山形県酒田市への移住の魅力!自然豊かな暮らしと充実した支援制度

この記事では、地方への移住を検討している方に向けて、山形県酒田市の特徴や生活情報を紹介していきます。

酒田市は海や山、川、島、砂丘、滝などさまざまな自然を堪能できるまちです。この豊かな自然環境が育む美味しい野菜や果物、新鮮な魚介類が豊富で、料理好きの方にとって魅力的な食材の宝庫となっています。

市は「日本一女性が働きやすいまち」を目指して様々な取り組みを行っており、子育てしやすい環境や起業支援制度の整備など、充実した生活を送るための制度が整っています。

以下では、酒田市で生活する魅力をはじめ、移住支援に関する情報や、お試し移住の方法まで、市役所の担当者にお話を伺い、詳しく解説していきます。

地域創生部 地域共生課 移住定住係 金崇史さん

山形県酒田市の魅力的な暮らし:3つの特徴

山形県酒田市の暮らしの特徴

酒田市は山形県の北西部、最上川の河口部に位置しています。日本海に面した港町であり、豊かな自然に恵まれた地域です。魚介類や野菜、果物など、多様で新鮮な食材が豊富に揃うまちとして知られています。

そんな魅力あふれる酒田市の特徴を3つ紹介します。

  • 魅力1:多彩な自然環境を満喫できる酒田市の暮らし
  • 魅力2:充実した就労支援と起業サポート
  • 魅力3:豊かな自然が育む多彩な食材の宝庫

それでは、これらの魅力についてひとつずつ詳しく見ていきましょう!

魅力1:多彩な自然環境を満喫できる酒田市の暮らし

酒田市には海や山、川、平野、島、池、滝、砂丘まで、様々な自然が広がっています。その多様な地形は、四季折々の美しい景観を生み出しています。そんな酒田市の魅力的な自然の一部を紹介します。

酒田市のシンボル:雄大な鳥海山と玉簾の滝

山形県と秋田県の県境に位置する鳥海山(ちょうかいざん)は、古くから地域の守り神として周辺住民に崇められてきました。その秀麗な山容が富士山に似ていることから、この地域の古称である「出羽」を用いて「出羽富士」とも呼ばれています。

晴れた日に見える鳥海山の美しい姿は、多くの住民にとって「日頃の疲れを癒す」存在となっているようです。

酒田市の鳥海山

鳥海山の麓(ふもと)にある「玉簾(たますだれ)の滝」は、約1200年前に神のお告げにより発見されたと伝えられています。

鳥海山と玉簾の滝は、四季折々の自然美を楽しめる人気の観光名所です。特に玉簾の滝は、冬季に凍結する姿が圧巻で、雪景色と相まって幻想的な光景を見せてくれます。

酒田市の玉簾の滝(秋と冬)
▲(左)秋の玉簾の滝(右)凍りついた冬の玉簾の滝

鳥海山では、登山はもちろん、冬季には「スノーハイク」と呼ばれる短いスキー板を使った雪道ハイキングなど、季節に応じたアウトドア活動を楽しむことができます。

酒田市の食文化を支える最上川

酒田市には、松尾芭蕉の「五月雨を 集めてはやし 最上川」という句でも有名な最上川が流れています。最上川は山形県最大の河川で、酒田市はその河口周辺に位置しています。

最上川がもたらす豊富な水のおかげで、酒田市では米をはじめとする多様な農産物が栽培されています。

夏になると最上川の河川敷から約1万2千発もの花火が打ち上げられます。最上川の広大さを活かした、展開幅2kmにも及ぶ大パノラマの花火は圧巻の光景です!

酒田市の花火大会「酒田花火ショー」

自然豊かな山形県唯一の離島「飛島」

酒田港から約1時間15分の場所に位置する「飛島」は、山形県内で唯一の離島です。島全体が国定公園に指定されており、豊かな自然が保たれています。

酒田市の離島「飛島」の海岸

島にはスーパーや信号がなく、自然や生き物の本来の姿を間近で観察できます。飛島では、この手つかずの自然の中で、ウォーキングやバードウォッチング、釣り、海水浴などのアクティビティを存分に楽しむことができます。

飛島は、季節により異なる約300種もの鳥を観察できることから、バードウォッチャーの間で非常に高い人気を誇っています。特に春と秋には、渡り鳥の姿を見ることができる貴重なスポットです。

