猪苗代町の魅力は?暮らしの特徴・仕事・住まい情報を徹底解説|縁結び大学
この記事では、地方移住を検討している方に向けて「福島県猪苗代町(いなわしろまち)」をご紹介します。
猪苗代町は、日本百名山に選ばれている「磐梯山(ばんだいさん)」と、日本で4番目の広さを誇る「猪苗代湖」を有するまちです。
その美しい風景や、それぞれで楽しめるアクティビティ、そして町中に数多くある温泉と、魅力は盛りだくさん。リゾート地のような環境で暮らしながら働く「ワーケーション」を希望している方や、自然豊かな環境でのびのびと子育てをしたい方には特におすすめの移住先です。
そんな猪苗代町について、暮らしの特徴や、仕事・住まい探し情報など、移住を検討するのに役立つ情報をたっぷりとお届けします。
▲イラストは、猪苗代町出身の偉人・野口英世にちなんだキャラクター「ひでよくん」
猪苗代町の暮らしの特徴3つ
地方移住を検討している方の中でも、特に次のような方には猪苗代町がおすすめです。
- 自然に囲まれた、風景の美しいまちに暮らしたい。特に、山や湖が好き
- 雪景色やウィンターアクティビティが好き、または雪のある暮らしに憧れている
- 温泉めぐりが趣味
- ワーケーションを希望している
- 子どもを思い切り走り回らせ、のびのびと育てられる環境を希望している
なぜこのような方に猪苗代町が向いているのか、その理由を踏まえつつ、猪苗代町の暮らしの特徴を紹介していきます。
特徴1:「オールシーズンリゾート」の、美しい景色とアクティビティ
猪苗代町は、北西に磐梯山を、南には猪苗代湖を有する、風景が魅力的なまちです。
磐梯山は「会津富士」とも呼ばれ、日本百名山にも選定されている福島県の名山。地元の方や移住してきた方も「毎日見ていても日々あらためて感動する」というほど美しい山です。
山の周辺は観光地や避暑地として名高いので、訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
猪苗代町は冬には豪雪地帯となり、磐梯山の雪化粧姿も見られます。
写真の美しい雪景色からも、澄んだ冷たい空気が伝わってくるようです。山が好きな方やカメラが趣味の方なら、季節によって少しずつ変わっていく磐梯山の表情に夢中になってしまうかもしれませんね。
また、雪といえばスキーにスノーボードですよね。「ウィンターアクティビティを思い切り楽しみたいから」という理由で、雪国への移住を検討している方もいらっしゃるでしょう。
猪苗代町の「猪苗代スキー場」は、初級者から上級者まで楽しめる広大なゲレンデを備えています。中~上級者向けの「ミネロエリア」には全国大会も行われるハードなコースがあり、また「国体コース」では圧雪されていないパウダースノーを堪能できますよ。
さらに、花火大会が催されることもあり、ナイタースキーを滑りながら、リフトに乗りながらなど、特別なシチュエーションで花火を眺められます。
ウィンターアクティビティに慣れた人もきっと満足できる“ワンランク上”のスキーを、猪苗代町で体験してみてはいかがでしょうか。
磐梯山と並ぶ、猪苗代町のもう1つのシンボルが猪苗代湖です。
猪苗代湖は、日本で4番目の広さを誇る湖です。磐梯山との競演がここだけの絶景をつくりあげるとともに、湖水浴やボート遊び、キャンプなど、体験できるアクティビティも多彩。
そしてやはり、冬には一味違う美しい姿が見られます。猪苗代湖畔には、天然記念物でもある白鳥が越冬のために飛来し、人々の目を楽しませてくれるんです。
このように、磐梯山と猪苗代湖を中心に年間を通して魅力的な風景が広がり、アクティビティも多彩と、「オールシーズンリゾート」と呼ぶにふさわしいのが猪苗代町です。
リゾート地のような環境の中で暮らして働く「ワーケーション」を希望している方には、特におすすめの移住先です。
特徴2:3つの活火山がもたらす個性豊かな温泉
▲中ノ沢温泉「磐梯名湯リゾート ボナリの森」の露天風呂は、森林と小川が目の前に。自然と一体になったような気持ちよさが味わえる
猪苗代町は、磐梯山・安達太良山・吾妻山と3つもの活火山を抱えていることから、数多くの源泉をもつ温泉地です。
源泉の単一口からの湧出量が日本一といわれる「中ノ沢・沼尻温泉」、美肌の湯と呼ばれ特に女性から人気が高い「磐梯温泉」など、それぞれに素晴らしい泉質の個性豊かな温泉がまちのあちこちに点在しています。日帰りで利用できる立ち寄り湯も多く、温泉好きにはたまらない環境なんです。
町が発行する「いなわしろ湯めぐりガイド」には、温泉マップやそれぞれの温泉の特徴が詳しく載っています。このマップを片手に、町内あちこちの温泉をめぐってみるのもおすすめですよ。
特徴3:広々・のびのびとした子育て環境
お子さんをお持ちの方の中には「自然とたくさん触れ合える環境で、子どもをのびのびと育てたい」と考えている方も多いことでしょう。とはいえ、都会には自然が少なかったり、子どもが騒げば人目が気になったりして、「のびのび」はなかなか難しいと感じるシーンもあるかもしれません。
そんな子育て世帯の方にぜひ見ていただきたいのが、次の写真です。
この2枚の写真、実はどちらも猪苗代町の保育施設なんです。一見して日本国内の園とは思えないような、大きな園舎と広いグラウンドが魅力的ですよね。磐梯山が見守るロケーションの中、子ども達が元気いっぱいに走り回っている姿を想像するだけでも、なんだか嬉しくなりませんか?
