
「はこだてみらい館」で科学体験&ベイエリアの魅力に浸るデート|函館市の体験型施設
今回の記事でご紹介するのは、函館市の「はこだてみらい館」を組み込んだデートプランです。
「はこだてみらい館」では、科学の力で驚きの世界を体験することができます。好奇心旺盛なカップルは新しい発見があったり、函館観光のヒントも得られると思いますよ。
周辺には函館の観光スポットも点在しているので、ぜひデートコースの参考にしてみてくださいね。
おすすめカップル:科学好き、函館を知りたい
どんなデート?:科学の面白さ、朝市、函館観光
概要:驚きと発見で街の魅力に浸る函館デート
今回は、「はこだてみらい館」を訪れて、科学の面白さと函館の街の魅力にふれるデートプランをご紹介します。
今回のデートのメイン |
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はこだてみらい館 |
周辺のデートスポット |
・函館朝市 ・金森赤レンガ倉庫 ・旧函館区公会堂 |
ランチにおすすめのお店 |
・リストランテボンタナーレ(金森赤レンガ倉庫内) ・函館ビヤホール(金森赤レンガ倉庫内) |
はこだてみらい館では、さまざまなデジタルコンテンツを通して驚きや発見に出会うことができます。
大きなスクリーンでは函館の観光スポットが迫力ある映像で映し出され、函館デートのイメージが広がりますよ。
近くには有名な函館朝市もあるので、朝デートで海鮮丼をいただいてから、はこだてみらい館を訪れるというプランもいいですね。
はこだてみらい館でワクワク体験したあとは、ベイエリアの「金森赤レンガ倉庫」でショッピングを楽しんだり、海辺の景色を眺めながらおしゃれなランチタイムを過ごすのはいかがでしょうか?
さらには「旧函館区公会堂」で明治時代の洋館を見学して、当時のモダンな洋装体験をすると素敵な思い出になりますよ。
ここからは、メインとなる「はこだてみらい館」について詳しくご紹介していきます。
オドロクチカラで街を元気にする「はこだてみらい館」
▲「はこだてみらい館」の入るキラリス函館ビル
「はこだてみらい館」は、北海道函館市にある体験型施設です。先端技術を使ったデジタルコンテンツや多彩なワークショップを通して「オドロクチカラ」を育む施設として、街を元気にする活動を生み出してきました。
館内のデジタル映像では、函館に関するさまざまなバーチャルツアーも体験できるので、これまで知らなかった函館の新しい発見につながるかもしれません。
子供はもちろん、大人にとっても好奇心を刺激されるような体験ができる施設ですよ。
今回は、「はこだてみらい館」の広報・イベント企画も担当している、運営スタッフの桑村さんにお話をおうかがいしました。
巨大なスクリーンで出会う「発見、驚き、感動」
編集部
まずは、はこだてみらい館のメインとなる展示についてご紹介いただけますか?
桑村さん
はこだてみらい館のメインとなる展示は、幅14.5mX高さ2.5mの巨大高精細LEDディスプレイ「メディアウォール」です。この巨大高精細LEDディスプレイに複数のコンテンツが次々に上映されています。
いずれも迫力のある映像ですが、人気のあるコンテンツは「イカの群れ」です。
▲巨大なディスプレイ「メディアウォール」の人気コンテンツ「イカの群れ」
専門家監修のもと本物を忠実に再現しています。映像を見るだけでなく、パネルを動かして、水中を泳ぐイカの群れを自由に操ることができるんですよ。楽しい仕掛けでイカの習性が学べるようになっています。
また「大きさと速さ」というコンテンツでは、実物大の大きさの動物や魚たちと競争して、動物たちのリアルな速さを体感できるんですよ。
▲コンテンツ「大きさと速さ」。動物たちとのリアルな競争ができるのも巨大スクリーンならではのもの。
編集部
見るだけでなく、実際にコンテンツを動かして体験できるのは楽しいですよね。デジタル体験は、子供に限らず大人でもワクワクするものだと思います。
はこだてみらい館を訪れる方には、どんなことを学び、感じてほしいでしょうか。
桑村さん
コンテンツの体験を通して、身の回りの「発見、驚き、感動」を探してみると面白いと思います。訪れた方が自主的に「オドロクチカラ」を探求、創造するお手伝いができればと考えています。
編集部
子供のころは、科学実験で驚いたり新しい発見がたくさんあったと思いますが、大人になるとなかなか得られないものですよね。
コンテンツは子供向けのようにも見えますが、大人にこそ、こうした気付きが必要なのではないかと感じました。
大きなスクリーンは迫力があるので、大人でもリアルな感覚でワクワクした時間が過ごせそうですね。
バーチャルツアーで非日常体験ができる
編集部
メディアウォールのほかにも、体験型の展示はありますか?
