出会い系の現役サクラに聞く「サクラの見極め方」マッチングアプリの裏事情とは?

出会い系アプリのサクラとの座談会
インタビュアー:
こんにちは、マッチングアプリでサクラがいるのかどうかを調査している者です。今日は出会い系アプリで現役のサクラをしているというチェリ男さんに来てもらいました。
チェリ男:
こんにちは、チェリ男です(笑)
インタビュアー:
あと今、出会い系アプリではなくてマッチングアプリをメインに使っているダニエルさん。
ダニエル:
はい、お願いします。
インタビュアー:
いろいろと質問等含めてお聞きしていきます。よろしくお願いします。
ダニエル:
よろしくお願いします。
チェリ男:
よろしくお願いします!!

バンド関係者の紹介でサクラになった

バンド関係者の紹介でサクラになったチェリ男
インタビュアー:
チェリ男さんに質問です。今サクラのアルバイトですよね。どこでそのアルバイトを知ったんですか。
チェリ男:
知人の紹介です。自分の場合はバンドの関係者が多いので、その中の。バンドをやっている人はやっぱりお金がすごく掛かるので、一時期サクラをやるっていうのがあるみたいです。

昔からやっている人が多かったらしいですね。今結構有名な人でも経験していた人が多いみたいで。
インタビュアー:
例えば、GLAYとか?
チェリ男:
GLAYは多分やってないですね(笑)。
ダニエル:
たぶんめっちゃ前です(笑)。
チェリ男:
GLAYレベルだと、もう多分ポンと売れてたんでやってないかもしれないですけど、やっぱり売れてない時代を。
インタビュアー:
RADWIMPSとか?
チェリ男:
RADWIMPSは多分やってないですね。むしろ、俺RADWIMPSめちゃくちゃ好きなんで、やってたらちょっとショックです(笑)。
インタビュアー:
でも、そういう人もいて。
チェリ男:
バンドをやってると、繋がりがまだ残ってるんです。それがキッカケで紹介っていう形ですね。
インタビュアー:
面白いですね。
ダニエル:
なるほど。
インタビュアー:
そういうキッカケでサクラのアルバイトをして。もうどのくらいの期間、やってるんですか?
チェリ男:
やっている期間は1年半、2年くらいになると思いますね。
インタビュアー:
お金も、時給とかも悪くない?
チェリ男:
自分の場合は時給1,000円からのスタートでした。あとは歩合ではないんですけど能力次第っていうことで、始めて2カ月くらいで1,100円になりまして。その後もずっと1,100円でやっています。

サクラの給料と勤務形態のヒミツ

出会い系アプリのサクラの給料と勤務形態のヒミツ
インタビュアー:
その能力っていうのかな。例えばダニエルがお客さんだとして、男女で出会って、チェリ男さんが男性のユーザーに対して女性の振りをする。

それの有料課金とかポイントとか、そういったものの率が高ければその分時給が上がる、そんなイメージで良いですか。
チェリ男:
そうですね。自分が勤めてた会社だとちょっと形式が違うんですけど。それの場合だとちょっと歩合に近いのかなっていう印象があります。

というよりはもう純粋にメールを打つっていう意味で、タイピングのスピードだったり、時間に対して何通返せるかとか、最初はスキルを見られます。
インタビュアー:
本当にスキルなんだ。完全に操作スピードとかパソコンスキルが速いかどうか。
チェリ男:
それは基本として大事なところではあると思います。その職場には最初全然タイピングが出来ない人もいました。人差し指だけで打つみたいな人もいる。でも、徐々に慣れてくると普通に打てるようになってくるという事で。
インタビュアー:
そうすると時給が100円くらい上がる?
チェリ男:
100円上がることはあまりないですね。
インタビュアー:
じゃ、50円?
チェリ男:
50円刻みくらいっていうのは、何となく出来るかなですね。
インタビュアー:
チェリ男さんは優秀なサクラですね。
一同:
(笑)
チェリ男:
そうですね。基本が優秀っていう(笑)。あとはタイピングのスピードと同時に、同じ男性とどれくらい長く会話を続けられるかがやはり重要になってきて。
インタビュアー:
なるほどね。引っ張れるか。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
ちょっとキャバクラチックな。
チェリ男:
そうですね。それに近いですね。夜の仕事みたいな感覚で。
インタビュアー:
ある意味、夜の仕事だしね。
チェリ男:
そうですね。ある意味でそう(笑)。
インタビュアー:
夜が一番ピーク、9時くらいからね。
ダニエル:
確かに確かに。
チェリ男:
そうですね。9時とか8時くらいかな。
ダニエル:
勤務時間は限られてる?
インタビュアー:
シフト?
チェリ男:
自分はシフトでしたね。会社自体は24時間営業で稼働してました。
インタビュアー:
シフトで3交代とか?
チェリ男:
そうですね。その人の生活で大体この時間からこの時間って決まってはいるんですけど。自分の場合は稼ぎたかったので、日によっては夜勤を入れたりとか、その辺は自由でしたね。基本は11時~23時で働いてました。
ダニエル:
11時~23時・・・
チェリ男:
日によっては夜5時から朝5時までやるとか。やはり夜勤になるとその分アップとかはあったので。
インタビュアー:
25%アップ。1,300円くらいになる。
チェリ男:
その方が稼ぎはデカかったですね。
ダニエル:
なるほど。
インタビュアー:
なるほど。サクラ頭良いっすね。
一同:
(笑)
チェリ男:
頭良い人の方が稼いでいたかもしれないですね。
インタビュアー:
ねぇ。どうみてもね。
チェリ男:
やっぱり会話がメインで、サービス業みたいだったので。
インタビュアー:
そうすると、例えばサクラのマニュアルみたいなものってあんまりないの?
チェリ男:
マニュアルはなかったですね。
インタビュアー:
じゃ、オリジナルというか、自分で考えて相手によって対応を変えていくと。
チェリ男:
はい。
ダニエル:
すごい・・・。
チェリ男:
マニュアルというか、これはダメみたいなのはありました。
インタビュアー:
NG?
チェリ男:
うちの場合は連絡先を載せたりとか、適当に作ったアドレスを載せるとか、そういうのはNGでした。

