
日龍峯寺(高澤観音)で御朱印を受けて郷土の魅力を満喫するデート|岐阜県のお寺
本記事では、岐阜県関市の山中に建つ「大日山日龍峯寺(にちりゅうぶじ)」に参拝して御朱印を受け、地元ならではの魅力にあふれた近隣スポットを巡るデートプランを紹介します。
日龍峯寺は、岐阜県下で最古のお寺と伝わっており、地元の皆さんからは、「高澤(たかさわ)観音」の名で長く親しまれてきました。美濃西国三十三観音霊場(※1)の一番札所にもなっているんですよ。
(※1)ご参考:美濃西国三十三観音霊場案内
ご本尊の千手観音は、商売繁盛・家内安全・安産子授けなどの霊験あらたかとのことで、古くから参拝者を集めてきました。高澤山の中腹にある見晴らし良好な山寺で、標高は283mもあるんですよ。
周囲には、ご当地グルメとお土産品探しを楽しめる道の駅や、日帰りでもゆったりくつろげる天然温泉もあって、自然の恵みが豊かな関市の魅力も満喫できると思います。
お寺巡りや御朱印集めが好きなカップルはもちろん、いつもと気分を変えたデートがしたいな、と感じている二人にも、ぴったりのデートコースではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめカップル:お寺巡りが好き、御朱印を集めている、歴史に興味がある
どんなデート?:山寺、自然、御朱印、道の駅、天然温泉、うだつ
概要:関市の歴史と自然の恵みを堪能するデートプラン
今回は、岐阜県内で最古のお寺と言われ、自然景観の素晴らしい山寺として知られる「大日山日龍峯寺(高澤観音)」に参拝して御朱印を受けて、地元の魅力を体感するデートを考えてみました。
今回のデートのメイン |
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・大日山日龍峯寺(にちりゅうぶじ)(高澤観音・たかさわかんのん) |
周辺のデートスポット |
・道の駅平成 ・上之保(かみのほ)温泉ほほえみの湯 ・うだつの上がる町並み |
ランチにおすすめのお店 |
(「道の駅平成」もしくは「上之保温泉ほほえみの湯」に併設された食事処を利用) |
日龍峯寺は、高澤山の中腹に建つ歴史と自然美にあふれた山寺。人里離れた立地で、静かで空気も澄んでいますから、忙しい日々を送る二人が参拝すれば、生き返るようなひと時になるかもしれません。
桜や紫陽花(アジサイ)、紅葉(モミジ)、雪景色と、四季折々でさまざまな表情を見せてくれる境内をカップルでゆったりと散策しながら、思い切り深呼吸をしてみてくださいね。
落ち着いた気持ちになって、ご本尊の千手観音に手を合わせたら、ご住職が心を込めて書いてくださる御朱印を受けましょう。通常の3種の御朱印のほか、特別限定御朱印も魅力ですよ。
お腹が空いてきたら、車で山を10分強下ったところにある「道の駅平成」を訪ねてみてください。併設の食事処「喫茶こぶし」で、特産の原木椎茸を使った椎茸カツ丼をランチにいただくのもいいですね。
デートの〆には、「上之保温泉ほほえみの湯」の大露天風呂で、吸い込まれそうな満天の星を眺めつつ、天然温泉を満喫してはいかがでしょうか。一日が終わる頃には、身も心もリフレッシュできていると思いますよ。
ここからは、今回のデートでメインとなる日龍峯寺について、具体的に見ていきましょう。
岐阜県内最古のお寺で自然の息吹と豊かな歴史を体感
▲日龍峯寺が建つ高澤山からの眺望
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」の始まりは、5世紀前半の仁徳天皇の治世にさかのぼり、岐阜県で最古のお寺と伝わっています。鎌倉時代に尼将軍・北条政子により再興されたのだそうです。
高野山真言宗の古刹であり、境内には歴史ある貴重な建築物が多く残ります。重要文化財の「多宝塔」は、鎌倉後期に北条政子が建立・奉納したものですし、特徴的な本堂は江戸前期の造営です。
歴史や建築に関心があるカップルには、日龍峯寺は必見のお寺ではないでしょうか。
山深い境内で、古式ゆかしい築数百年の木造建築を目の当たりにしていると、二人でタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。まさに非日常の空間で、デートが展開していくことも魅力です。
今回は、そんな日龍峯寺でご住職を務められる室賀さんにインタビュー取材を行い、同寺の特徴や魅力についてお聞きしました。
開山から1,600年!高野山金剛峯寺が総本山の真言宗の山寺
編集部
初めて伺いましたが、市街地から離れた自然いっぱいの山間にあるお寺ですね。初めに、「大日山日龍峯寺(高澤観音)」のロケーションや環境の魅力について、思われるところをお話しください。
室賀さん
日龍峯寺は、高澤山中腹の標高283mに位置する山寺であり、とても見晴らしのよいロケーションです。また、人里離れた場所ですから、静かで空気もよく、落ち着けるところが魅力になります。
編集部
緑深い山々の中に、いかにも歴史を重ねた雰囲気の伽藍(がらん)(※2)が現れるので、デートでカップルが初めて訪れると、新鮮な驚きがあると感じました。
(※2)寺院の建物のこと。
お寺の御由緒についても、大まかなところを教えていただけますか?