桑村さん
360度に広がる映像とマルチchサラウンドで非日常的な体験ができる「360Studio」があります。
▲360Studio「函館ツアーズ」の南茅部(みなみかやべ)縄文遺跡群大船遺跡の様子
360Studioでは、コントローラーを使用したバーチャル縄文遺跡発掘体験や、ドローンで撮影した臨場感あふれる函館の景色、普段入ることができないハリストス正教会(*1)の鐘楼からの景色などを体感できます。
(*1)ハリストス正教会とは、函館に建てられた正教会の「復活聖堂」のこと。国の重要文化財であり、函館の観光拠点のひとつ。
▲バーチャル縄文遺跡発掘ツアーの様子
▲バーチャル縄文遺跡発掘ツアーで登場した「国宝の中空土偶」発掘時の様子
編集部
臨場感のあるバーチャルツアーはテンションがあがりそうですね。
縄文遺跡発掘ツアーの写真に登場している「中空土偶」というのは、中が空洞になっている土偶だと聞きました。函館の地で発掘された著保内野遺跡(ちょぼないのいせき)の土偶として有名だそうですね。
360度のリアルな映像空間は、もう立派なアトラクションで、これはカップルで興味深く体験できそうです。ドローン撮影された函館の美しい映像を見たら、デートへの期待も膨らんでくると思います。
年に3度の企画展を開催!「函館駅開業120周年スタンプラリー」も
編集部
はこだてみらい館では、企画展が行われているようですね。過去の企画展や、今後予定している企画展があればご紹介ください。
桑村さん
企画展は年に3回開催しています。過去には、地域と連携した「函館と鉄道のみらい展」「はこだて海のみらい展」「そらを飛ぶもの展」などの企画展を行いました。
▲「空を飛ぶもの展」では、ハンググライダーや熱気球のVR体験を実施
2022年は企画展のほかにも「函館駅開業120周年スタンプラリー」や「NHK函館放送局開局90周年 見ささるFes.」など、地域と連携したイベントも開催しています。
編集部
企画展のネーミングからは「函館の未来」が感じられていいですね。
「空を飛ぶもの展」では、ハンググライダーの迫力ある映像で、空を飛ぶようなバーチャル体験ができたと聞きました。映像コンテンツを活かした展示なのですね。
函館駅開業120周年ということですから、活気づく函館の様子も伝わってきます。函館デートを重ねるカップルなら、こうした企画展にあわせてデートプランを考えるのもいいなと思いました。
ドローン体験やクラフトワークショップなどイベントが勢揃い
編集部
はこだてみらい館では、ほかにも体験型のイベントやワークショップを実施しているようですね。いつくかご紹介いただけますか?
桑村さん
3Dプリンターやレーザーカッターを使用したものづくり体験や、ロボット・プログラミング体験学習、クラフトワークショップなどがあります。毎月さまざまなイベントが行われていますよ。
▲aibo広場のコーナーでは、1日3回10分程の「aiboショー」を開催。5匹でダンスする様子が見られます。
編集部
イベントスケジュールを見ると、ドローン体験やゲーム作りなど、たくさんのイベントがあってびっくりしました。
子供だけでなく大人も参加したい!という声を受けて、“オトナみらい館”と称したイベントも時々あるようですね。スケジュールをチェックしておくと興味を惹かれるイベントに出会えそうです。
遊んで学べるのが魅力!デジタル水槽に自分だけの魚を泳がそう
編集部
桑村さんが思う、はこだてみらい館の魅力とは、どういうところにありますか?
桑村さん
科学と函館の土地ならではの体験ができるところにあると思います。遊んで体験するうちに学べる、という点も大きな魅力ですね。
例えば大きな画面「メディアウォール」のコンテンツ「大きさと速さ」では、動物たちとリアルな速さを競うことで、自然に学ぶことができます。
また、球体ディスプレイで地球の過去・現在・未来の変化がわかる「デジタル地球儀SPHERE-スフィア-」では、リアルタイムの観測データを見ることができます。
▲デジタル地球儀スフィアでは、地球の環境について学べます。
自分たちが置かれている環境をイメージしながら、自然と学びができるコンテンツも揃っていますよ。
編集部
遊びから得られる学びは記憶に残りますよね。たくさんのコンテンツはどれも発見がありそうで、じっくり見てまわりたくなりました。
桑村さんが特に好きな展示がありましたら教えてください。
桑村さん
私のお気に入りはデジタル水槽です。海の生き物から1種類を選んで自由に色付けし、映像の海に泳がすことができるんです。
▲自分で色を塗った海の生き物が泳ぐことで、生態系を楽しく学べる「デジタル水槽」。
泳がせたお魚たちは習性に沿って映像の海の中を泳ぐので、海の生態系についても学ぶこともできます。
デジタル水槽では、お子さんが描いた可愛らしい絵や大人の方の力作などを見ることができますよ。ご利用の際には、自分の描いたお魚をぜひ探してみてください。
編集部
自分が描いた魚がそのまま海の中を泳ぐ様子は、とても身近に感じられて印象に残るでしょうね。カップルでオリジナルデザインの魚を描いて、デジタルの海に泳がせたら楽しそうです。
これは大人でも挑戦したくなりますね。
自慢は大画面に映し出される「函館の四季」
編集部
「はこだてみらい館」」の自慢できるところは、どんなところでしょうか?
