【栃木日光】今市報徳二宮神社で季節の御朱印と猫に癒されるカップルデート
今回の記事でご紹介するのは、栃木県日光市の「今市報徳二宮神社」を中心に過ごすデートプランです。
神社の境内では、薪を背負いながら勉学に励んだことで知られる二宮金次郎さんをモチーフにした像が訪れる人を温かく迎えてくれます。
いただける季節の御朱印は毎月絵柄が変わり、心温まるデザインと色彩が大きな魅力です。神社では二宮金次郎さんの教えも学べますよ。
すぐ近くには道の駅や観覧車、おしゃれなカフェも点在していますので、デートプランも立てやすいエリアです。ぜひカップルのデートコースとして参考にしてみてくださいね。
おすすめカップル:御朱印巡りが好き、猫好きなカップル
どんなデート?:神社で御朱印を受け取るデート
概要:二宮尊徳翁を祀る神社で心温まるデートを楽しむ
今回は、栃木県日光市の「今市報徳二宮神社」をお詣りして御朱印をいただき、周辺のデートスポットをめぐるプランをご紹介します。
今回のデートのメイン |
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今市報徳二宮神社 |
周辺のデートスポット |
・日光ランドマーク ・道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣 ・日光みそのたまり漬 上澤梅太郎商店 |
ランチ・スイーツ休憩におすすめのお店 |
・日光珈琲 玉藻小路 ・珈茶話 kashiwa ・松月氷室 ・かつ泉 |
報徳二宮神社では、おみくじや願掛けをして拝殿に手を合わせたら、かわいい御朱印をいただきます。境内では鳩や猫とふれあって、ゆったりと過ごすと気持ちが安らぎますよ。
神社からも見える観覧車に乗ると街を一望できてデート気分も高まります。お土産を買うなら、道の駅やたまり漬けの老舗に立ち寄ってみると良いでしょう。また、近くにはランチにぴったりのカフェやとんかつ専門店があります。
SLに興味があるカップルは、下今市駅から東武鉄道のSL大樹に乗って、日光東照宮や鬼怒川温泉方面へ向かうプランもいいですね。
ここからは、メインとなる「報徳二宮神社」について詳しくご紹介していきます。
カラフルな季節の御朱印が人気の今市報徳二宮神社
報徳二宮神社は栃木県日光市にある神社です。二宮金次郎として有名な江戸後期の農政家・二宮尊徳(そんとく)翁の終焉の地となった今市に、尊徳翁を御祭神として明治31年に創建されました。
近隣には、栃木県を代表する観光地であり世界遺産として知られる日光東照宮、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)、輪王寺(りんのうじ)が控えています。また鬼怒川温泉も近く、いずれも車で30分圏内と観光スポットからもアクセスしやすいエリアにある神社です。
尊徳翁の功績にあやかり学業成就や商売繁盛を祈願する人が多く、お宮参りなどの祝い事でも地元の人に親しまれています。尊徳翁の書物が残された宝物館では、教えを学ぶこともできますよ。
報徳二宮神社は街中にありますが、大勢の人が行き交う観光地とはまた違った静かな雰囲気で、コンパクトな境内が魅力の一つ。鳩や猫がくつろぐ空間には穏やかな空気が流れており、鮮やかな花手水や木彫りのアート作品が見る人の心を潤してくれます。
なかでも季節ごとに工夫が凝らされた御朱印は素晴らしく、多くの方を魅了しています。また可愛らしい金次郎さんの像が迎えてくれるので、カップルが笑顔になれるデートスポットとしておすすめですよ。
今市報徳二宮神社の基本情報とアクセス
住所 | 〒321-1261 栃木県日光市今市743 |
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アクセス | 【公共交通機関】 ・東武線「下今市駅」徒歩3分 ・JR「今市駅」徒歩10分 |
