【千葉県四街道市へ移住しよう】暮らしの特徴・子育て・仕事・住居情報を解説
この記事では地方移住を検討している方のために、千葉県四街道市の魅力を紹介します。
四街道市は都心にほど近く、日常生活に不便のない緑豊かでコンパクトな住宅都市です。
電車で都心まで約50分・千葉市まで約8分とアクセス良好で、市内には各施設が充実しているため大都市のベッドタウンとして選ぶ方も少なくありません。
都会的機能がある一方、里山の自然景観が広がるバランスのとれたまちです。
2020年には子育て世帯の転入が70%(※)を占め、現在も20〜30代の若いファミリー層を中心に移住者が増加しています。
※参考:四街道市PRパンフレット「数字で見る。四街道市」(2023年7月発行)
今回は四街道市の魅力を深く知るために、千葉県四街道市 経営企画部 政策推進課 係長の木村さんと主任主事の守屋さんにインタビュー取材させていただいた内容をもとに、まちの特徴や子育て環境、先輩移住者の声などについてお伝えしていきます。
四街道市の3つの特徴
四街道市は千葉県の北部に位置し、県都・千葉市に隣接しているまちです。市域が東西7km・南北9kmとコンパクトながら、生活に必要な施設と交通網が集約されていて利便性に優れています。
ここでは、四街道市への移住で押さえておきたい3つの特徴を紹介します。
- 大都市へのアクセス良好。都心まで特急利用で約35分
- 郊外は緑豊か。泥んこ遊びや木登りなどの自然体験ができる施設も
- 子育てサポート施設が各エリアに充実
以下では、3つの特徴を一つひとつ解説します。
特徴1.大都市へのアクセス良好。都心まで特急利用で約35分
▲大型ショッピングモールや飲食店などが軒を連ねていてお出かけにも困らない
四街道市は地名の通り4つの街道が交わるまちで、古くから交通の要衝として発展してきました。
首都圏40km圏内に位置しており、以下のように大都市へのアクセスが良好です。
東京 | 成田エクスプレス利用で約35分(特急) |
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成田空港 | JR総武本線利用で約34分(快速) |
羽田空港 | 高速バス利用で約1時間30分 |
千葉駅 | JR総武本線利用で約8分 |
都心や空港まで乗り換えなしで向かえるため、通勤はもちろん国内外の旅行、帰省がしやすい環境です。
また、千葉市のベッドタウンとして、四街道市にマイホームを構え千葉市へ通勤・通学する方も少なくありません。
四街道市は千葉県の市で4番目に面積がコンパクトで、市役所や病院、スーパーなどの各施設が徒歩・自転車圏内にあり市内の移動にも不便がありません。
移住先を探す中で、「利便性も考慮したい」「移住後も都心で働きたい」「子育てしやすいまちに住みたい」と考えている方におすすめです。
住まいを四街道市に構えて、都心や千葉市へ勤務する方も少なくありません。
特徴2.郊外には泥んこ遊びや木登りなどの自然体験ができる施設も
▲「四街道プレーパークどんぐりの森」は森が遊び場。保護者向けの子育てに関する講座なども実施している
四街道市は都心から40km圏内の近さにありながら、市街地から離れると豊かな自然が広がる、都市と自然のバランスがとれたまちです。
例えば和田地区にある四街道総合公園では、森林が広がる自然環境の中でスポーツやレクリエーションが楽しめます。
▲四街道市総合公園では、コンビネーション遊具やじゃぶじゃぶ池、遊歩道などで遊べる
敷地内には、デイキャンプなど多目的に利用できる複数の広場をはじめ、子ども向けコンビネーション遊具、木道や修景池を散策できる遊歩道が揃い、老若男女問わず自然を満喫できます。園内には体育館も併設されており、屋内スポーツもプレイすることが可能です。
自然体験ができる子ども向けの施設では、「四街道プレーパークどんぐりの森」が人気です。木や土、水などの自然と触れ合いながら自然を遊具に自由な発想で”遊びを作る”遊び場で、泥んこ遊びや木登りなど都心ではできない自然を活かした遊びを体験できます。
このように、都市の利便性だけでなく自然を堪能できるバランスの良さも、四街道市が選ばれる理由と言えるでしょう。
他には、市を代表する福星寺のしだれ桜が有名です。周囲3.3m・樹高14mに及ぶ樹齢約400年の桜で、見頃を迎える3月中旬頃になると見物客で賑わいます。
特徴3.子育てサポート施設が各エリアに充実
四街道市では子育て世帯から選ばれるまちに向け、歴代市長から今まで、地域全体で子育て世帯をサポートするまちづくりに取り組んできました。
その結果、2022年に市が実施した子育て世帯向けオンラインアンケートでは、80.1%の子育て世帯が「子育てしやすい地域だと思う」と回答しています(※)。※参考:四街道市PRパンフレット「数字で見る。四街道市」(2023年7月発行)
