【長野】信濃町の「一茶記念館」を中心に地元に根差した博物館を巡るデートプラン

今回は、長野県信濃町で人気の博物館を巡るデートプランをご紹介します。特にこのデートのメインスポットとなる「一茶記念館」は、小林一茶の資料が豊富にある博物館として有名です。博物館の中だけでなく隣接している俳諧寺も落ち着いて2人の時間を過ごせる場所ですよ。

黒姫高原の中に立つ黒姫童話館で絵本を読んだり、緑広がる高原を散歩したりもできます。野尻湖ナウマンゾウ博物館では、原始人の暮らしに思いを馳せたり、野尻湖の湖畔を2人で語らいながら歩くこともできます。

3つの博物館が建つ場所にそれぞれゆっくり過ごせる場所があるのが、今回のデートプランの魅力です。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:30歳〜49歳
おすすめカップル:俳句が好きなカップル、歴史が好きなカップル
どんなデート?:ドライブ、博物館巡り
目安時間:6時間
目安予算:2人で約6,000円

概要:長野県信濃町の地元に根差した博物館を巡るデートプラン

今回のデートプランは、それぞれのスポットが離れており、歩くには距離があるため、車でドライブするのがおすすめです。

9:30~11:00 一茶記念館見学
11:00~12:00 手打ちそば処うえだでランチ
12:00~13:30 黒姫童話館見学
13:30~14:30 野尻湖ナウマンゾウ博物館見学
14:30~15:30 野尻湖をドライブで一周

予算は約6,000円です。1,000円(一茶記念館)+3,200円(ランチ)+1,200円(黒姫童話館)+1,000円(野尻湖ナウマンゾウ博物館)=6,400円です。

一茶記念館、黒姫童話館、野尻湖ナウマンゾウ博物館の三館共通チケットもあり、それを利用すれば、2,600円(三館共通チケット)+3,200円(ランチ)=5,800円で、600円安くデートができます。

三館の展示テーマは全く別のものではありますが、どの博物館も地元を代表する展示をしていますので、共通チケットを使ってお得に見学してみてくださいね。

また、手打ちそば処うえだと黒姫童話館は黒姫高原の中にあるので、緑の中を気持ちよくドライブできます。野尻湖を車で一周すれば、高原の風景とは別の美しい風景を見ながら運転できますよ。

それでは、このデートプランのメインスポットとなる一茶記念館を詳しくご紹介します。

小林一茶の俳句を楽しく学べる一茶記念館

一茶記念館の常設展示室の中にある小林一茶の像

一茶記念館が建つ長野県信濃町は、小林一茶が生まれてから15歳まで育ち、50歳からの晩年を過ごした場所です。一茶記念館は小丸山公園の中にあり、俳諧寺や一茶の墓もあることから、多くの俳句ファンが訪れています。

一茶記念館は小林一茶が遺した俳句や書などの資料を展示しています。小林一茶と言えば小動物を題材にした俳句が人気ですが、一茶記念館では「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」のカエルを展示品の案内役として要所要所に配置しています。

このような有名な俳句以外にも、小林一茶はたくさんの俳句を詠んでいます。どれもが情景溢れる俳句ですので、一茶記念館の展示を見ながら、俳句のイメージをカップルで語り合ってみてはいかがでしょうか。

運が良ければ「ねこ館長うみちゃん」がお出迎え

一茶記念館の事務室にいるねこ館長うみちゃん

今回はねこ館長うみちゃんにインタビューをさせていただきました。

ねこ館長うみちゃんとは、一茶記念館にほぼ毎日出勤している三毛猫のうみちゃんのことです。うみちゃんは近所のお宅の飼い猫で、とてもおとなしいメス猫です。運が良ければごあいさつもしてくれますし、だっこして記念写真にも応じてくれます。

うみちゃんはねこ館長として就任12年目だそうで、地元の人にも愛されている館長さんだそうです。

ねこ館長うみちゃん

ぜひ会いに来てにゃ~。

一茶記念館で一茶の俳句に触れてみましょう

一茶記念館の常設展示室

編集部

最初に、一茶記念館とはどのようなところなのか教えてください。

ねこ館長うみちゃん

小林一茶は、「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」や「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」など、親しみやすい俳句で有名な江戸時代の俳人です。

ここ一茶記念館は、そんな小林一茶のふるさとである長野県信濃町柏原に建ち、一茶にまつわる資料を展示しています。一茶の貴重な直筆作品や一茶のふるさとならではの歴史資料を中心に、一茶の生涯と文学をわかりやすく紹介しています。