酒田市の飛島の鼻戸崎展望台
▲飛島の鼻戸崎展望台からは鳥海山を望むこともできます

島にある飛島海水浴場は入り江になっており、波が穏やかで透明度が高いのが特徴です。

酒田市の飛島海水浴場

この海水浴場には多くの魚などの生き物が生息しており、魚と一緒に泳ぐという珍しい体験ができるのも魅力です。平日は利用者が少ないため、ほぼプライベートビーチのように静かに楽しむことができる穴場スポットとなっています。

魅力2:充実した就労支援と起業サポート

酒田市は「日本一女性が働きやすいまち」を目指す宣言を行い、さまざまな取り組みを実施しています。

多くの企業に、以下のような取り組みの協力を求め、実際に実施している会社も数多く存在します。

  • 育児・介護等を行う労働者の継続就労を支援
  • 家事・育児・介護などへの男性の参画の促進
  • 管理職などへの女性の登用の促進

酒田市では、保育や介護のサービスの充実、子育てや介護の相談事業の拡充など、「日本一女性が働きやすいまち」の実現に向けて積極的に取り組んでいます。

就労支援にも力を入れており、市役所には専門の職員が配置されています。

酒田市の専門職員による就労支援の様子
▲専門職員にマンツーマンで相談に乗ってもらえます

酒田市ではハローワークでの求人紹介に加え、市が独自に企業と求職者を仲介する事業も展開しています。詳細は以下の公式ホームページでご確認いただけます。

公式:酒田市役所(酒田市UIJターン人材バンク)

酒田市では月に2回程度、求人情報を配信するメールマガジンも提供しています。県外在住の方でも定期的に求人情報をチェックできるため、酒田市への移住を検討されている方はぜひ登録をご検討ください。

希望する求人が絞られてきたら、専門職員が企業見学から応募まで企業側との調整を行います。まずはお気軽にご相談ください。

公式:酒田市役所(求職者登録)

起業支援:充実した補助金制度と相談サービス

酒田市では、これから創業したい人への支援が充実しています。

支援制度 内容
開業支援補助金 酒田市で創業する方に対して、開業に必要な経費の1/2(上限50万円)を補助する。

酒田市ではこれから創業する方に対して、事務所の整備や備品の購入、広告宣伝費、コンサルタント料など、起業の準備にかかる費用の一部を助成しています。移住と同時に起業を考えている方にとって、心強い支援制度といえるでしょう。

この補助金の詳細については、以下の酒田市公式ホームページでご確認いただけます。

公式:酒田市役所(酒田市開業支援補助金)

さらに、酒田市の産業振興まちづくりセンター「サンロク」は、創業に関する総合的な相談窓口となっています。新規プロジェクトの相談、創業・経営セミナーの開催、補助金情報の提供など、多角的に創業者をサポートしています。

サンロクはコワーキングスペースとしても利用可能で、テレワーカーやフリーランスの方に適した、集中して作業できる環境を提供しています。サンロクの支援内容やコワーキングスペースについての詳細は、以下の公式ホームページでご覧いただけます。

公式:産業振興まちづくりセンター(サンロク)

新規就農者向け:手厚い資金援助と技術サポート

酒田市では新しく農業を始める人への支援制度が充実しています。

▼就農に関する支援制度

農業次世代人材投資資金 内容
経営発展支援事業 新規就農のための機械や施設の導入資金を支援する。
(上限1,000万円)
経営開始資金 新規就農者の経営が安定するまでの初期段階を資金面で補助する。
12.5万円/月×最長3年間
就農準備資金 新規就農のための研修期間を資金面で補助する。
12.5万円/月×最長2年間
雇用就農資金 農業法人等が新規就農者を雇用し、技術習得させる期間の資金を補助する。
最大60万円/年×最長4年間

酒田市では新たに農業を始めたい方に対して、トラクターや耕運機などの機械、獣避けの柵、ビニールハウス、肥料、堆肥などの農資材を購入するための資金援助を受けることができます。

農業を始める際、初期段階では研修や機材の購入、農地の準備など、費用がかさみます。また、開始直後は作物が思うように育たないことも多く、収入が不安定になりがちです。

「経営開始資金」や「就農準備資金」を活用すれば、その期間に資金面でサポートを受けられるので心強いですね。これらの支援について詳しい内容は下記をご覧ください。

公式:酒田市役所(農業次世代人材投資資金)