例えば、作ったものが実在してしまった、それを使っている人から被害が出て警察に、ってなるとやはり上がストップしてしまうので。

そういったリスクは取らないように、あくまで会話だけでっていう最低条件がありました。

サクラの会社が儲ける仕組み

出会い系アプリのサクラの会社が儲ける仕組み
インタビュアー:
ちょっと確認なのが、そもそもサクラの会社っていうのは何で儲けてるのかな。例えば、その中でやり取りしていっても最終的にどこかに流すとか、別の出会い系に流すとか。

言い方はアレだけど、手口みたいなのがちょっと分からないんですけど、それを教えてもらっても良いですか?
チェリ男:
サクラの手口と言いますか、それも会社によって色んなスタイルがあるというのを聞いたことがあります。

自分の場合は、所属している会社が持っているアプリで女の人の役をやるって形なので、もう純粋に、そのアプリで会話が続けば続くほどユーザーはポイントを使う。

そのポイントが減ればそこから課金してもらうので利益が出る、というのが主でしたね。
インタビュアー:
自社商品みたいな。
チェリ男:
そうですね。自社商品で、複数のアプリを持って。
インタビュアー:
滞在時間が多ければ、当然メールのやり取りが起きると思うけど。あれはメールを閲覧したりメールを送ったりするので、基本はポイントを消費する感じ?
チェリ男:
そうですね。基本的には1返信で何ポイントっていう形です。メッセージの画像を見たりするポイント数は、持っていたアプリによって違いました。ベーシックで一番稼げていたアプリは、画像見るのにはポイントは使わなかったです。純粋に1通送れば、って感じでしたね。
インタビュアー:
実際に使う人って、どのくらい使ってたんですか?
チェリ男:
ユーザー数ってことですよね?
インタビュアー:
いや、ユーザー1人当たりの金額。
チェリ男:
自分がサクラをやるってなって、色々なアプリを調べて実際に取ってみてやったりしたんです。ポイント式の出会い系などは、何ポイント多く買うとその分安くお得に、みたいなのもあります。

うちの場合はその1ポイントの割合が結構高くて、ヘビーユーザーになると1回に10万とか使う人も多かったですね。
インタビュアー:
1回っていうのは、1日のこと?
チェリ男:
1日というか、所持ポイントが。こちらは相手のポイントが見れたんですよ。
インタビュアー:
こいつ10万ポイント持ってる、みたいな。
チェリ男:
簡単に言えばそうです。逆に言えば、この人あと40ポイントしかないとか。100ポイントしかない中で1通で20ポイント消化するとしたら、その状態で待ち合わせの約束をすれば5通では無理じゃないですか。
ダニエル:
なるほど(笑)
チェリ男:
5通では無理だから、っていって課金するんです。その時にいかに話を引っぱるか。待ち合わせとなると色々な事を決めなきゃいけないって事で、向こうも急いでいたり、「あっ、この子会える」って思うと一気に大きい金額で課金する。

例えば100円で1ポイントと安く買えるとしても、1000円で10ポイント買える方が、といって多くなったり。それで1日で最高で1回に10万とか買う人もいました。
インタビュアー:
完全に心理を読んだり、状態と心理を読んで、やり取りを変えるようにやったりとか。
チェリ男:
そうですね。だからマニュアルはなかったです。

出会い系のサクラの手口

出会い系のサクラの手口について語る現役サクラのチェリ男
インタビュアー:
10万ポイントとか一気に使う人がいて、10万ポイントの人とかは持ってるからコンスタントに毎日やり取りをするというプランを組んだり。言ってみれば、なかなか10万って消費しないじゃないですか。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
そうするとその場合、どうやってプランを組むんですか?10万くらいポイント持ってる人っていうのは。
チェリ男:
高額ポイントを持ってるユーザーに関して言えば、減らすのは難しいんですが、自分1人で女の子を複数キャラクター演じるんですよ。

上のリーダーが女の子を作って、部下たちに役割を配布するんです。新しい女の子から連絡が来ると、また一からいろんなやり取りをするじゃないですか。

最初にした女の子だともうこれ以上ないっていう話題、「年齢は?」とか「どこに住んでるんですか?」って会話をまた違う女の子で一から始められるので、消化しやすくなるんですね。
インタビュアー:
なるほど。複数のシーンでね。
チェリ男:
はい。そうなんです。
インタビュアー:
で、また下らないけど当たり前の「趣味は?」とか「休みは何してる?」とか、わーってやることで1000、2000とポイントを減らしていくと。

悪いなー(笑)。
ダニエル:
悪いですね(笑)。
チェリ男:
アプリの女性側ではポイントが見れるって言ったように、会社内で共有が出来るんですよ。この人のメモみたいなのがあって、完全にフリーなメモスペースなので、この人は何歳で何処に住んでるとか書けます。