編集部

私は子供の頃に一茶の俳句を一茶が詠んだとは知らずに口ずさんでいた記憶があります。それだけ一茶の俳句は親しみの持てるものだったのだと思いました。歴史の授業で小林一茶という人物がいたことを知っても、どのような人物だったのか深堀することはなかったため、こうやって一茶が遺した作品などを知ることができて嬉しいです。

一茶記念館の主な展示や見どころについて教えてください。

ねこ館長うみちゃん

一茶記念館では、一茶の日記、手紙、画賛、短冊などの作品に加え、一茶の名前が確認できる当時の「俳人番付」や、年貢帳、大火に遭った際の絵図面なども展示しています。

また、一茶の肖像画や、木像、身の回りの遺品など、その面影を知ることができる資料も豊富です。一茶が生きていたころのふるさと柏原の街並みを再現したジオラマや、館の裏手には一茶をしのぶお堂「俳諧寺」、一茶一族の墓などもあります。

ねこ館長うみちゃん

少し足を伸ばすと、一茶が没した土蔵、国史跡「小林一茶旧宅」もあるにゃ。

一茶が生きていたころの柏原の街並みを再現したジオラマ
▲ジオラマには茅葺の家が立ち並んでいます。

編集部

私は小林一茶の俳句をいくつか知っていますが、どんな人かは全然知りませんでした。長野県信濃町が生誕の地であることも知らずにいたのですが、館内で一茶の生涯を学び、俳諧寺や小林一茶旧宅を訪れて、一茶のことをもっと好きになりました。

一茶記念館を訪れた人に伝えたい、感じてほしいことはどのようなことでしょうか。

ねこ館長うみちゃん

一茶のことは、一般的に有名な俳句以外あまり知られていないと思います。冬は大雪に閉ざされる厳しい気候の信州柏原で、普通の農民の子として生まれた一茶は、幼くして母を亡くし、15歳で江戸に出てからも苦労を重ねながら勉学と俳諧修行に励みました。

俳諧師として独立すると頭角を現し、「一茶風」と呼ばれ、現代までその名が残るほどの独自の作風を確立します。

晩年ふるさと信州柏原に帰った一茶は、たくさんの門人ができて大変慕われた一方、結婚し4人の子宝に恵まれたものの、その子どもたちに加え妻にも次々と先立たれ、なくなる半年前には柏原の大火で母屋を焼け出されるなど、不幸続きの生涯を送りました。

小林一茶が終焉を過ごした国史跡小林一茶旧宅
▲火事の後、小林一茶は母屋の隣の土蔵に住みました。

一茶の特色は、そうした苦難を嘆く作品も多い一方で、いつもユーモアを忘れずに、正岡子規をして「滑稽・風刺・慈愛」が特色であると言わしめたほど、面白みのある俳句をたくさん詠んだところにあります。

一茶記念館では、リリー・フランキーさんに一茶役で出演してもらい、皆さんに語りかける内容のタブレット式音声ガイド「一茶が語る一茶の物語」をご用意しております。1時間を越える大ボリュームですが、館内を巡りながら一茶の生涯を追体験できますので、ぜひ皆さんもお試しください。

ねこ館長うみちゃん

タブレット式音声ガイドは貸し出し無料だにゃん。

リリー・フランキーさんが案内役のタブレット式音声ガイド「一茶が語る一茶の物語」
▲音声とテキストの両方で案内を受けることができます。

編集部

面白い俳句からは想像できない人生を一茶は歩んでいたのですね。タブレット式音声ガイドでは、館内にある22の展示品と、俳諧寺や一茶の墓の24か所で解説が聴けるそうですが、館外でもガイドを利用できるのは珍しいと思いました。

この音声ガイドで一茶のことを深く知ることができますが、うみちゃんのおすすめの見学方法を教えてください。

ねこ館長うみちゃん

一茶の俳句をぜひ声に出して読んでみてください。とても響きが良かったり、語呂が良かったりすることに、改めて気づくと思います。例えば「がりがりと竹かじりけりきりぎりす」、「九輪草四五輪草でしまいけり」、「下々(げげ)も下々下々の下国の涼しさよ」などの俳句があります。