魅力3:豊かな自然が育む多彩な食材の宝庫

酒田市は「食べ物がなんでも美味しい!」と評判で、豊かな自然環境を活かして、さまざまな農作物が育てられています。

最上川の豊富な水量や、昼と夜の寒暖差を活かしたお米をはじめ、四季折々の食材が豊富です。春には山菜やたけのこ、いちご、夏はイカや岩牡蠣、メロン、秋には柿や梨、冬には鱈など、多様な食材が楽しめます。野菜だけでなく、山菜や果物、魚介類まで、豊富な種類の食材が採れるのが特徴です。

冬になると海から強い季節風が吹き込むこの地域では、風に巻き上げられた砂が長い年月をかけて、海岸沿いに砂丘を形成しました。約300年前に防風林としてクロマツが植林され、酒田のまちと農作物を守ってきました。

この酒田市の砂丘では、その特徴的な土地を生かして、メロンやスイカ、大根など、さまざまな野菜が栽培されています。酒田市ならではの独特な野菜を味わうことができるのも魅力の一つです。

近年は輸送技術の発達で、全国どこにいても美味しい食材が手に入れられるようになりました。しかし、多くの野菜や食べ物は輸送時間を考慮して、完熟前の未成熟な状態で収穫されています。

対照的に、酒田市で地産地消される食材は、完熟に近い状態で収穫でき、自然環境を生かした栽培がなされています。住民の方々が口を揃えて「酒田市の食材は美味しい」と太鼓判を押すのは、このような地域特有の恵まれた条件によるものだと考えられます。

酒田市での生活:交通・仕事・住まい・子育て環境

ここからは、酒田市への移住を考えた場合に必要になる生活に関する情報を、様々なデータをもとに紹介します。

気候 酒田市 東京(新宿)
平均気温 8月:25.5度
1月:1.9度
8月:26.9度
1月:5.4度
年間降水量 約2,000mm 約1,600mm

酒田市の旧八幡町は特別豪雪地帯、それ以外は豪雪地帯に指定されています。ただし、冬は季節風が強く吹く影響で、平野部(市街地周辺)は他の日本海沿いの豪雪地帯と比べると雪は少なく、雪かきは1シーズンに10日程度で済むことが多いようです。

人口 約98,000人
病院 総合病院5軒、一般診療科95軒、歯科医院44軒、助産所2軒
学校 大学1校、職業能力開発短期大学校1校、専修学校2校、高校5校、中学校8校、小学校24校
文化・芸術 酒田まつり
酒田日和山桜まつり
舞鶴公園桜まつり
さかた夏の縁日まつり(旧酒田港まつり・甚句流し)
酒田花火ショー
神楽舞
酒田日本海寒鱈まつり
酒田酒まつり
酒田日和山公園桜まつり
酒田のラーメンexpo
酒田市美術館
本間美術館
土門拳記念館
舞娘茶屋相馬樓・竹久夢二美術館
食べ物
酒田ラーメン
メロン

いちご
山菜
ズワイガニ
食用菊
イカ
岩牡蠣

日本酒・焼酎
レジャー 宮海海水浴場
十里塚海水浴場
飛島海水浴場
飛島
庄内砂丘
玉簾の滝
さかた海鮮市場
スワンパーク(最上川下流緑地)
ゴルフパーク酒田
平田B&G海洋センター
スワンスケートリンク

酒田市には、日用品の買い物や病院、学校など、生活に必要な施設が揃っています。市街地にはイオンなどの大型ショッピング施設もあるため、日常の買い物に不便を感じることはないでしょう。

医療環境については、市内にドクターヘリが着陸可能な大規模総合病院があり、時間外診療も受け付けているため、緊急時の対応も整っています。

酒田市の主要駅である酒田駅の北西には、野球場やテニスコート・プール・陸上競技場などを備えた「光ヶ丘公園」という大規模な公園や、酒田市の桜の名所でまちのシンボルにもなっている「日和山公園」など、充実した公園施設が多数あります。

酒田市の日和山公園
▲日和山公園。春には桜まつりが開催されます。また夕方には日本海に沈む夕日が一望できます。

さらに、酒田市で毎年5月に開催される「酒田まつり」も見逃せません。1609(慶長14)年から400年以上にわたり一度も途切れることなく続いている伝統的な祭りで、地域の文化を体験する絶好の機会です。