趣味は何だとか、こういう話に食いつくとか、こういう言い方したらキレるとか、返信来なくなるとかも情報が既にあります。女の子で初めて会ったのに、「あれ、こいつ俺のこと分かってる」とか、「女の子なのにこの趣味分かるんだ」「話が分かるんだ」っていってまた話が盛り上がると。
ダニエル:
なるほど。
インタビュアー:
ある意味サービス業だよね。
チェリ男:
そうですね。相手の事情に対応して。
インタビュアー:
ちょっと盛り上がってるけど、それ全部実は知ってるみたいなね。へぇー、面白い。
ダニエル:
刺さるポイントが分かってる。
チェリ男:
そうですね。

意外に手堅い経営方針

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例えば、マッチングアプリで言うサクラとか業者は別の会社のアプリを悪用して、LINEなどを聞き出し、自分のサイトに登録させるという手段じゃないですか?チェリ男さんの会社はそういうことはしていない?
チェリ男:
そうですね。昔は外部から引っ張ってきていたりしていたらしいですが、今はLINE交換はNGのアプリとしてやっています。

何でNGだったかというと、指導されやすい対象とされてしまう
ので。高額な利益を求めるより、しっかり捕まらず止められず回すのをメインにしてた会社のようです。
インタビュアー:
公務員的に手堅く。
ダニエル:
公務員(笑)。
インタビュアー:
安定した収益を上げるため、意外としっかりとした。
チェリ男:
冒険はそこまでさせず、みたいな。
インタビュアー:
やってることは冒険なんだけど(笑)。
ダニエル:
基本的には冒険のはずなのに(笑)。
チェリ男:
そうなんです。
インタビュアー:
結構手堅く。
チェリ男:
手堅くしっかりポイント消化させる。これも消化させるポイントの1つだったんですけど、LINEだと交換の手口として、QRコードを送ってくれっていう話が結構出るんです。卑猥な画像とかも送られたりとか、求めてないのに送ってこられることもあったんで、管理職になってくると不適切な画像はダメって形で画像を消せるんですよ。

でも画像を送るのもポイントなので、あくまで「LINE交換しようよ」ってこっちから振っておきながら、「じゃ、QR送るね」、QR送ってみたら実際消えてます、「見えないよ、どうすれば良い?」、「もう1回送ってみて」って言うとそれだけで絶対に100~200くらい削ってるっていう、悪循環を狙ってやってました。
インタビュアー:
(笑)
チェリ男:
「LINE交換出来ないからどうすれば良い?」って言って、「実際に会って交換しようよ」みたいな。「私、機械が分からないから」って言って待ち合わせに持っていくと。
インタビュアー:
なるほど。そのやり取りのぐだで結構な。
チェリ男:
ぐだで結構消化できましたね。
インタビュアー:
ちなみに、そのポイントっていうのは1ポイントいくらぐらいなんですか?高額買うとディスカウントされるってのは置いておいて、大体の換算で良いんですけど。1ポイント10円とか?
チェリ男:
1ポイントいくらっていうよりは、1通送るのにポイントで計算をすると約20円相当になりましたね、確か。
インタビュアー:
5通やると100円と。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
可愛い。
ダニエル:
そう考えると、可愛いです。
チェリ男:
うちはポイントと金額の割合が結構えぐいって言われてる方です。20円だとこの業界では高い方っていう。1通大体10円から15円くらいが相場っていうのは聞いたことがあります。

ずばり、サクラに狙われやすい人はこんなタイプ

サクラに狙われやすい人はこんなタイプ
インタビュアー:
ちなみに、男性ユーザーがターゲットなんですか?それとも、女性ユーザーをターゲットにしている感じもあります?
チェリ男:
基本は男性ユーザーをターゲットにしています。
インタビュアー:
一応女性は狙わない。
チェリ男:
女性を狙うのも昔はやっていたそうなんですけども、女性相手にするとヒステリックを起こしてそれこそ警察沙汰になりやすいっていう。

金銭的にトラブルに発生しやすいって事で、対象から外したらしいです。その昔、一斉摘発でこの業界が干されたとき以降はあまり対象にはならなくなったと聞いたことがあります。
インタビュアー:
そこもやっぱり手堅くやる。
チェリ男:
そうですね、手堅く。
ダニエル:
公務員(笑)。
インタビュアー:
就職率良さそうですね。
チェリ男:
そうですね、そうなってきます(笑)。
インタビュアー:
上場するんじゃないの?
一同:
(笑)
インタビュアー:
ちなみに、サクラに騙されやすい人の傾向って、例えば職業とか年齢とか性格面とか、何かありますか?
チェリ男:
自分達の中でもやってて統計みたいなのがありました。職業でいったら看護系と運送業はすごく多かったです。
ダニエル:
なるほど。
インタビュアー:
看護。介護士とか。
チェリ男:
そうです。介護看護。
インタビュアー:
医療系で。
チェリ男:
医療系で。やっぱり仕事の時間帯が不安定とか、仕事はすごく忙しくて稼ぎはあるのに出会いが無いとか、お金の使い道が無いって人は。
インタビュアー:
それ、マッチングアプリも一緒だよね。
ダニエル:
そうですね。看護師、多い。
チェリ男:
多いんですか。
インタビュアー:
なんか共有されてるみたいな感じに。
チェリ男:
やっぱり、ユーザーとしては同じ層を持ってる気がしました。
ダニエル:
(笑)
チェリ男:
年代だと、大体30代、40代が一番消化は多かった気がします。
インタビュアー:
ある程度お金があるけど、時間をどう使うかとか、出会いが無いとか。
チェリ男:
そうですね。主に出会いが無い人。あとはターゲットとしては若い層でも無趣味だっていう人がすごく多かった気がします。話していても「いや、別に休みはだらだら過ごしてるよ」みたいな。
インタビュアー:
そういう人のお金が、今のバンドマンのギターとかに変わっていくと。
一同:
(笑)
チェリ男:
機材に変わっていくと(笑)。
インタビュアー:
そこで支えられてる(笑)。
チェリ男:
ありがとうございます(笑)。
インタビュアー:
この人のためにこのくらい使ってるんじゃないかみたいな、過去最高額とか分かりますか?
チェリ男:
一応、ユーザーが過去に何回課金して、その回で何回使ったかとか全部見れるようになってます。この人ヘビーだからって、いろんなキャラをこっちから飛ばしたりするんですね。