町の待機児童はゼロ。そして、広い町域をカバーするため保育園バスが通っていて、朝夕の忙しい時間に遠くの園まで送り迎えをする必要がありません。猪苗代町の子育て環境は、仕事に育児に忙しいパパママの強い味方でもあるんです。
子連れでのお出かけスポットとしては、猪苗代駅近くにある緑豊かな総合公園「亀ヶ城公園」が人気です。
広大な園内には、芝生でピクニックなどが楽しめる「みんなの広場」や、メインアリーナ・サブアリーナに床暖房が備えられた総合体育館「カメリーナ」、図書歴史情報館「和みいな」などがあり、家族で一日中過ごせます。
夏には、小さいお子さんが水遊びを楽しめる「じゃぶじゃぶ池」が大にぎわい。
画像引用元:猪苗代町公式サイト
雄大な磐梯山を眺めながら自然たっぷりの公園で遊ぶひとときは、子どもにとっても大人にとっても、かけがえのない贅沢な時間となりそうです。
猪苗代町の暮らしに関する情報
ここでは、移住を検討するうえで重要となる、猪苗代町の暮らしに関してのさまざまなデータをお届けします。
気候 | ・1月:平均気温-2.1°C ・8月:平均気温22.7°C ※参考:気象庁ホームページ |
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人口 | ・人口:12,651人 ・世帯:5,234世帯 (令和6年5月末日現在) |
近隣都市 | 福島市、二本松市、郡山市、会津若松市、耶麻郡磐梯町、耶麻郡北塩原村 山形県米沢市 |
公共交通 | ・鉄道:JR東日本磐越西線(上戸駅、(臨)猪苗代湖畔駅、関都駅、川桁駅、猪苗代駅、翁島駅) ・路線バス:会津バス |
大都市へのアクセス | ・仙台へ:新幹線と電車で約90分 ・東京へ:新幹線と電車で約2時間30分 |
病院 | 病院・クリニック:6件 歯科:5件 |
学校 | 高校1、中学校1、小学校2、保育施設3 |
食べ物 |
そば、磐梯トマト、七ツ森牛乳、磐梯黄金みそ、あげまんじゅう、笹だんご、ふなの甘露煮、山菜加工品、天のつぶ(お米)、地ビール |
名所・観光 | 小平潟天満宮、猪苗代城跡、観音寺、福島県迎賓館(重要文化財)、天神浜、野口英世記念館、世界のガラス館、猪苗代ハーブ園、猪苗代スキー場、ボナリ高原GC |
猪苗代町は、冬には1~2mの積雪がある豪雪地帯です。道路は除雪体制が整っていますが、自宅周りの雪かきなどは必要となります。雪に慣れていない方は十分な情報収集と心づもりをしておきましょう。今回取材に応じてくださった鈴木さんからも、「移住前の下見は、ぜひ雪が多い時期にも来て、リアルな雪国暮らしを実感してください」とアドバイスをいただきました。
磐梯山と猪苗代湖という2大シンボルをもつ猪苗代町ですが、ほかにも名所や史跡が町のあちこちにあります。
町内を流れる「観音寺川」は、両岸1kmにわたって桜並木が続く、桜の名所です。雪深い猪苗代町で、長い冬の後に目にする桜のトンネルには、ひときわ感動しそうですね。
▲観音寺川の美しい流れを約200本の桜が彩る。見ごろは関東より遅く、例年4月下旬~5月上旬頃
【仕事】「無料職業紹介所」で仕事探しをサポート
2023年2月現在、大手求人情報サイトで猪苗代町の正社員求人を探すと、約320件がヒットしました。観光地だけあり、ホテルや旅館でのお仕事が多く見つかります。
猪苗代町では、仕事探しのサポートとして、町役場内に「無料職業紹介所」を開設しています。「移住後、よく知らない地域での仕事探しが不安」という方は、こちらの紹介所で相談をしながら探してみてはいかがでしょうか。
また、東京圏からの移住者に向けては、以下の「移住支援金」制度が設けられています。テレワークに関する移住も支給対象となる場合があるので、気になる方はお問い合わせをしてみてくださいね。
内容 | 移住前10年間のうち、通算5年(うち直近連続1年)以上<東京23区>に居住または通勤していた方が、福島県が運営する就職マッチングサイト「Fターン」に掲載された対象求人に就職した場合、移住支援金を支給 公式:福島県へのUIJターンサポートサイト「Fターン」 ※求人検索条件の「移住支援金対象」にチェックを入れて検索 |
