藤森神社に参拝して御朱印を受け、伏見の歴史と文化に親しむデート|京都市

本記事で紹介するのは、京都市伏見区に鎮座する「藤森(ふじのもり)神社」に参拝して御朱印を受け、伏見の歴史と文化を堪能できる周辺スポットを巡るデートプランです。

菖蒲の節句発祥の神社として知られる藤森神社は、勝運と馬の神さまとしても名高く、馬主や騎手、競馬ファンからも広く崇敬を集めています。

そして、周辺には「明治天皇 伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ)」もあります。シンプルながらも厳かで凛とした雰囲気を感じ取れる空間で、日本人なら一度は参拝しておきたい場所です。

神社巡りや御朱印集めが好きなカップルはもちろん、新しい事業や仕事を始める前に力をもらいたい二人にも、ぴったりのデートコースになると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:歴史が好き、和の文化に親しみたい、御朱印を集めている、新しい事業や仕事を始めたい、馬に関わる仕事・趣味を持っている
どんなデート?:神社参拝、御朱印巡り、歴史と文化にふれるデート

概要:古社と御朱印から歴史と文化を体感するデート

今回は、「藤森神社」に参拝して御朱印を受け、長い歴史と和の豊かな文化を満喫できるスポットを巡るデートプランを考えてみました。

今回のデートのメイン
・藤森(ふじのもり)神社
周辺のデートスポット
・明治天皇 伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ)
・月桂冠大倉記念館
・御香宮(ごこうのみや)神社
ランチにおすすめのお店
・菓寮 伊藤軒
・中国料理 水仙閣

藤森神社では、広い境内をゆったりした気持ちで散策するのがおすすめです。

藤森神社は別名「紫陽花宮(あじさいのみや)」とも呼ばれていて、境内の紫陽花苑でハート形のアジサイを見つけると、「恋愛の願いが叶う」のだそう。この時期に訪れたカップルは、ぜひハート形のアジサイを探してみてくださいね。

周囲には長い歴史や豊かな文化を物語るスポットも豊富です。「月桂冠大倉記念館」では、日本有数の酒処として名高い京都・伏見の酒造りの歴史・文化を二人で体感してみてください。

改めて、本物の歴史や文化が織りなす圧倒的なパワーを感じ、藤森神社からだけでなく、伏見の地からも新たなステージに進むための力をいただける感じを覚えると思いますよ。

そしてランチには、野菜ソムリエおすすめのヘルシー感あふれる「焼き野菜ランチ」や、「野菜あんかけどん」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ここからは、今回のメインとなる藤森神社について具体的に見ていきましょう。

平安京遷都以前から尚武・勝負の神を祀る「藤森神社」

「藤森神社」の西門参道と鳥居

「藤森神社」は、京都市の南部・伏見区に1,800年ほど前から鎮座しています。神功皇后によって創建されたと伝わっており、ご皇室ともゆかりの深い古社なんですよ。

境内の「紫陽花苑」と、さまざまな馬乗りの技を見せる「駈馬(かけうま)神事」でも人気の神社で、境内の御神事が行われる参道沿いには「藤森神社宝物殿」も設けられています。

藤森神社は駅からも徒歩で行けるため、車を使わないデートで参拝しやすいことも特徴です。境内は京都教育大学のキャンパスと隣り合っているんですよ。

今回は、そんな「藤森神社」で権禰宜(ごんねぎ)(※)を務められる辻さんにインタビュー取材を行い、同神社の特徴や魅力についてお話しを伺いました。

(※)神社における神職の役職の1つ。

1,800年前に創建の古社。街中でも静謐な雰囲気の境内が魅力

「藤森神社」の境内社・藤森稲荷社
▲境内社の藤森稲荷社

編集部

鉄道駅からも近い街中の神社なのに、想像以上に広い境内で驚きました。最初に、「藤森神社」のロケーションや環境の魅力についてお話しください。

辻さん

藤森神社は京都市伏見区に鎮座しており、JR奈良線の藤森駅から徒歩約5分、京阪本線の墨染駅からは徒歩7分ほどと、公共交通機関を利用しても利便性が高い立地です。

市街地にありながらも多くの緑に囲まれて、境内に一歩足を踏み入れると、街中とは違う空気感に包まれることも魅力だと思いますよ。

編集部

確かに、境内に入ると街中とは雰囲気が変わるのが分かります。凛とした、澄んだ空気になる感じで、御神域に来たのだな、という感覚ですね。

藤森神社の歴史や御由緒についても教えていただけますか?