例えば、子育て支援センターを市内13カ所に設置して、子どもと保護者の交流を促進しています。
育児相談や子育てに関するイベント・講座の開催に加え、手遊びやペープサート、親子体操などのイベントも実施していて、保護者同士の交流が図りやすいと好評です。
市内の全小学校には学童保育所「こどもルーム」を併設し、共働きなどにより放課後や休校日に保育ができない家庭の育児負担をサポートしています。
1年生〜6年生の子どもを持つ保護者を対象に、8:00〜18:00まで預けることが可能です。利用申請をすると19:00まで延長できるため、子育てと仕事の両立もしやすくなるでしょう。
経済的支援では、2023年に子ども医療費の助成を高校3年生まで拡充し、高校3年生は自己負担300円で医療を受けられるよう改正した実績があります。
ファミリー世帯に寄り添う取り組みにより、身近に知り合いがいない移住者も安心して子育てができるでしょう。
四街道市公式サイト:子育て支援
四街道市の暮らしに関する情報
ここからは、移住生活に役立つ四街道市の暮らしに関する情報を紹介します。
※2024年7月時点
気候 | 1月平均気温:6.1℃ 8月平均気温:27.1℃ ※参考:気象庁(四街道市に観測地点がないため、近隣の千葉市のデータを掲載) |
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人口 | 人口:96,371人 世帯数:44,199世帯 (2024年7月1日時点) |
医療機関 | 90院(うち、病院4院) |
保育施設 | 幼稚園:5園 こども園:4園 認可保育所:23園 その他保育所(小規模保育事業所など):16園 |
学校 | 小学校:12校 中学校:5校 高校:4校 |
交通 | 【電車】 JR総武本線・成田線「四街道駅」 JR成田線「物井駅」 【路線バス】 千葉内陸バス・ちばグリーンバス・平和交通・京成バス 【市内循環バス】 ヨッピィ・グリスロよつかいどう 【高速道路】 東関東自動車道「四街道IC」 |
隣接都市 | 千葉市、佐倉市 |
市内中心部は大型商業施設をはじめ、病院や学校などの各施設が集結しています。エリアごとにもスーパーがあり日用品の買い物に困りません。
物井駅から徒歩約15分の大型ショッピングモール「もねの里モール」は、スーパーから美容室、ジムにクリニックまで併設しており、多くの市民が利用しています。
市内には商業施設が多く、日用品の買い物に不便がありません。近隣地域へのアクセスが良く、休日には近隣の千葉市や佐倉市へショッピングへ行く方も多いようです。
【イベント】夏祭りにホタル観賞と家族で楽しめる行事が満載
▲『四街道ふるさとまつり』で披露される盆踊り大会「町民の夕べ」の一幕
四街道市の一大イベントと言えば、8月下旬に2日間に渡って開催される夏祭り『四街道ふるさとまつり』です。見所はこれまで親しまれてきた打ち上げ花火や輪踊り、太鼓、本神輿、子どもたちのパレードなどのほか、2023年より新たに加わった四街道エビバデ音頭やスカイランタン。
願いが書き記されたLEDランタンが夜空をカラフルに彩る光景は、四街道市ならではの素敵な夏の思い出になること間違いなしです。
また、四街道市では市民団体と連携して、子どもから大人まで楽しめるイベントを毎年定期的に実施しています。
▲『たろやまの郷ホタルナイトツアー』でホタルが飛び交う様子を間近で鑑賞しよう
『たろやまの郷ホタルナイトツアー』は、老若男女問わず人気のイベントです。野鳥や昆虫が生息する里山「たろやまの郷」は夏になるとホタルが飛び交い、ツアーでは柔らかな光に包まれた幻想的な風景を一望できます。
移住後は多彩なイベントに参加して、地域の方々との交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今まで親しまれてきた四街道ふるさとまつりや産業まつりなどのイベントに加えて、今後、新たなイベントの開催も予定してます。
【教育】継続した英語学習で未来の可能性を広げる
四街道市では、小学1年生〜中学3年生まで切れ目のない英語教育の推進に力を入れています。
2017年に4つの小学校を英語教育推進モデル校に指定して、小学校1年生から英語科を新設しました。2020年には、市内の全小学校で教育課程特例校として外国語科の授業を導入しています。
授業では生徒が外国の方と話す本物の英語に触れられるよう、千葉県のALT制度を活用して、聞く・見る力だけでなく、読む・書く力も養える環境を整えています。
他にも、市内の全中学3年生を対象に、英語検定料を1回分全額助成する「英語検定検定料助成」を設けて英語力の向上を目指しています。
