いの町で絶景ドライブラインや仁淀ブルーの聖地を訪れる“映え”デート|高知県

この記事では、いの町観光協会の筒井さんからお聞きした情報をもとに作成した、いの町の“映え”スポットを巡るデートプランをご紹介します。

高知県の中央にある「いの町」は、南は高知市、北は愛媛県に位置する自然豊かなまちです。市街地のすぐそばには仁淀ブルーで知られる清流・仁淀川が流れており、その美しい水の恩恵を受けて『土佐和紙発祥の地』として発展してきました。

仁淀川を上流へ進むと、仁淀ブルーの聖地と呼ばれる「にこ淵」があり、季節によって変化する青を堪能できます。さらに、北には西日本最高峰の石鎚山を有する石鎚山系を有しているほか、数々のCMで使用されている天空へと続く道「UFOライン」もあるなど、どこを切り取っても絶景が広がる魅力的なエリアです

今回はいの町で特に人気の“映え”スポットを訪れるデートコースを考えました。大自然の中でフォトジェニックな写真を撮影したいカップルは、ぜひチェックしてみてくださいね。

いの町の“映え”スポットを巡るおすすめルート

まずは、いのICから車で約2時間のところにある「UFOライン(町道瓶ヶ森線)」を目指しましょう。石鎚山へと続く道のりが『天空の道』としてドライブに大人気で、笹原と山の稜線、空の青とのコントラストが美しい絶景を堪能できます。

続いては、UFOラインから車を仁淀ブルーの聖地として有名な「にこ淵」へ。仁淀川の中でも特に青く見える人気のフォトスポットで、お昼前後に訪れれば日差しによってキラキラと宝石のように輝く水面を眺められます。

その後は、吾北むささび温泉内にあるおしゃれなカフェの「アオイネコ」やご当地アイスの販売店「高知アイス売店」に立ち寄って、ランチやデザートを楽しみながらひと休み。そして、最後に「波川(はかわ)公園」を訪れて、川遊びやBBQ、綺麗な夕日の光景を満喫するプランです。

なお、いの町は非常に広く、公共交通機関のみではスムーズに楽しめないため、レンタカーや自家用車で巡ることをおすすめします

それでは、各スポットの魅力を詳しく見ていきましょう!

おすすめ“映え”スポット1「UFOライン(町道瓶ヶ森線)」

UFOラインの風景

UFOラインは、『四国の屋根』と呼ばれる西日本最高峰の石鎚山(いしづちさん)へと続く全長約27kmのドライブラインです。もともとは「雄峰ライン」と呼ばれていましたが、この道沿いで撮影された写真にUFOが写っていたことが話題になり、いつしか「UFOライン」の名が定着しました。

南は太平洋へと続く雄大な山々を、北はすぐ目の前に瀬戸内海を望むダイナミックな風景が広がります。また、標高の1,500m付近を走る道となっているため、「瓶ヶ森(かめがもり)」や「伊予富士」といった石鎚山系の山々への登山にチャレンジしやすいことも注目ポイントです。

特におすすめしたいのが、石鎚山に次いで人気の高い「瓶ヶ森」。初心者でも比較的簡単に頂上まで行けるほか、20分ほど登山道を歩けば人気のフォトスポットである笹原に出ることができますよ。見渡す限り続く笹原の絶景は、きっと心に残る素敵な思い出になることでしょう。

なお、UFOラインは標高の高い場所にあることから、午後には天候が崩れることが多い点に注意しましょう。朝~午前中の間に訪れることをおすすめします

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筒井さん

四季折々に異なる風景を楽しめますが、特におすすめしたいのが紅葉の時期となる10月です。ブナなどの広葉樹が色付き、綺麗な風景が広がります。標高が高く平地より10度以上温度が低い日もあるので、1枚余分に上着を持参するといいですよ。

周辺のおすすめスポット:「山荘しらさ」

「山荘しらさ」はUFOライン沿いにある唯一の宿泊施設で、カフェやショップも併設されています。目の前にはブナ林の原生林が広がり、雄大な自然の景色を眺めながらこだわりのスープカレーやソフトクリーム、オリジナルチーズケーキなどを味わえますよ。

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筒井さん

秋にはブナが紅葉し、より一層素敵な風景を眺められます。

公式:山荘しらさ

UFOライン(町道瓶ヶ森線)の基本情報(アクセス)

住所 〒781-2615
高知県吾川郡いの町寺川
電話番号 088-893-1211
アクセス いのICから車で約2時間
営業期間 11月末~4月上旬まで冬季閉鎖
公式サイト https://www.inofan.jp/spot/recommended/n474/

