驚きと発見がいっぱい!野生の王国「群馬サファリパーク」の見どころを紹介|富岡市

子ども連れファミリーにおすすめのお出かけスポットとして今回ご紹介するのは、群馬県富岡市にある動物園「群馬サファリパーク」です。

都心から約2時間で行ける群馬サファリパークでは、野生に近い状態で暮らす動物たちを観察できます。ライオンやホワイトタイガーなどの猛獣から、レッサーパンダやカピバラなどの可愛い動物まで、さまざまな種類の動物に会えますよ。

この記事では、そんな群馬サファリパークの見どころや、子ども連れでの楽しみ方などを紹介しています。子どもが夢中になるお出かけスポットなので、ぜひ参考にしてください。

猛獣にも可愛い動物にも会える!見どころ満載の群馬サファリパーク

群馬サファリパークの入場ゲート

ゼブラ柄の大きな入場ゲートが目を引く群馬サファリパーク。園内はレストランやバードパーク・リトルファームなどのエリアと、猛獣たちが生活するサファリエリアに分かれています。

サファリエリアで猛獣たちにエサをあげるなどして楽しんだあとは、レストランでの食事や売店でのショッピング、レッサーパンダやウサギを見たり、さらにはポニーの乗馬をして楽しむことができます。

そんな群馬サファリパークの魅力について、群馬サファリワールド(株)企画広報課長の杉本さんに話を伺いしました。

ここでしか見られない動物も!100種類の動物を飼育

編集部

群馬サファリパークでは、どのような種類の動物がいるのでしょうか?

杉本さん

日本ではここでしか見られないスマトラゾウ、日本で最大級の飼育頭数を誇るホワイトタイガーやアフリカスイギュウ・アメリカバイソンなど、100種類・1,000頭羽の動物を飼育しています。

いろいろな動物がいますが、ホワイトタイガーやチーター、スマトラゾウが特に人気です。

群馬サファリパークで見られる2頭のホワイトタイガー

▲ホワイトタイガーも、まるで野生にいるような姿を見られます

群馬サファリパークのスマトラゾウ

▲日本では群馬サファリパークでしか見られないスマトラゾウ

赤ちゃんが続々誕生!生後1年までのモフモフは必見

編集部

動物の赤ちゃんを見ることもできますか?

杉本さん

はい、群馬サファリパークでは、毎年たくさんの赤ちゃんが産まれます。

今だとホワイトタイガーやチーター、ひつじ、ラマ、バイソン、マーラ、アフリカ水牛などたくさんの赤ちゃんが産まれています(2023年6月時点)

赤ちゃん独特の、毛がフワフワ・モフモフしているのは生後1年くらいまでなので、12月頃まではこのフワフワ・モフモフを見られます(2023年)

群馬サファリパークにいるホワイトタイガーの赤ちゃん

▲ホワイトタイガーの赤ちゃん。お耳が分厚くてモフモフ♪

群馬サファリパークにいるチーターの赤ちゃん

▲こちらは頭の毛がモフモフのチーターの赤ちゃん

群馬サファリパークにいるニホンザルの赤ちゃん

▲ママにしっかり抱っこされたニホンザルの赤ちゃん

編集部

どの赤ちゃんも、とっても可愛いですね〜♪思わず顔がニンマリしてしまいます。

子どもと一緒に何度か訪れて、この赤ちゃんたちの成長を見守るのも、動物たちへの愛情が育めて良いでしょうね。

▼他の赤ちゃんもご紹介!

群馬サファリパークにいるマーラの赤ちゃん

群馬サファリパークにいるひつじの赤ちゃん

群馬サファリパークにいるニホンジカの赤ちゃん

スライドで他の赤ちゃんが見られます→

選べる入園方法!動物型のバスに乗ってエサやりもできる

編集部

群馬サファリパークの入園方法は数種類あるそうですね。中でも特に子どもに人気のものを教えてください。

杉本さん

バスの中からライオンや草食動物にエサをあげることができる、ライオン型のバスが人気です。目の前に動物が来るドキドキ感が味わえるのはもちろん、ライオン型のバスというだけでもワクワクするようですよ。

ぜひ、お子さんが動物にエサをあげる瞬間を写真におさめてくださいね。

群馬サファリパークのエサやりバス

▲乗る前はかっこいいバスにワクワク、乗ってからは動物が近すぎてドッキドキに!

編集部

他にはどのような入園方法がありますか?