女性側から「ちょっと気になっちゃったんで、メールしてみました」っていうのを画像付きで送ったりとか。そういう純粋系なメッセも送りますし、「ちょっと今、ムラムラしてるんだけど」みたいな感じで、卑猥な方向で引っ張って送るっていうのもやったりしてます。
インタビュアー:
そういう感じで累計どのくらい使うとかって、金額でいったら?
チェリ男:
累計、いくらだっけな・・・。1千万とかはいた気がしますね。
ダニエル:
(笑)
チェリ男:
使い道を間違ってるな、って思ったユーザーは結構いますね。
ダニエル:
マジ車が買える、超良い車買える(笑)。
インタビュアー:
頑張ってマンション買えよみたいな。
チェリ男:
そうですね。だったら、その辺の風俗行った方が絶対得だぞ、みたいな人は結構いますね。
ダニエル:
それ、年齢とかもあるんですか?
チェリ男:
そうですね。30代、40代が高額の消化は多かったです。でも若い子でも、20代の人でも100万くらいはいってる人は普通にいましたね。やっぱり趣味がなければそれだけ回せたのかなって。
インタビュアー:
趣味はポイント消化とボランティア。バンドマンへの間接ボランティア。
一同:
(笑)
インタビュアー:
なるほどね。すごいな、1千万とかいるんだ。
チェリ男:
いましたね。

サクラをしていて印象的だったエピソード

出会い系の現役サクラが語るサクラをしていて印象的だったエピソード
インタビュアー:
あと、サクラの仕事をしていて印象的なエピソードとかないかな?
チェリ男:
印象的なエピソード・・・。
インタビュアー:
さっきの、女性客でキレたとかあるかもしれないですけど。男性で会ったらこういうこと言ってきたとか、大事になったとか。
チェリ男:
大事っていうより、本当に気持ち悪いなって思った人がすごく多かったです、その中でも何を送ってもオシッコ見してって言ってくるユーザーがいました。何を送ってもそれしか言われないんで。こっちはポイント消化してくれるから良いんですけど。
インタビュアー:
いろいろ送ってくと興奮してくるんだ。
チェリ男:
オシッコ見してと(笑)。
インタビュアー:
オシッコ見たい(笑)。
ダニエル:
あ、こいつオシッコだ(笑)。
インタビュアー:
それ印象的だな(笑)。
チェリ男:
というのと、娘さんを紹介してくれっていう。いろいろなキャラをこっちは演じている訳で、その人に当たることは多かったんですけど。

大体こっちが40代から50代の人妻のキャラで送ったりすると「あなたと連絡取るのは大丈夫なんで、娘さんを紹介してください」と。小っちゃい子が好きだって言って。その子供の身長とかカップとか全部聞いてくる。何を言っても。
インタビュアー:
その人にはいろんな体で40代50代のユーザーキャラを設定して、必ず娘がいる前提で当たりにいくと。
チェリ男:
そうですね。この人に単発で送るっていうよりは、登録している人達にまとめて送れる機能みたいなのがあって。
インタビュアー:
一斉送信?
チェリ男:
一斉送信で。その中で人妻とか、この人多分娘いるぞみたいな人に対してはそのユーザーが食いついてきて、毎回毎回「いつになったら娘と会わせてくれるの」「娘さんの写真は」とか、娘しか言わない人がいましたね。
ダニエル:
完全に病気ですね(笑)。
チェリ男:
完全に病気です。

女の子になりきる

出会い系のサクラは女の子になりきる
インタビュアー:
あと、サクラをやっていて女性の振りをするのは結構大変なんじゃないかって思うんですけど、これって慣れの問題ですか?
チェリ男:
そうですね。女性の振りっていうより、元からのその人のコミュニケーション能力かなって。初めて繋がる男性ユーザーに、いかに楽しく会話を続けたいって思ってもらえるか。うちの場合は、さっき言ったように上のリーダーみたいな人が文章の元のキャラクター自体を作るんですよ。