駐車場 | 60台 (参拝の方は無料) |
営業時間 | 9:00~17:00 年中無休 |
電話番号 | 0288-21-0138 |
飲食施設 | なし |
予約 | ご祈願は要予約 |
公式サイト | https://ninomiya3.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
二宮尊徳翁:学問・商売繁盛・開運出世の御利益
今回は、報徳二宮神社の禰冝を務める武内さんにお話をおうかがいしました。
編集部
まずは、報徳二宮神社の由来や御祭神について教えてください。
武内さん
報徳二宮神社は、二宮尊徳翁(金次郎)を御祭神として、尊徳翁終焉の地である今市に創建された神社です。
尊徳翁少年時の薪を背負い勉学に励む姿から、学問の神としてはもちろん、数多くの藩や農村の財政再建や復興をされた功績から、財福・商売繁盛などお金に関する神として信仰されています。また、農民から武士となったため、開運出世のご利益を求めて参拝される方もいらっしゃいますよ。
編集部
薪を背負い本を手にした二宮金次郎像は有名ですよね。全国いろいろなところで目にすることがあると思いますが、二宮尊徳翁をお祀りした神社があるというのは初めて知りました。
武内さん
報徳二宮神社の境内には県指定史跡の「尊徳翁の墓」があり、尊徳翁のご遺体すべてが安置された全国で唯一の地です。
また尊徳翁に関する史料を納めた「宝物館」があり、翁直筆の手紙や衣服・書類などが大切に保存されています。
▲報徳二宮神社にある二宮尊徳翁の墓
編集部
尊徳翁が築いた「報徳思想」には、自分の利益を追求するだけでなく、すべてのものに感謝し富を譲り合うという考えがあるそうですね。心豊かに生きるための土台となる思想だと感じます。
宝物館は拝観できるとうかがいましたので、尊徳翁直筆の書物などぜひ拝見してみたいと思いました。
尊徳翁の終焉の地に建てられた神社ということですが、どのようなロケーションにあるのでしょうか?
武内さん
報徳二宮神社は、日光市今市の中心部に鎮座しています。最寄り駅の東武線「下今市駅」やJR「今市駅」からも徒歩圏内で、近くには道の駅もあるというロケーションです。
また栃木県の観光スポットである日光東照宮や鬼怒川温泉からも車で約30分ほどです。駐車場もありますので、車・電車どちらでもアクセスしやすいと思いますよ。
編集部
日光は観光名所がたくさんありますが、また新しいスポットがあることを知って、訪れる楽しみが増えそうです。どのような見どころがあるのかワクワクしてきました。
四季折々の風物詩をモチーフにしたカラフル御朱印
報徳二宮神社では、さまざまな御朱印を受け取ることができるとうかがいました。どのようなものがあるのかご紹介いただけますか?
武内さん
月によって変動しますが、7~9種類あります。まず定番の御朱印として一般的なシンプルなものと、金次郎さんが描かれているものが2種類あります。
それ以外に「季節の御朱印」として、月ごとにデザインを変えて頒布しているカラフルな御朱印があります。こちらは特に人気がありますね。桜やあじさい等の四季に応じた花や草木、季節の風物詩をモチーフにしております。
▲令和3年7月から8月迄頒布していた、季節の特別御朱印「ひまわり」。
▲令和4年4月から5月迄頒布していた、季節の特別御朱印「ビオラ」。
▲令和4年6月から7月迄頒布の季節の特別御朱印「あじさい」。
編集部
季節の特別御朱印は、いずれもカラフルですがやさしい色合いですね。受け取ると気持が和みます。
「あじさい」の御朱印は、ピンクと青の2種類の御朱印を合わせると繋ぎ絵になるのですね。とても素敵な御朱印で、カップルでいただいたものを合わせて飾るのもいいなと思いました。
コラボ企画も!人気のSL大樹デザイン御朱印
編集部
きれいな色彩の御朱印にびっくりですが、報徳二宮神社にはほかにも「これは珍しい!」というような御朱印はありますか?
