石川県七尾市で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

この記事では、地方への移住を検討されている方へ「石川県七尾市(ななおし)」の魅力をご紹介します。

七尾市は石川県の能登半島に位置するまちで、能登島も七尾市に属します。海にも山にも面した自然豊かな環境であり、古墳や城跡があるなど古くからの歴史が息づくまちでもあります。

自然豊かな環境ながら、都市機能が集約されており、24時間365日対応の「救急救命センター」やスーパー、学校などが整備されているため、暮らす上で不便を感じにくい、魅力的な環境です。

それでは早速、七尾市の特徴や暮らしの情報を詳しくお伝えしていきます。

本日お話を伺った方
女性スタッフのアイコン

七尾市 産業部 産業振興課

奥野 真弓さん

七尾市における暮らしの魅力3選

石川県七尾市の暮らしの特徴

七尾市は石川県の能登半島に位置するまちで、海の幸や山の幸に恵まれた環境です。古墳や城跡があり、古くからの歴史が残るまちでもあります。金沢へは電車で約50分、自動車で約1時間10分で行くことができ、都市部へのアクセスにも恵まれています

移住を検討している方に嬉しい「住まいに関する補助金制度」なども整っており、子育て支援にも力を入れています。また、24時間365日対応の「救急救命センター」があり、高度医療も提供されているため、定期的に通院する必要のある方でも暮らしやすい環境です。

そんな七尾市への移住は、このような方におすすめです。

  • 自然豊かな環境で暮らしたいが、日常生活にも不便を感じたくない人
  • 海の幸が大好物で、新鮮な素材を地産地消で楽しみたい人
  • 一時的な住まいではなく、高齢になっても住み続けられるまちに移住したい人
  • 子育て支援制度を活用しながら、のびのびと子どもを育てたい人

それでは、詳しくご説明します。

魅力1:自然と同居したコンパクトなまちで不自由なく暮らせる

七尾市は石川県能登半島の中央に位置しており、海にも山にも面している自然豊かなまちです。それでいながら、市の中心部には都市機能が集約されており、スーパー・学校・病院などが整備されているため、不便を感じずに生活することができます

七尾市全景
▲七尾市全景

特に、医療福祉体制が充実している点が特徴で、市内には能登地区唯一の「救急救命センター」があり、24時間365日高度医療を提供しています。他にも何十カ所もの医療施設があり、介護・福祉施設も充実しています。

自然豊かな環境でも、医療体制に懸念なく暮らせるため、長期的に暮らしていきたい、老後のことまで考えて移住を決めたい、といった方にとってもお勧めできる環境です。

魅力2:お出かけスポットが沢山!山の幸にも海の幸にも恵まれ、食も楽しめる

七尾市は海に面しており、北陸ならではの海産物が豊富に水揚げされています。例えば、「天然ふぐ」は日本一の漁獲量を誇る年もあるほどで、「能登ふぐ」として、鍋や唐揚げなどさまざまな料理で提供されています。

ふぐ以外にも「ぶり」「たら」「牡蠣」「なまこ」など季節ごとにさまざまな海産物を堪能できます。観光客も訪れるほど新鮮な海の幸が日常的に楽しめるのは、住民ならではの特権ですね。

また、七尾市にはお出かけスポットも沢山あります。例えば、「七尾マリンパーク」は海を見ながら過ごせる公園で、家族連れにも人気です。

この公園の隣にある能登食祭市場では、能登の食材が豊富に販売されています。この市場はアメリカの港町「モントレー」を意識して設計されており、どことなく異国情緒を感じます。ここで美味しいお寿司などを購入して、公園で海風に当たりながら味わうのも気持ちがよさそうです。

能登食祭市場
▲能登食祭市場

他にも、能登島にはキャンプ場があり、海を眺めながらのんびりとキャンプができます。

また、能登国の守護、畠山氏が戦国時代に築いた山城の城館跡である七尾城跡もあります。山城の跡地であることから、ハイキング感覚で散策しながら、歴史を感じられますよ。

七尾城跡
▲七尾城跡

アクティブに体を動かしたあとは、温泉も楽しめます。

和倉(わくら)温泉総湯は、源泉100%のお湯を満喫できる施設です。海の中から温泉が湧き出ており、塩分濃度が高いため、殺菌や保湿効果が期待できるそうです。近くの「湯元の広場」では、温泉卵も作れます。

和倉温泉総湯
▲和倉温泉総湯

和倉温泉を気軽に楽しめる足湯も人気があります。七尾湾を眺めながらゆっくりと寛ぐことができるので、是非訪れてみてください。

湯っ足りパークの足湯
▲湯っ足りパークの足湯

魅力3:充実の子育て支援

七尾市は、子育て支援にも力を入れています。

保育園の待機児童ゼロはもちろんのこと、夜間保育や休日保育、病児保育に加え、短期間宿泊型でお子さんを預かってもらうことができるショートステイなど、様々な保育サービスが用意されています。

親御さんのお仕事や体調不良など、不測の事態にも柔軟に対応できる環境が整っているので、ご家庭の状況に応じて活用してみてはいかがでしょうか。

また、子育てをしていると、不安を感じたり心細くなることもあると思います。こうした想いに寄り添うため、七尾市では「親子ふれあいランド」を運営しています。ここでは、子育て中のみなさんで交流したり、育児相談をしたりできます。

親子ふれあいランドの内観
▲親子ふれあいランドの内観

七尾市はより一層子育て支援に力を入れていく姿勢を打ち出すために、以下の支援制度を設けています

  • 出産祝い金12万円の支給(現金10万円、商品券2万円)
  • 園児のおむつ等の無償提供(市内こども園の0~2歳児クラス対象)
  • 第2子以降の保育料無料
  • 一時預かり保育などの保育サービス利用時に使える「子育て応援サービス券」1万円分の支給
  • 全小中学生の給食費無償
  • 18歳以下の子どもの医療費無償化(窓口負担なし)

