岡山県瀬戸内市への移住情報

瀬戸内市への移住!まちの魅力・仕事・住まい情報を徹底解説

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「岡山県瀬戸内市」をご紹介します。

瀬戸内市は、瀬戸内海に面する、自然の豊かなまちです。その自然環境と温暖な気候から農業が盛んで、市内の直売所には新鮮な野菜が並びます。

さらに、学校給食にも地元産の食材をふんだんに使う「食のしあわせプロジェクト」を推進。地産地消にこだわっている方や、子どもへの食育を大切にしている方にはおすすめの移住先と言えます。

また、市内のそれぞれの地域に歴史があり、情緒ある古いまちなみでは、散策や写真撮影が楽しめます。

そんな瀬戸内市について、暮らしの特徴や、住まい・仕事探しなど、移住に役立つ情報をたっぷりとお届けします。

今回お話を伺った方
男性のアイコン

瀬戸内市役所 企画振興課 主事

岸本 有喜さん

瀬戸内市の暮らしの特徴3つ

瀬戸内市の暮らしの特徴

地方移住を検討している方の中でも、特に次のような方には瀬戸内市がおすすめです。

  • 生活利便性を確保しつつ、自然豊かなまちで暮らしたい
  • 農業や漁業に興味がある
  • 食べるものは地産地消を心がけている。また、子どもの食育に力を入れている
  • 子育て支援策が充実しているまちで暮らしたい

なぜこのような方に瀬戸内市が向いているのか、その理由を踏まえつつ、瀬戸内市の暮らしの特徴を紹介していきます。

特徴1:豊かな自然が育む、山の幸・海の幸

オリーブ園の向こうに海

瀬戸内市は豊かな自然に囲まれたまちです。

市の南部・東部は瀬戸内海に面し、中でも牛窓は多島美の景観が広がり、「日本のエーゲ海」とも称されています。市の中央部には千町平野が広がり、西部には岡山三大河川のひとつ・吉井川が流れています。

四季おりおり、美しい風景の中で暮らすことができるのは、瀬戸内市の大きな魅力です。

そして瀬戸内市では、このような地理に加え気候が温暖であることから、農業や漁業が盛んです。特産品のオリーブをはじめ、米や麦、ブドウ、キャベツ、マッシュルームなど栽培品目は多彩。漁業では、牡蠣の養殖に長い歴史をもちます。

千町平野の田んぼ
▲千町平野では米やビール麦を栽培。季節ごとに表情の異なる風景が眺められる

夜明けの虫明迫門
▲牡蠣の養殖が盛んな地域・虫明は、夜明けの風景の美しさから「日本の朝日百選」にも選ばれている

市内には数ケ所の直売所があるほか、朝市やマルシェなどが多数開催され、新鮮な野菜や水産物が手軽に購入できます。

瀬戸内市は、おいしい食材を日々の食卓に並べたり料理を楽しみたい方、また農業や漁業に興味がある方にも、とてもおすすめと言える移住先です。

特徴2:地産地消100%の学校給食を目指す「食のしあわせプロジェクト」

学校で給食を食べる子ども達

豊かな自然と温暖な気候を生かし、数々の農作物を栽培する瀬戸内市。

市では「自分達が作った野菜を、子ども達にたくさん食べてもらいたい」という思いを持った農業者が中心となり、地元産の食材を学校給食に提供する取り組みを行っています。

この「食のしあわせプロジェクト」によって、瀬戸内市の子ども達と保護者達は、地元で農業や漁業に携わる人のことを知ったり、食べ物の旬を覚えたりと、多くの学びを得ています。同時に、農業の活性化や地域経済の循環など、地域全体に生まれるメリットも多数。

成長期の子ども達の食事の中で「給食」は大きなウェイトを占めています。その給食に地元の人々の思いやこだわり、愛情がたっぷり込められていることは、子ども達の心身の大きな財産になっていくでしょう。

子どもの教育方針として「健康的な食生活を送るための基礎を、早い時期にしっかりと身につけさせたい」という考えをお持ちの方には、瀬戸内市の給食は理想的と言えるかもしれません。

特徴3:子育てしやすい環境が整っている

こどもひろばで水遊びをするたくさんの人

瀬戸内市では、さまざまな子育て支援事業を展開しており、移住を検討している子育て世帯からも注目を集めています。以下はその一例です。

結婚新生活支援事業補助金 新生活に必要な住居費(住居取得・リフォーム費用、家賃等)と引越費用として最大30万円を補助(夫婦共に29歳以下の場合は最大60万円)
こども医療費助成制度 病院の医療費は18歳まで無料
出産・子育て応援給付金 ○出産応援給付金
妊娠届出時に、妊婦1人当たり【5万円】を支給
○子育て応援給付金
こんにちは赤ちゃん訪問の後、子ども1人当たり【5万円】を支給
すくすくチャイルドチケット 2歳未満の乳幼児の保護者に対し、紙おむつや粉ミルクなど、育児用品の購入費を助成(月額3,000円)
こどもひろば推進事業 大人も子どもも一緒に外遊びを楽しむ「こどもひろば」の定期開催