おすすめ“映え”スポット2「にこ淵」

にこ淵の風景

にこ淵は、仁淀ブルーの名付け親である写真家によって「これこそ仁淀ブルー」と称された滝壺です。滝壺全体に日差しが入る正午前後が最も青く見られるといわれており、季節や時間帯によって多彩に変化する幻想的なブルーの光景を堪能できます。

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筒井さん

11:00頃になると木々の間から太陽の光が差し込んできて、滝壺全体が徐々に照らされて色が変わっていく様子は時間を忘れて見とれてしまいます。

どの季節でも楽しめるスポットですが、特に4~5月は雨が少なく水量も安定して、新緑と川の青のバランスが綺麗な時期です。また、冬の1~2月は最も水の透明度が高いといわれており、透き通った青の風景を見ることができますよ。

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筒井さん

この場所は、昔から神聖な場所として大切に守られてきております。入水や飲食、トイレ、ポイ捨てなどはご遠慮いただき、静かにご覧いただきますようお願いいたします。

周辺のおすすめスポット

ここでは、にこ淵の周辺にあるおすすめスポットを2か所ご紹介します。

地元食材やグルメが充実の道の駅「633美(むささび)の里」

道の駅「633美の里」は、国道194号線と国道439号線の交差点に位置する道の駅です。敷地内の物産館では地元特産品のスイカやイチゴ、シシトウといった農産物やお土産品が販売されているほか、食堂では地場産野菜を味わえる絶品メニューを堪能できます。

公式:道の駅「633美の里」

山遊びを満喫できるキャンプ場「グリーン・パークほどの」

「グリーン・パークほどの」は、にこ淵から車で約10分の場所にある自然豊かなキャンプ場です。オートサイトやテントサイト、バンガローが整備されており、お好みのスタイルでキャンプを楽しめます

また、広大な芝生広場には大人も楽しめる遊具があるほか、パークゴルフや落差50m以上の滝へのハイキングができます。アウトドアレジャーを満喫したいカップルにおすすめのスポットです。

公式:グリーン・パークほどの

にこ淵の基本情報(アクセス)

住所 〒781-2511
高知県吾川郡いの町清水上分2976-11
※カーナビなどに入力する場合は「グリーンパークほどの」で入力
電話番号 088-893-1211(いの町観光協会)
アクセス ・いのICから車で約60分
・高知県北部県交通バス「程野入口」から徒歩約30分
公式サイト https://www.inofan.jp/spot/recommended/n497/

おすすめ“映え”スポット3「アオイネコ」

アオイネコの店内

アオイネコは、吾北むささび温泉の1階にあるカフェです。地元の食材を使用した週替わりランチや自家製スイーツが人気であるほか、その都度豆をひいて淹れる本格コーヒーも絶品ですよ。

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筒井さん

ときどき登場する「タレカツ」は特に人気のメニューです。後を引く優しい味付けで、付け合わせのお惣菜も美味しいですよ。

なお、店内の棚には店主こだわりの雑貨がたくさん並んでおり、購入することも可能です。ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。

アオイネコの基本情報(アクセス)

住所 〒781-2321
高知県吾川郡いの町小川東津賀才53-1
電話番号 080-6372-7596
アクセス いのICから車で約35分
営業時間 11:30~16:00
定休日 火・水・木
公式サイト ▼インスタグラム
https://www.instagram.com/aoineko222/
▼Facebook
https://www.facebook.com/aoineko222/

おすすめ“映え”スポット4「高知アイス売店」

高知アイス売店は、仁淀川を見下ろす川沿いにあるご当地アイスの販売店です。テラス席から仁淀川の風情あふれる景色を眺めながら、高知の食材を活かした多彩なアイスを味わえます。

特に、土佐ジローのタマゴを使用した「土佐ジローバニラソフトクリーム」が大人気ですよ。

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筒井さん

アイス越しの仁淀川の風景を撮影される方が多いです。梅雨時期や台風シーズンといった仁淀川が増水する季節以外のほうが、川の水が綺麗で美しい写真を撮影できますよ。

周辺のおすすめスポット

ここでは、高知アイス売店の周辺にあるおすすめスポットを2か所ご紹介します。

スリル満点のフォトスポット!「名越屋沈下橋」

名越屋沈下橋の風景

高知アイス売店から車で10分ほどのところに、フォトスポットとして有名な「名越屋沈下橋(なごやちんかばし)」があります。沈下橋とは増水時に川の中へ沈む橋のことで、柵や欄干などがほとんどない道を渡ることからスリル満点です。