酒田市の酒田まつり
▲酒田まつりの様子。酒田市で一番大きなお祭りで、まち全体がお祭りの雰囲気に包まれます。

交通事情:市街地の利便性と車の必要性

次に酒田市の交通に関する情報を紹介します。

交通 【電車】
JR東日本羽越本線(主要駅「酒田駅」)
【飛行機】
庄内空港(酒田駅から車で約20分)
近隣都市 遊佐町
庄内町
三川町
鶴岡市
大都市へのアクセス 【飛行機】
東京:庄内空港から羽田空港まで約1時間
【電車】
東京:酒田駅から東京駅まで約4時間(新幹線経由)
大阪:酒田駅から大阪駅まで約8時間(新幹線経由)
【高速バス】
東京まで約8時間
仙台まで約3時間
山形まで約2時間30分

秋田方面への電車はおよそ1時間に1本、新潟方面へは1時間に2本ほど運行しています。

市街地であれば、車がなくても、バスや自転車で生活できます。市街地は平野なので、自転車移動も比較的容易です。ただし、車があるとより便利です。山間部に移住する場合は、バスが運行していない場所もあるため、車の所有をおすすめします。

また、市内には庄内空港があり、酒田駅から庄内空港までは車で約20分と、アクセスしやすい場所に位置しています。庄内空港では、羽田空港への飛行機が1日に約4便ずつ発着しており、朝一の便なら朝8時ごろには羽田空港に到着します。

フライト時間は1時間ほどなので、テレワークを中心に月に数回だけ東京に出社する、という柔軟な働き方も可能です。

就労環境:豊富な求人と充実した就職支援サービス

ここでは、酒田市の仕事に関する情報を紹介します。まずは、仕事選びの参考になる、酒田市の平均世帯年収から見てみましょう。

▼酒田市の世帯平均年収

世帯平均年収 約480万円

(2022年11月現在 縁結び大学調べ)

これは2人以上の世帯における平均年収です。家族で移住する場合には、世帯全体でこのくらいの年収を目指すと良いでしょう。求人を選ぶときや、生活費を計算するときの参考にしてください。

▼酒田市と周辺の求人数

求人数
酒田市 約3,900件
酒田市から30分圏内 約4,200件

(2022年11月現在 縁結び大学調べ)

酒田市の海沿いには火力発電所や大手企業の工場があります。そのため、製造業などの二次産業の求人が多い傾向にあります。酒田市では、仕事を選ばなければ十分な数の求人があります

先程の「酒田市の魅力2」でも紹介しましたが、酒田市ではハローワーク以外にも求人を紹介しているサービスがあります。詳しくは下記のホームページをご覧ください。

公式:酒田市役所(酒田市UIJターン人材バンク)

また、月に2回ほど求人情報が配信されるメールマガジンがあります。下記のホームページから登録できますので、移住を検討している方はぜひ活用してみてください。

公式:酒田市役所(求人者登録)

住宅事情:子育て世帯に優しい住宅支援制度

ここからは酒田市の住まいに関する情報を紹介します。まずは、物件数の現状を見てみましょう。

▼賃貸物件と売買物件の件数

賃貸物件 約120軒
売買物件(空き家バンク) 5軒

(2022年11月現在 縁結び大学調べ)

酒田市の空き家情報サイトでは、100万円台からの物件が掲載されています。2022年11月時点では、比較的入手しやすい価格の物件が多く見られました。

物件の種類や数は時期によって変動するため、移住を検討している方は以下の公式サイトで最新情報をご確認ください。

公式:酒田市空き家等情報サイト

▼賃貸物件の家賃相場

1R 3.8万円
1K-1DK 3.7万円
1LDK-2DK 4.3万円
2LDK-3DK 6.1万円
3LDK-4DK 6.6万円

(2022年11月現在 縁結び大学調べ)

酒田市の家賃相場は山形県全体と比べて約5千円ほど安価です。単身向けの物件では3万円台、家族向けの物件では6万円台が相場となっています。

▼酒田市の住まいに関する支援制度

支援制度 内容
移住定住者住宅支援費補助金 中古住宅・空き家の購入や改修などにかかる費用を最大45万円補助(世帯構成によって上限引き上げあり)

この支援制度は、中古住宅・空き家購入のみの場合や賃貸空き家の改修でも対象になる場合があります。中学生以下の子どもがいる世帯では、補助額が加算されます。詳細な支給条件や補助額については、以下の公式サイトをご確認ください。