辻さん

当社は約1,800年前に神功(じんぐう)皇后によって創建されており、地域の氏神さまとしての信仰はもとより、長い歴史の中で朝廷や武家からも篤く崇敬されてきました。

御祭神は、素盞嗚尊(スサノオノミコト)を始めとして、神功皇后や舎人(とねり)親王、早良(さわら)親王ほか、12柱をお祀りしています。

延暦13(794)年の平安京遷都に際しては、桓武天皇より「弓兵政所」の宝称を授けられ、その後、稲荷の地にあった藤尾社、東福寺の地にあった塚本社が統合されて、現在の藤森神社となりました。

編集部

神功皇后は、急逝した夫の仲哀天皇に代わり、女将軍として軍を率いたとも伝わりますね。尚武・勝負の神社と名高い藤森神社には、とてもマッチしている御祭神だと感じました。

初穂料は300円~!毎回新しいデザインの期間限定御朱印に注目

「藤森神社」で通年で授与している「ゆかりの刀剣名(鶴丸国永)の御朱印」
▲通年で受けられる「ゆかりの刀剣名(鶴丸国永)の御朱印」

編集部

御朱印を集めているカップルが、デートの一環で参拝することも多いと思います。「藤森神社」で受けることが可能な御朱印について、どのようなものがあるのかぜひ教えてください。

辻さん

通年で受けられるのは、一般的な御朱印と、ゆかりの刀剣名(鶴丸国永)の御朱印です。そのほかには、期間によって京都市内の刀剣ゆかりの神社を巡る御朱印や、紫陽花の御朱印、左馬の御朱印などがございますよ。

「藤森神社」で期間限定で授与している「紫陽花の御朱印」
▲期間限定で受けられる「紫陽花の御朱印(2種)」

「藤森神社」で期間限定で授与している「左馬の御朱印」
▲期間限定で受けられる「左馬の御朱印」

編集部

先ほど御守授与所で紫陽花の御朱印と、左馬の御朱印を拝見しました。両方とも書き置きタイプで、紫陽花の御朱印は、カラーで鮮やかなアジサイの花が描かれており、女性から好まれそうですね。

他方、左馬の御朱印は、勢いのある書体で男性的なイメージでした。こちらも御朱印を集めるカップルから人気がありそうです。

御朱印にまつわる逸話などがあれば、教えてくださいますか?

辻さん

期間限定で授与させていただく京都市内の刀剣ゆかりの神社を巡る御朱印や、紫陽花の御朱印は、新たに奉製するごとにデザインを改めております。

また、左馬の御朱印は縁起のよい幸運を招く御朱印だと言われ、広く人気を集めているんですよ。

編集部

なるほど、それであれば季節ごとにデートの一環で参拝して、御朱印を集めたくもなりますね。

御朱印は、境内のどちらで受けられますか?参拝者が御朱印を受ける際の初穂料(御朱印代)や、御守授与所での受付時間も教えてください。

辻さん

すべての御朱印は、御守授与所で受けていただけます。

初穂料は御朱印の種類によって異なりますので、御守授与所で都度ご確認をいただければと思います。受付時間は、毎日9:00~17:00です。

編集部

なるほど、御朱印の種類によって初穂料は異なってくるわけですね。

先ほど話題に上がりました、通年で授与いただくゆかりの刀剣名の御朱印は初穂料500円、期間限定で授与いただく紫陽花の御朱印は初穂料300円、とお聞きしました。

私も後ほど御朱印を受けたいと思います。

オリジナル御朱印帳も要チェック!一般的な御朱印以外は書き置き

「藤森神社」に伝わる絵巻物

編集部

先に見せていただいた2種の御朱印は、いずれも書き置きタイプでした。御朱印帳に直接書いていただくタイプの御朱印もあるのですか?

辻さん

御朱印帳に直接お書きしている御朱印は、通年で授与している一般的な御朱印1種のみです。当社オリジナルデザインの御朱印帳を4種類ほど用意していますから、御守授与所にてご覧になってみてくださいね。

その他の御朱印は、すべて基本的に書き置きタイプをお渡ししております。

「藤森神社」で授与しているオリジナル御朱印帳の一例
▲社務所で受けられるオリジナル御朱印帳の一例。「鶴丸」は、「藤森神社」ゆかりの刀剣名

編集部

通年で受けられる一般的な御朱印以外は書き置きタイプということで、仮に御朱印帳の持参がなくても受けられますね。

御朱印や御朱印帳の保管について、留意すべき点や心構えなどがありましたら、ぜひ教えてください。

辻さん

御朱印は、御祭神に参拝されてご縁を結ばれた証ですから、御朱印帳と合わせて粗末に扱わないように、心がけていただければよろしいでしょう。

編集部

昨今では社会情勢の影響からか、郵送で御朱印を受けたいと考える方々もいるようです。藤森神社では、対応は可能なのでしょうか?