また、橋の上から仁淀川を覗くと、魚が泳いでる姿を見ることができますよ。

公式:名越屋沈下橋

食事や川のアクティビティ、紙漉き体験を楽しめる「土佐和紙工芸村くらうど」

沈下橋の近くには道の駅「土佐和紙工芸村くらうど」もあるので、ぜひあわせて訪れてみるとよいでしょう。館内には古代米を用いた地元名物の「紫黒うどん」を味わえる食事処や、土佐の素材をふんだんに使用したこだわりフレンチを堪能できるレストランがあり、ランチをしながらゆったりと過ごすのもおすすめです。

また、カヌーやラフティング、SUPといった川のアクティビティを楽しめる「リバークルーズ」もあるので、事前に予約をして透明度抜群の仁淀川を存分に堪能するのもいいですね。ベテランのガイドさん+しっかりとした装備のもとでチャレンジできるため、初心者の方にもおすすめですよ。

なお、体験中には仁淀ブルーをバックに写真を撮影してくれるサービスもあり、デートの思い出作りにぴったりです。

仁淀川のカヌー体験
▲仁淀川は川の流れが穏やかなので、初心者でも気楽にアクティビティを楽しめます

リバークルーズが終了したら、ぜひ土佐和紙工芸村くらうど館内で体験できる「紙漉き体験」にもチャレンジしてみてください。ハガキサイズの紙を自分で漉いて、その後に近くで採れた花々を使ってオリジナルの土佐和紙ハガキを作成できますよ。

土佐和紙工芸村くらうどの紙漉き体験
▲夏にはうちわ作りにもチャレンジできます♪

公式:土佐和紙工芸村くらうど

高知アイス売店の基本情報(アクセス)

住所 〒781-2146
高知県吾川郡いの町柳瀬上分807-1
電話番号 090-3787-8511
アクセス いのICから車で約20分
営業時間 11:00~17:00(LO16:30)
※土・日・祝日・GW・お盆は10:30~18:00(LO17:30)
定休日 ・第2・4月曜日(7・8月は無休)
※月曜日が祝日の場合は翌火曜日
・年末年始
公式サイト http://www.kochi-ice.com/shop.html

おすすめ“映え”スポット5:「波川公園」

波川公園は、仁淀川のほとりにある親水公園です。河原が広く、浅瀬もあることから夏には川遊びを楽しむ方が多くみられ、映画のロケ地になったこともあります。

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筒井さん

川で遊ぶなら夏ですが、春や秋は気持ちの良い季節でキャンプやBBQを楽しむことができますよ。冬は特に夕日が綺麗で、赤い色で仁淀川が染まる幻想的な光景を眺められます。

また、下流側には木々が集まる公園が整備されているほか、堤防沿いにはバーベキュー用品の貸し出しや土佐あかうしと地元野菜の提供を行う「水辺の駅仁淀川にこにこ館」も併設されており、手ぶらでキャンプを楽しむことも可能です。

ちなみに、にこにこ館では地元野菜をふんだんに使った日替わり弁当が地元客に大人気ですよ。

周辺のおすすめスポット

ここでは、波川公園の周辺にあるおすすめスポットを2か所ご紹介します。

仁淀川河川敷を散策できる「波川木漏れ日公園」

波川公園から少し上流に歩いたところにある「波川木漏れ日公園」には、多彩な種類の木々や植物が植えられた約400mの遊歩道があります。高知ならではの植生や竹林などを鑑賞しながら散策を楽しめるほか、5月下旬頃にはヒメボタルが飛ぶ場所として多くの写真家が訪れる人気のフォトスポットです。

その場で焼いてくれるカツオのたたきが絶品!「宮本鮮魚店」

宮本鮮魚店は、古くから地域の方々に愛されている鮮魚店です。その日に水揚げされて店主が気に入ったこだわりの魚をお刺身にしてくれるほか、店内のイートインスペースにて食事をすることもできますよ。

特におすすめしたいのが、その場で焼いてくれるカツオのたたき。実際に藁で焼かれているカツオを味わえる料理で、地元高知の方もわざわざ買いに来る大人気メニューです。

また、新鮮なお刺身と一緒に味わえる日替わりのおかずも絶品ですよ。

食べログ:宮本鮮魚店

波川公園の基本情報(アクセス)

住所 〒781-2128
高知県吾川郡いの町
電話番号 088-893-1211(いの町観光協会)
アクセス いのICから車で約10分
公式サイト https://www.inofan.jp/spot/recommended/n96/

取材協力:いの町観光協会(https://www.inofan.jp/