この女の子は絵文字が多いキャラとか、語尾を小文字にできるのは小文字にするとか。文章自体は最初に送ったものでテンプレみたいに何となく察する事が出来るので、そこからどうやって自分の中で消化してその女の子になりきるか。その振りをするのが大変っていう事は意外にあんまりなかったですね。
インタビュアー:
もう、なりきるっていう。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
チェリ男さんがいた会社ではどのくらいの人間がサクラをやっていたんですか?
チェリ男:
うちの会社は、自分が入った頃には30人くらいだったと思います。全盛期の時は100人くらいいたって聞きました。
インタビュアー:
それって一般の女性のユーザーもいる?それとも全部サクラで回してる?
チェリ男:
一応、一般ユーザーもいるっていうのは聞いてます。ただ、自分達は関わることがなかったので、いるっていう事だけしか聞いてないです。
インタビュアー:
ほぼ、サクラに当たるわけだ。
チェリ男:
ほぼ、そうですね。
インタビュアー:
例えば、ユーザーにサクラとばれないテクニックとか。サクラってどんどん特徴が出ちゃうんじゃないかって思うんですよね。そういうのはむしろ諦める?
チェリ男:
そうですね。開き直るっていう事も多分ありますね。ユーザーが多かったので、ばれたらばれたで次行こうみたいな。
インタビュアー:
もう割り切る。
チェリ男:
割り切る事の方が多かったです。
インタビュアー:
そうなんだ。
チェリ男:
あと、ばれないためのっていうよりは続けるために、ばれそうになった時も女性側なのでちょっとヒステリック起こした感じで。
インタビュアー:
あぁー、「何何!」みたいな。
チェリ男:
「何よ!」みたいな感じにして、ポイント最後に搾り取る(笑)。
一同:
(笑)
チェリ男:
ばれるんだったらいっそ搾り取ってやろうぜ、みたいなところはありましたね。

もう女の子側が短文でも長文でもバーッて送ると、向こうも大体「あっ、ゴメンゴメン」ってなって、「そんな事ない、君はサクラじゃないよね」「それだけ僕の事考えてくれるなら、君がサクラなわけない」って言って、自己完結してまた戻ってくるって人も結構います。
インタビュアー:
なるほど(笑)。

サクラはサクラがわかる

サクラはサクラがわかる
インタビュアー:
今、サクラやってるじゃないですか。
チェリ男:
はい。
インタビュアー:
そのサクラをやってる人から見て、「あっ、これサクラだな」っていうのは分かったりします?
チェリ男:
写真がある人は。写真で何となく分かる。
インタビュアー:
分かる?
チェリ男:
これちょっとぽいかな、っていうのはありますね。
インタビュアー:
例えば特徴として。
チェリ男:
自撮りをしているっていうより、例えばフリーペーパーとか美容室のカットモデルとかそういう、ちょっと普通の素人さんが撮るにしてはちゃんとし過ぎてるんじゃないか、みたいな写真はちょっと気にはしますね。
インタビュアー:
それこそ結婚相談所とかに出すような写真で、綺麗に撮ってあるやつを載せている人は、これはおかしいと。
チェリ男:
ちょっと、「ん?」と思います。
インタビュアー:
確かにそうだけどね。
チェリ男:
あとは、実際にちょっとやり取りしないと分からないところではあるんですけど、同じ話をしてくる人とか。「あれ?この間したんだけどな」みたいなのはわりと怪しかったりします。
インタビュアー:
それは、意図的にしてきてるんじゃないかっていう?
チェリ男:
いや、やはりいろんな男性と、自分の場合はいろんな女性キャラをやってる分、メモがあってもどうしても話が重複しちゃったり、間違いもやっぱりあるんで、そういった意味でボロが出てるって人は多いですね。

例えば、女性に「何処に住んでるの?」って聞いて、次の日に聞いたら「あれ?違う場所に住んでるって言ってる」とか。あと返信が来る時間帯が限られてるのもちょっと怪しいですね。さっき言ったみたいにシフトだったりするので、もうその人は大体固定のシフトじゃないですか。11時~23時でやってるので、23時過ぎたら途端に返信が来なくなる人とか。
インタビュアー:
「お先に失礼しまーす」っていう(笑)。
ダニエル:
そんな感じ(笑)。
チェリ男:
絶対退勤したよねこの子、みたいな(笑)。夜中は返ってこないとか。固定化されてる何かがあると、ちょっと怪しかったりします。
インタビュアー:
不自然な時間だしね。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
会社に行くわけじゃなくて、会社から帰る(笑)。

マッチングアプリにサクラはいた?

マッチングアプリにサクラはいた?
インタビュアー:
大体サクラの現状ってのが分かってきたところで。マッチングアプリをやっているダニエルにちょっと聞きたいのが、サクラっていた?

ペアーズOmiaiwith、ゼクシィ、マッチドットコム、タップル誕生、色々あると思うんですけど。サクラがいた・いないってのはどんな感じだったのかな?
ダニエル:
Omiai、ペアーズでは見ましたね。ただ、Omiaiはイエローカードというシステムとかあるんで、イエローカード貰ってすぐ退会させられてたっていうのがあります。で、実際引っ掛かったのが1度だけあって。
インタビュアー:
引っ掛かったの?
ダニエル:
はい。ゼクシィ恋結びで。21歳で普通に可愛い感じなんですけど、自撮りとかじゃなくて、まさに言われてたみたいに。
インタビュアー:
カットモデルみたいな?
ダニエル:
カットモデルまではいかないですけど、写真がめちゃくちゃ自然でした。本当にちょっと可愛い子が誰かに撮ってもらった感じの写真で。向こうからいいね来てマッチングするじゃないですか。で、その子は全然分からなくて。

