思います。

名古屋市周辺エリアには、まだまだたくさんの歴史的なスポットがあります。知的好奇心旺盛なカップルの方々、是非学びながら楽しめる名古屋デートをしてみてはいかがでしょうか。

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