室賀さん
当寺は、高野山金剛峯寺を総本山とする真言宗のお寺の一つです。弘法大師を宗祖と仰ぎ、飛騨国の豪族・両面宿儺(りょうめんすくな)を開祖としています。
▲日龍峯寺開祖・両面宿儺(りょうめんすくな)の立像
起源は寺伝よれば、仁徳天皇の御代、両面宿儺が天皇の叡聞に達し、都に上りご対面しました。その帰路に休憩をしていると、どこからともなく鳩二羽が不思議なさえずりをして、高沢の峰に飛び去ったそうです。
両面宿儺が不思議に思い里人に尋ねると、「高沢の山脈に池あり、神龍住みて近郷の村人に危害を及ぼす」と聞き、峰に登って大悲の陀羅尼を唱えて神龍を退散させ、この峰に寺を開創したと伝わります。
編集部
仁徳天皇の治世といえば、5世紀の前半ですから、日龍峯寺には1,600年ほどの歴史があるのですよね。室賀さんも何と43代目のご住職とのことで、岐阜県内で最古のお寺というのも頷けます。
特別限定御朱印も受けられる!通常の御朱印3種はご住職の直書き
編集部
数年前から御朱印集めがブームとなり、御朱印集めをするカップルも年々増えてきていているように感じます。
現在、「大日山日龍峯寺(高澤観音)」で受けることのできる御朱印は、どのようなものかを教えてください。
室賀さん
通年受けていただける通常の御朱印は、現在3種類あります。御本尊の千手観音(大悲閣)、真言宗開祖の弘法大師、そして国指定重要文化財・多宝塔内に鎮座する大日如来(真言密教の教主である仏)の御朱印です。
→通常の御朱印3種を横スライドで参照できます
ほかに特別限定御朱印が4種あって、御本尊の千手観音(大悲閣)と御本尊脇佛の毘沙門天・不動明王、当寺開基の両面宿儺となります。
→特別限定御朱印3種を横スライドで参照できます
編集部
通常の御朱印3種は、ご住職の手による直書きタイプ(※3)とのことですね。先ほど拝見したサンプルは、男性的な力強い美しさを感じるオーソドックスなものでした。
ご住職の不在時には、書き置きタイプ(※4)が用意されることもあると聞き及んでいます。
(※3)その場で、御朱印帳に直接書いていただける御朱印のこと。
(※4)あらかじめ奉書紙などに書いて、用意されている御朱印のこと。御朱印帳に貼付して、保管することが主流。
特別限定御朱印を含む御朱印の詳細については、公式サイトの「御朱印」ページを参照させていただけばよろしいですね。
御朱印の志納料は300~500円!オリジナル御朱印帳にも注目
編集部
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」では、御朱印はどちらで受けられるのでしょうか?
室賀さん
境内の庫裡(くり)(※5)にて、お受けいただけます。毎月第三日曜日は本尊命日のため、本堂が開いておりますから、本堂にてお受けください。
(※5)境内の伽藍の一つで、納経所・厨房のこと。現在では、住職が住まう場所を指すことが多い。
編集部
庫裡は、境内のちょうど真ん中あたりにある伽藍でしたね。本堂で参拝を済ませた後、立ち寄らせていただくようにします。
御朱印を受ける際の志納料や、受付時間についても教えてください。
室賀さん
通年で受けられる通常の御朱印3種は、各300円の志納料をお納めください。毎月第三日曜日とプレミアムフライデー(※6)にお受けいただく特別限定御朱印の志納料は、各500円となっております。
御朱印の受付時間は、毎日9:00~17:00です。
(※6)毎月最終金曜日のことで、「プレ金」とも略される。経産省と経済界が提唱する豊かな週末を過ごし、個人消費を喚起するキャンペーンから生まれた言葉。
編集部
御朱印の志納料が300~500円というのは、相場から見てかなり良心的だと感じました。
ところで、御朱印帳は持参した方がよろしいでしょうか?日龍峯寺のオリジナル御朱印帳も頒布されているのですか?