ただ、不自然な時間帯に返信が来てたなと。僕が最初に「はじめまして」みたいな感じで送ったら、夜から昼の3時くらいまでずっと返信が来なくて。今考えると、それは出勤時間だったのかなって思います。で、2通目くらいでもうすぐにLINE交換しませんかって言われて、なんかこれおかしいなと思って。
インタビュアー:
LINEに誘導される。
ダニエル:
そうですね。LINEのIDがあったので、そのLINEのIDをLINEで検索すると普通に自然なアイコンが出てきて、本当に普通の子っぽくて。ただ、あまりにもLINEに誘導してくるのが早過ぎたんで、検索したら。
インタビュアー:
サクラだった?
ダニエル:
サクラのなんか、この。
インタビュアー:
引っ掛かったやつが分かる。
ダニエル:
引っ掛かったやつが他にもいて、出てきた感じです。でもその1回だけでしたね。ちなみに、その子も次の日には退会してました。
インタビュアー:
マッチングアプリで、今サクラなんて厳しいよね。
ダニエル:
そうですね。すぐにLINEに誘導した時点で多分みんな通報するんで。
インタビュアー:
なんかね、分かるんですよ。誰かが通報するとプロフィールのところにイエローカードが貼られて目立ってしょうがない。皆それでいくと警戒しちゃう。そういうシステムが充実して、結構監視も激しい。1通目2通目でメアドとか送ると、そもそも送れなかったりチェックが入ったり、そういうのはあるんじゃないかな。
インタビュアー:
これ見るとね、Tinderとかユーブライドとか、サクラいっぱいいそうな。Tinderちょっと違うのかな、むしろ。ユーブライドとか、ちょっとこれ言っていいのか分からないけど(笑)。

タップル誕生とかもどうなのかな。Tinderと同じような仕組みだし。Yahoo!パートナーとかもいそうだし。PCMAXとかYYCとか完全に出会い系だよね、アプリでいったら。
インタビュアー:
チェリ男さん何かやったことあります?むしろやらないか(笑)。仕事でやってるから使う予定もない。
チェリ男:
そうですね。ペアーズは1回開いてみたことはありますね。でも他のは全然。
インタビュアー:
それは男性会員で?
一同:
(笑)
チェリ男:
自分がサクラだからこそ、女性ってどういうふうに来たら自然なのかなって意味合いで。
インタビュアー:
すごい仕事熱心。リサーチして。
チェリ男:
リサーチしようっていうんで。
インタビュアー:
「ナチュラルだわ、こいつ」みたいな。まぁ、ナチュラルなんだけども。そういうのはちょっと勉強するためにも。
チェリ男:
そうですね。そういった意味では普通に男性ユーザーとして何個か登録してみて、向こうが本物であっても本物じゃなくても女性っぽいなって思えばやっぱり勉強にはなるので。女性らしさのメールのやり方とか。
インタビュアー:
それ時給上がるね(笑)。会社への貢献度が高いんじゃない、ガチで。
ダニエル:
いやー、すごいです。
チェリ男:
そうですね。上の人には気に入られていた方だと、自分では思っています。
インタビュアー:
たまにはご飯とか食べに行ったりしますか?
チェリ男:
会社の?
インタビュアー:
会社の人達と。
チェリ男:
会社は24時間で上司がバタバタしてることが多かったので、先輩とかと行くのはありましたけど。直接社員の方とは行くことはなかったです。
インタビュアー:
先輩とかと話す内容も、結構仕事の話するんですか?
チェリ男:
多かったですね。こんなユーザーがいてって言って、愚痴大会みたいになることが多かったです。
インタビュアー:
あいつねー、みたいな。
チェリ男:
もーあいつ本当にうざったいんだけど、とか。
インタビュアー:
何が子ども見せろだよ、とか。
チェリ男:
そういう一種の話題共有で。ちょっと見てくださいよ、っていうのは。
インタビュアー:
楽しそうですね(笑)。
チェリ男:
何々っていうユーザー、ID番号送るんでちょっと見ておいてくださいって。
インタビュアー:
あー、そういう盛り上がりを。
チェリ男:
そういう盛り上がりはしますね。
インタビュアー:
なるほどね(笑)。
チェリ男:
あと、地元が実際に近かったやつとか、友達の友達だったとかいう人も、「あっ、こいつあれだ」とか言ったり「えー!」みたいになったりとかあるんで。
ダニエル:
それ、すごいな。

女性とメッセージを長くやりとりするコツとは?

マッチングアプリで女性とメッセージを長くやりとりするコツとは?
インタビュアー:
あと、ダニエルからこの、引っ掛からないためにも。まぁ、1回引っ掛かってるけど。
ダニエル:
(笑)。誘導はされなかったですけど、はい。
インタビュアー:
知りたい事とかある?
ダニエル:
そうですね。逆に、チェリ男さんが男性としてペアーズとかOmiaiとかwithとか何でも良いんですけどやったとしたら、多分やり取りするのがすごい上手いんだろうなと。女性とのメッセージって結構途切れちゃうじゃないですか。盛り上がらなかったりして。
インタビュアー:
確かに、マッチングアプリってそういうサクラみたいな概念はないんだけども、むしろガチガチユーザー同士が男女でやり取りするので。