武内さん
ほかには、「限定御朱印」として県内の神社や企業とコラボした御朱印を頒布しているときもあります。
▲三社の繋ぎ絵御朱印(引用:報徳二宮神社公式Twitter)
特に毎年秋に頒布している、東武鉄道さんの「SL大樹」とのコラボ御朱印はご好評をいただいています。
▲東武鉄道SL大樹とコラボの限定御朱印。例年秋ごろに頒布、デザインは毎年変わります。
編集部
ほかの神社とコラボした御朱印というのは珍しいですね。
写真の御朱印は、「報徳二宮神社」、那須の「乃木神社」、佐野の「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」の三社で企画したものだと伺いました。いずれも農耕にまつわる御祭神を祀る神社で、三社の御朱印をそろえると一つの絵となるのだとか。
あとの二つの神社にもお詣りするきっかけになりますね。
一方のSLと金次郎さんが描かれた御朱印は、日光の観光シーズンを象徴しているようで、なかなかほかでは見られないようなものですね。「SL大樹」に乗るデートプランがあるカップルは、いただきたくなる御朱印ではないでしょうか。
編集部
報徳二宮神社にはたくさんの種類の御朱印がありますが、頒布されるようになった経緯や、御朱印にまつわるエピソードなどがあればお聞かせください。
武内さん
参拝にお越しいただいた方に、日本ならではの季節を感じていただきたいとの思いから、「季節の御朱印」を頒布するようになりました。この御朱印には、私と妻でデザインし手彫りで作製した消しゴム判子を使用しております。
▲令和4年3月から4月まで頒布していた、季節の特別御朱印「いちご」。
色を多様したカラフルな絵柄となっていますが、報徳二宮神社は御朱印帳への記帳も行っているため、とても喜ばれています。毎月デザインが変わるので、毎月の御朱印を楽しみに参拝にお越しくださる方も多くいらっしゃるんですよ。
また、御朱印を受けに参拝にいらっしゃるリピーターの方同士で仲良くなり、交流されているというようなお話もよくお聞きします。
編集部
御朱印を通して参拝に来られた方同士が交流されるとは、素敵なお話ですね。毎回、消しゴム判子で作られるのはご苦労もあると思いますが、思いが伝わる御朱印となって、いただく方の笑顔につながるのではないかと感じられました。
編集部
報徳二宮神社では、御朱印はどこでいただけますか?受け取る際の心構えなどがあれば教えてください。
武内さん
お守り授与所にてお渡ししております。特にこれという心構えはありませんが、やはり参拝の証として御朱印を頒布しておりますので、お参りをされてからお受けいただければと思います。
▲お守り授与所の二宮金次郎さん
スタンプラリーとは異なりますので、御朱印だけ受けて参拝されずにお帰りになられることがないようにしていただけたらと思います。
編集部
とても素敵な御朱印なので、つい受け取ることばかりに気持ちが向かいがちですが、お詣りをしたうえで受け取るという心構えは大切ですね。
御朱印をいただく際の料金や受付時間を教えてください。
武内さん
片面のものが500円、両面のものが1,000円の初穂料をいただいております。受付時間は9時~17時までです。
御朱印帳への記帳も可能ですが、多色を使っていることもあり、一体書き終わるまでに少し時間がかかります。御朱印を受けにこられる方が多い時は、待ち時間が長くなる場合もあります。
また書き手が不在の時や社務の状況によっては、あらかじめ和紙に記帳した書置きでの対応となることがありますので、ご留意いただければと思います。御朱印帳をお持ちでない場合は、この書置きをお渡ししています。
編集部
スタンプを作る準備段階も含め、丁寧に記帳してくださるのは大変ありがたいことですね。カップルで参拝する際には時間と心の余裕を持って訪れ、落ち着いた気持ちで御朱印を受け取れるといいなと思いました。
日光の風景をあしらったオリジナル御朱印帳
編集部
報徳二宮神社のオリジナルの御朱印帳がありましたら、ご紹介ください。
武内さん
オリジナル御朱印帳は木目調の表紙で、境内と、神社近辺から望む日光連山と大谷川が描かれたデザインがあります。初穂料は、最初のページに通常の片面の御朱印記帳こみで2,000円となります。
▲落ち着いたデザインのオリジナル御朱印帳。
編集部
とてもシックな表紙の御朱印帳ですね。カラフルな季節の御朱印に対して、バランスのとれた御朱印帳だと思います。
御朱印や御朱印帳の保管について気を付けるべき点はありますか?
武内さん
御朱印には、参拝の証となる神社印・神爾印(しんじいん)が押印されておりますので、粗末になるような場所に置かれたり保管されなければ特に問題はありません。直射日光のあたる場所は、御朱印帳や御朱印が色あせたりすることがありますので気をつけていただけれと思います。
編集部
季節の御朱印もオリジナル御朱印帳も素敵ですから、大切に保管したいですね。
ちなみに、御朱印を郵送でいただくことはできるのでしょうか?