室賀さん
御朱印帳をお持ちいただければ、通常の御朱印は直書きさせていただけます。
当寺でも、オリジナル御朱印帳を頒布中ですよ。緑の竹の模様に、金色で日龍峯寺と入っており、極シンプルなデザインとなっています。志納料は、1冊1,000円をお納めください。
編集部
日龍峯寺への参拝をきっかけに、御朱印集めを始めるというカップルならば、オリジナル御朱印帳を受けて書いていただくのも、大切な思い出になりそうです。
オリジナル御朱印帳が志納料1,000円というのも、相当良心的な設定だと感じました。
本堂の別名は美濃清水!北条政子が寄進した築700年の多宝塔も
編集部
カップルがデートの一環で「大日山日龍峯寺(高澤観音)」を参拝した際、見どころや注目すべきポイントなどがあれば、お話しいただけますか?
室賀さん
日龍峯寺の「本堂」は、山頂傾斜地の岩上に建立され、前方は舞台造りで「美濃清水」の名でも親しまれています。本堂の欄干からは、加茂郡加茂野町方面が見渡せ、自然美にあふれた景観です。
▲本堂外観。京都の清水寺と同じく、前面は舞台造りとなっている
また、「多宝塔」は、鎌倉尼将軍(北条政子)から寄進されたと伝わり、国指定の重要文化財にもなっております。全国屈指の建造物で、約700年を経過した文化的な遺構なんですよ。
▲築700年ほどを経た多宝塔。尼将軍・北条政子の寄進と伝えられる
編集部
先に舞台造りの本堂を拝見しましたら、確かに京都の清水寺を彷彿とさせるものでした。「美濃清水」の別称があるのも納得です。本堂は、江戸前期の木造建築で、築400年ほどだと伺いました。
この山中の地で精緻に材木を組んで、美しい伽藍を組み立てていった先人たちの想いや技術力には、頭が下がりますし、圧倒される思いです。
デートで参拝した場合に、「ここはぜひ見て欲しい!」という室賀さんのおすすめをぜひ教えてください。
室賀さん
本堂裏の洞窟からは、「おみたらしの霊水」が湧いています。洞窟内あるのは、県指定の重要文化財である「宝筐印塔(ほうきょういんとう)」で、源頼朝を分骨埋葬したと伝わる石塔です。
▲境内の洞窟内に建立された宝筐印塔には、源頼朝が分骨埋葬されているのだそう
尼将軍・北条政子が寄進された多宝塔が建つ当寺に、夫・頼朝の宝筐印塔もあるというのは、何百年経っても二人の結びが感じられます。カップルにとっても、末永い結びがあることをお祈りしております。
編集部
源頼朝が分骨埋葬されていることは、初めて知りました。日龍峯寺は、源頼朝・北条政子ご夫妻とは、とても縁が深い古刹だったわけですね。
デート中のカップルが訪れた場合、ゆっくりできるような過ごし方はありますでしょうか?
室賀さん
当寺自体が山中で人里から離れておりますから、自然の匂いや音を感じ、鳥のさえずりを聞きながら、都市部では味わえないゆったりとした時間を過ごせることと思います。
また、カップルで自然豊富で静かな境内を散策するのも、健康的に癒やされていいのではないでしょうか。
編集部
確かに、自然と歴史の遺物に包まれながら、二人で境内を散策することは、とても贅沢な時間だと思いました。思い切り深呼吸をしたくなりますね。
四季折々で楽しめる境内!本堂をバックにインスタ映えする一枚を
編集部
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」に参拝する季節によって、異なる楽しみ方があれば教えてください。
室賀さん
春は桜やミモザアカシア、梅雨時には紫陽花、夏は緑濃い木々、秋には紅葉や銀杏(イチョウ)、そして冬は雪景色と、山寺の境内ならではの四季の移ろいを楽しめますよ。
▲多宝塔と開花した境内の紫陽花。何とも絵になるワンシーン
編集部
まさに四季の変化と、自然の移ろいを体感できる境内ですね。人里離れた自然豊かな環境の中に、古(いにしえ)からの歴史を重ねた美しい建築物が多く残る境内は、何とも神秘的な感じがします。
ちなみに、境内で人気の記念撮影スポットなどはありますでしょうか?