小中一貫の英語教育により、早いうちから子どもの国際的な視野と可能性を広げられる環境です。
小学1年生では年間34時間英語の授業を実施しています。
【仕事】小売店を中心に販売・サービス業の求人が多い
四街道市は商業施設が充実しており、小売店を中心に販売・サービス業の求人が多い傾向です。販売・サービス業の求人は、アパレル・薬局・家電販売など多岐に渡ります。
その他、専門スキルを活かせる医療・福祉関連の求人も少なくありません。
▼大手求人サイトに掲載されている四街道市の正社員数
正社員求人数 | 約2,000件 ※求人一例 |
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※参考:インディード(2024年7月18日時点)
一般事務や医療事務などのデスクワーク求人もあり、子育てと両立して働きたいと考えているワーママも市内で仕事を見つけやすいでしょう。
市内に工業団地はあるものの大規模ではないため、製造・工場勤務の求人はさほど多くありません。
勤務先の割合は、市内で働く方が約20%・千葉市で働く方が約20%・都心や成田へ出る方が少しいるというイメージです。
【住まい】マイホーム購入も多い。新婚世帯最大60万円の住宅補助あり
四街道市は都心までの距離が千葉市とさほど変わらない好立地にありながら、住宅コストを抑えて暮らせます。
大手不動産サイトによると、平均家賃は千葉市花見川区と比較して1.5万〜4万円ほど安い傾向にあります。また、賃貸物件数は約360件以上(※)と豊富で、住まい探しにも困りません。(※2024年7月時点)
▼1LDK〜3DKの平均家賃(アパート・マンション・戸建て)
四街道市 | 7.57万〜8.59万円 |
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千葉市花見川区 | 9.05万〜13.65万円 |
※参考:ホームズ(2024年7月29日時点)
土地価格も千葉市より安く、マイホームを持つ目的で移り住む子育て世帯も珍しくありません。
▼平均坪単価
四街道市 | 18.9万円/坪 |
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千葉市中央区 | 45.3万円/坪 |
※参考:アセットロケット 不動産価格相場(2005年〜2023年)
広い家や庭付きの家を希望するファミリー世帯にとっては、理想を叶えやすい環境と言えるでしょう。市が設けている住宅支援制度を活用すれば、さらに住宅費用を削減できます。
▼四街道市住宅支援事業
結婚新生活応援事業補助金 | 新居購入費や家賃などの一部を補助 ・29歳以下:最大60万円 ・その他(39歳以下):最大30万円 |
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三世代同居・近居住宅支援事業補助金制度 | 住宅取得費用の一部を補助 ・補助額:費用の1/2(上限100万円) |
なお、空き家は需要が高く物件数はあまりありません。希望する場合は四街道市内の不動産会社へ相談してみましょう。
四街道市へ移住した人の体験談
ここでは、四街道市へ移住した人の体験談を一部紹介します。
- 生活に必要なものが市内でほとんど手に入ります。ほどよく自然もあり住み心地が良い。
- 都心へのアクセスが良く通勤やお出かけに便利。東京ディズニーリゾートへ日帰りで子どもたちを遊びに連れて行ける。
- 千葉市と比較して手頃な価格で家を購入できる。利便性が良い環境でコストを抑えて建てられるのは大きなメリット。
多くの移住者から「商業施設が充実していて生活に不便がない」という声が聞かれました。キャンプを楽しめる総合公園もあり、自然とのバランスの良さが移住者の満足度をさらに高めている印象です。
また、都心まで約1時間の好立地でありながら比較的安くマイホームを持てる点も、ファミリー世帯に選ばれる魅力だと感じました。
四街道市への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 経営企画部 政策推進課 |
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住所 | 〒284-8555 千葉県四街道市鹿渡無番地 |
電話番号 | 043-421-6161 |
対応時間 | 08:30〜17:15 ※土・日曜、祝日、年末年始を除く |
公式サイト | https://www.city.yotsukaido.chiba.jp/ |
四街道市は買い物や通勤・通学にも便利で、自然の中でのびのびと子育てができるまちです。多くの移住者の方から居心地の良さを実感いただいているので、ぜひ一度足を運んで魅力をご体感ください。