辻さん

恐れ入りますが、当社では郵送による御朱印の授与はしておりません。先にも触れました通り、御朱印は御祭神にご参拝された証になるからです。

編集部

確かに、御朱印は参拝したご本人が受けるべきものでしたね。郵送で受けたり、代理人が参拝して受けたりということは、本来の姿ではないのでしょう。

ちなみに、デートの一環で訪れたカップルは、どのような服装で参拝すればよろしいでしょうか?

辻さん

当社では、参拝時の服装規定などもありませんから、あまりお気になさらないで大丈夫ですよ。

編集部

御祭神の御前に立って、失礼に当たらない服装だと思えるならば、大丈夫ということですね。神社参拝に不慣れなカップルでも、あまり緊張しなくてもすむでしょう。

ただ、昇殿参拝(ご神職によるお祓い・ご祈祷などを受ける)を希望する場合は、短パンやサンダル履き、ジーンズ、Tシャツ、タンクトップなどは避けた方がよいと感じました。

宝物殿は入館無料。アジサイ開花中は一層インスタ映えする境内に

「藤森神社」参集殿(宝物殿)の外観
▲参集殿(藤森神社宝物殿)の外観

編集部

カップルがデートの一環で「藤森神社」に参拝した際、見どころやおすすめの行事などがありましたら、ぜひ教えてください。

辻さん

境内には「藤森神社宝物殿」があり、国内外の馬の置物を展示する馬の博物館を始め、国の重要文化財である甲冑や太刀「鶴丸」の写し刀などをご覧いただけますよ(入館無料)。

「藤森神社宝物殿」の内観
▲「藤森神社宝物殿」内部の様子。入館無料なのに、見応えたっぷり!

年間の行事では、毎年5月5日に斎行している「藤森祭」にご注目いただくとよろしいでしょう。菖蒲の節句発祥の祭りとも言われる歴史あるお祭りで、神輿や武者行列、鼓笛隊などが氏子地域を巡行します。

境内では、勇壮で迫力満点の「駈馬(かけうま)神事」が大いに人気です。

「藤森神社」の境内で「藤森祭」に奉納される「駈馬神事」
▲毎年5月5日の「藤森祭」に、境内で奉納される勇壮な「駈馬神事」

また、春の桜から梅雨の紫陽花まで、季節のさまざまな花を境内で楽しんでいただくこともできますよ。

▲境内で開花する八重桜(4月)

▲境内で開花する藤(4月)

編集部

藤森神社宝物殿は、無料で入館できて、歴史的価値がある武具や武器を間近で見学できるのですよね。デートの一環で参拝したカップルも、歴史に興味があるならば、相当興味深い展示だと思いました。

GoogleやSNS上の口コミ・感想をチェックしましたら、紫陽花苑の開花を楽しみに、毎年参拝をされている皆さんも多いようでした。

辻さん

当社は別名「紫陽花宮(あじさいのみや)」とも言われていて、毎年6月には境内の「紫陽花苑」を開園してきました。カップルで、約3,500株の色とりどりのアジサイの花をお楽しみいただくとよいと思います。

「藤森神社」境内の「紫陽花苑」の様子
▲境内の「紫陽花苑」の様子。6月にはフォトジェニックな光景が展開する

紫陽花苑にて、ハート形のアジサイを見つけていただくと、「恋愛の願いが叶う」と言われているんですよ。

▲境内の「紫陽花苑」で見つかるかも知れないハート形のアジサイ

編集部

約3,500株の中からハート型のアジサイを探すのは楽しそう!ぜひ6月にデートを設定して、ハート形のアジサイを見つけてみたいです。藤森神社は、1,800年もの歴史がある古社ですが、カップルで訪れても親しみやすさを感じますね。

何よりアジサイ開花中の紫陽花苑は、デート中のカップルの撮影スポットとしても、ぴったりなのでしょう。いかにもインスタ映えしそうですね。

辻さん

確かに、アジサイの花を背景に撮影されている参拝者の方は多くて、結婚式の前撮りなどの問い合わせも入りますよ。

▲例年6月ごろのアジサイ開花の季節には、境内は一層フォトジェニックな景観に!