室賀さん
参拝される皆さんは、本堂下から本堂をバックに撮られる方が多いですよ。
編集部
なるほど、それは理解できますね。舞台造りの本堂を背景にすれば、いかにも日龍峯寺らしい記念撮影になるでしょう。自然景観も文句なしですから、インスタ映えする一枚になると感じます。
あと、カップルがデートで参拝した際に、おすすめの授与品などはありますか?
室賀さん
良縁成就の御守がございますよ。
さらに、黒地に桜模様の小さな身代り御守もおすすめです。こちらは一般の御守よりも小ぶりで、カバンなどに着けて持ち歩けるタイプになっております。男女問わず、大変な人気なんですよ。
編集部
先ほど話題にも出た北条政子・源頼朝ご夫妻のエピソードもありますし、デート中の二人が日龍峯寺で良縁成就の御守を受けるのもいいですね。
参拝時の服装についてですが、気を付けるべきことはありますでしょうか?
室賀さん
特に指定などはございませんが、山寺ですので、歩きやすい靴で参拝していただくと、散策もしやすいと思います。
編集部
山間の立地のためでしょうか、街中のお寺さんに参拝する時よりも、ややラフな格好で来られている方々が多い印象を受けます。ご本尊の御前に立って、失礼にならない格好であればよいということですね。
あと、本堂内でご祈祷を受ける場合には、可能であれば正装、そうでなけれご本尊やご住職に失礼にならないような、落ち着いた服装が好ましいと思いました。
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」の口コミ・評判をチェック!
編集部
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」を参拝された皆さんから、しばしば耳にされるお声などがありましたら、ぜひ教えてください。
室賀さん
「自然豊かで空気も美味しく、心が浄化されるようでした。」「自然のパワーをたくさんいただきました。」「歴史的な建造物が緑深い山中に多く残っていて、びっくりしました。」
これらのお声を頂戴することが多いです。
編集部
初めてお邪魔しましたが、私も同じような感想を抱いています。ここまで自然環境に恵まれたお寺さんに参拝させていただく機会は、普段街中で生活する人間には、そうそうないのではないでしょうか。
「歴史を感じて美しい!」「参拝できてよかった!」の声も多数
編集部でも取材させていただく前に、日龍峯寺についてWeb上でリサーチしました。デートの一環で参拝するカップルが参考になりそうな口コミも見かけましたので、いくつか要約して紹介しましょう。
- 「優しく、澄んだ空気を感じる素敵な境内でした。」
- 「本堂も多宝塔も素晴らしく、美しい歴史的建造物です。」
- 「TVのゆく年くる年に登場したお寺。参拝できて感動しました。」
- 「ご住職直筆の御朱印を受けて、とても嬉しかったです。」
参拝された皆さんは軒並み、来てよかった、という感想を抱かれるようです。デート中のカップルが参拝しても、もっと早く来ればよかった、また訪れたい、と感じることが多いのではないでしょうか。
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」からカップルへのメッセージ
編集部
最後になりますが、今後デートの一環で「大日山日龍峯寺(高澤観音)」を参拝しようと検討中のカップルに向けて、メッセージをお願いします。
室賀さん
当寺は、自然豊かな高澤山の中腹にあるので、歩くだけでも心が安らぐでしょう。また、近くにはハイキングコースもありまして、初心者の方でも登山を楽しめますよ。
編集部
高澤山の山頂から尾根を走る参道は、総理府指定のハイキングコースになっている、と伺いました。自然好きなカップルならば、ハイキングデートの一環で日龍峯寺を参拝させていただく、というのもいいですね。
室賀さん、本日はお忙しい最中にお話しを聞かせていただき、大変ありがとうございました。
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」の基本情報
住所 | 〒501-3521 岐阜県関市下之保4585 |
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電話 | 0575-49-2892 |