桑村さん
国内最大級高精細LEDディスプレイ「メディアウォール」の大画面で、函館の風景写真をご覧いただけることです。
四季折々の映像ですので、季節問わずに函館の特色を見ることができますよ。
▲函館風景ムービー。映像は桜が満開の五稜郭公園(引用:公式Facebook)
雨の日などは、なかなか観光スポットに足を運びにくかったりもしますが、そんな時は当館で函館映像をご覧いただき、一味違う函館観光を体感していただければと思います。
編集部
大スクリーンで見る函館の映像は圧巻でしょうね。これから函館の街でデートするカップルは参考になると思いますし、実際に行けなかった場所の映像を見ることもできそうですね。
館内でカップルがゆっくり過ごせるおすすめの場所はありますか?
桑村さん
テラス席がおすすめです。窓からは函館駅や函館の海を一望でき、ひと休みしたくなったらゆったりとおくつろぎいただけます。
また「インタラクティブミラー」では函館名物の顔ハメパネルをデジタル的にご体験いただけるので、2人の楽しい思い出になると思いますよ。
編集部
テラス席から函館の海が見えるのはいいですね。興味深いコンテンツがたくさんあるので、カップルで訪れても有意義な時間が過ごせそうです。
実際にデートで訪れるカップルは、どのくらいいるのでしょうか?
桑村さん
カップルで来館される方は全体の1割ほどだと思います。1時間程度で見てまわれるので、函館観光の前後に立ち寄っていただき、驚きと発見を持ち帰っていただけたらと思います。
また、キッズと一緒に訪れるカップルでしたら、はこだてみらい館の上の階にある「はこだてキッズプラザ」もおすすめですよ。キッズが喜ぶ空間や仕掛けが満載ですから、ぜひ利用してみてください。
編集部
キッズ連れのカップルには嬉しい施設ですね。はこだてみらい館と合わせて訪れるとハッピーなデートになりそうです。
「はこだてみらい館」を訪れた方の感想や口コミ
編集部
「はこだてみらい館」を訪れた方からは、どのような感想が寄せられますか?
桑村さん
「楽しく過ごしながら函館の良さや歴史などを学ぶことができた」とのお声をいただいています。
また函館駅にも近いので「待ち時間にふらっと立ち寄れて利用しやすい」といった感想も寄せられます。
編集部
駅に近いので、デートの待ち合わせにも良さそうですね。映像で函館の魅力をチェックしながら、デートプランをたてるのもいいなと思いました。
科学とデジタル体験で大人も遊べる!
編集部でも、SNS上で「はこだてみらい館」を利用した方の口コミを見つけましたので、あわせてご紹介しておきます。
- 科学とデジタルの体験ができて大人も遊べる場所
- 平日はドリンク無料の休憩スペースが嬉しい
- 大きなディスプレイいっぱいのイカにビックリ
- 映像が迫力あって贅沢なVR体験ができた
- なかなか見られない函館山の裏側の映像に感動した
ほかにも、「スマホの充電をさせてもらった、本を読めてくつろげた」といった声もありました。
学びや発見のあるデジタルコンテンツも揃っているので、ふらっと訪れた方も満足感が得られたといった印象ですね。
「はこだてみらい館」でのワクワクした時間は、デートの良いスパイスになりそうですよ。
「はこだてみらい館」からカップルへのメッセージ
編集部
デートで「はこだてみらい館」を訪れるカップルへメッセージをいただけますか?
桑村さん
函館観光をしたいカップルには、きっと満足していただけるコンテンツがあると思います。
なかでも360Studioの「函館ツアーズ」では、函館の観光スポットを宇宙船でクルージングしているような体験ができ、一度にさまざまな視点から函館を味わうことができますよ。
近くには函館市場がありますから、例えば市場で朝食をとってから、そのあと当館で映像での函館観光をご体験いただき、午後は実際に、西部地区にある金森倉庫や旧函館区公会堂をまわるというデートコースなどはいかがでしょうか?