編集部

よく分かります。京都の古社の境内で花開くアジサイは、得も言われぬ風情があって、想像しても絵になる光景ですよね。

ところで、カップルがデートの一環で藤森神社に参拝した際に、おすすめの授与品などはありますか?人気の御守などがありましたら、ぜひ教えてください。

辻さん

馬の置物型のおみくじや、「金の馬」という小さな馬型の御守などが人気ですね。ほかにも、御守の前ポケットに馬が入っている「福馬守」なども、受けられる方が多くなっています。

「藤森神社」で授与している「馬の置物型のおみくじ」
▲人気の「馬の置物型のおみくじ」。机上のマスコットとしても可愛い!

「藤森神社」で授与している小さな馬型の御守「金の馬」
▲人気の授与品である小さな馬型の御守「金の馬」

「藤森神社」で授与している「福馬守」
▲袋守の前ポケットに可愛い馬のマスコットが入っている「福馬守(3色)」

編集部

先ほど御守授与所に立ち寄った折に、空色の福馬守(初穂料1,000円)を受けてきました。袋守の前ポケットに小さな馬のマスコットが入っていて、とても可愛らしいですよね。カップルで色違いを受けるのもいいと思いました。

「藤森神社」の口コミ・感想をチェック!

「藤森神社」拝殿の正面外観(遠景)
▲拝殿の正面外観(遠景)

編集部

「藤森神社」に参拝した皆さんから、辻さんがしばしばお耳にされる声や、気づかれる点などありましたら、ぜひお聞かせください。

辻さん

「雰囲気のよい境内ですね!」「想像していたよりも大きな神社でした!」と仰っていただくことが多いですね。

また、勝運の神、馬の守り神としての信仰から、競馬関係者の皆さんにご参拝いただくほか、最近では刀剣ゆかりの地として、お参りしてくださる方々も増えております。

編集部

確かに、私も今回初めて伺って、同じ感想を抱きました。藤森神社には騎馬武者が参詣している絵柄が頭に浮かびますね。

とりわけ新しい事業や仕事にチャレンジしようとしているカップルには、藤森神社に参拝して心を清め、勝運をいただいて欲しいと思いました。

「紫陽花苑が美しい」「境内の雰囲気がよい」との声も多数

編集部でも独自に、「藤森神社」に参拝した皆さんがGoogleやSNS上に残した口コミ・感想をチェックしています。おもなものを要約して紹介しましょう。

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駅から近くて、広い境内ではリラックスできます。
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藤森神社宝物殿は入館無料でありがたい!見応えあり。
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アジサイの花がとても綺麗で、雰囲気のいい神社でした。
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素敵な紫陽花の御朱印を受けられて感動!

全般的に評判のよい神社です。特に境内の雰囲気と、紫陽花苑の美しさに感心している方が多い印象でした。デートの一環でカップルが参拝しても、心地よいひと時を過ごせるのではないでしょうか。

「藤森神社」からカップルへのメッセージ

「藤森神社」の境内社・八幡宮社
▲境内社の八幡宮社

編集部

最後になりますが、これからデートの一環で「藤森神社」に参拝することを検討しているカップルに向けて、メッセージをお願いします。

辻さん

御神域の自然に触れて、お二人で心安らぐ穏やかな時間を楽しんでいただければと思います。

編集部

こちらの境内に足を踏み入れると、確かに空気感が街中とは変わりましたね。心穏やかな状態であれば、御神域にお邪魔しているのだな、という感覚が自然に湧いてくると思います。

辻さん、本日はお忙しい合間にお話しを聞かせていただき、大変ありがとうございました。

「藤森神社」の基本情報

住所 〒612-0864
京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
電話番号 075-641-1045
※問合せ受付時間は、9:00~17:00
アクセス 【公共交通機関】
・京阪「墨染駅」から徒歩約7分
・JR「藤森駅」から徒歩約5分
・京都市バス「藤森神社前」バス停下車すぐ

【車】
・名神「京都南IC」利用
・京滋バイパス「宇治西IC」利用
※いずれも国道24号線経由で本町通へ
駐車場 あり
※有料(60分200円)
社務所の対応時間 9:00~17:00
※昇殿参拝(ご神職によるお祓い・ご祈祷)の受付時間は、9:00~16:00
飲食施設 なし
公式サイト http://www.fujinomorijinjya.or.jp/
公式SNS Twitter