まず、マッチングが出来ないってのは一旦置いておいて、マッチングは出来るんだけどもその後のやり取りも、例えば複数とやり取りしている、特に女性で人気の人なんかは何人ともやり取りしてると、しょーもないやり取りだと途切れていく。途切れていかないようにしないと、実際に会いましょうってとこまでいかなくて。マッチングアプリは本当に会うんで。
一同:
(笑)
インタビュアー:
そこまでいかないのが悩み。だから、メッセージのやり取りのスキルが実は結構重要な部分があって、上手いんじゃないかみたいな。相手のどういうものを求めてるのか、やり取りの面白さとか、なんかそういう事ね。
ダニエル:
そうですね。やっぱり、すごい相手のことを考えてるなっていう。言い方、あれだけど(笑)。メッセージをするために努力していたわけだから、男性でマッチングアプリとかやっても、女性がもっとメールして実際会いたいって思うところまで行かせてあげるテクニックっていうか、どういうふうにやるのかなってのは気になる。やっぱり、男と女だと違うって感じですか?
チェリ男:
やっぱり男性女性違う部分は多いんですけど。サクラをやっててメリットっていったらちょっと違うのかもしれないですけど、女性ってこういう連絡が来たら嫌なんだなっていうのは段々分かってくるというか。
インタビュアー:
例えば何ですか?
チェリ男:
しつこかったり。向こうから来るので、例えば「何々ちゃん、連絡がないけどどうしたの?」とか。
インタビュアー:
あー、催促。
チェリ男:
催促とか。いきなりプライベートな根幹に迫る質問とか。
インタビュアー:
例えば家族とか、どこに住んでるのとか?
チェリ男:
そうですね。最低限のマナーがないのはやっぱりダメですね。相手の顔を直接見てのやり取りじゃないんで、でもだからこそ、そういった細かいところを気を付けてあげた方が連絡は続くのかな、っていうことを何となくサクラをやってて学びました。プライベートでの会話ややり取りとりにも、そういったところが活きてきましたね。
ダニエル:
コミュ力、上達したんですね(笑)。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
確かに、そういうのとか嫌だろうし。さっきの変態系のやつはもっての他だし。普通に催促とかされたら、何かね。確かに、忘れてたりしてたらあれだけど、朝送って夕方に「どうなの?」ってとかでも「いや、忙しいんだよ」とか、そういうペースみたいなのがあるじゃない。
チェリ男:
あとは、一気にいろいろ聞かない方が良いのかなっていう。
インタビュアー:
あー、質問を?
チェリ男:
結構男性ユーザーって、特に30代40代の人が多かったんですけど、1回の連絡で4個、5個とやたら質問をしてくる。多分ポイントの消化を抑えるっていう意味もあるんでしょうけど。そういう連絡をするのがちょっと不得意な人って、1個の連絡にすごく込めがちといいますか。あと、絵文字とか顔文字をやたら乱用する人が多かった。でも、質問が見にくかったり。
インタビュアー:
返すの面倒くさくなるしね。
チェリ男:
「これ、読むのもなー」みたいになってきちゃうんで、簡潔にやれるのがやっぱり一番。でも、短文過ぎたら向こうも興味なくなっちゃうんで。あと、「うん」とか「はい」だけのものは良くなかった印象ですね。「なにこれ、どう返したらいいの?」ってなっちゃうの結構あったんで。そういったところが、続けるテクニックの一部ではあるのかな。
インタビュアー:
メッセージコンサルが出来そうですね。
一同:
(笑)
チェリ男:
いやでも、全く同じところですごい重要だなって思いますね。
インタビュアー:
確かに、質問の羅列って嫌だよね。「どこ住んでるの?」とか「何好きなの?」とか「仕事は何やってんの?」とか。なんかもう箇条書きで返す感じで。
一同:
(笑)
インタビュアー:
都内、仕事はITとか。
ダニエル:
Q&A形式で。
インタビュアー:
そこはそこで繋がんないしね。会話のテンポとかすごく重要だしね。普通に話しててもそうだもんね。質問が出来ないのは置いておいて、シーンとなっちゃうのって、そういう感じじゃない。質問したとしたらね、「今日は何処から来たの?」「埼玉」とか。返しもしない感じ。テンポないもんだから「うん」と一緒みたいな。「お腹減ってる?」「うん」とかね(笑)。「ご飯食べに行こうよ」にならない。

サクラが会いたいと言われたら・・・?

サクラが会いたいと言われたら・・・?
インタビュアー:
他にある?
ダニエル:
そうですね。実際に会うってなったら、どうしてたんですか?
チェリ男:
実際にいない、実在しない側なので会うと言われたら困るんですけど。約束を先延ばし先延ばし、実際に待ち合わせをして、行ってる最中で体調を崩すとか、あと「女の子の日でちょっとごめんなさい」「急に動けない電車で」とかいうのは結構使ったりしてました。

それ以外だと急に「何月何日何時ここにいるから来てね、あとは連絡しないから」みたいなのだけ送ってくるような人とかもいて。普通本当の女の子でも、そんな事を言われても。
ダニエル:
会いに行かない。
チェリ男:
普通は来ないんで、そういうのはもう無視したりとか。あとは、先輩とか同僚と協力して2人で待ち合わせをしちゃうんですよ。これ上手く説明すると、今日ランドマークで待ち合わせをしよう、でもランドマークっていっても広いじゃないですか。

女の子で行くからここに来てって言われて、で、違う女の子でアピールを送るんですよ。「今、横浜にいるんだけど何してる?」って言って。そうなると、向こうは会えるかどうか最初から疑心暗鬼なんで、会いたいって言ってくれる方になびくんですよ。
ダニエル:
なるほど(笑)。
チェリ男:
そうなってくると、ランドマークの場所Aと場所Bで待ち合わせをするって言って、別の女の子でAに行ってる間に「ちょっとお手洗い行ってくる」って言ってBの返信をするんですよ。「ランドマーク来たけど何処にいるの?」みたいな。そうすると、男はどっちどっちになるじゃないですか。