杉本さん

もっと動物とガッツリふれあいたい方に向けた、飼育員気分を味わえるバスもあります。飼育スタッフしか入れない猛獣舎内に入って、室内の見学・ホワイトタイガーやライオンにエサをあげるという貴重な体験ができますよ。

群馬サファリパークの飼育体験バス

▲動物たちが暮らすオリの前まで行き猛獣舎を見学

自家用車で入園できる「マイカー入園」という方法もあります。他のお客さんを気にせずにマイペースに楽しみたいご家族は、マイカー入園される方も多いです。

群馬サファリパークの車で入れるサファリゾーン

▲自家用車で入園できる「マイカー入園」なら、自分たちのペースで回れます

編集部

自分たちの好みに合わせて選べるのが嬉しいですね。いずれも、自分たちの車の前をキリンが横切ったり、車にライオンが近づいてきたり…ハラハラドキドキの体験ができそうです。

大迫力のライオン、可愛いモルモットなど、好みで選べるエサやり体験

編集部

群馬サファリパークではエサやり体験ができるそうですね。どのような動物へのエサやり体験ができるのでしょうか?

杉本さん

ライオンやホワイトタイガーなどの肉食動物、バイソン・シカ・ラマなどの草食動物など、さまざまな動物へのエサやり体験ができます。中でもホワイトタイガーやライオンへのエサやりは人気です。すぐ近くまで来るので迫力満点ですよ。

エサやり体験ができるバス(エサバスかエサバスプラス)に乗っていただくと体験でき、土日はウォーキングサファリゾーン*でホワイトタイガーやライオンに肉あげ体験(500円)ができます。
*ウォーキングサファリゾーン:車から降りて歩いて動物を観察できるゾーン

ホワイトタイガーへの餌やり

▲大迫力のホワイトタイガーへのエサやり。太いキバを目の前で見られます!

マーラにニンジンのエサやりなどもあるので、1歳くらいの⼩さなお⼦さまでも体験していただけますよ。

群馬サファリパークの餌やり体験

▲ヤギへのエサやりもできます。草食動物なら直接手であげられるのが良いですね。

肉食動物へのエサやり体験は迫力がありすぎるので、お子さんが小さいうちは怖がるかもしれません。その場合は、大人も一緒にエサやりをしてあげると良いと思います。家族のふれあいにもなる動物園なので、ぜひ親子でお楽しみいただきたいです。

編集部

肉食動物だと迫力がありすぎて怖がってしまう子どもでも、草食動物だと抵抗なくチャレンジできそうです。

ふれあえる動物の種類が多いので、子どもの性格に合わせて選べるのも良いなと思いました。

群馬サファリパークの穴場スポットでレッサーパンダに会おう

群馬サファリパークのどうぶつふれあいの森

編集部

杉本さんおすすめのスポットはどこでしょうか?

杉本さん

旧遊園地内にある穴場スポットがおすすめです。

旧遊園地内の「どうぶつふれあいの森」という場所に動物のいるコーナーがあるのですが、あまり知られていないようで入園者の1割程度しか訪れないコーナーなんです。

そこでは、カンガルーやレッサーパンダ・ペンギンなどが暮らしています。子どもが好むような可愛い動物がいますし、人が少ないので存分にお楽しみいただけると思いますよ。

群馬サファリパークにいるレッサーパンダ

▲レッサーパンダ。まるでぬいぐるみの様な可愛いらしさ!

また、バードパークの「フライングショー」も見ものです。

群馬サファリパークにあるバードパークのフライングショー

▲フライングショーでは、息ピッタリのトレーナーさんと鳥にも注目!

編集部

群馬サファリパークの穴場スポットですね!

1割しか知らないなんて、混み合ってなくていいですね。レッサーパンダはぬいぐるみみたいに可愛いので子どもがなかなか離れてくれない気がしますが、ここなら周りを気にせず楽しめそうですね。

職員おすすめ!群馬サファリパークをより楽しむコツ

ここからは、子どもと一緒に群馬サファリパークを存分に楽しむための、おすすめの楽しみ方について紹介します。大人も一緒に楽しめるものや、子どもがより楽しむためのコツなどを教えていただいたので、ぜひご覧ください。

子ども連れなら、ウォーキングゾーンを活用したまわり方がおすすめ

編集部

子ども連れで群馬サファリパークに訪れた場合の、おすすめのまわり方があれば教えてください。

杉本さん

お子さま連れでしたら、ウォーキングゾーンをうまく活用したまわり方がおすすめです。

群馬サファリパークにはいろいろな動物がいるので飽きずに楽しめますが、そうは言っても小さいお子さまにとって“ずっと車に乗りっぱなし”だと限界がきます。

当園は途中にウォーキングゾーンがあり、ここでは車から降りて歩いて園内を回れるようにしています。座っていることに飽きた頃に外に出て、歩きながら動物を見たりエサやり体験もできるので、おすすめですよ。

バスにご乗車いただいた場合はこのウォーキングゾーンで30〜40分くらい止まっています。マイカー入園された方だと、1時間くらい止まって楽しまれている方も多いですよ。

夏の雨の日や夕暮れの動物たちに注目しよう!