アクセス | 【車】 (東海環状自動車道)富加関ICから県道58号線経由で約10分 道の駅平成からは約10分 【公共交通機関】 (長良川鉄道)関駅下車で関シティターミナルから岐阜バス・関上之保線を利用 (長良川鉄道)関口駅下車で関口駅前バス停から岐阜バス・上之保関商工線を利用 いずれも高澤観音口バス停下車で徒歩45分、もしくは殿村局前バス停下車で徒歩30分 ※車の利用を推奨 |
駐車場 | 無料駐車場あり ※第一駐車場、および第二駐車場 |
開門時間 | 9:00~17:00 ※御朱印の受付時間も同じ ※定休日なし |
御朱印の志納料 | (通年受けられる通常の御朱印)各300円 (特別限定御朱印)各500円 ※拝観料は不要 |
公式サイト | https://www.takasawakannon.com/ |
※最新の情報は、公式サイト等でご確認をお願いいたします。
「大日山日龍峯寺(高澤観音)」周辺のデートスポット
ここからは、「大日山日龍峯寺(高澤観音)」を参拝する前後に、カップルで巡るデートスポットを紹介します。郷土の自然や歴史の魅力を体感できるスポットばかりなので、デートの満足度が高まること請け合いですよ。
おすすめのデートスポット
ご当地グルメや本格手打ち蕎麦をお手軽に楽しめる「道の駅平成」
「道の駅平成」は、関市街から下呂温泉へと抜ける県道58号線沿い、津保川のほとりに位置します。日龍峯寺からは車で10分強なので、ランチやお土産品探しにも便利なスポットなんですよ。
食事処は、味のよさとお手頃価格で人気。特産の原木椎茸を使った椎茸カツや飛騨牛コロッケがいただける「喫茶こぶし」と、地元のおばちゃんこだわりの本格手打ち蕎麦が自慢の「味の水車小屋そば」があります。
ドライブデートのおやつには、「パン工房平成」で焼きたての大きなメロンパンをテイクアウトするのもおすすめです。メロンパンは数量限定なので、早めに行くと良いです。地場の採れたて野菜も扱っているので、おうちデートの買い出しもできますね。
公式URL:道の駅平成
露天風呂で星空と天然温泉を堪能する「上之保温泉ほほえみの湯」
日龍峯寺から車で20分強の場所にある「上之保温泉ほほえみの湯」は、日帰りで天然温泉を楽しめる複合入浴施設。10:00~22:00の営業で食事処も併設ですから、デートの〆にも利用しやすいですよ。
自然を感じる大露天風呂は、開放感たっぷりでのびのびと入浴可能。街明かりが少なく空気も澄んでいるため、夜の帳(とばり)が下りれば、吸い込まれそうな満天の星を観賞しながら、天然温泉を満喫できます。
「食事処ほほえみ」では、ご当地グルメも豊富に用意されていて、ランチ・ディナー共に好評です。入浴料金も大人一人600円(土日祝は700円)とリーズナブルで、気軽に立ち寄れることも魅力。
公式URL:上之保温泉ほほえみの湯
江戸期の商家だったお洒落な店が連なる「うだつの上がる町並み」
日龍峯寺から西に車で20分強走ったところ、長良川にもほど近い「うだつの上がる町並み」は、華やかな装飾が施された江戸期の商家が軒を連ねる一角。国の伝統的建造物群保存地区にも選定されました。
「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くし、火災の類焼を防ぐ目的で造られた防火壁のこと。富裕な商家しか「うだつ」を造れなかったため、「うだつが上がる/上がらない」という言い回しも生まれました。
レトロで雰囲気のよい和菓子店や酒店、喫茶店、和紙店などが並び、デート中の散策にはぴったりのエリアだと思いますよ。少し離れて市営駐車場があり、初めの30分間は無料なのも嬉しいですね。
参考URL:一般社団法人岐阜県観光連盟「うだつの上がる町並み」
まとめ:山間の古刹から歴史と自然の息吹を感じる一日
この記事では、岐阜県関市にある「大日山日龍峯寺(高澤観音)」に参拝して御朱印を受け、自然の恵みや歴史を体感できる周辺スポットも巡るデートプランを紹介してきました。
お付き合いを始めて間もないカップルなら、お互いの気持ちが高まる、いつもと違う一日を過ごせると思います。結婚も見えてきた二人ならば、しっとりした大人デートで、絆が一層深まることでしょう。
歴史のロマンと美しい自然にあふれた土地にこそ、本当の意味での豊かさがあるのだと実感しますよ。岐阜県関市界隈でのデートを検討中のカップルにとって、この記事が参考になれば幸いです。