武内さん
大変申し訳ないのですが、御朱印はあくまで参拝の証でありますので、報徳二宮神社では御朱印の郵送は行っておりません。ご理解くださるようお願いいたします。
編集部
お詣りして受け取った御朱印だからこそ重みがありますね。カップルで足を運んだ思い出の証にもなりますから、お参りを重ねられたら2人の仲も深まると思いました。
インスタ映え!鳩・花手水・猫が出迎える境内の撮影スポット
編集部
報徳二宮神社の境内について、見どころとなるポイントを教えてください。
武内さん
まず鳥居をくぐり境内に入ると、沢山の鳩が出迎えてくれます。
▲境内の鳩。鳩には餌やりができます。鳩の餌は1袋30円。
少し進むと四季の花を浮かべた「花手水」があり、皆さまにとても喜ばれております。
▲あじさいの花手水。例年6月中旬過ぎから7月下旬頃。時期によってはお花が少ない時もあります。
手水舎の横には小さな「花手水」があり、そのミニ手水に「神水(しんすい)みくじ」を浮かべていただくと占いの文字が浮かび上がってきます。
▲三二手水に浮かべると文字が浮かび上がる「神水みくじ」。
▲後ろの干支の土人形の箱に、占ったおみくじを納めます。
編集部
鳩がいる境内は、どこか安心できる感じがして和みますね。鳩の鳴き声が聞こえてきそうです。
花手水の鮮やかな色合いは、心がぱっと明るくなりますね。神水おみくじは、カップルで一緒に運勢を確かめられる良いアイテムだと思います。映える写真も残せそうなので、2人の笑顔が見られる場所ではないでしょうか。
武内さん
そうですね。ここは撮影スポットとしても人気で、花手水と神水みくじと一緒にご自身の写真を撮られる方も多いですよ。
手水にて清めたあとは、少し進むとペット健康長寿のご利益がある「こま猫様」がお迎えしてくださいます。運がよければ、境内にいつも遊びにくる猫たちが出迎えてくれますよ。
▲「ペット健康長寿のこま猫さん」と猫のビビ(右)&しろちゃん(左)
この中の1匹の黒猫は「ビビちゃん」と言い、NHKのテレビ番組(*1)で「びびりのビビちゃん」として紹介されました。この「こま猫さん」のモデルにもなっております。境内でくつろいでいる姿をぜひ探してみてください。
(*1)令和3年4月12日放送のNHK BSプレミアム「岩合光昭の世界のネコ歩き-日光・那須・塩原」
▲NHKの番組で紹介された黒のはちわれ猫、びびりのビビちゃん。
▲気持ちよさそうにくつろぐ猫・しろちゃんの姿。
拝殿前では、現代風の「二宮金次郎くん」がお参りをする時に出迎えてくれます。可愛らしいと人気があり、社殿と共に一緒に写真を撮られる方も多い撮影スポットですね。
▲神社拝殿と現代風の二宮金次郎さん。
拝殿にてご参拝のあとは、皆さまお馴染みの「金次郎像」にもお目にかかれます。本殿裏手にまわると県指定史跡の「尊徳翁の墓」や尊徳翁の史料をおさめた「宝物館」、晩年のお姿の「二宮尊徳翁の銅像」もあり、歴史を学ぶことができますよ。
そして帰り道の参道からは、街のシンボルである日光ランドマークの観覧車が見えます。大鳥居の中に観覧車がすっぽりと収まるように見ることができるので、撮影スポットとしてもおすすめです。夕方になると観覧車がライトアップされとても綺麗ですよ。
▲鳥居のなかに見える観覧車。こうした光景はなかなかありませんね。
▲ライトアップされた観覧車はデート気分が盛り上がります。
編集部
ペット長寿祈願のこま猫さんはマスクをしているのが印象的ですが、まだ新しいものですね。モデルになった黒猫ちゃんはテレビでも紹介されたということですが、どんなエピソードを持っているのか気になります。
可愛らしい金次郎さんの像も何か所かにありそうですね。鳥居の合間に見える観覧車は、帰り際に初めて見える光景だと思うので、最初から最後まで見どころポイントがいっぱいの境内という印象です。
それほど広くない境内だとうかがっていますが、決して急がずに、ひとつひとつの景色をじっくり楽しんでみたいと思いました。
チェーンソーアートと仲良し鳩に癒される境内散策
編集部
デートで報徳二宮神社に訪れたカップルに「これだけは見てほしい」というスポットはありますか?