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支援金 | 単身世帯:60万円 2人以上の世帯:100万円 ※世帯内に18歳未満の子どもがいる場合、子ども1人につき最大30万円を加算 |
【住まい】空き家利用がおすすめ。各種補助も利用できる
猪苗代町では、空き家になっている物件の紹介を行っており、移住の方はこの空き家を利用するケースが多いそうです。
2023年2月現在、空き家登録は10件ほどで、自然に囲まれた別荘地内の物件が多いのが特徴的です。ワーケーションを希望している方や、子どもがのびのびと遊べる住まいをお探しの方にはピッタリかもしれません。利便性の高いマンション内の住戸なども見つかります。
そのほか、間取り3DKで駐車場付きの定住促進住宅などもあり、「物件が見つからなくて困る」という心配はあまりないと言えるでしょう。
住宅に関しては以下のような支援も利用できるので、こちらもチェックしてみてください。
民間賃貸住宅家賃補助金 | 世帯主が40歳未満で、町内の民間賃貸住宅に入居した転入世帯に対し、家賃を補助 ・補助額:実質家賃負担額の2分の1に相当する額(月額上限2万円×12ヶ月) |
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定住促進事業補助金 | 世帯主が50歳未満で、町内に転入して住宅を取得する世帯に対し、補助金を交付 ・新築の場合:県内での移住→100万円、県外からの移住→180万円 ・中古の場合:県内での移住→50万円、県外からの移住→110万円 |
空き家改修等支援事業補助金 | 町内空き家の利活用による移住・定住を促進するため、空き家の改 修等を行う人に対し、補助金を交付 ・補助額:空き家改修工事費の1/2(各種加算込みで最大240万円) |
来て ふくしま 住宅取得支援事業 | 人口現象対策と地域創生を目的に、県外から移住・定住される方に補助金を交付 |
猪苗代町へ移住した人の体験談・感想
ここでは、実際に移住して猪苗代町に暮らしている方の体験談や感想をご紹介します。
- 猪苗代湖と磐梯山をはじめとした、雄大な自然の景色に癒される
- 磐梯山の四季折々の美しさは、毎日眺めていても飽きない
- 近所の方々は移住者に温かい。地域全体で大らかに受け入れてくれる
- 冬の雪かきなど大変な部分もあるけれど、人と人が助け合って生活していけるのが魅力
自然の豊かさ、中でもやはり磐梯山と猪苗代湖の存在感に感動しているという声が多く見られました。雪の時期の大変さや、都会と比べて生活の不便な部分もありますが、そのぶん地域の人々の温かさと助け合いの文化がありがたく感じられるようです。
猪苗代町への移住に向けた行動
画像引用元:福島県移住ポータルサイト「ふくしまぐらし」
猪苗代町への移住に向けて情報収集や相談をするのなら、福島県の公式移住相談窓口を利用するのがおすすめ。東京都内に開設されている「福が満開、福しま暮らし情報センター」では、専門の相談員が対応してくれます。
福島県では、全国に先駆けて2006年から都内の相談窓口を運営してきたこともあり、移住支援のノウハウと実績が豊富です。住宅や仕事探し、起業や就農についてなど、気になることはなんでも相談してみてくださいね。
詳細:福島県公式移住相談窓口「福が満開、福しま暮らし情報センター」
猪苗代町への移住に関するお問い合わせ
担当課 | 商工観光課商工観光係 |
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住所 | 福島県耶麻郡猪苗代町字城南100番地 |
電話番号 | 0242-62-2117 |
対応時間 | 平日8時30分~17時15分(年末年始をのぞく) |
公式サイト | https://www.town.inawashiro.fukushima.jp/cb/hpc/Article-6836.html |