公式:酒田市役所(移住定住者住宅支援費補助金)

子育て環境:充実した支援制度と教育の取り組み

酒田市は子育て環境の整備にも力を入れています。

酒田市では、子どもの医療費は中学校卒業まで、自己負担なく治療を受けられます。

また、子育て世代包括支援センター「ぎゅっと」では、妊娠期から子育て期までの様々な相談に対応する総合窓口が用意されています。移住して頼れる人が身近にいない方も多いので、このような支援体制は心強いですね。

酒田市には他にも多くの子育て支援の取り組みがあります。以下にその一部を紹介します。

子育て支援センター:仲間づくりと相談サービス

酒田市には5ヶ所の子育て支援センターがあります。これらのセンターには、就学前までの子どもと保護者が一緒に楽しめる多種多様なおもちゃが豊富に用意されています。

子育て支援センターでは、子どもを自由に遊ばせることができるだけでなく、保護者同士の交流の場としても活用できます。また、専門の保育士に子育ての悩みや疑問を相談することもできるので、心強い支援が得られます。

酒田市は公園と子育て支援センターが充実しているため、天候に応じて遊び場を選べます。晴れた日は屋外の公園で、雨の日は室内の子育て支援センターで遊ぶなど、柔軟な利用方法が可能です。このように、季節や天候を問わず子どもの遊び場に困らない環境が整っています。

ファミリー・サポート・センター:柔軟な一時預かりサービス

酒田市では「ファミリー・サポート・センター」という子どもの一時預かりサービスを実施しています。

生後2ヶ月から小学6年生までの子どもが対象で、市内の子育て経験が豊富な協力会員さんに、一時預かりをお願いできるサービスです。1時間500円からと、比較的安価で気軽に利用することができます。

例えば、以下のような「ちょっと子どもを見てほしい」という要望を叶えてくれるサービスです。

  • 仕事が忙しくて保育園へのお迎えに間に合わないので迎えに行ってほしい
  • 仕事と重なる習い事の送り迎えをしてほしい
  • 美容院に行きたい
  • 気分転換に映画を見たい

身近に信頼できる親戚や知人ができたかのような安心感が得られるサービスです。

近年では病院の面会や各種イベントなど、人数制限がある場合も多く、そのような時にも子どもを一時的に預けられるのは、子育て中の親にとって大きな助けとなります。

小中一貫教育:9年間を見据えた特色ある学校教育

酒田市では、中学校区ごとに目指す子ども像を共有し、9年間の系統的かつ一貫性のある教育課程を実施しています。

この取り組みの狙いは、小学校6年間と中学校3年間では解決が難しかった学校教育の課題を、「9年」という長期的な視点で共有し、解決していくことです。

具体的には、次のような姿を目指して取り組んでいます。

生徒指導の観点

  • 子どもの良さを認め自己肯定感を高める
  • お互いを尊重し高めあえる集団づくり
  • 管理型を脱却し、主体性を育む指導改善
  • より豊かな社会性を育成

学習指導の観点

  • 学ぶことが好きな子どもを増やす
  • 学習検査などで全ての教科で改善を図る
  • よりよく学びあえる学習集団づくり
  • それぞれの資質・能力を十分に伸ばす

小学校から中学校への重要な移行期に、教師間で十分な情報共有が行われ、子どもたちをきめ細かく指導してくれることは、保護者にとって大変心強いものです。

酒田市移住者の声:実際の暮らしと感想

山形県酒田市の移住者の声

実際に酒田市に移住された方々の声を紹介します。

  • 地元の新鮮な食材が豊富で、飲食店も美味しいお店が多い
  • 日常の買い物に不便がなく、一人暮らしでも生活しやすい環境が整っている
  • 空気が澄んでいて、心地よい自然環境がある

酒田市の公式サイトでは、多くの移住者の方々の体験談が紹介されています。酒田市の魅力が伝わる興味深い内容ばかりなので、移住を検討されている方はぜひご覧ください。

公式:酒田市移住ポータルサイト(移住者インタビュー)

また、酒田市では特にラーメンが市民に愛されています。市内には数多くのラーメン店があり、外食の際には「どこのラーメン店に行く?」という会話が日常的に交わされるほど、ラーメンが地域の食文化として根付いています。