武内さん
参道には尊徳来福像2体が神社を見守っており、座像の頭の後ろが願い受けとなっています。2つの像を八の字にまわってからお金を投げ入れ、見事入ると願いがかなうと言われています。
▲2体の尊徳来福像が見守る境内
編集部
これはカップルで願掛けができるスポットですね。一見ユニークにも見える尊徳来福像ですが、それぞれ意味があるとうかがいました。
右手側の立像は、人々の心の中に尊徳翁の教えが生きづいていることを表して、立像の胸には尊徳翁が彫られているとのこと。左の座像は、尊徳翁が断食祈願をした様子を表しているそうですね。
それぞれ像の後ろには、尊徳翁の教えの文字が刻まれているようですから、お詣りした際にはぜひ拝見したいと思いました。高さ約3.5mの大きな木像は守り神のように見えますね。
武内さん
そうなんです。ぜひ願い受けにお金を投げ入れて、願い事がかなうようお試しいただければと思います。
また手水舎の横にある「こま猫さん」と手水舎の裏手にある木彫りの像は、チェーンソーアートです。チェーンソーアート世界チャンピオンの太田貴之氏と、日本チャンピオンの栗田広行氏がチェーンを用いて作製したものになります。
▲チェーンソーアート世界チャンピオンの太田貴之氏の作品。猫のビビちゃんが隠れています。
ほかにも犬や猫の絵が描かれた作品もご覧いただけますよ。
▲雑貨アーティスト・太田美佐氏の作品。可愛らしい動物の絵が描かれています。
▲夏に展示する風鈴で、動物やお花などが描かれています。太田美佐氏の作品。
編集部
チェーンソーアートは迫力のある音がしてダイナミックなイメージがある反面、繊細な作品ができあがることに驚きます。猫ちゃんの作品が多いので、猫好きカップルには喜ばれるのではないでしょうか。
木彫りは温かみが感じられる素材なので、見ていて気持ちが安らぎますね。神社の境内でこうしたアート作品が見られるのは素敵ですし、動物愛も感じられ居心地がよさそうです。
ほかにカップルがくつろげるようなスポットはありますか?
武内さん
何か所かにベンチを設置しておりますので、神社の建物や木々を眺めながら鳩の餌やりをしたり、境内にまったりしている猫を眺めたりすると穏やかな時間を過ごせると思います。
▲くつろぐ様子のしろちゃん。
境内にはたくさんの鳩がおり、とても人懐っこいのですぐについてきます。手に餌をのせると手乗り鳩もできますよ。運がよければ仲むつまじい鳩さんにも出会えて、2匹があわさるとハートに見える光景に癒やされると思います。
▲境内で仲むつまじくする鳩。首もとがハートに見える!?
また神社のすぐ近くには東武鉄道の「SL大樹」が走っています。SLが通過すると汽笛の音が境内に響いてくるので、どことなく懐かしい気持ちになります。これも報徳二宮神社ならではのものですね。
編集部
こんなキュートな鳩の姿を2人で見られたら幸せな気分になれそうです。これは境内でゆったりとした時間を過ごさないと出会えないシーンかもしれませんね。
SLの汽笛まで聞こえるとは、何とも見どころがいっぱいの神社ですね。どれも逃さないようにじっくりと境内を楽しみたくなりました。
四季を彩る境内の風景:桜・銀杏・雪景色の絶景ポイント
編集部
報徳二宮神社の境内では、季節ごとにどのような景色が見られるのでしょうか?