「こどもひろば」は、「子連れでも楽しめる場所を増やしてほしい」という子育て世代の声から生まれました。市内のすべてを“あそびの場”と位置づけ、子どもからシニア世代まで皆が楽しみ、交流することができます。

なにかと病院にかかることの多い子どもの医療費が、18歳まで無料なことも魅力的です。

他にも、待機児童ゼロを目指す取り組みとして、保育園や認定こども園の整備が進められたり、放課後児童クラブを実施しているなど、子育て世帯が働きやすい環境が整えられています。

また、市内には3館の市立図書館があります。全館共通でのテーマ展示や、移動図書館巡回なども行われ、子育て世帯を含め、地域で広く愛されています。

瀬戸内市民図書館(もみわ広場)
▲邑久町「瀬戸内市民図書館」の愛称は「もみわ広場」。「もちより・みつけ・わけあう広場」の頭文字をとって名付けられた

先に紹介した「食のしあわせプロジェクト」もふくめ、瀬戸内市は、子どもが地域の輪の中でのびのび成長できるまちと言えるでしょう。

参考:子育て楽しむなら瀬戸内市

瀬戸内市の暮らしに関する情報

ここでは、移住を検討するうえで重要となる、瀬戸内市の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。

気候 1月:平均気温4.2°C
8月:平均気温27.3°C
※参考:気象庁ホームページ
人口 人口:36,404人
世帯数:16,003戸
(2023年7月1日現在)
近隣都市 岡山市、備前市
公共交通 鉄道:JR西日本
バス:瀬戸内市営バス、東備バス、宇野バス、備前市営バス
大都市へのアクセス 岡山市へ:車で約30分
大阪へ:新幹線と電車で約1時間
病院 診療所23、病院4、歯科16
学校 高校1、中学校3、小学校9、保育施設17
行事、イベント 備前福岡の市、牛窓秋祭り、瀬戸内牛窓国際交流フェスタ(朝鮮通信使行列)、上寺山両詣りライトアップ、瀬戸内ほしのさざなみ映画館、牛窓花火大会、喜之助人形劇フェスタ

瀬戸内市は温暖で過ごしやすい気候が特徴的です。冬場にも雪が降ることはほとんどありません。

2004年に「邑久町」「牛窓町」「長船町」という3つの町が合併して誕生した瀬戸内市。現在もエリアそれぞれの特色があります。

邑久町や長船町には鉄道が通り、スーパー、コンビニなど日常の買い物をする場所も多数あります。

牛窓町には電車は通っておらず、お店なども少な目ですが、豊かな自然や港町の風情を感じながら暮らしたい方に向いているでしょう。また、市内に大型ショッピングセンターなどはないので、衣料品の買い物や週末のまとめ買いには、車で30分程度の岡山市へ出かける方が多いそうです。

年間を通して行われるさまざまな行事

地区ごとの歴史や伝統を伝える、さまざまな行事もあります。

中世に商都として栄えた長船で行われる「備前福岡の市」は、当時のにぎわいを再現した朝市。地元の生産者との交流を楽しむことができます。

牛窓地区の氏神様「牛窓神社」の「牛窓秋祭り」は、だんじり巡行や唐子踊など、見どころがたくさん。

邑久の「上寺山両詣りライトアップ」は、境内のライトアップや除夜の鐘つき、カウントダウンイベントが行われる、上寺山餘慶寺の迎春行事です。

「備前福岡の市」の様子
▲毎月第4日曜日に開催される「備前福岡の市」。4月と11月の「大市」は、特に盛り上がる

他にも、市内ではマルシェやワークショップなど、さまざまなイベントが開催されます。

「瀬戸内ほしのさざなみ映画館」では、オリーブ園や道の駅など、まちのおなじみの場所が一夜限りの映画館に変身。観たことのある映画やよく知った場所の、新たな一面に出会えるかもしれない、魅力的なイベントです。

オリーブ園での野外映画館「ほしのさざなみ映画館」
▲瀬戸内海に面した「牛窓オリーブ園」も、幻想的な野外映画館に

散策が楽しく、歴史を感じるまちなみ

しおまち唐琴通りのまち並み
▲「しおまち唐琴通り」は、古くから港町として栄えた面影が残っており、どこか懐かしさを感じさせてくれる

瀬戸内市の牛窓地区は古くから、風待ち、潮待ちの港(船の運航に適した風・潮を待つ港)として栄え、江戸時代には朝鮮通信使の寄港地でもありました。

そんな歴史をもつ牛窓地区には、江戸時代から昭和30年頃の情緒ある建物や史跡が点在。中でも「しおまち唐琴通り」は、朝鮮通信使にまつわる本蓮寺、白壁の土蔵、格子戸など、古い時代のおもかげが色濃く感じられます。レトロでノスタルジックなまちの風景が好きな方には、散策をしたり写真を撮ったりと、楽しみが尽きないことでしょう。

