長泉町への移住を考える！静岡県随一の子育て支援と暮らしやすさを徹底解説

この記事では、地方への移住を検討している人に向けて「静岡県長泉町（ながいずみちょう）」の魅力や特徴をご紹介します。

長泉町は、県内屈指の高い人口増加率や出生率を誇るなど、確実な発展を続けている小さな町です。また、生活・交通の利便性の高さや行政サービスの良さから、静岡県内でも「住み心地が良いまち（※）」として知られており、特に子育て世帯からの人気が高いと言います。
（※）参考：大東建託「街の住みここち＆住みたい街ランキング2024＜静岡県版＞」

今回は、長泉町企画財政課の古屋さんへのインタビュー内容を中心に、長泉町の暮らしの特徴や仕事・住宅などの情報を解説していきます。

長泉町の3つの魅力：子育て支援、教育環境、住みやすさ

長泉町は静岡県の東部に位置しており、町の中心部にはコンパクトな市街地が、北部には森林やキャンプ場といった自然が広がっています。

▲暮らしやすい市街地と自然環境のバランスの良さが魅力

また、三島駅北口に隣接しており、三島駅から東京駅まで新幹線で最短42分、また車でも東京まで約1時間30分というアクセスの良さから、都内へ通勤する人も少なくありません。

大東建託による「街の住みここち＆住みたい街ランキング2024＜静岡県版＞」では、6年連続となる1位を獲得しており、生活利便性、交通利便性、行政サービス、親しみやすさといった項目で高く評価されています。そのほか「街の幸福度ランキング2023＜静岡県版＞」では、2位を獲得しています。

参考：大東建託「街の住みここち＆住みたい街ランキング2024＜静岡県版＞」
参考：大東建託「街の幸福度＆住み続けたい街ランキング2023＜静岡県板＞」

そんな長泉町の特徴としては、以下の点が挙げられます。

• 先進的な子育て支援が充実
• 質の高い教育環境
• 子育て世帯に人気の理由：温かい雰囲気と活気あふれる町の魅力

それでは、各項目について詳しく見ていきましょう。

先進的な子育て支援策：第2子以降保育料無料化など充実のサポート

長泉町では、子育て世帯を支援するための先進的な施策を次々と実施してきました。18歳までの医療費無料化「こども医療費助成事業」や「第3子以降保育料無料化」、「第2子保育料半額化」などがその例です。これらの充実した子育て政策は「長泉方式」と呼ばれ、静岡県内の他の自治体にも広がっています。

2023年度には、子育て支援をさらに強化し、静岡県内で初めて「第2子以降保育料無料化」を実現しました。加えて、「未来っこ0・3・6歳児応援事業」として、出生児、3歳児、6歳児それぞれに1万円分のこども商品券を支給する取り組みも始まりました。

▲こども交流センター「パルながいずみ」は、子育て世帯に大人気！

官民連携事業の一環として、民間商業施設内に開設された「パルながいずみ」は、子育て支援センターと児童館の機能を併せ持つ施設です。子どもたちの遊びや体験の場、保護者の交流の場として、町外からも多くの利用者が訪れる人気施設となっています。

その他にも、妊産婦を対象にタクシーの初乗り運賃20回分を助成する「妊産婦応援タクシー利用助成事業」など、多様な支援策を展開しています。各種子育て支援の詳細は、長泉町の公式ホームページでご確認いただけます。

公式：長泉町（ホームページ）

屋外の遊び場も充実しており、噴水のある広々とした「健康公園」や、キャンプ・バーベキュー・川遊びが楽しめる「桃沢野外活動センター」が人気を集めています。

さらに、ユネスコ世界ジオパークの「伊豆半島ジオパーク 北伊豆エリア」のジオサイトに認定された「鮎壺の滝」や、隣接する「鮎壺公園」のリニューアル工事も進行中で、魅力的なスポットが増えています。

▲滝壺の滝と隣接している「鮎壺公園」など、自然とふれあえる遊び場が充実

これらの特徴から、長泉町は子育て世帯にとって非常に魅力的な地域だと言えるでしょう。

長泉町独自の教育支援：未来人定住応援事業と質の高い学校教育

長泉町では、教育分野でも町独自の特色ある取り組みが進められています。

町は、長泉町の未来を担う学生を「未来人（みらいびと）」と呼び、地元で育った若者が大学・専門学校等を卒業後もこの町に愛着を持ち、町の発展に貢献する人材として定住することを応援しています。

長泉未来人定住応援事業として、以下の2つの支援制度があります：

1.「長泉未来人定住応援事業奨励金」：大学等入学時にエントリーした学生が、卒業後長泉町に住みながら5年間正規雇用された場合、最大30万円を交付します。

2.「定住のための新幹線通学支援補助金」：新幹線を利用して大学等へ通学する際、新幹線定期券購入費用の一部（月最大2万円）を補助します。

公式：長泉町（長泉未来人定住応援事業）

また、教育の質の向上を目指し、各学校に1名ずつ事務補助員を配置しています。これにより教員が授業に集中でき、きめ細かな指導が可能になりました。その結果、全国学力調査でも平均点以上の成績を維持しています。