武内さん
境内に咲くしだれ桜・あじさい・キンモクセイ・大銀杏など四季の移ろいを感じていただければと思います。
▲春の境内は枝垂れ桜がきれいです。奥の建物は宝物館。
▲秋の境内はイチョウの絨毯で黄色く染まります。
最近は雪が積もることが少なくなりましたが、冬の雪の日の社殿や境内は厳かな雰囲気となります。
▲雪の日には厳かな雰囲気となる境内。
一方で花手水や御朱印などでも、四季を感じていただければと思います。参拝に来られる服装に指定などはありませんので、リラックスした状態でいつでもお越しください。
編集部
報徳二宮神社は、コンパクトな境内のなかに魅力がぎゅっと詰まっていますね。2人で季節ごとに訪れたら、素敵な御朱印と合わせてとても贅沢な時間が過ごせそうです。
カップルにおすすめ!豊富な種類のお守りとSL大樹限定お守り
編集部
カップルがデートで報徳二宮神社に訪れた場合の、おすすめの授与品などはありますか?
武内さん
学問・経営・財福の神として親しまれておりますので、合格・金運・商い守が揃っています。報徳二宮神社の象徴の「幸福の鳩のお守り」や「桜玉お守り」「美しい音を奏でる水琴お守り」などは、女性の方におすすめです。
▲水琴守・金運守・桜玉守・幸福の鳩守・ペット守3種・商い守・SL大樹守・合格守。
また東武鉄道のSL大樹とのコラボのお守りもあります。当社限定のもので、ご家族づれの方や鉄道好きな方まで幅広く人気がありますよ。
▲「東武鉄道のSL大樹」コラボの「SL大樹守り」。報徳二宮神社限定です。
編集部
カップルがおそろいで持ちたくなるお守りがたくさんありますね。私はきれいな「桜玉お守り」が気になりました。
SL大樹のお守りも珍しいので欲しくなりますね。ペットを飼っているカップルは、ペットのお守りをいただいて帰るのもいいなと思いました。
参拝者の声:今市報徳二宮神社の魅力と評判
編集部
報徳二宮神社を訪れた方からは、どのような感想が寄せられますか?
武内さん
次のようなお声をいただいています。
- 絵柄がきれいな御朱印がたくさんあって迷ってしまう
- 素敵な花手水や鳩の姿に平和を感じた
- 「世界ネコ歩き」でお馴染みの写真家さんが訪れた場所で、猫のビビちゃんに会えたらラッキー
- 春のきれいな御朱印をいただき、自宅でもお花見気分になれる
- 境内ではお出迎えの心を感じる、仕事の成功を祈りしっかりとお詣りできた
編集部
訪れた方が、気持ちのよい境内と可愛らしい御朱印に喜ばれている様子がわかりますね。いずれも素敵な御朱印ですから、どれを選んでもずっと心の癒やしになると感じられました。
迎えてもらう境内の雰囲気からも温かさが感じられますよね。しっかりと手を合わせたくなる境内の居心地の良さも伝わってきました。
参拝が楽しみになる!猫たちとの触れ合いスポット
編集部でも、独自にクチコミを調査してみましたので、要約してご紹介します。
- 若い参拝者が多くて意外だった
- 御朱印帳に直に記帳してもらえて嬉しい、1時間待ってもいただく価値がある
- 七夕飾りがきれいだった、お詣りに行くのが楽しみな場所
- 猫たちの憩いの場という感じで、のんびりしてとても静か
猫たちがくつろぐ様子を見て癒やされている人も多い印象でした。御朱印巡りと猫好きなカップルは特に、満足できる要素がそろった神社ではないでしょうか。
訪れる時期や時間帯によって、境内が賑わうときもあれば、本当に静かな時もあるようです。カップルで何度か訪れてみて、2人の過ごしやすい季節や時間帯を見つけられるといいなと思いました。
今市報徳二宮神社からカップルへ:デート成功のアドバイス
編集部
これから報徳二宮神社へ訪れるカップルへメッセージをお願いします。
武内さん
報徳二宮神社は日光市今市の中心部に鎮座し、周辺にはおすすめのスポットも多く徒歩で街歩きができます。世界遺産2社1寺のある日光東照宮や、鬼怒川温泉までも車で30分圏内です。
もちろん電車などでもアクセスしやすい場所になりますので、ぜひデートの際にはお立ち寄りください。小学校などでお馴染みの二宮金次郎さんについても学ぶことができますよ。
編集部
街中にある報徳二宮神社は、カップルの散策デートにぴったりですね。癒やしポイントもたくさんあって、カップルで喜ぶ姿が見られそうです。
今回は素敵なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。