編集部

群馬サファリパークをまわる上で「ここに注目すると面白い」というものはありますか?

杉本さん

夏は雨が降ることで涼しくなるため、雨が降って来ると動物たちが元気になります。雨の日の動物園は避けがちですが、実は暑い時期には“雨の日こそ”活発な姿が見られて面白いんですよ。

晴れた日であれば、朝の方が動物のコンディションが良いので、開園と同時に入園していただくのがおすすめです。

また、開催日は限られていますが、群馬サファリパークでは、動物たちのディナータイムを観察できる夕暮れサファリや、野生動物たちが活発な様子を楽しめるナイトサファリも開催しています。昼間よりもさらに野生に近い動物たちの様子が見られるので、こちらもおすすめです。

群馬サファリパークの夕暮れサファリで肉を食べるホワイトタイガー

▲ホワイトタイガーのディナータイム。大きなお肉をワイルドに食べる様子が見られます。

▲草食動物のディナータイム。一斉にエサ場に集まってきます。

群馬サファリパークのナイトサファリで見られるホワイトタイガー

▲夜のホワイトタイガー。暗いことで、迫力もさらにアップ!

群馬サファリパークのナイトサファリで見られるヤギ

▲夜になると目の色が…!昼間との違いを観察しよう

飼育員に声をかけると、くわしい解説を聞けるかも!

群馬サファリパークではヤギを間近に見られる

編集部

他にも杉本さんおすすめの楽しみ方があれば教えてください。

杉本さん

必ずできるわけではないのですが、タイミングがあえば飼育担当に話を聞くと、面白い話を聞けるかもしれません。

以前ニホンジカについて小学生のお子さんから質問され、ニホンジカの角についてお話をしたこがあります。動物の話ですので難しく、1時間ほどかかりましたが、お子さんはとても真剣に話を聞いてくれました。

どうやらこの飼育員の解説を自分なりにまとめて夏休みの宿題に活用してくださったようで、後日、その小学生から「県の宿題のコンテストで優勝できた」と連絡をもらい誇らしく思った経験があります。

当園にお越しの折には、ぜひ遠慮せず職員に声をかけていただきたいです。

編集部

自由研究など夏休みの宿題にピッタリですね。子どもの知的好奇心が満たされますし、このような対応をしていただけるのは、親御さんにとっても大変うれしいのではないかと思います。

ここも外せない!群馬サファリパークのおすすめスポット

群馬サファリパークには、飲食店やお土産を買えるショップなど、動物を見る・動物とふれあう以外にも楽しめるスポットがあります。ここからは、園内のその他のスポットについて紹介します。

ランチスポットが豊富!レストランでの食事やBBQが可能

群馬サファリパーク園内のレストラン「サバンナ」

 

編集部

園内にある、ランチができる場所を教えてください。

杉本さん

飲食店で言うと、お子さま向けのメニューが豊富なレストランサバンナがあります。人気メニューはライオンカレーです。テラス席もあり、バーベキューもできます。ご家族でいらしたお客様に人気ですよ。

群馬サファリパークのライオンカレー
▲カレー好きの皆さんに大人気「ライオンカレー」

群馬サファリパークのバーベキュー内容

▲テラス席で食べられるバーベキューメニューの一部

他には、テイクアウトできるファストフード店「オークウッド」もあります。クレープやソフトクリームなどの定番メニューですが、バリエーション豊かなのでご満足いただけると思いますよ。

他には、ちょっと珍しいメニューですが、ダチョウやワニの串焼きなども人気です。

テイクアウトできるお店ですが、もちろん店内で食べていただくこともできます。

群馬サファリパークのレストランサバンナのファストフードコーナー

▲ダチョウやワニの串焼きも売っているファストフード店

園内に無料休憩所が3ヶ所(外に1ヶ所、屋内に2ヶ所)あるので、そこで食べていただくこともできます。

お弁当を持参された場合なども無料休憩所をご利用可能です。

群馬サファリパークの無料休憩所内観

▲屋内の無料休憩所。とても綺麗で居心地が良さそうです。

お土産もぬいぐるみも買える大規模なショップあり

群馬サファリパークの売店マルシェ

編集部

群馬サファリパークにはお土産を購入できるショップがあるそうですが、どのようなものが買えるか教えてください。

杉本さん

マルシェという当園最大のショップがあります。ぬいぐるみ・お菓子・雑貨などを販売しています。

群馬サファリパークの売店マルシェの内観

▲バス型のお菓子などお土産に喜ばれそうなものもいっぱい!