さらに、各小中学校の外国語活動にALT（外国語指導助手）を配置し、英語の楽しさを伝えるとともに、郷土教育も行うなど、多角的な教育に取り組んでいます。

子育て世帯に人気の理由：温かい雰囲気と活気あふれる町の魅力

古屋さんによると、長泉町の魅力の一つは「人の温かさ」だと言います。さらに、人口や面積がコンパクトなまちであるため、役場の対応も丁寧で迅速だそうです。

このような温かい町民性に加え、子育て世帯や若者が多いこともあり、街には活気があふれ、明るい雰囲気が漂っています。

また、まちの財政健全性を示す「財政力指数」でも県内一位（2023年時点）を誇っており、新たな事業の検討が積極的に進められています。

長泉町は現在も暮らしやすいまちですが、今後さらに住みやすくなることが期待できる魅力的なまちだと言えるでしょう。

長泉町の生活環境：仕事、住まい、交通アクセスの詳細

それでは次に、長泉町の暮らしに関する具体的なデータを見ていきましょう。

気候	1月：平均気温5.9℃ 8月：平均気温27.3℃ ※参考：気象庁（三島）
人口	約43,620人 （2024年5月1日時点）
病院	病院：2、一般診療所：26、歯科医院：21
学校	小学校：3、中学校：2、高校（私立）：1
交通	【鉄道】 ・JR御殿場線「長泉なめり駅」「下土狩駅」 ・東海道新幹線「三島駅」（三島市） 【高速道路】 ・新東名高速道路「長泉沼津IC」 ・東名高速道路「沼津IC」（沼津市） 【バス】 ・町自主運行バス（南北線、循環線Ａ、循環線Ｂ、長泉北小学校～桃沢郷線） ・富士急シティバス ・伊豆箱根バス 【タクシー】 デマンド乗合タクシー「ももタク」
アクセス	【公共交通】 東京駅から三島駅まで新幹線「こだま」で53分（「ひかり」で42分） 【車】 東京ICから新東名高速道路で、長泉沼津ICまで約1時間10分
近隣都市	沼津市、三島市、裾野市、富士市、清水町

長泉町では、町内で日常生活に必要な買い物を十分に済ませることができます。また、隣接する清水町に大規模な商業施設があり、多くの住民に利用されています。

なお、長泉町を含めて、静岡県の東部では自動車がメインの移動手段となっています。バスやシェアサイクルなど、自動車を所有していない人向けの交通手段も提供されていますが、自動車がないと日常生活で不便を感じることが多いかもしれません。

▲マイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業が進められている

仕事事情：静岡東部の豊富な求人と東京へのアクセスの良さ

大手の求人情報サイトで長泉町の正社員求人を探したところ、約1,000件の求人情報が見つかりました。事務職やシステムエンジニアなど、オフィス系の仕事が目立ちます。（2023年11月時点）
※参考：求人情報の一例（長泉町のみ）

一方、車で約30分程度の通勤エリア（25キロ圏内）まで広げると、約3万件の求人がありました。三島市や沼津市など周辺に大きなまちが多く、求める条件に合った仕事を見つけやすいエリアだと言えるでしょう。（2023年11月時点）
※参考：求人情報の一例（長泉町から25キロ以内）

また、東京へのアクセスが良いため、都内へ通勤する人やテレワークと出勤を組み合わせている人もいるようです。新幹線を利用すれば、東京まで約1時間で到着できます。

長泉町で起業を検討している方には、最大で200万円の「起業・創業支援事業費補助金」を受けられる可能性があります。この補助金は、町内で新たに事業を始める方や、創業後5年未満の方を対象としています。詳しい条件については、下記の公式サイトをご確認ください。

公式：長泉町（起業・創業支援事業費補助金）

住まい事情：充実の賃貸物件と増加する新築マンションの選択肢

大手の住宅情報サイトで長泉町の賃貸物件を探したところ、約2,000件が見つかりました。人口が増加していることもあり、十分な物件数があるようです。（2023年11月時点）
※参考：物件情報の一例

物件の中には高級マンションも含まれており、多様なニーズに対応できる物件が揃っています。

一方で、長泉町の人気が高まっていることから土地の価格が上昇傾向にあります。そのため、一戸建てを建てる場合には、以前よりも高めの予算を想定する必要があるでしょう。

長泉町では空き家バンクの運用も始まりましたが、現在は登録件数が少ない状況です。今後、町が積極的に物件の掘り起こしを進めていく予定とのことで、将来的には選択肢が増える可能性があります。

参考：長泉町（空き家）

長泉町移住者の声：実際の暮らしぶりと町の魅力

それでは、実際に長泉町へ移住した方々の感想や口コミをご紹介します。

• 近くに山があるため、空気は山の香りがして心地よい。
• 首都圏から移住する人が非常に多いと感じる。
• 首都圏へ通勤する人も多く、東京行きのバスも運行されている。
• 子育て世帯向けの店舗が増加しており、家族連れには嬉しい環境だ。
• 街中の道路が整備されており、清潔でおしゃれな景観が魅力的だ。
• 役場との距離感が近く、小さな要望でもすぐに対応してもらえる。

長泉町へ移住した方々は、市街地と自然のバランスの良さを実感しているようです。これらのコメントから、長泉町が非常に暮らしやすいまちであるという印象を受けました。

さらに、交通アクセスの良さから、首都圏への通勤者も一定数存在することがわかります。自然豊かな環境で暮らしながら、都市部への通勤も可能な魅力的な立地といえるでしょう。

長泉町への移住相談：問い合わせ先と支援体制

長泉町への移住に関する詳細な情報や相談については、企画財政課・企画調整チームまでお問い合わせください。

担当課	企画財政課・企画調整チーム
住所	〒411-8668 静岡県駿東郡長泉町中土狩828
電話番号	055-989-5504
公式サイト	https://www.town.nagaizumi.lg.jp/

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