※最新の情報は公式サイト等でご確認をお願いいたします。

「藤森神社」周辺のおすすめデートスポット

「藤森神社」が鎮座している京都市伏見区には、長い歴史と豊かな和の文化を体感できるデートスポットが豊富にあります。ここからは、参拝の前後に立ち寄れるおすすめのスポットを紹介しましょう。

藤森神社と合わせて訪れれば、二人でより一層満足度の高い一日を過ごせると思いますよ。

おすすめのデートスポット

近代日本の礎を築いた天皇陛下のお墓「明治天皇 伏見桃山陵」

「明治天皇 伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ)」は、近代日本の礎(いしずえ)を築き、明治45(1912)年に崩御した明治天皇の御陵(みささぎ・お墓)。日本人なら一度は参拝したいですね。

伏見区桃山町の丘の上にあって、大階段と静寂に包まれた空間が印象的です。京都の街の素晴らしい景色を楽しめる高台でもあり、御陵に参拝した後は、カップルでしばしの休憩もいいでしょう。

大階段は合計230段で、踊り場が9ヵ所ほど設けられています。日常経験できない大階段を登りきれば、感動もひとしおです。二人で休み休み登っていくと、徐々に厳かな空気に包まれていくのを感じます。

公式URL:宮内庁・天皇陵「明治天皇 伏見桃山陵」

京都・伏見の日本酒造りの歴史に触れられる「月桂冠大倉記念館」

「月桂冠大倉記念館」は、全国的に名高い酒処である京都・伏見の日本酒醸造の歴史を学べる博物館。 入館料は、1人600円(20歳以上)で利き酒体験とお土産付き、コスパに優れるスポットですね。

日本酒造りの工程を説明するDVDを観てから、月桂冠の歴史や、昔の酒造りに使われた道具類などの展示品を見学します。携帯端末で楽しめる「館内ガイド」も用意され、デート利用向きの博物館ですよ。

ミュージアムショップでは、月桂冠で醸造される日本酒の数々を購入可能で、月桂冠大倉記念館でしか扱われていないアイテムも入手できます。ぜひ体調を整えて、公共交通機関で訪れてくださいね。

公式URL:月桂冠大倉記念館

老舗和菓子屋さんでヘルシーランチをいただける「菓寮 伊藤軒」

「菓寮 伊藤軒」は、京都・伏見にある老舗和菓子屋さん。お店が大きくて、初めての方はびっくりするでしょう。立派な建物の中には、物販コーナーやお菓子作り体験工房のほか、カフェも入っています。

カフェでは、野菜ソムリエおすすめのランチのほか、お餅やわらび餅、季節の果物を使ったスイーツなどを堪能できるんです。大きな窓からは景色も楽しめて、ランチデートにもぴったりだと思いますよ。

ランチメニューは野菜料理のみですが、ボリューム感はたっぷり。男性でもお腹いっぱいになるでしょう。人気店で行列ができることもありますから、早めに現地に行かれることをおすすめします。

公式URL:菓寮 伊藤軒

その他の周辺デートスポット

  • 御香宮(ごこうのみや)神社(1,100年以上の歴史を誇る古社。国指定重要文化財の本殿や、名水百選に認定された「御香水」で有名)
  • 中国料理 水仙閣(ファンの多い街の老舗中華料理店。味がよく、メニュー数も豊富。コスパにも優れ、アットホームな昭和の雰囲気)

まとめ:京都・伏見で長い歴史と豊かな文化に浸る一日

「藤森神社」の境内社・大将軍社
▲境内社の大将軍社

今回メインで紹介した「藤森神社」では、街中とは思えない広く静かな境内で、非日常の凛とした空気を感じ取れたと思います。新しい一歩を踏み出す勇気をもらえた方もいるでしょう。

知り合って間もない二人ならば、お互いの気持ちが高まるきっかけになる場所かも知れません。結婚が見えてきたカップルなら、しっとりとした大人デートになって、より一層絆が深まることと思います。

京都・伏見は、長い歴史と豊かな和の文化にあふれた土地。この記事が京都でのデートを計画しているカップルの参考になれば幸いです。

なお、他にも京都の寺社仏閣をめぐるデートお考えの方は、以下の記事もご確認ください!