最近、ホワイトタイガーの赤ちゃん誕生を記念して、オリジナルで赤ちゃんホワイトタイガーのぬいぐるみを作りました。とても可愛く、人気ですよ。

群馬サファリパークのショップに陳列されるぬいぐるみ

▲ズラリと並ぶ赤ちゃんホワイトタイガー!お家に連れて帰りたくなる可愛さ

群馬サファリパークの赤ちゃんホワイトタイガーのぬいぐるみ

▲口をあけて子、閉じている子、どちらも可愛くて迷いますね。

群馬サファリパークの感想・よくある声

編集部

子ども連れで来園されたお客様からよく聞く声や感想があれば教えてください。

杉本さん

動物の種類も多いのでいろいろな感想をいただきますが、中でも多いのがエサやり体験に関する感想ですね。

やはり肉食獣へのエサやり体験は印象に残りやすいようで、「ライオンやホワイトタイガーにお肉をあげられて嬉しかった」と言ったお声をよく聞きます。

最近ご来園されたお子さまがバイソンへのエサやりを体験されたのですが、「こんなにも顔が大きいのに食べ方が優しい!」とお話してくださいました。小さなお子さまでしたので、きっとご自分の身長よりバイソンの顔の方が大きかったと思います。

バイソンは草食動物なので食べ方がムシャムシャと優しいのですが、こういう事って図鑑ではなかなか分からないですよね。

群馬サファリパークにいるバイソン

▲こちらがバイソン!強そうな見た目からは想像できない優しい食べ方、ぜひ体験してください。

群馬サファリパークはいろいろな動物とのふれあいができるので、こういう生の体験ができるのも、当館ならではの魅力だと思います。

ぜひ、他のお子さまにも体験していただきたいです。

編集部

確かにバイソンのような強そうな見た目で優しい食べ方だと驚きますね。子どもならではの純粋な感想で、自分の子どもにもこんな素敵な体験をさせてあげたくなりました。

きっと子どもにとっても、とても記憶に残る体験になるでしょうね。

群馬サファリパークから子ども連れファミリーへのメッセージ

群馬サファリパークのフォトスポット「アフリカスイギュウ」

編集部

最後に、子どもと一緒に群馬サファリパークへのお出かけを検討中のファミリーに向けて、メッセージをお願いします。

杉本さん

群馬サファリパークは、家族のふれあいにもなる動物園です。

エサやり体験では子どもの成長に合わせて大人がサポートしてあげるなどして、ぜひ一緒にお楽しみください。

ご来園、お待ちしております。

編集部

子どもの興味が広がっていく様子や、動物に見せる優しい表情、新たな発見があった時の驚きの表情など、きっと親にとっては子どもの成長を感じられる1日になるのではないかと思いました。

そして、大人にとってもこれだけの動物を見られるというのは楽しいですよね。

本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

持ち物・服装・混雑しづらい時間

持ち物 ・水筒(自販機が少ないため)
・ハンドタオル(ふれあいの後の手洗いのため)
・夏は日傘があると良い
服装 動きやすい服装、歩きやすい履き慣れた靴
混雑しづらい時間 ・平日:何時でも
・土日祝日:14時過ぎ
※広いため、そこまで混雑する心配なし

群馬サファリパークの料金(入園料・駐車場代など)

入園料 大人:2,900円
小人:1,500円
駐車場料金 無料
ガイドラジオ 無料
バス乗車料金
(1人分)

エサやりバス:1,500円
エサバスplus:2,300円
獣舎見学ツアーのバス:2,600円
サファリバス:800円

プライベートツアー
(貸し切り)
平日:10,000円
休日:15,000円

※WEBチケットの販売(アソビュー・じゃらん)あり。

群馬サファリパークの基本情報(アクセス・開園時間)

住所 〒370-2321
群馬県富岡市岡本1番地
アクセス ■車
上信越自動車道・富岡ICから車で約15分

■新幹線・電車
・JR高崎駅よりタクシーで約40分
・JR高崎駅で私鉄上信電鉄に乗り換え → 上州富岡駅で下車 → タクシーで約15分

公式サイトでも詳しく解説されています。
電話番号 0274-64-2111
開園時間

<3月~10月>
9:30~16:00(17:00閉園)

<11月~2月>

平日:9:30〜15:00(16:00閉園)
休日:9:30~15:30(16:30閉園)

定休日 水曜日
※祝日、春休み、GW、夏休み、年末年始は水曜日も営業
公式サイト https://www.safari.co.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
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