今市報徳二宮神社周辺のおすすめデートスポット
報徳二宮神社の周辺にはグルメスポットやお買い物できるお店が点在していますので、ご紹介しておきます。
また神社最寄りの東武線「下今市駅」には「東武鉄道SL大樹」が走っています。下今市駅と東武日光駅間、鬼怒川駅間をそれぞれ結んでいるので、SLに乗って観光プランを立てるのもいいですね。
▲下今市駅を発着とする「SL大樹」の転換台。
おすすめのデートスポット
日光ランドマーク:観覧車から眺める市内の絶景
日光ランドマークは、JR今市駅近くにできた複合商業施設です。屋上には、神社参道からも見える観覧車が設置され、日光市内と日光連山の雄大な山々が一望できます。
1台だけあるスケルトンのゴンドラは迫力満点!2人の仲をぐっと近づけるチャンスですよ。ほかにVR体験ができる施設やカフェレストランもあります。観覧車料金:大人500円。
公式SNS:日光ランドマーク
インスタ映えの天然水かき氷!松月氷室でスイーツタイム
「松月氷室」は天然水を使ったかき氷で有名なお店で、味はもちろんですが見た目が写真映えすると大人気です。夏場には大行列ができますが、整理券が配られ案内時間の目安がわかります。
公式URL:「松月氷室」
古民家カフェ日光珈琲玉藻小路でゆったりティータイム
道の駅ニコニコ本陣からも近い「日光珈琲 玉藻小路」は、古民家をリノベーションしたおしゃれなカフェです。カップルでゆっくりとティータイムを味わうのにぴったりの空間ですよ。
公式URL:日光珈琲 玉藻小路
3Dラテアートが人気!珈茶話kashiwaでカフェタイム
「珈茶話 kashiwa」は、東武線下今市駅近くにある3Dラテアートが有名な喫茶店です。とても可愛い立体的なラテアートを目の前で作ってもらえます。自分のペットの顔などリクエストにも応じて作ってもらえ、特に女性の方に大人気ですよ。
公式URL:珈茶話 kashiwa
老舗とんかつ店かつ泉で味わう絶品ランチ
かつ泉(かつせん)はとんかつ専門店。立派な店構えで店内も落ち着いた雰囲気のお店です。とんかつは、ソースのほかにも3種類の塩が用意されていて、何通りもの味わいが楽しめますよ。
上ロースかつ定食(平牧パーク三元豚)中(120g)1,650円など。
参考URL:食べログ(かつ泉)
日光名物をゲット!道の駅と老舗店でお土産探し
報徳二宮神社から5分圏内には道の駅があります。日光特産品のお土産選びにおすすめのスポットですよ。地元名産の漬物「日光たまり漬」はお土産にも最適!老舗店も近くにあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
・「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」公式サイト・・・お土産を見たりカフェや食事処で休憩もできる
・「日光みそのたまり漬 上澤梅太郎商店」公式サイト・・・創業400年!たまり漬の老舗店
縁結び大学では「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」へのインタビューも行いました。見どころなどを紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
地酒好きカップル必見!見学できる酒蔵巡り
報徳二宮神社周辺には老舗酒造があります。「渡邉佐平商店」「片山酒造」のお酒は若い女性の方にも人気ですよ。いずれも車で3分ほどの距離。
酒蔵見学もできるので、日本酒好きなカップルはデートプランに組み入れてみてもいいですね。酒蔵見学は要予約。
まとめ:御朱印と猫に癒される心温まる日光デート
今回ご紹介した報徳二宮神社は、心のこもった手作りスタンプの御朱印がとても魅力的でしたね。時間をかけて記帳していただく御朱印に心も温かくなり、ずっと大切にしたくなります。境内の花手水や猫に癒やされる空間も、とても心地の良いものでした。
近隣の観覧車から眺める光景やSLの汽笛の音も、デートの良い思い出になりそうですね。お土産を買っておしゃれなカフェでほっと一息つきながら、次のお詣りの約束をする、そんなデートがイメージできそうです。
日光でデートを考えているカップルは、ぜひ報徳二宮神社に足を運んで幸せな気分に浸ってみてくださいね。