また、あまり注目されていませんが、一茶は俳句だけではなく文章もかなり上手です。なかでも常設展示室のパネルで紹介している「俳諧寺記」という文章は、言葉のリズム感といい、雪に悪態をつく一茶のユーモラスな言葉選びといい、一茶の書いた文を代表する作品です。

ねこ館長うみちゃん

こちらもぜひ声に出して読んでみてにゃ~。

編集部

なんだか早口言葉のようで、声に出して読むと舌を噛んでしまいそうですね。この語呂の良さが、面白く人を惹きつける俳句になっているのだろうと思います。展示室には一茶自筆の文字もあり、一茶が俳句を詠んだ時の情景が思い浮かぶようです。

うみちゃんが好きな展示品はどれか教えてもらえますか。

ねこ館長うみちゃん

一茶の日記「七番日記(しちばんにっき)」は9年間の日記を細かな字で清書したもので、その字の小ささは必見です。この小さな冊子の中になんと7,300句もの俳句がつまっています。

編集部

七番日記は、小林一茶が48歳から56歳までの9年間を事細かに記した日記だそうですね。一茶の几帳面さが垣間見える内容だと思いました。「やせ蛙負けるな一茶これにあり」も七番日記に含まれていますね。

一茶記念館の企画展は俳句とアートのコラボレーションが見どころ

編集部

常設展以外に企画展をされていますが、どのような展示をされているか教えてください。

ねこ館長うみちゃん

企画展は毎年年3回程度実施しており、一茶資料の特集展示、地域の歴史、一茶俳句をモチーフとした切り絵や板画などのアート作品の展示など様々な企画を行っています。令和3年度は童画の作品展、貴重な一茶資料の特別展などを予定しています。

一茶記念館の企画展示室

編集部

ただ一茶の俳句を紹介するだけでなく、一茶の俳句をモチーフとしたアート作品があることで、俳句のイメージが膨らみますね。私は「一茶100句の英訳ときりえ展」が面白いと思いました。俳句は情景の浮かぶ17文字なので、それをどのように英訳されているのかが気になります。

俳句に親しみを持てるイベントや体験コーナー

編集部

他に一茶記念館で開催しているイベントなどのご紹介もお願いします。

ねこ館長うみちゃん

外部から専門家をお招きしてお話を聞く「一茶記念館講座」、一茶記念館学芸員による「基礎講座」などのイベントに加え、11月19日には「一茶忌全国俳句大会」もあり、俳句を作らないひとでもお昼に開かれる「新そば会」でおいしい地元産の新そばを食べることができます。

編集部

入館料だけで専門家の話が聴ける「一茶記念館講座」は、より深く一茶のことを学べる貴重な機会だと思います。

一茶の命日、11月19日に開催される「一茶忌全国俳句大会」では当日にお題を出されて、参加者も俳句に挑戦することができるそうですね。以前には「猫」のお題があり、ねこ館長に関する俳句もいっぱい詠んでもらったとか。ねこ館長が親しまれている証拠ですね。

常設展をより楽しめる工夫などがあれば、教えていただけますか。

ねこ館長うみちゃん

タブレット式音声ガイド「一茶が語る一茶の物語」のほか、一茶の生涯を振り返るアニメや、一茶ゆかりの場所を紹介するビデオ、俳句ゲームのコーナーもあり、夏休みは「むかしの遊び」コーナーや、オリジナル缶バッジ作りのコーナーも設けています。

ねこ館長うみちゃん

楽しんでほしいにゃ~。

編集部

一茶ゆかりの場所を紹介するビデオ「信濃の一茶さん」は、一茶のふるさと信濃町と北信濃一帯の四季折々の風景を映像で見ることができますね。次来るときはどの季節にしようかと、また信濃に来たくなる映像だと思います。公式サイトを見たのですが、クイズや俳句すごろくもあるそうですね。カップルでも俳句を学びながら楽しめるゲームですね。

美しい山々の景色が見られる一茶記念館と四季の移り変わりを感じられる俳諧寺

編集部

カップルにおすすめのスポットはありますか。

ねこ館長うみちゃん

小丸山という小高い丘の上に建っている一茶記念館は、天気が良ければ飯綱、戸隠、黒姫、妙高の四つの山が一目で見渡せる絶好のロケーションです。また、本館裏手の「俳諧寺」は、明るい林の公園内にひっそりとたたずむ小さなお堂で、日当たりもよく、座敷や広縁でゆっくりたたずみながら、四季の植物を楽しむことができます。

ねこ館長うみちゃん

日当たりが良くて気持ちいいにゃ~。

俳諧寺と一茶像
▲秋には俳諧寺を紅葉が美しく彩ります。

編集部

一茶記念館の建物の2階は、大きな窓になっていて素晴らしい景色が見渡せますね。特に黒姫山は信州富士とも呼ばれる美しい山ですが、一茶も黒姫山を見て「かすむやら雪のふるやら故郷山」という俳句を詠んでいましたよね。一茶と同じ風景を見ているのかと思うと感慨深いです。

俳諧寺のお堂で2人でのんびりと語り合う時間を持つのもお互いを深く知られる良い機会かもしれません。

来館する季節や時季によって、楽しみ方に違いはありますか?