子育て支援に力を入れているまちで暮らすことで、育児や働き方の選択肢も増えます。その結果、お子さんだけではなくご家族全員の暮らしやすさにも繋がりますね。

桜やツツジの名所である小丸山城址公園
▲七尾市内の小丸山城址公園は桜やツツジの名所

七尾市の暮らしに関する情報

能登島大橋
▲能登島大橋

ここからは七尾市での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。

気候 夏でも過ごしやすい気候。
8月の平均気温:26.0度
1月の平均気温:2.7度
※参考:気象庁ホームページ
人口
人口:約48,800人(令和5年4月末現在)
世帯数:約21,800世帯(令和5年4月末現在)
病院 病院・クリニック:37件
歯科医院:29件
学校 保育園:1園
認定こども園:17園
小学校:10校
中学校:4校
高等学校:4校 
※小学校から高等学校までは公立学校の数を記載
交通 【電車】
東京から約3時間30分
大阪から約3時間50分
名古屋から約3時間30分
金沢から約50分

【自動車】
東京から約6時間
大阪から約5時間
名古屋から約5時間
金沢から約1時間

【飛行機】
羽田空港から能登空港まで約1時間、能登空港から七尾市まで車で約1時間
近隣都市 穴水町、志賀町、中能登町

七尾市から金沢市までは電車で50分程度とアクセスしやすいため、金沢市への通勤通学も選択肢の1つとなります。また、金沢市まで行くと百貨店などもあり、市内で買えないものも揃えることができます。

【仕事】多数の求人あり。金沢まで選択肢を広げることも可能

大手求人情報サイトで「七尾市×正社員」で調べてみると、約1,300件の求人情報が見つかりました。また、車で30分以内(市内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約3,800件となりました。(2023年5月現在)
参考:求人情報の一例

七尾市内だけでも1,000件を超える求人があり、市内で働きたい方も仕事は見つけやすそうです。また、金沢市まで求人検索範囲を広げれば求人数はさらに増加します。

【住まい】賃貸物件の選択肢は多く、空き家バンクも充実

大手住宅情報サイトで七尾市の物件を検索してみると、賃貸マンション・アパートは約120件ありました。1LDKの物件が多く見つかりますが、1Kや2LDKの物件もあり、ご自身の状況に応じて選択しやすいのではないでしょうか。1DK~2DKの平均家賃は5.1万円程度となっています。(2023年5月現在)
参考:物件情報の一例物件相場の一例

七尾市では空き家バンクも運営しています。補修は必要になりますが、100万円程度から物件を購入できる場合もあります。戸建てを希望される方は、空き家バンクも是非参考にしてください。

公式:七尾市(空き家バンク)

七尾市には、住まいに関する補助金制度があります。定住する目的で市内に住宅を取得した場合は、最大で100万円、同じく民間賃貸住宅に入居した場合は、月額5千円以上の助成を最大36か月間受け取ることができます。他にも住宅に関する助成制度がありますので、詳細は以下の公式サイトよりご確認ください。

公式:七尾市(住まいに関係する補助金)

七尾市へ移住した方の声

石川県七尾市に移住した人の声

実際に七尾市へ移住した方々は、移住した後どのような生活を送っているのでしょうか。移住者の方々のリアルな声を一部ご紹介します。

  • 住んでいる方の人柄がよく、困っている人を放っておかない
  • 能登の海の幸、山の幸の豊富さや美味しさに惚れた
  • 自然豊かでお祭りやイベントも多く、子どもと楽しめる
  • 金沢や高岡(富山県)も近いので、生活に不便を感じない
  • 「のとじま水族館」や「能登島ガラス美術館」など施設も充実している

公式:七尾市(移住者の声)

地元産の食材が豊富で美味しいといった声や、地元の方々の人柄に惹かれたという声が多く寄せられていました。普段はのんびりと生活し、ちょっと都会に出たい気分の時は金沢市に出かける、といったように自分なりのちょうど良さを見つけて暮らしている方もいらっしゃいました。

七尾市へ移住してみたいと思ったら

七尾市内を流れる御祓川
▲七尾市内を流れる御祓川(みそぎがわ)

七尾市の魅力を知り、移住してみたいとお考えの方もいらっしゃると思います。そんな時は、まず「のと住。」を活用いただくのがお勧めです。

「のと住。」は、同じ石川県能登半島に位置する七尾市・羽咋市・中能登町が協力して運営している「能登地域移住交流協議会」の公式サイトです。

「のと住。」では、まちの魅力や移住情報の発信に加え、イベントも多数開催しており、なかには首都圏で参加できるイベントもあります

内容は随時更新されます。お子さんと参加できるイベントもありますので、参加してみたいイベントを探してみてくださいね。
参考:のと住。(イベント情報)

また「のと住。」では移住相談も受け付けており、移住プランナーの方になんでも質問することができます。

地元の方や、移住経験者の方、農業に携わる方、子育て中の方など、様々なバックグラウンドを持つ移住プランナーの方が在籍していますので、ご自身の悩みや、やりたいことなどに合わせて、最適な方に相談することができますよ。
参考:のと住。(移住相談)

七尾市への移住に関するお問い合わせ

記事ではお伝えしきれない七尾市の魅力は他にもあります。七尾市への移住について気になることや相談したいことがあれば、お気軽に以下の窓口へご連絡ください。

担当課 七尾市役所 産業部 産業振興課
住所 〒926-0045 
石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地
電話番号 0767-53-8565
対応時間 8:30〜17:15(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
公式サイト https://www.city.nanao.lg.jp/nanaokurashi/