お二人でのご来館をお待ちしています。
編集部
函館ツアーズの映像は、ぜひデートプランの参考にしたいですよね。
映像でイメージを膨らませてから実際に訪れることで、2人の時間がより思い出深いものになるといいなと思いました。
今回は、はこだてみらい館の魅力についてお話をしていただきまして、ありがとうございました。
「はこだてみらい館」の基本情報
住所 | 〒040-0063 北海道函館市若松町20番1号キラリス函館3階 |
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電話番号 | 0138-26-6000 |
営業時間 | 「はこだてみらい館」10:00~20:00(入館は19:30まで) 「はこだてキッズプラザ」10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 2022年1/1(土/元日)、1/26(水)、2/9(水)、3/9(水)、4/13(水)、5/11(水)、6/8(水)、7/13(水)、8/24(水)、9/14(水)、10/12(水)、11/9(水)、12/14(水)、12/31(土/大晦日) 2023年1/1(日/元日)、1/25(水)、2/8(水)、3/8(水) |
アクセス | JR函館駅より徒歩約3分 函館駅前バスターミナルより徒歩約1分 |
駐車場 | ・パラカ函館駅前第1(北海道函館市若松町19-9) ・函館駅前広場(北海道函館市若松町57) ・函館市若松町(北海道函館市若松町13) ※施設利用者は2時間まで無料(両施設共通) |
入館料 |
大人・中高生・小学生:300円 【2館共通券】 |
飲食施設 | なし |
予約 | 不要 *イベントによっては要予約 |
公式サイト | http://hakodate-miraiproject.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
「はこだてみらい館」周辺のデートスポット
「はこだてみらい館」の近くには、おしゃれなベイエリアが広がっています。
新鮮な海鮮丼を味わえたり、函館港の景色やショッピングを楽しむことができるデートスポットがありますので、あわせてご紹介しておきます。
おすすめのデートスポット
朝から新鮮な海鮮丼がいただける「函館朝市」
「函館朝市」は約250店舗が出店し、新鮮な海産物や農産物などが並ぶ函館の代表的な市場です。
「どんぶり横丁広場」ではたくさんの食堂が朝から営業しています。新鮮な海鮮丼をいただいてからデートをスタートさせるのもいいですね。
公式URL:函館朝市
>>どんぶり横丁市場
ベイエリアの人気観光スポット「金森赤レンガ倉庫」
「金森赤レンガ倉庫」は函館ベイエリアにある総合複合施設です。
函館港の象徴として長い歴史を誇る赤レンガ倉庫が、人々が行き交うおしゃれなランドマークとして生まれ変わりました。
ショッピングを楽しんだり、テイクアウトのスイーツを片手に海辺の景色を堪能できる、おすすめのデートスポットですよ。
公式URL:金森赤レンガ倉庫
ロマンティックな気分で味わうイタリアン「リストランテボンタナーレ」
「リストランテボンタナーレ」は、赤レンガ倉庫の「BAYはこだて」内、独立型チャペルの1階にあるイタリアンレストランです。
チャペル併設ということで、館内はロマンティックなムードがいっぱいです。美味しいイタリアンをいただきながら、2人の将来について語るにはぴったりのスポットですよ。
営業日は金・土・日祝日。
公式URL:リストランテボンタナーレ
明治モダンな雰囲気に浸れる「函館ビヤホール」
「函館ビヤホール」は「函館ヒストリープラザ」内にあるレストランです。函館で初めてオープンしたビアホールで、館内は明治モダンの雰囲気を楽しみつつ、地産地消の料理を味わうことができますよ。
公式URL:函館ビヤホール
美しい洋風建築と函館港を堪能する「旧函館区公会堂」
「旧函館区公会堂」は明治時代に建設された洋風建築の建物で、国の重要文化財に指定されています。
明治時代の調度品がそのまま展示された館内を見学することができ、当時の雰囲気をリアルに感じることができますよ。バルコニーから一望できる美しい函館港も印象的!
明治時代の衣装を着て撮影する体験メニューもあるので、カップルで明治にタイムスリップしたような1枚を残してみてはいかがでしょうか。店内には、芸術的なアイテムが並ぶ売店やカフェもありますよ。
入館料:大人300円。
公式URL:旧函館区公会堂
まとめ:函館の街の魅力を発見するワクワクデート
今回ご紹介した「はこだてみらい館」では、科学の力を借りてワクワクするような体験ができることがわかりましたね。迫力ある映像で函館の街の魅力もわかり、デートの楽しみ方も広がります。
周辺にはおしゃれなベイエリアがあり、街の歴史を感じたり、明治モダンの世界に浸れるスポットも印象的でした。
函館でおしゃれなデートをしたいカップルは、まずは「はこだてみらい館」に足を運んでから、ベイエリアで素敵な時間を過ごしてみてくださいね。