あとは基本的にGoogleマップを使っていたので、全然行ったことない場所でも、例えばここにヤマダ電機があるとか、信号とか分かるじゃないですか。でも、「ごめんなさい、恐い人がいてちょっと逃げちゃったら道に迷っちゃって、路地にいるんですけど」って言って「迎えに来てくれますか?」って言うと、「何処にいるの?僕が迎えに行くから」って来る。地図を見ながら、「私も探してたんですけど」って言ってひたすら会わない。
ダニエル:
(笑)。もうグルグルして。
チェリ男:
場所には行ってるんだけど会えない、っていう状況下を作ります。行ってるって体にしちゃいます。
ダニエル:
なるほど。
チェリ男:
服装とかも特徴として「服装、どんなですか今日?」って言って、緑のパーカー着てるとか、でも「ごめんなさい、そんな人なかなか見なくて」って言って、「なんか柄とか付いていますか?」とか。
インタビュアー:
メッセージのやり取りをしながらね。
チェリ男:
やり取りを。こっちも焦っている、会いたいからって細かく質問。
ダニエル:
あー、その時も。
チェリ男:
そうです。それも全部消化になります。
インタビュアー:
で、最後に「ちょっと体調悪くなってきた」とか。
チェリ男:
そう言ったりとか、「ごめんなさい、急に職場から電話が来ちゃって」「鍵がなんか開かないみたいで、私が最後に鍵を持ってたんで」って言ったりとか。
インタビュアー:
考えるんだ。
チェリ男:
何回かやって逃げてきたテク。自分の中でのテンプレを、何個か引き出しを作っておくと逃げやすい。
ダニエル:
すごい。
チェリ男:
面倒くさかったら、もう最初から「ごめんなさい、今日体調悪くて行かないです」って言う。やっぱりこっち側も人間なんで、会いたいって言われても、やっぱり対応している間は他の人に返せなくなっちゃうんで。結構テンポ速くて。
ダニエル:
なるほど。
チェリ男:
それをその日によって、この人は面倒くさいからいいって返さないのもありますね。
ダニエル:
そこまでやってるとすごいなー。
インタビュアー:
会えないけども会えるかも、みたいな期待値を煽るゲームに参加するための権利も必要。
チェリ男:
そうですね。それを多くやっちゃうと、このアプリはサクラしかいないってなっちゃうんで、そのバランスとかも見つつ。

あとは面白半分で、自分の職場は横浜だったんで、その帰り道、大体11時に仕事が終わって、仮に電車に11時20分くらいに乗るとして、その通り道で15分くらいに待ち合わせをするんですよ。横浜駅の地下にTSUTAYAがあったんですけど、そのTSUTAYA前で11時15分に集合、TSUTAYAの中で待っててって言って。先輩とかと帰るじゃないですか。

で、実際にその特徴の人を見つけるんですよ。「あっ、いた」「あいつ、マジで来た」みたいなことを言って。でも退勤してるんで返せない。次の日とか「ごめんなさい、携帯の電池切れちゃってて」「TSUTAYAいたんですけど、いました?」って言って、「ごめんなさい」「またTSUTAYAで待ち合わせしましょう」とか。「本当にいたよ、あのユーザー」って鬱憤を晴らすじゃないですけど。若い子とか多かったですね、実際に来ちゃう人。
インタビュアー:
20代とか?
チェリ男:
大学生とかがすごく多かった。で、「そうだったんだ、昨日は待ち合わせしたけどあれで帰れなくなったから、漫喫で泊まったんだ、ハハハ」って言われて、「そうだったんですね、フフフ」って言って終わったり。
一同:
(笑)
チェリ男:
そんな事を言われても知らないし、みたいな感じで。そういう時もありますね。
ダニエル:
そっか、会う約束はして実際にアポまでやるんですね。
チェリ男:
そうですね。
インタビュアー:
で、時間になったら帰ると(笑)。
ダニエル:
すごい・・・。
インタビュアー:
なんかもう、いろいろと知らない事がいっぱいあって。
ダニエル:
そうですね。勉強になりましたね。

マッチングアプリやってほしい

現役のサクラにもマッチングアプリやってほしい
インタビュアー:
なるほどね。マッチングアプリ、ちょっとやってもらいたいなってのあるけどね(笑)。本当にもうサクラいないんですよ。
チェリ男:
聞きますね。
インタビュアー:
システマチックになっているっていう部分と、あとやっぱりちょっと入っても意味ないなっていう感じが。その専用のアプリに属しているというのはいるんだろうけども。いわゆるメジャー所のものとか。

マイナーなやつとかは入ってるかもしれないけどね。最近出来たばっかりのやつとか。ポイボーイとかクロスミーとか、あれ出来たばっかり。マッチブックとかもやっぱりあるのか。
ダニエル:
そうですね。
チェリ男:
聞きますね。
インタビュアー:
あと質問とかいい?
ダニエル:
はい、もう大丈夫です。
インタビュアー:
また機会があればよろしくお願いします。
チェリ男:
自分で良ければ、よろしくお願いします。
インタビュアー:
ありがとうございました。
ダニエル:
ありがとうございました。
チェリ男:
ありがとうございました!!