酒田市を訪れる機会があれば、ぜひ地元のラーメンを味わってみてください。

酒田市の名物「酒田ラーメン」
▲「酒田のラーメン」と呼ばれており、トビウオなどの魚介の出汁をベースに作ったあっさり醤油ラーメン。

酒田市への移住プロセス:イベント参加からお試し移住まで

ここからは、実際に酒田市への移住を考えている方に向けて、具体的な移住までの手順を詳しく紹介します。

ステップ1:移住イベントで酒田市の魅力を知る

酒田市は、東京などの大都市で開催される「移住促進イベント」に頻繁に出展しています。まずは身近な場所で行われているイベントに参加して、酒田市について詳しく話を聞いてみましょう。

移住イベントに出展している酒田市ブースの様子

「酒田市の特徴は?」「移住者向けの支援制度は?」「どんな仕事があるの?」など、移住に関する具体的な質問を直接スタッフに聞くことができます。

イベントへの出展情報は、以下の酒田市移住ポータルサイトに掲載されていますので、近くで開催されるイベントがあれば参加してみてください。オンラインで参加できるイベントも用意されています。

公式:酒田市移住ポータルサイト(イベント&ニュース)

さらに、酒田市の先輩移住者が中心となって交流イベントも開催しています。これは、酒田市の移住者や移住希望者の交流・仲間づくりを目的としたイベントです。

参加者みんなで山形名物の芋煮会やバーベキューを楽しんだり、冬には雪かきボランティアを行ったりと、毎回数十人規模の参加者が集まる人気のイベントです。

実際に移住した方々から酒田市での暮らしの実態を聞ける貴重な機会であり、移住後の仲間づくりにも最適です。酒田市への移住を検討している方は、ぜひ参加をご検討ください。

公式:酒田市役所(庄内で暮らそう!移住者交流会)

ステップ2:無料お試し住宅で酒田市の暮らしを体験

イベントに参加して酒田市への興味が深まったら、実際に酒田市での暮らしを体験してみましょう。酒田市では無料で宿泊できるお試し住宅が用意されています。

酒田市の移住お試し住宅の外観
▲酒田市の移住お試し住宅の外観

最長で7泊8日の利用ができ、徒歩5分圏内にスーパーやホームセンター、コンビニがあるので、実際の生活環境を体験するのに適しています。

テレビや電子レンジ、食器、洗濯機など、生活に必要な基本的な設備は用意されているので、少ない荷物で利用可能です。ただし、衛生面を考慮して寝具は提供されていないため、持参するかレンタル事業者を利用する必要があります。

酒田市の移住お試し住宅の内観
▲利用者からは譲ってほしいとの声をいただくことがあるそうです

滞在中は、酒田市への移住相談ができる時間が設けられています。体験中に気になったことを直接相談できるので、移住への理解を深める良い機会となります。

小学生以下のお子さんがいる家庭に対しては、お試し住宅を利用する際の交通費を上限8万円まで助成する制度があります。この制度を利用すれば、子育て世帯はほとんど費用をかけずにお試し移住ができるので、移住を検討している方はぜひ活用を検討してください。

市の担当者の方によると、「冬の厳しい寒さを実際に体験することで、より現実的な移住イメージが持てる」とのことです。

お試し住宅や交通費の支援について、詳しい内容は下記のホームページをご覧ください。

公式:酒田市役所(移住お試し住宅)

公式:酒田市役所(移住お試し住宅利用促進補助金)

お試し滞在中は日常生活を体験するだけでなく、空き家見学や求人情報の確認もおすすめです。これらの情報収集は、将来の円滑な移住につながります。

酒田市移住相談:問い合わせ先と連絡方法

酒田市への移住に関してご不明な点がある方は、以下の窓口にお問い合わせください。

担当課

酒田市役所地域創生部地域共生課 移住相談総合窓口

(令和6年4月1日より)
酒田市総務部市長公室移住定住・関係人口係 移住相談総合窓口

住所

〒998-0044
山形県酒田市中町三丁目4番5号交流ひろば内

(令和6年4月1日より)
〒998-8540
山形県酒田市本町二丁目2番45号

電話 0234-26-5768(令和6年4月1日以降も変更なし)
FAX

0234-26-5617

(令和6年4月1日より)
0234-26-3688

Eメール

iju@city.sakata.yamagata.jp

(令和6年4月1日より)iju@city.sakata.lg.jp

公式サイト https://sakata-iju.jp/