ねこ館長うみちゃん

信濃町は、ゴールデンウィークのころは珍しい山菜(タラノメ、山ウド、コシアブラ、ワラビ等)、6月は根曲がり竹のタケノコ、7月はブルーベリー、夏は糖度の高いトウモロコシ、秋には新そばと、いつ来ていただいても、ここでしか手に入らない旬の美味しいものに出会うことができます。

また、当館では企画展に加えて、常設展示も定期的に展示換えを行っていますので、展示品はその都度まったく異なります。信濃町の季節ごとの旬の食材を楽しみつつ、一茶記念館では様々な展示品をご覧いただけますよ。

なお、当館のある信濃町は豪雪地帯で、12月1日から3月19日までは冬季営業期間となり、平日のみの営業となっておりますのでご了承ください。

編集部

どの季節でも満足できそうですね。冬にはねこ館長も自宅でおこもりをされると聞きましたので、会いに行くなら通常営業期間の方が良さそうですね。

小林一茶の書籍やグッズが揃うミュージアムショップ

一茶記念館のミュージアムショップ

編集部

一茶のことを知ると一茶の句集を買いたくなりますが、ミュージアムショップにはどのような商品が揃えられているのでしょうか。

ねこ館長うみちゃん

ミュージアムショップでは、現在市販されている一茶の書籍のほとんどを取り揃えています。またオリジナルグッズも充実しており、なかでも一茶の俳句代表作44句を使った「一茶かるた」は、お子様から年配の方まで大変ご好評をいただいています。

編集部

書籍を買えば、自宅に帰っても一茶の俳句に親しむことができますね。「一茶かるた」はテンポの良い一茶の句とマッチしていると感じました。普段はあまり俳句に馴染みがなくてもかるたとしてなら、軽快な一茶の句を気軽に楽しむことができそうです。

一茶記念館を訪れた人の感想や口コミ

小丸山公園の一茶句碑と俳諧寺

編集部

一茶記念館に来館された方からよく聞く感想などがあれば教えてください。

ねこ館長うみちゃん

音声ガイド「一茶が語る一茶の物語」は、ご利用いただいた方からは大変ご好評をいただいています。また、当館のもう一つの展示スペースである民俗資料棟は、地元の古い民具を多数展示しています。「人力そり」「打刃物の道具」「そば打ちの道具」など、この地方ならではの珍しいものも多数あって、ご好評をいただいています。

小林一茶の展示が詳しいと評判!

他にも一茶記念館の口コミはSNSやGoogleなどで見ることができます。一部抜粋して紹介します。

アイコン
一茶の博物館ではありますが、俳句が好きな人は訪問する価値がある博物館です。
アイコン
景色がきれいで、秋には紅葉が見られるそうです。次は秋にまた来たいです。
アイコン
館長のうみちゃんが少しシャイだったのですが、それがまたかわいかったです。
アイコン
一茶の生誕地でお墓もあることを知らずに行ってびっくりしました。
アイコン
小林一茶は俳句しか知りませんでしたが、この博物館に来て人となりを知ることができました。

多くの口コミで小林一茶の展示が詳しくわかりやすいという評価をされていました。博物館の展示だけでなく、周りの景色のすばらしさを挙げている口コミも多く見られました。

小林一茶を知るなら一茶記念館に行こう

一茶記念館の常設展示室

編集部

最後に、他の博物館に負けない取り組みや自慢があれば教えてください。

ねこ館長うみちゃん

全国に一茶を紹介する博物館は2館しかありません。一茶のふるさとに建つ当館は、財団運営時代の昭和35年以来一茶の資料と遺跡を紹介してきました。また、新たに発見された一茶資料の最初の発表場所として、毎年数点は必ず新資料を紹介しています。