他にも、長船地区は、日本の作刀の中心であった「刀剣の里」として知られるとともに、商業都市としても繁栄した地域。邑久地区には詩人・竹久夢二の生家や、国の重要文化財「餘慶寺(よけいじ)本堂」などがあります。瀬戸内市は、古いもの・歴史あるものが好きな方を惹きつける魅力があふれるまちなのです。

【仕事】市内は一次産業が中心。起業支援もあり

2023年7月現在、大手求人情報サイトで瀬戸内市の正社員求人を検索すると、約1,100件がヒットしました。次に、この検索範囲を車で約30分(瀬戸内市から25km圏内)まで広げると、約39,000件と大幅に増加。

瀬戸内市では農業や漁業が中心であり、また25km圏内には求人の多い岡山市なども入ってくるので、会社勤めを希望している方には、近隣都市も視野に入れたお仕事探しがおすすめです。

参考:正社員求人情報の一例(瀬戸内市内)
参考:正社員求人情報の一例(瀬戸内市から25km圏内)

そのほか、起業・創業に対する支援制度もあります。「移住を機に独立したい」「お店を出したい」など希望のある方は、チェックしてみてください。

特定創業支援事業 ・創業相談
・創業塾の開催
・創業奨励金(市内で創業した方に10万円を交付)
・分野別ミニ創業塾/事業計画書作成研修

詳細:特定創業支援事業について

【住まい】賃貸物件豊富!空き家バンク、分譲地もあり

2023年7月現在、大手住宅情報サイトで瀬戸内市の賃貸物件情報を検索すると、約330件と多数ヒットしました。

参考:賃貸物件情報の一例

物件の購入を検討している方には、空き家バンクの利用もおすすめ。物件の状態は、すぐ住めるものから、リフォームのしがいがあるものまでさまざまです。入居希望時期やライフスタイルに合わせてじっくり探してみてはいかがでしょうか。

参考:空き家バンク物件情報一覧

住宅支援としては、以下のようなものが利用できます。

協働の空き家活用促進事業補助金 住民団体「IJUコンシェルジュ」の支援を受けて空き家を購入・借り受けした方が、その空き家の改修などを行う場合【費用の2分の1】を補助(上限30万円)

また、瀬戸内市では定住を考えている方向けに、分譲住宅を販売しており、以下の補助金を利用することもできます。

参考:牛窓西浜団地分譲中

瀬戸内市定住促進補助金 市の販売する「牛窓西浜団地」の区画を購入し、住宅を建築し定住する方に、販売価格の30%を補助

瀬戸内市へ移住した人の体験談・感想

瀬戸内市へ移住した人の体験談

ここでは、実際に移住して瀬戸内市に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。

  • まるでジオラマのような、海と島の美しい風景に惹かれて移住を決意した。
  • 近所の人も行政も、地域全体が親切で温かい。住まいを探す過程でも、こちらの希望に丁寧に寄り添ってくれた。
  • 落ち着いた雰囲気が魅力的な一方、最近は子育て世帯の方も増え、にぎわっている。
  • 牛窓地区では電車が通っていないので、マイカーは必須。

美しい自然と、地域の人の温かさが移住の決め手になったという声が多く見つかりました。食育などの取り組みもあり、特に子育て世帯からの注目度が高いようです。

瀬戸内市への移住に向けた行動

邑久地区のお試し住宅の外観
▲邑久地区のお試し住宅。車で5分以内に商業施設などが多数あり、便利に生活できる

瀬戸内市では、移住を検討している方に向けた「お試し住宅」を用意しています。

物件は市中心部の邑久地区と、港町・牛窓地区に1ケ所ずつ。移住後のライフスタイルをイメージしながら選ぶのがおすすめです。

どちらの物件も家具や家電が一式揃っているので身軽に訪れることができ、またインターネット環境が整っているので、テレワークも可能です。牛窓地区のお試し住宅の外観
▲牛窓地区のお試し住宅。海水浴場まで徒歩5分という、海をめいっぱい感じられる立地

詳細:お試し住宅について

そのほか、瀬戸内市移住交流促進協議会(とくらす瀬戸内)が移住希望者のニーズに個別に応える、オーダーメイド型の移住体験プランを提供しています。「農業」「食」「ものづくり」「住まい」「子育て」など、瀬戸内市で見たいことや知りたいことをぜひ相談してみてください。

瀬戸内市の「とくらす」のチラシ

詳細:移住相談・市内案内受付フォーム

瀬戸内市への移住に関するお問い合わせ

担当課 企画振興課
住所 〒701-4292
岡山県瀬戸内市邑久町尾張300番地1
電話番号 0869-22-1031
対応時間 8:30~17:15(土・日・祝日と年末年始を除く)
公式サイト https://www.city.setouchi.lg.jp/soshiki/8/115666.html