ねこ館長うみちゃん

一茶についての質問なら任せてにゃ~。

編集部

小林一茶の資料の多さを比べると一茶記念館は群を抜いていますね。一茶の新しい資料が毎年発表されるとは、一茶ファンにとってはたまらない博物館だと思います。この博物館に来て、俳句を詠み合ったりするとお互いの感性も磨かれそうですね。

このインタビューで一茶記念館の魅力だけでなく、小林一茶の人柄も知ることができました。ありがとうございました。

一茶記念館の基本情報

住所 〒389-1305
長野県上水内郡信濃町柏原2437-2
アクセス 長野駅よりしなの鉄道北しなの線経由、黒姫駅下車、徒歩5分
上信越自動車道、信濃町ICより、R18経由3分
営業時間 午前9:00~午後5:00

通常営業:3月20日~11月30日
冬季営業:12月1日〜3月19日(平日のみ営業)
空いている時間帯 平日は比較的どの時間も空いています。
土日は、日によってお昼前後を中心に混み合っている場合があります。
平均的な滞在時間 およそ1時間前後
休館日 5,6,9,10月末日(土・日に当たる場合は翌月曜日)
年末年始
駐車場 無料駐車場完備(大型も可)
その他車いすでの入館が可能
料金・予算 おとな(高校生以上):500円
こども(小中学生):300円

黒姫童話館・野尻湖ナウマンゾウ博物館とのお得な共通券もあります。
2館券(大人850円/小中学生500円)
3館券(大人1,300円/小中学生750円)
公式サイト http://www.issakinenkan.com/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

「一茶記念館」周辺のおすすめのデートスポット

信濃町が運営する文化施設3館をお得に巡ることができる2館券・3館券で、「黒姫童話館」「野尻湖ナウマンゾウ博物館」を巡っていただくのがおすすめです。童話館は、黒姫山中腹の北欧を思わせる眺望が素晴らしいロケーションに建ち、メルヘンの世界を堪能できます。ナウマンゾウ博物館は、石器作りなどの各種体験メニューが充実し、すぐ隣は野尻湖で、ボート遊びや遊覧船、フィッシングなども楽しめる人気の観光スポットです。

おすすめのデートスポット

売り切れごめんのお蕎麦屋さん「手打ちそば処うえだ」

手打ちそば処うえだは、霧下そばという地元のそば粉を使って打つそばが人気です。山菜やキノコの天ぷらはお皿に山盛りでボリューム満点なので、男性も満足できるでしょう。

黒姫山の麓にあり、信濃町を一望できる場所にあるため、晴れている日はバルコニーでランチをするのがおすすめです。売り切れると閉店してしまうので、開店時間の11:00に合わせて行くようにしましょう。

信州しなの町観光協会URL:https://www.shinano-machi.com/spot/1251

小さい頃に読んだ懐かしい絵本がいっぱいの黒姫童話館

黒姫童話館は高原の中に立つおしゃれな洋館が目印です。絵本や絵本作家の展示をしており、絵本を手に取って読むこともできます。「ネバー・エンディング・ストーリー」の作家、ミヒャエル・エンデや、「モモちゃんとアカネちゃん」の作家、松谷みよ子の展示が充実しています。館内で昔好んで読んだ絵本を見つけられるかもしれませんね。12月から3月は休館しています。

公式URL:http://douwakan.com/

原始人の生活や野尻湖の発掘の様子がわかる野尻湖ナウマンゾウ博物館

野尻湖ナウマンゾウ博物館では、野尻湖で発掘されたナウマンゾウの化石を中心に、地元の発掘品を展示しています。実物大のナウマンゾウのレプリカの展示では、ナウマンゾウの鳴き声も聞けます。

原始人になりきって写真撮影ができたり、化石に触れたりと面白い体験ができますよ。小規模ではありますが、内容がかなり充実している博物館です。

公式URL:http://nojiriko-museum.com/

まとめ:博物館デートで2人の時間をゆっくりと過ごしましょう

今回は長野県信濃町を代表する3つの博物館を巡るデートプランをご紹介しました。博物館デートでイメージするのは真面目な堅苦しい雰囲気かもしれませんが、一茶記念館を始め、今回ご紹介した博物館はどれも楽しみながら興味を深めていくことができる展示をしています。

移動は車でドライブ、博物館ではのんびりと歩いて時間を共有し合う、そんな緩急の付いたデートプランです。ぜひ博物館と共に信濃町の風景も楽しんでくださいね。